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( ^ω^)ブーンは怪盗のようです 第2話


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




サンサンと日が照りつける、とある日の午後。
広大な敷地面積を誇るデーレ伯爵邸二階の自室、その窓際で、
ツン・デーレはティーカップを片手にくつろいでいた。
大量の書類と格闘中、執事がねぎらいのため持ってきた物である。

ξ ゚⊿゚)ξ「……ふう」

湯気をたてるティーカップを口元に引き寄せ、その香りを味わう。
唇をつけて一口。慣れ親しんだ旨味が口中に広がった。

/ ,' 3「いかがでございますか、お嬢様」

ツンの傍らに立つ老人、デーレ邸の執事長である荒巻が尋ねた。
小柄な老人ではあるが、その立ち振る舞いには生気が溢れている。

ξ ゚⊿゚)ξ「うん、いつも通り最高の味よ。
      ありがとう、じい」

/ ,' 3「このじいの幸せは、お嬢様にお仕えすることであります」

いつもと同じ応対に満足し、ツンは再び紅茶を味わうことにした。
窓から見下ろすと、いつもと同じ執事が庭の手入れをしているのが見えた。
この執事はいつも木の右側を切りすぎる。
ほら、今日もだ。

ξ ゚⊿゚)ξ「やっぱりちゃんとした庭師を雇わなきゃダメかしらね」

小さく呟いたつもりだったが、どうやらじいにも聞こえていたらしい。
荒巻は好々爺らしい明るい笑い声を上げた。

/ ,' 3「しかし彼もまた、お嬢様の期待に応えようと日夜努力しておりますぞ。
    この前も、庭の整理についての本を読み漁っておりました」

ξ ゚⊿゚)ξ「へえ。だったらもうちょっと上手くなってもらいたいものだけど」

つい自分の口元がほころぶのが分かった。
なんて平穏な一時なんだろう。
ついこの間までの緊張感が嘘のようだ。
そう、たった三日前のことだ。

ξ ゚⊿゚)ξ「……」

/ ,' 3「お嬢様?」

あの宿敵、怪盗ナイト・ホライゾンを追い詰めた日のことが
今も不意に思い浮かぶ。

この職に就けたのは父の七光のためだ、といわれないように
身を削る思いでしてきた努力。
絶えず職務に励み、あらゆる事件を解決することで勝ち得た
揺るぎのない自信。

それを嘲り笑うかのように、華麗に標的を盗み、
我々の前から姿を消す悪党。

ξ ゚⊿゚)ξ「ナイト・ホライゾン……」

その憎き怪盗をついに追い詰めた、あの夜。


1_20091228095751.jpg



――――――――――――――――――――――――――


( §ω^)「よくぞ私の変装を見破った、ツン捜査官。
       流石はエリート中のエリートなだけはある」

ξ ゚⊿゚)ξ「あら、ありがとう。でもお世辞は必要ないわ」

ツンは見せ付けるように手錠で結ばれた腕を上げ、ホライゾンの注意を引く。
その隙にもう片方の手で拳銃を抜き取り、目の前の男へと向けた。

しかし至近距離で銃を向けられたというのに、ホライゾンの様子は一向に変わらない。

( §ω^)「……そんな物騒な物はしまいたまえ。
      せっかくのべっぴんが台無しだ」

ξ ゚⊿゚)ξ「安心して。これは麻酔銃よ。
     人殺しは嫌うあなたを実弾で撃つのは、私の流儀に反するから」

( §ω^)「それはお優し」

ξ ゚⊿゚)ξ「動かないで!」

一歩踏み込もうとしたホライゾンを、威嚇によって留まらせる。
こいつ相手には一瞬たりとも油断してはいけない。
ツンの知識と経験、そして相手の態度がそう彼女に告げていた。

