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('A`)と( ゚∀゚)は利己的なようです 前編


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ

作者より : この話は 『('A`)と( ゚∀゚)は最低なようです』 の続編になります。






利己的(りこてき):自分の利益だけを追求しようとするさま。





1_20091227195425.jpg







⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン


僕の名前は内藤ホライゾン。ブーンって呼んでくれお。

最近彼女にふられたんだお。悲しいお。
それもこれもあのキモオタ共のせいだお。


(#`ω´)「許せないお!」


ツンとは結局一回もやれなかったお。
僕の性欲をどうしてくれるんだお。


( ^ω^)「とにかく、早くまた彼女作るお」



     *     *     *


川 ゚ー゚)「……フッ」


私は毎朝、クラスで一番に学校に来る。
皆が学校に来るまでの静かな時間、その時間は何をしてもはかどる。
勉強したり、本を読んだり、時にはクラス委員としての仕事をしたりと、
何とも有意義な時間だ。

そして、たまに黒板に描かれた可笑しな絵を見ることが出来た。
今日もその絵を一目見て、ちょっと噴いてしまった。

熊が「なにマジになってんの? この鮭の切り身やるから帰れよ」
と言いながら鮭の切り身を差し出している。


川 ゚ー゚)「シュールな絵だな」


しばらくその絵を見たら、誰も来ないうちに消した。
その絵を独り占めしたような気分だ。

いったい誰が描いているんだろうか。


それから、しばらく本を読んでいたら、最近の悩みの種がやって来た。


('A`)「フヒヒwwwクーさん、俺と付き合ってください」

川 ゚ -゚)「断る」


ドクオ君と言ったかな? このクラスメイトは最近毎日告白してくる。
初めの頃は、まるで高級ブランド店に結婚指環を買いに来たような、
そんな面持ちで告白をしてきた。
私も、誰かに好かれていたんだなと思い、少し嬉しかった。

ところが最近はどうだ?
まるで駄菓子屋にうまい棒を買いに来たようではないか。

はっきり言って、迷惑だ。



     *     *     *


キーンコーンカーンコーン
  _
( ゚∀゚)「なぁ、ドクオ」


校舎の片隅にある『写真部』と扉に掲げられた、暗くて狭い部屋。
初夏の暑い中、コンクリートで囲まれ窓の少ないこの部屋は、
他の場所と比べてとても涼しく快適だった。

俺とジョルジュは、放課後この部屋で勉強していた。
いや、勉強というよりは主に課題かな。
家に帰ってまで勉強したくない俺達は、
暇な放課後によくこの部屋で済ませてしまう。


('A`)「なんだ?」
  _
( ゚∀゚)「お前今日もクーさんに告白してたよな?」


早くも勉強に飽きてきたジョルジュが、唐突に聞いてきた。


('A`)「なんで知ってるんだよ」
  _
( ゚∀゚)「勘、だ」

('A`)「勘か……まあ毎日のように告白してるしな。
    お前が言ってたように一途さが伝わるかな~、なんてな」
  _
( ゚∀゚)「お前、クーさんの何処が好きなんだ?」

('A`)「何処って……可愛いところ?」
  _
( ゚∀゚)「確かに顔は可愛いよな~、だけど貧乳なんだよな」

('A`)「何言ってんだ、貧乳だから良いんじゃねぇか。この巨乳派め」
  _
( ゚∀゚)「俺は巨乳派じゃねェよ。この貧乳派め。
     胸は大きさのみならず形や品のよさがだな……」

