スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

( ><)わかんないんですが謎を解きながら旅をするようです 第三話

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




第三話『スナオの町/謎解き編』


長い長い思考の後、わかんないんですは震える手を金庫のダイヤルに向かって伸ばした。

( ><)「多分これであってると思うんです……」

ダイヤルを回すカチカチと言う音が薄暗い空間に響き渡った。
そしてそのカチカチと言う音に混じって、一際大きなカチリと言う音がダイヤルから聞こえてきた。

川 ゚ -゚)「今の音は……まさか」

わかんないんですがダイヤルを摘んだままそっと手を引くと、金庫の扉がゆっくりと開いたのであった。

( ><)「やったんです! 開いたんです!」

金庫の中には丸められた紙の筒が収められていた。わかんないんですはそうっと手を伸ばしてそれを手にとった。

( ><)「これで世界樹への道が開けたんです!」

地図を手に入れてはしゃぐわかんないんですとは対照的に、クーは落ち着いた様子でわかんないんですに話し掛けてきた。

川 ゚ -゚)「君、一体どうやって金庫をあける事が出来たんだ?」

( ><)「ダイヤルの数字を『7186』って順番に合わせたら開いたんです!」

川 ゚ -゚)「ではその数字はどうやって導き出す事が出来たんだ?」

( ><)「えっと、それはですね……」

わかんないんですは暗号解読の過程をクーに説明し始めた。



1_20091228184813.jpg


 
 ( <●><●>)  ここで番組の途中ですが、前回の暗号の解説をしたいと思います
  (U       )つ と言っても既にも皆さんが解いてしまっているのですがね……
    u  u



『ののあたほたれき』

┌←←←←←←←←←┐
└ あ→い→う→え→お ┘



( <●><●>)これが前回の暗号


 ∧ ∧
(*‘ω‘ *)  ちんぽっぽ
 (   )
  v v
       ぼいんっ ←
   川
 ( (  ) )


( <●><●>)これがヒントでしたね



( <●><●>)
暗号の本文が『ののあたほたれき』の部分。それを解読する鍵が『あ→い→う→え→お ┘』の部分です
更にそれを判りやすくするヒントがちんぽっぽちゃんの絵です
(実際には逆になってしまった方もいたようですが)
さてこのちんぽっぽちゃんは一体何を示しているのでしょうか

先程のAAをご覧いただければ、「ぼいんっ」の部分に矢印で図示されているのがすぐに判ると思います

「ぼいんっ」……「ぼいん」……それは同じ音の言葉である「母音」を示しているのです


え? ばかにしているのかですって?





すいませんでした






┌←←←←←←←←←┐
└ あ→い→う→え→お ┘

( <●><●>)
さて次はこの部分です。「あ」から「い」、「い」から「う」と矢印が一巡りしていますね
これだけではいまいちわかりませんが、先程のヒント「母音」とあわせて考えてみましょう
……そう言えば五十音表では同じ母音の音は横に並んでいますよね?
上から「ア段」「イ段」……と呼ばれていますよね?

この図は即ち「ア段の音をイ段の音に」「イ段の音をウ段の音に」変換する事を表しているのです


『ののあたほたれき』


そして本文を上の図に従って段をずらして読んでみると……


『なないちはちろく』


( <●><●>)
なないちはちろく……つまり金庫を開ける為の数字は「7186」なのです



さてそろそろ読者の皆さんから石が飛んできそうなので、そろそろ本編へ……     ウボァー






( ><)「……と、こうやって解く事が出来たんです!」

川 ゚ -゚)「成る程……しかし祖父の暗号を見事に解いてしまうとは……素晴らしい。
     大変な人物なのだな、君は」

それを聞いた瞬間わかんないんですの頬はぽっと赤くなり、声が震えてまともな発音が出来なくなってしまった。

(* ><)「そっ、そそそそそんな事無いんです。たたたたまたまなんです。
      それににに、鍵のヒントがなかったら……」

川 ゚ -゚)「いや、例えあの不思議な鍵の力も素晴らしいものであったが、
     最終的に謎を解いたのは他でもない君自身だ」

(* ><)「て、照れるんです」

川 ゚ -゚)「照れるな照れるな。さあその地図は好きにするといい」

わかんないんですは震える手でその手に握った地図を握り締めた。
それは世界樹への旅の大きな一歩であり、自らの力によって手に入れた宝であった。
しかしわかんないんですは手の力を緩めると、それをクーの方に差し出したのであった。

川 ゚ -゚)「……何をしている?」

( ><)「やっぱりこれを持っていく事は出来ないんです」

川 ゚ -゚)「私が良いと言っているのだ、遠慮などはいらない。持っていけ」

しかしわかんないんですは更にクーに近寄って、クーが少し手を伸ばせば地図を受け取る事ができる位置に立った。

( ><)「これはクーさんのおじいさんの形見なんです。
      だからこの地図をこのまんま持っていくなんて出来ないんです。
      ですから、これはクーさんにお返しするんです。後で写させて下さいなんです」