ξ ゚⊿゚)ξ「『人魚の涙』はどこかしら?
      まさか車内に置いてきてるわけじゃないでしょうね?」

( §ω^)「……私の上着のポケットに入っている」

見るとホライゾンのコート(ジョルジュの物だが)の右腹部が
膨らみを帯びているのが分かった。
確かに今所持しているのは間違いないだろう。

ξ ゚⊿゚)ξ「教えてくれてありがとう。
     お礼にちょっと眠ってもらいましょうか」

引き金に掛けた指に力がこもる。

( §ω^)「まあ待て。まずは君のお手並み拝見と行こうではないか。
      私がいつジョルジュ警部と入れ替わったか、教えてくれないかね」

ξ ゚⊿゚)ξ「愚問ね。あなたを捕えてから話せば良いことよ。
     けどまあ、最後のシャバの空気をもう少し長く吸わせてあげるわ」

余裕なのか、ホライゾンは空いている左手でシルクハットの角度を調節している。
その態度に苛立ちながらも、ツンはポツポツと推測を語り始めた。

ξ ゚⊿゚)ξ「警備員と既に入れ替わっていたあなたは、煙幕を張ることで
     まんまと『魚の涙』を手に入れることに成功した。
     そして予め用意していた、恐らくは人型のバルーンを
     組み立て式小型ハングライダーに取り付け、それを窓から外へと飛ばした……」

淡々と話すツンだが、その眼光が秘める威圧感は一時たりとも途切れない。
むしろ更に強さを増し、眼前の男を睨みつける。

( §ω^)「見事だ。見事な推察だよ、ツン君。
       ただちょっと違う点が」

ξ ゚⊿゚)ξ「別に訂正は頼んでいないわ」

( §ω^)「失礼。続きをどうぞ」

いちいち癪な言動をとる奴だ、とツンは思った。
だがここで話をやめるわけにはいかない。

ξ ゚⊿゚)ξ「あなたがジョルジュとすり替わったのはその直前。
      まだ煙幕が室内に充満している時よ」

( §ω^)「ふむ」

ξ ゚⊿゚)ξ「あなたはジョルジュ警部と他の警備員三人を気絶させると、
      気絶した警部に自分が着ていた制服を着せ、逆に警部の服を
      奪って身に着けた」

( §ω^)「……」

ホライゾンから言葉が出てこない。
ということは、この推理は合っているということだろうか。
ツンは更に話を続けた。

ξ ゚⊿゚)ξ「気絶した人間から服を剥ぎ取り、また着せるのは大変な作業ね。
      だからあなたは上着だけを入れ替え、警部の所持品を奪うだけに留めた。
      博物館を出るまでの短い間だけ、周囲を騙せればいいんだから。
      恐らくは警部の方にも、警備員用の変装マスクを被せたんじゃないかしら?」

( §ω^)「その通りだ」

ホライゾンが頷く。
シルクハットとモノクル(片眼鏡)に隠された彼の目には、
面白がっているような光が宿っていた。

ξ ゚⊿゚)ξ「だけどあなたの計画は狂った。
      この私が声を掛けたことによって、あなたは逃げる機会を失ったのよ。
      未来永劫、ね」

( §ω^)「未来永劫? それはどういうことかな?」

ξ ゚⊿゚)ξ「文字通りの意味よ、ホライゾン。
      あなたは既に、我々が用意した罠の中心にいるのよ」

そうツンが言った直後、二人の耳に飛び込んでくる微かな音。
次第に大きくなるその響きは、間違いなくパトカーのサイレン音だ。

ξ ゚⊿゚)ξ「なぜあなたをこんな所に引き寄せたと思う?
      どうしてわざわざ、あなたが行ったトリックの種明かしをしたと思う?
      もちろん、どちらにも意味があった。そう……」