('A`)「はいはい変態乙」
  _
( ゚∀゚)「変態じゃねェ、紳士と呼べ紳士と」



     *     *     *


<ヽ`∀´>「……で……だったニダ」

( ^ω^)「おっお、それは馬鹿だお」

<ヽ`∀´>「あれ、誰か居るニダ」


放課後、意味も無くニダーと駄弁りながらウロウロしていたら、
隣のクラスに誰かが居た。
この時間、教室に人が居るのは珍しいお。


<ヽ`∀´>「あれは……クーさんニダね」

( ^ω^)「クーさん?」


僕は、ドアのガラス越しに一人机で作業しているそのクーさんを見た。
すらっとした細身に、黒く長くて綺麗な髪。


(*^ω^)「かわいいおwww彼女にするおwww」

<ヽ`∀´>「テラ高嶺の花ニダ」

( ^ω^)「わかってないお、だからお前は何時までたっても彼女出来ないんだお」


ああゆういかにも固そうな女は、実は男慣れしていないから、
少し優しくしただけで案外すぐコロッといってしまうものなんだお。


( ^ω^)「そうと決まれば早速行ってくるお! お前は一人で帰れお」

<;ヽ`∀´>「酷いニダ……」



     *     *     *


ガラッ

( ^ω^)「クーさん、こんにちはだお」

川 ゚ -゚)「!?」


放課後、私に話しかけてきた声に驚いて、私は顔を上げた。
確か…クラスメイトではない。


川 ゚ -゚)「君は…内藤ホライゾン君?」

( ^ω^)「そうですお。何してるんですかお」

川 ゚ -゚)「あ、これはクラス委員の仕事なんだ」

( ^ω^)「大変そうですお」


そう言いながら、彼は私の前の席に座り、椅子をこちらに向けた。


( ^ω^)「手伝いましょうかお?」

川 ゚ -゚)「……じゃあ内藤君、これをやってくれないか?」


少しやることが多かったので、彼の言葉に甘えることにした。
私は内藤君にノートと紙を渡すと、やることの説明をした。


川 ゚ -゚)「このノートに書いてある座席表を、その紙に書き写してくれ」

( ^ω^)「わかりましたお。
       あ、あと僕のことはブーンて呼んで下さいお」

川 ゚ -゚)「ブーン…わかった。じゃあブーン、お願いな」


彼は人当たりの良さそうな笑顔をこちらに向け、
「任せて下さいお」と言うと、椅子を戻し黙々と作業を始めた。



     *     *     *

  _
( ゚∀゚)「ん~、ドクオ、これ解るか?」


俺はドクオにノートを見せた。


('A`)「y'=(y+x)/(y-x)の一般解か……これはu=y/xと置いてだな……」


ドクオは俺のノートにスラスラとその難題を解いていく。


('A`)「……で、y^2-2xy-x^2=Cになるんだよ」
  _
(;゚∀゚)「ヒェ~、これ高校でやることか?」

('A`)「確か普通はやらん」
  _
( ゚∀゚)「マジかよ、やる気失せたわ」

('A`)「俺ももう嫌になったわ。帰ろうぜ」
  _
( ゚∀゚)「そうだな」



     *     *     *


( ^ω^)「ふぅ、終わりましたお」

川 ゚ -゚)「そうか、ありがとうブーン」

( ^ω^)「他にまだやることありますかお?」


ブーンは椅子を再びこっちに向け、
私に出来上がった座席表とノートを差し出しながらそう聞いた。
私はその座席表を見ながら答える。


川 ゚ -゚)「…んー、今日はもう終わりにするよ。
     他のクラスなのに手伝ってくれてありがとうな」

( ^ω^)「どういたしましてだお。じゃあもう帰るんですかお?」

川 ゚ -゚)「ああ」

( ^ω^)「じゃあ一緒に帰りましょうお!」

川 ゚ -゚)「……わかった。そうしよう」



     *     *     *


('A`)「んあれ?」
  _
( ゚∀゚)「どうしたドクオ?」


教科書を置きに教室に戻る最中、窓から校門が見える。
ふと目がいくと、2人の人物が並んで歩いているのが見えた。


('A`)「あそこに居るの、クーさんだよな?」
  _
( ゚∀゚)「そう…だろうけど、男と居るぞ?」

('A`)「誰だ?」
  _
( ゚∀゚)「後ろ姿じゃ良くわかんねェよ。
     だいたいお前に言われなきゃクーさんの方だってわかんねェよ」

('A`)「そうか……」
  _
( ゚∀゚)「まあどうでもいいだろ? とっとと帰ろうぜ」

('A`)「あ、ああ……」


釈然としないまま、ジョルジュに促され視線を戻した。
あれはクーさんじゃなかったのか?
クーさんだとすれば一緒に居たのは誰だ?

