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('A`)と( ゚∀゚)は最低なようです 後編

納得はいかないな。第一つまらないじゃねぇか。
俺がツンさんの名前を初めに出したのも、ジョルジュを焚きつける為だったのに。
ジョルジュが思った以上に食いついてきたのには驚いたが、
それ以上にこれは面白いことになったぞと思った。


('A`)「このままじゃ終われねぇよな。」


ジョルジュは何だか訳のわからないことを言っていた。
自分は汚い人間だからツンさんとは付き合えないとか、俺には単に勇気が無いようにしか見えない。
アイツは勝手に自己解決しているみたいだが、それじゃあ俺はつまらない。
だから、俺はこれから色々とやってみることにした。


('A`)「ってもアイデアなんか無ぇしな…」


…まあなんとかなるだろ。





1_20091227194703.jpg


     *     *     *


もう…誰も信じられない…
結局、あの2人が言っていたことが正しかった。
それがショックで、ブーンとは一方的に別れてしまった。
なので、今は少し後悔している。
でも、あの2人は『私のため』とか言っていた。


ヴヴヴヴヴヴ


ξ ゚⊿゚)ξ「…メールだわ。」

( ^ω^)【会いたいお、話がしたいお。】


この手のメールが、ブーンからの電話を取らなくなってから何通も着ている。
どうしようか、本当に悩んでいた。
そうだ、明日しぃちゃんに相談してみよう…


キーンコーンカーンコーン


(;*゚ー゚)「う~ん…」


翌日の昼休み、私はしぃちゃんに全部を話した。
しぃちゃんは困った様子で話し始める。


(*゚ー゚)「私はね、ツンちゃんと内藤君が別れてよかったと思ったの。」

ξ ゚⊿゚)ξ「えッ!?」

(*゚ー゚)「だって私からは内藤君はいい人にみえなかったもん。
     なんか馴れ慣れしい感じだったし…」

ξ ゚⊿゚)ξ「……」

(*゚ー゚)「だからツンちゃんと内藤君が付き合ってるのってなんか心配だったんだよ?
     ジョルジュ君やドクオ君のことはよく知らないけど…
     でも彼等の方が…おかしいけど…正しいと思う。」

ξ;゚⊿゚)ξ「何それ?」

(;*゚ー゚)「う~ん…何かおかしな人達っぽいけど、
     実はいい人達なんじゃないかな?」

ξ;゚⊿゚)ξ「…いい人?」


…わけがわからないわ……


     *     *     *


キーンコーンカーンコーン


('A`)「ねぇしぃさん、ちょっといい?」

(;*゚ー゚)「えっ!?」


俺はまずツンさんの外堀から固めていくことにした。
そのため、ツンさんの親友であるしぃさんと話をするため、
放課後の部活に行く準備をしているしぃさんのところに行った。


('A`)「ちょっとツンさんのことで話があるんだけどさ。」

(*゚ー゚)「…ツンちゃんの?」

('A`)「俺達さ、ツンさんに迷惑かけちゃってさ、ツンさん今どんな感じ?」

(*゚ー゚)「どんな感じって…ツンちゃん色々悩んでるみたいだよ?」

('A`)「そうか…悪いことしたな……
    でも、こんなこと言っても何の免罪符にもならないと思うけど、
    俺達なりに彼女のことを思ってやったんだ。」

(*゚ー゚)「……」

('A`)「それに、ジョルジュは…ツンさんのことが好きなんだ。」

(;*゚ー゚)「えっ!? ジョルジュ君が?」

('A`)「だから内藤に騙されているのが放っとけなくて。
    …こんなことしぃさんに言ってもしょうがないよね。ゴメン…じゃ。」

(*゚ー゚)「あっ、」


しぃさんがなんとなく何か言いたげだったが、俺はサッサとその場を後にした。
このことだけしぃさんに伝えておけば、後でこのことが何か役立ちそうだと思った。


('A`)「…でもこれからどうしよう……」


実のところ、此処から先はまだ何も考えていない。


('A`)「…まぁゆっくりやるか…急ぐことじゃないし。」


でも結局俺の予想を超え、コトは向こうからやってくるのだった――


     *     *     *


――ガラッ


( ゚ω゚)「ツン、話があるお、ちょっと来るお。」

ξ;゚⊿゚)ξ「えッ!?」


昼休み、私とツンちゃんはいつものように教室でお昼を食べていた。
教室でお弁当を食べる人はあまり居なくて、今も私達以外に4人しか居なかった。
その中に、いつもと様子が違うように見える内藤君が入ってきた。