( §ω^)「なるほど」

次々と現れては急ブレーキを掛け、ツンとホライゾンを包囲するパトカーの群れ。
一瞬にして車体の壁が半径30メートル程の円を描き、
ホライゾンの周囲に立ち塞がった。

ξ ゚⊿゚)ξ「あなたを完全に追い詰めるためよ!
     今日こそ引導を渡してくれるわ! ナイト・ホライゾン!」

パトカーの壁から次々と警官が降り立ち、二人の周囲を包囲する。
その中にはホライゾンが見慣れた顔もあった。

(#゚∀゚)「こんのクソ野郎! よくも俺をコケにしやがったな!」

その見慣れた顔の持ち主であるジョルジュが、聞きなれた声で呼びかける。
彼の表情は雄弁に憤慨の意を表しており、額には青筋まで浮かんでいた。

( §ω^)「おお! 我が友人のジョルジュ警部ではないか!
       こうやって話すのは久しぶりだな。元気にしていたかね?」

ホライゾンは手を振ってジョルジュの叫びに答えた。
もちろんその皮肉の意味を取り違えたりするほど、ジョルジュの頭は悪くない。

(#゚∀゚)「きっ、きっ、貴様! 貴様! 貴様! 貴様ぁっ!
     この腐れ外道め! イカレファッ○野郎め!
     どこまでこの俺を侮辱すれば、侮辱すれば気が済むんだ!
     ころ、ころっ、殺す、殺すぞ、貴様は殺してやる!」

怒りに我を失ったジョルジュが拳銃を抜き取った。
それを周囲の警官が慌てて押さえつけ、上官の暴挙を止めようとする。

拳銃が暴発したりしなければいいが、とその原因を作った男は思った。
無責任ここに極まれり、である。

ξ ゚⊿゚)ξ「警部をからかうのもいい加減にしたらどう?」

まるで忘れていたかのように、ホライゾンは慌ててツンの方に向き直った。
この怪盗はどんな時にも余裕の態度を崩さない。
そこが更に周囲の苛立ちを増幅させる。

( §ω^)「君たちに捕まってしまったらもう出来ないだろうからね。
      最後に友人との会話を楽しんだまでだよ」

――しらじらしい。心にも思っていないくせに。

ξ ゚⊿゚)ξ「それにしては随分余裕ですこと。何か打開策がお有りで?」

( §ω^)「ふうむ、そうだな。
      君を人質にするというのはどうだろう。
      彼らは私に退路を開いてくれるのではないかな?」

ξ ゚⊿゚)ξ「無理ね。彼らは構わず確保を試みるわ。
     あなたには私を殺せない。
     そうでしょ? 心優しい義賊のホライゾンさん?」

( §ω^)「だが、いざとなったらどう転ぶか分からないぞ。
      何しろ私は犯罪者だからな」

ξ ゚⊿゚)ξ「そうなったら、私も全力で抵抗させてもらうわ」

向けていた銃口をホライゾンの眼前に近づけた。
それでもこの男はまったく動じていない。

いくら不意打ちとはいえ、瞬時に四人を気絶させるなど常人のできることではない。
間違いなくホライゾンは、体術にも秀でた能力を持っている。
自分もあらゆる格闘術に精通しているとはいえ、
格闘戦になった時に女である自分の不利は否めない、とツンは思った。
が、それは全くの杞憂に終わる。

( §ω^)「君は訂正の必要はないと言ったが、老婆心から二つほど忠告させてもらおう」

ξ ゚⊿゚)ξ「……?」

突然ホライゾンが話を切り替えたことにツンは面食らった。
この状況で何を言い出すのだ、この男は。

( §ω^)「君は私の計画が、君によって狂わされたと言ったね。
       しかしそれは正確じゃない」

ξ ゚⊿゚)ξ「何? 負け惜しみ?」

軽く笑い飛ばすツン。
だがホライゾンはそれを歯牙にもかけようとしない。

この時のツンは無意識のうちに、脳裏に浮かんだ不安を押し込めていた。
まさかそんなはずはない。奴が逃げられるはずは、と。

しかし、その不安は現実のものとなる。

( §ω^)「正確には、計画は"変更させられた"のだ。
       プランAからプランBにね」

ξ ゚⊿゚)ξ「なっ!?」

( §ω^)「もちろんプランAの通りに進んでくれたら、それが最良だったのだが。
      もしや君は、私がこの状況を予測できなかったとでも?」

ξ;゚⊿゚)ξ「でたらめを!」

ツンは全力で頭を回転させ、ホライゾンの意図を推測した。
ホライゾンは自分を懐疑させることで、逃げ出す隙を作ろうとしているのではないか。
その可能性もある。だが、もし奴の自信が本当だったなら――