  _
( ゚∀゚)「早くしようぜ~」



     *     *     *


それから、何日かが過ぎた。

その数日、普段あまり誰かと話さない私に、
毎日2人の男子が話しかけてきた。

一人の男は毎朝現れるクラスメイトで、私に愛の告白をしてきた。

もう一人の男は放課後に現れ、
私の仕事を手伝ったり、他愛の無いことを話したりした。
そして、たまに一緒に下校もした。


川 ゚ -゚)「なあブーン」

( ^ω^)「なんですかお?」


ある日、私は気になっていたことをブーンに尋ねた。



     *     *     *


川 ゚ -゚)「君は毎日こんな時間まで部活もせずに学校に居るのか?」

( ^ω^)「だいたいそうですお」

川 ゚ -゚)「じゃあ、たまに黒板に絵を描いているのは君なのか?」


絵? 何のことだかサッパリだお。
此処での答えは重要だな、と僕は思った。

その黒板の絵とやらを、クーさんが快く思っていないなら、
知らないと答えたほうがいいだろう。
逆に、もし良く思っているなら、僕のしたことにすればプラスになる。
僕はクーさんの顔を見つめ、少し考えた。




( ^ω^)「……そうですお」

川 ゚ー゚)「そうか、そうだったのか」


クーさんは少し嬉しそうな顔をした。
それは微妙な変化だったけど、そういうのを見落とさないのがモテるコツだお。

それから、クーさんは特にその話題には触れなかった。
プラスになったかどうかはハッキリとは解らなくなったが、
嘘を付いた僕にとっては好都合だった。

そして、何日か過ぎた。



キーンコーンカーンコーン

クーさんと初めて話してから2週間弱が経った。
少し早いかもしれないが、今日告白することにした。


( ^ω^)「性欲も限界だおwww頑張るおwww」


放課後、いつものようにクーさんのクラスに行くと、
やはり何時も通りクーさんだけが居た。


( ^ω^)「おいすー」

川 ゚ -゚)「お、やあブーン」


今日は特にやることも無さそうだったので、
初めは普通に会話をした。


( ^ω^)「あの、クーさん、唐突だけどいいですかお?」

川 ゚ -゚)「ん? 何だ?」


しばらく話した後、真剣な顔を作ってクーさんに切り出した。


( ^ω^)「僕、クーさんのことが好きになってしまったお。
       良かったら付き合って下さいお」

川 ゚ -゚)「……私の、何処が良いんだ?」


驚いた様子のクーさん。
少し考えているように俯いた後、僕にそう聞いてきた。


( ^ω^)「一人でクラスの為に頑張っているところとか、
       話してみたら凄く面白かったところとかですお。
       後、凄く綺麗なところですお。」

川 ゚ -゚)「そうか……」


クーさんは少し困ったような顔をした。
ちょっとここで引いてみるお。


( ^ω^)「あ、嫌なら断って下さいお。
       ただ、勝手な思いを伝えたかっただけなんですお」

川 ゚ -゚)「いや、嫌なんかじゃないぞ。凄く…嬉しい」


少し迷う。ここは押そうか引こうか…
押す…いや、引いてみるお。


( ^ω^)「僕なんかの告白がですかお?
       やっぱり、クーさんには僕よりもっといい人が良いと思いますお。
       今日のことは忘れて下さいお」

川 ゚ -゚)「いや、私…私も、君のことが好きだ。付き合おう」

( ^ω^)「ほ、本当ですかお!?」

川 ゚ -゚)「ああ」


かかったおwwwちょろいもんだおwww



     *     *     *


('A`)「フヒwwwクーさん、俺と付き合ってくれ!」


今朝も来た。この男が。
まあ、今日でこの男の告白を聞くのも最後になるかもな。


川 ゚ -゚)「……ドクオ君、すまないが、私にはもう彼氏が居るんだ」

(;'A`)「え、な!?」

川 ゚ -゚)「だからもう告白は止めてくれ。迷惑なんだ」

(;'A`)「……その、彼氏って誰なんですか?」

川 ゚ -゚)「君には関係無いことだろう?
     …まあいい、教えよう。内藤ホライゾン、ブーンだ」


(゚A゚)