クーは相変わらずの淡々とした口調でわかんないんですに質問した。

川 ゚ -゚)「そう言えば、君が何故世界樹の実を手に入れたがっているのかを聞いていなかったな。
     教えてくれないか?」

( ><)「僕の友達が僕の所為で病気になって、死にそうになってるんです。
      だから助けたいんです」

川 ゚ -゚)「そうだったのか……」

わかんないんですはその時、それまで張り詰めていた二人の間の空気が解けてやわらかくなったのを感じた。

川 ゚ -゚)「では色々と失礼をしたな……すまなかった」

クーは頭を下げてわかんないんですに謝った。しかし謝られた本人は何が何なのかさっぱりわかっていなかった。

( ><)「どうして謝ったりするんですか?わかんないんです」

川 ゚ -゚)「実は君が最初に世界樹の話を聞きたいと言った時から、ずっと君を誤解していたのだ」

( ><)「……?」

それからクーはここで話をするのもなんだからと、わかんないんですと一緒に応接室へ戻った。
椅子に腰掛けてゆっくりとしたところで、クーは改めて話をしてくれた。


川 ゚ -゚)「祖父が世界樹の実を取ってきたという話はこの辺りでは有名なのだが、
     そのために昔からこの家を訪れる者が後を絶たなかった。
     話の真偽を確かめにやってくる者、冷やかしに来る者、世界樹の情報を知りたがる者……
     そして世界樹の実を手に入れたいという者達が何人も何人もやって来ては、祖父から話を聞きたがったものだ。
     彼らはみな一様に永遠の命を手に入れたがっていた」

( ><)「永遠の命? そんなものがあるんですか?」

川 ゚ -゚)「伝説によれば世界樹はこの世の全ての命を支える力の源であると言われているだろう?
     その力を自らに取り込めば命を支える力を無限に手に入れる事が出来、
     不老不死になれると信じている者がいるのだ」

( ><)「確かに、そんなに凄いもの食べたらそうなりそうな気もするんです」

川 ゚ -゚)「実際に不死になった者がいるという話は聞かないし、真偽の程はわからないがな」

クーは更に話を続けた。

川 ゚ -゚)「祖父は話を聞かせてくれと言われる度にそれを断り、
     そして地図を保管している金庫へとその者達をつれて行った。
     そして先にも話した通り、誰一人として暗号を解いた者はいなかった」

( ><)「本当にあれは難しかったんです、大変なんです」

川 ゚ -゚)「地図を手に入れる事が出来なかった者達は、揃って悪態をついたよ。
     祖父をけちで意地の悪いジジイだと罵ったり、
     やっぱり世界樹なんて無いんだろうと投げ出したり……」

そこまで話したところで、突然クーはわかんないんですの顔をじっと見つめた。

川 ゚ -゚)「だが君は違った。決して諦めようとせず、階段から転げ落ちてまで解読を急こうとしていた」

(;><)「階段の事は忘れてくださいなんです! 恥ずかしいんです!」

川 ゚ -゚)「忘れられるものか……あれ程までに必死な者の姿を……初めて見たんだからな。
     だから思ったのだ。こんな人間が自らの欲望の為に
     世界樹の実を手に入れたがっているなんて可笑しいと。
     それで君に先の質問をしたのだ」

( ><)「……そういう事だったんですか」

その時、クーの目線がどこか遠くへと向けられた。それは何か懐かしい風景を見ているような眼差しであった。

川 ゚ -゚)「祖父が世界樹を探したのは、病気になった息子を助けるためだったそうだ。
     そして息子は無事回復し、やがて知り合った女性と結婚して、私が生まれた。
     祖父が父の命を救ってくれたからこそ、私の命がここにある」

クーが笑った。それまで冷たい表情をしていたクーがふっと微笑み、温かみのある顔になった。


川 ゚ ー゚)「祖父も君も自分の命のためではなく、大切な人の命のために世界樹を探そうとしている。
     君にはその地図を持つ資格があると私は思う」

2_20091228184813.jpg



( ><)「ええ、そ、そんなあ……」

突然の優しい言葉にわかんないんですは戸惑い、再び顔を赤らめた。

(* ><)「そんな凄い事じゃないんです。友達が病気になったのは僕の所為なんです。
      だから僕が責任を持たなきゃいけないんです」

川 ゚ ー゚)「どんな理由であれ、君が友達を助けたいと思うその気持ちは本物だ。
     恥じる事など何も無い」

わかんないんですは握っていた地図をそっと見た。
紙の端は日焼けして茶色くなっており、書き込んだ文字が写ったと思われるインクの染みや汚れがあちこちにあった。
クーの祖父が旅の末に完成させたその地図には、子を思う親の愛が込められていた。
素材はたった一枚の紙でしか無いのに、それは本来の重さよりもずっと重く手にのしかかってきた。

( ><)「やっぱり僕がこれを貰う事は出来ないです」

祖父から子へ、そして孫へと命を繋げた宝を、赤の他人である自分の物にしてはいけないと感じた。

( ><)「だから、この地図は旅が終わったらクーさんに返すんです」

川 ゚ -゚)「ああ、判った。君も必ず世界樹を見つけてくるんだぞ」

( ><)「はいなんです!」

二人はお互いに手を差し出しあい、しっかりと握手を交わした。


それからわかんないんですはクーに見送られて、スナオの町を出発した。そして早速クーから借りた地図を広げて見た。

( ><)「あったんです! 世界樹の場所が書いてあるんです!」

地図の上の端、遥か北の海上に本来は印刷されていない島が書き込まれ、その横に「世界樹」と記されていた。

( ><)「じゃあ次は……ここから北で一番近い……この村に行くんです!」

わかんないんですは北へ向かって歩き始めた。




第三話 終






この小説は2007年3月02日から2007年3月12日にかけてニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:+ljZgzzb0 氏(初期ID)

第四話はこちらへどうぞ

記事元は内藤エスカルゴさんになります



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/28 18:49 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/2858-c196f46b


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。