( §ω^)「二つ目の忠告をしよう。
       君は仲間が駆けつけるまでの時間稼ぎのために、
       私がいかにして『魚の涙』を盗んだか、その推察を話し続けた。
       そうだね?」

ξ;゚⊿゚)ξ「それが何?」

かすかにホライゾンが微笑んだように彼女には見えた。
同時にモノクルの奥が光ったようにも。


( §ω^)「覚えておくといい。時間は誰にも等しく流れる。
       時間稼ぎをしたかったのは、君だけではないのだよ」

2_20091228095751.jpg



ホライゾンがそう言い切るのと、ほとんど同時だった。
風を切る爆音が上空から近づいてきたのは。

ξ;゚⊿゚)ξ「な、何!?」

闇夜を割き、ホライゾン包囲陣の上空にそれは出現した。
その外面は夜空と同化するように黒く塗られ、尾翼には怪盗ナイト・ホライゾンの
シンボルであるモノクルのイラストが描かれていた。
それはゆっくりと二人に向かって下降。
回転する巨大なローターで周囲の空気を盛大にかき回す。

ツンだけではなく、集まった全ての警官があっけにとられてそれを見ていた。

ξ;゚⊿゚)ξ「ヘッ、ヘリコプターですって!?」

いったい誰が予想するだろうか。
怪盗という犯罪者に仲間が、それもヘリで助けに来るような仲間がいるなんて。

( §ω^)「惜しかったですな、ツン捜査官」

ξ ゚⊿゚)ξ「逃がさないわ! ホライゾン!」

ツンは手錠で繋がれた腕を思い切り引っ張った。
そうすればホライゾンの腕もまた、手錠によって引っ張られ――

ξ ゚⊿゚)ξ「え?」

意外にも腕にほとんど負荷がかからない。
驚いたツンは、反射的に手錠の先を見た。

ξ ゚⊿゚)ξ「なっ……!?」

手錠に繋がれているはずであるホライゾンの手首は、確かにそこにあった。

だが繋がれていたのは、"手首だけ"だったのだ。

その手首は模造品であり、手袋が被せられているとはいえ
よく観察すればすぐに偽物と分かる程度の物だった。
しかしそのありえない状況は、ツンの心にかすかな恐怖を作る。

それが更に隙を生んだ。

ホライゾンの傍にヘリコプターから吊り梯子が下ろされる。
ツンが反応した頃には、梯子にホライゾンの手が掛けられていた。

( §ω^)「それでは美しい捜査官のお嬢さん、御機嫌よう」

手錠に繋がれた手首から、スモークガスが噴出した。
あっという間に煙幕が展開され、ホライゾンの姿を覆い隠す。

ξ;゚⊿゚)ξ「ま、待ちなさ……ゲホッ!」


――してやられた! ツンは強い敗北感を味わっていた。

奴は最初から自分の正体がバレていることに気づいていたのだ。
手錠をかけた手首は始めから本当の手ではなかった。
そしてヘリコプターで上方に注意を引き付け、その隙に偽の手首を外す。