     *     *     *


キーンコーンカーンコーン
  _
( ゚∀゚)「ギャハハハハハハハハハハハハハハ」


俺はジョルジュにクーさんが内藤と付き合っていることを教えた。
それを聞いたジョルジュは、机を叩きながら爆笑していた。


('A`)「なんで…なんでよりによって内藤のカスなんだよ!」
  _
( ゚∀゚)「ここまで来るともう呪いかもしれねェなwww」


俺は椅子に座ってうなだれた。
なんで…なんでなんだよ…


('A`)「しかも、告白が迷惑だとまで言われたし…
    俺って何なんだろうな……」
  _
( ゚∀゚)「クーさんにしてみれば、
     毎日告白してくるウザくてキモい奴だったんだろうなwww」

('A`)「畜生ハッキリ言いやがる…
    俺より、内藤の方が良いのかよ……」
  _
( ゚∀゚)「自分じゃそうは思ってねェんだろ?
     それに俺もそうは思わねェな」


ジョルジュが顔をこちらに向け、そう言った。

  _
( ゚∀゚)「内藤のことじゃあ、またクーさんの前でだけいい格好してたんだろ。
     何処まで行っても中身はあのツンさんを襲おうとしたカスだ。
     クーさんはまだそこが解ってねェんだろ」

('A`)「そうだよな、クーさんも騙されてるんだろうな」

  _
( ゚∀゚)「だとしたら、お前はこれからどうするつもりだ?
     黙って見ているつもりはねェんだろ?」

('A`)「ああ……ジョルジュ、あの写真あるか?」


そう聞くと、ジョルジュは机の引き出しを漁った。

  _
( ゚∀゚)「此処には無ェが、ネガは家にある。明日の朝には用意しとくよ」

('A`)「頼んだぜ、ジョルジュ」
  _
( ゚∀゚)「任しとけ。まぁお前も頑張れよ」



     *     *     *


('A`)「クーさん、いいですか?」


翌朝、もう来ないだろうと思っていたのに、
この男は再び私の前に現れた。


川 ゚ -゚)「何だ? 愛の告白ならもう受け付けていないぞ」

('A`)「これ、見て下さい」


そう言うと、彼はポケットから写真を数枚出し私の前に並べた。
私はその写真に目をやる。
そこには、カツアゲや喫煙、万引きをしているブーンの姿が写っていた。


('A`)「クーさんは内藤のこと良く知らないと思うんです。
    内藤っていう男は、こういうことを平気でやる奴なんですよ」

川 ゚ -゚)「フッ、くだらんな」

('A`)「え?」


私はその写真の中の一つを摘み上げながら話す。


川 ゚ -゚)「手の込んだ悪戯だな」

('A`)「っ…そんなんじゃないですよ、内藤っていう奴は…」

川 ゚ -゚)「私は君よりブーンのことを良く知っているつもりだ。
     そして私はブーンのことを信頼している。
     君の持ってきたこんなもの、一つも信じられはしない」


私は他の写真も纏めてドクオ君に付き返した。


川 ゚ -゚)「こんなことをして私達の邪魔をしようなんて、
     本当に君は自分勝手で最低な男だよ」



     *     *     *


キーンコーンカーンコーン
  _
( ゚∀゚)「何してんだオメェ?」


昼休み、カメラを首からぶら下げコソコソ隠れながら、
何かしていたドクオを見つけた。


('A`)「んあ、ジョルジュ」
  _
( ゚∀゚)「で、ドクオ、写真の効果はどうだった?」

('A`)「それがな…」


ドクオは、朝あったこと全てを俺に話した。

  _
( ゚∀゚)「…まあ、そんなもんだろうな。
     ツンさんのときだって、初めは全く信用してなかったんだ、
     更に固そうなクーさんが、お前に言われて信じるわけねェな」


('A`)「わかってたのかよ…」
  _
( ゚∀゚)「わかってたって言うか、
     そういうことも充分ありえると思ってただけだ。
     俺はクーさんのことはあんまり良く知らないしな」


「そっか」と言いながらドクオは物陰から何かを見張っていた。
いつもマンドクセしか言わない男がねェ…
ドクオの横から俺も顔を出すと、3人の男が何やら話しているのが見えた。

  _
( ゚∀゚)「…なるほどね。それで内藤のあら捜ししてるって訳か」

('A`)「ああ、そうだ」


俺の方に振り返ることもなく返事をするドクオ。
俺はそのドクオに気付かれないようにポケットから細長い機械を取り出し、
ボタンを押した。


( ФωФ)「…で、今日放課後どっか行くか?」

( ^ω^)「すまんこ、ちょっと用事があるお」

<ヽ`∀´>「クーさんと遊ぶニダか?」

( ^ω^)「そうだお」

( ФωФ)「クーさん?」

<ヽ`∀´>「新しいブーンの彼女ニダ。
      もう今日ヤっちゃうニダか?」

( ^ω^)「まだ無理だお。焦りは禁物だお。
       でもヤりたくて仕方ないおwww」


それを聞いたドクオは物陰から飛び出して行こうとする。
俺は「まぁまだ待て」と言いながらドクオを掴んで引き戻した。


<ヽ`∀´>「クーさんは顔は良いけど、どうニダか?」

( ^ω^)「性格が固くて敵わんお。ツン以上に気を使うお。
       まあヤりたいだけヤったらポイだおwww」

<ヽ`∀´>「テラ鬼畜ニダwww」




('A`)「野郎ッ!」


流石に辛抱出来なくなったドクオは、俺の手を振りほどき、
内藤に向かって走って行った。


(#'A`)「ふざけやがってテメェ!」

(;^ω^)「お!?」


急に現れたドクオに驚く内藤達。ドクオは内藤の胸倉を引っ掴んだ。
身の丈6尺のドクオに掴まれ、内藤の体は宙に浮いていた。


(#'A`)「死ねよカス野郎ッ!」


そう言い、ドクオは内藤の顔をぶん殴った。
内藤は吹っ飛ばされ、無様に地面に転がった。
その内藤に、更にドクオが追い討ちをかけようとした、

その時だった。




川 ゚ -゚)「何しているんだ」

2_20091227195425.jpg




(メ^ω )「ク、クー、助けてお……」

川 ゚ -゚)「ブーン!」


倒れている内藤に気付き、クーさんはドクオを押しのけ駆け寄った。


川 ゚ -゚)「大丈夫かブーン」

(メ^ω )「ドクオが…急に殴って来たんだお」


クーさんに助け起こされながら、内藤はそう言った。
それを聞いたクーさんは、明らかな敵意の篭った視線をドクオに向けた。



川 ゚ -゚)「君…」

(#'A`)「クーさん、コイツは…」



パァンと、威勢のいい音が響いた。

  _
( ゚∀゚)「うぇ、痛そう」


クーさんに頬を叩かれたドクオは言葉を失っている。
そのドクオに向かってクーさんは話し始めた。


川 ゚ -゚)「君は本当に利己的な男だな。
     気に入らなかったからってブーンを殴るなんて。
     もう、私の前に現れないでくれ」

('A`)「……」


クーさんは無表情で、声色も変えずに言った。
冷静なその語り口は、怒鳴られるより心に刺さるなと思った。


川 ゚ -゚)「ブーン、行こう」


内藤の手を引き歩いて行ってしまうクーさん。
ドクオは頬を押さえて呆然と立ち尽くし、それを見ていた。
俺は手に持っていた機械のボタンを再び押し、ポケットに押し込むと、
ドクオを引いて教室に戻った。







この小説は2007年6月22日から2007年6月23日にかけてニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:lh4IdvDW0 氏(ID:SXa5uY/K0)
前編、中編、後編の3部構成です
中編はこちらへどうぞ



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/27 19:55 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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