忘れていた、奴の性格を。奴は追っ手を嘲弄することが大好きだったではないか。
だからこんな大勢の警官の前で、大げさな脱出劇を試みたに違いない。

全てが、全てが奴の手の平の上で踊らされていたのだ。

上空のヘリコプターが急浮上した。
そのドアから垂れ下がるつり梯子、そしてその端に一人の男の姿。


( §ω^)「ハハハハハハ!
       また会おう! 有能な警察官の諸君!」

3_20091228095751.jpg



変装を解き、黒のマントを風になびかせながら、
怪盗ナイト・ホライゾンは高らかな笑い声を上げた。
それを黙って見ているほど、市警は穏便な組織ではない。

(#゚∀゚)「てめえら撃て! 撃ちやがれ!
     あのキザ野郎を撃ち殺せえええぇぇっ!」

半狂乱のジョルジュが叫んだ。
上官の命令を受けた警官たちが一斉に拳銃を構える。

ξ;゚⊿゚)ξ「駄目よ撃っちゃ! 今撃ったら確実にホライゾンは死ぬわ!」

それを見て、ツンは正反対の命令を飛ばした。

ヘリコプターは既にかなりの高度に達している。そこから落ちれば死は免れない。
いくら悪党とはいえ、殺人を犯していない者を射殺してしまえば
警察のイメージは地に落ちるだろう。
それがあの怪盗ナイト・ホライゾンならなおさらだ。

両極端の命令を受け、混乱する警官たち。
その混乱を尻目に、ホライゾンが乗るヘリコプターは
夜の闇へと溶け込んでいった。


――――――――――――――――――――――――――


こうして結局は、まんまとホライゾンに『魚の涙』を盗まれてしまったのだ。
一時は確実に追い詰めたと思ったのに、いつの間にかするりと逃げ去られてしまう。

そしてその責任を取らされたためにこんな紙切れと戦っているのだ、と
ツンは傍らの執事に言った。

ξ ゚⊿゚)ξ「ま、確かに、逃がしたのは私のせいでもあるけどね」

ツンはそう言って苦虫を噛み潰したような顔をした。
ティーカップを唇につけ、中身を全て飲み終える。

ξ ゚⊿゚)ξ「さっ、ティーブレイクはおしまい!
      ありがとう、じい」

/ ,' 3「いえいえ、またいつでもこのじいをお呼び下さいませ」

荒巻は一礼すると、ティーセットを持ってツンの前を立ち去った。
自分の執事を見送り、ツンは再び書類と向き合うために席を立つ。

ξ ゚⊿゚)ξ「あら……?」

そのとき偶然、階下で庭の手入れをしている執事が目に入った。
相変わらずその作業はぎこちない。

ξ ゚⊿゚)ξ「あの執事、また切り過ぎて……。
      こうなったら直接文句を言ってやるわ!」

ツンは書類を机の上に放り投げると、自室を出て庭へと向かった。
いきり立って歩く様子が、多くの召使たちの目を引いている。

目当ての執事は庭の片隅にいた。
脚立の上に座り、高枝鋏で植木の枝を切っている。
熱心に仕事をしているのか、背後に来たツンに気づいていないようだ。

ξ ゚⊿゚)ξ「ちょっと、あなた!」

「うわっ!」

背後からの怒声によほど驚いたのか、執事は高枝鋏を取り落とす。
更に彼はバランスを崩し、脚立ごと盛大に倒れてしまった。

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっと大丈夫!?」

慌てて倒れた執事に駆け寄るツン。
彼は顔面から芝生に倒れこんでいた。

「いたたたた……」

そう言って腰に手を当てる執事。
どうやら大きな怪我はしていないらしい。ツンは胸をなでおろす。



「ひ、ひどい目にあったお……」



('A`)「大丈夫か!」

倒れた執事とはまた別の執事が走ってきて、彼に声をかけた。
その直後、ツンに気がついたのか、走ってきた執事は彼女を見て背筋を正す。

(;'A`)「こ、これはツンお嬢様! なぜこちらに?」

ξ ゚⊿゚)ξ「庭を整理していたそこの執事に用があってきたのだけど、
      驚かせてしまったみたいね。ごめんなさい」

(;'A`)「いえいえ、お嬢様が謝られることではございません!
     ほら、ブーン! ツンお嬢様だぞ!」

その執事は倒れた方の執事に手を貸し、強引に自分の横へと立たせる。
ブーンと呼ばれた執事は慌てて体裁を取り繕い、ツンに尋ねた。






(;^ω^)「な、何の御用でしょうか?
       ツンお嬢様」





第2話『特別捜査官ツン・デーレ』 了








この小説は2007年5月27日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者は◆SQlMtQaNrw 氏
第3話の前に第2.5話をどうぞ



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/28 09:59 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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