ξ;゚⊿゚)ξ「あ、ちょ、やめ…」


内藤君がツンちゃんの腕を掴んで連れて行く。
私はあっけにとられて動くことが出来なかった。


(;*゚ー゚)「…………あっ!」


ふと、我に返り、ツンちゃんを追って廊下に飛び出した。


('A`)「あれ、しぃさんどうしたの?」


     *     *     *


トイレから出たとこで、焦っているような様子のしぃさんにばったり会った。


(;*゚ー゚)「あ、ドクオ君! あのね、ツンちゃんがカクカクシカジカで…」

(;'A`)「な、なんだってー!? ちょっと待ってて!」

(;*゚ー゚)「え、あっ…」


俺は『しめた!』と思い、ジョルジュを呼びに走った。


(;'A`)「ジョルジュ! ちょっとカクカクシk…」

(;゚∀゚)「なんだってー!?」


事情を話すと、話し終わらないうちにジョルジュは教室を飛び出した。
そこの廊下に、しぃさんも居た。


(;*゚ー゚)「あ、ジョルジュ君!」

(;゚∀゚)「しぃさん、ツンさんは何処に?」

(;*゚ー゚)「それが…わからないの……」

('A`)「内藤が行きそうなところって言ったら、バスケ部の部室じゃないか?」

(;゚∀゚)「なるほど! あのクソピザ野郎ォォォオオオ!!」


ジョルジュとしぃさんが走って行ってしまう。
運動が全く駄目な俺には追いつけない。


(;'A`)「ちょ、待て…」


     *     *     *


ξ;゚⊿゚)ξ「嫌ッ! 離してよ!」

(;゚ω゚)「ちょ、静かにするお。」


私は校内の端っこにあるバスケ部の部室に連れてこられた。
そこには、いつもブーンと一緒にいる2人も居た。


( ゚ω゚)「ツン…僕達やりなおすお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「!?……い、嫌よッ!」


今まで悩んでいたその質問の答えが、この状況で怖くてすぐに出た。
今までに無い様子のブーンと取り巻きのニダー君、杉浦君に囲まれるのは、
初めて写真部の部室に連れて行かれた時よりずっと怖くて不安だった。


( ゚ω゚)「そうかお…残念だお。」

ξ;゚⊿゚)ξ「やッ…何すんのッ!」


ブーンが部室にあった長椅子に私を押し倒した。
更に、それを見ていた2人が私を抑えつける。


( ゚ω゚)「ツン…可愛いお、綺麗だお。」

ξ;゚⊿゚)ξ「嫌ァーーー!!」


ブーンが私の服を無理やり脱がせようとする。
必死に抵抗しようとするけど、男3人の力には到底かなわない。
もう駄目かと思ったその時だった――


(#゚∀゚)「ツンさん!」

(;゚ω゚)「!?」

(#゚∀゚)「内藤……テメェェェエエエ!!!」


     *     *     *


('A`)「ハァ…ハァ……」


俺がやっとバスケ部部室まで来た時には、そこはなかなかの有様だった。


(#゚∀゚)「オラァ!」ガスッ

(メメω゚)「ひでぶっ!」


ニダーと杉浦の2人は床に倒れていて、ジョルジュは倒れそうな内藤を引っ掴んで殴り続けている。
その奥でしぃさんが泣いているツンさんをなだめていた。


(#゚∀゚)「ウラ……」

('A`)「その辺にしとかないと内藤が死んじまうぞ。」

(メメωメ)「お……」

(#゚∀゚)「こんな奴死んじまったほうが……
     …あぁ、そうだな。」


ジョルジュは内藤から手を離した。
崩れ落ちた内藤の胸倉をもう一度掴み、ジョルジュは言った。


(#゚∀゚)「もう2度とツンさんの前に現れんじゃねェぞ!!
     今度は本当に殺してやるからなッ!!」

ガスッ

(;メメωメ)「ヒィ!」


最後にもう一度だけ内藤を殴り、ジョルジュはまた手を離した。
ジョルジュはしぃさんに抱きしめられているツンさんを見ると、俺のほうに向き直った。


( ゚∀゚)「……行くぞ。」

('A`)「…あぁ。」


キーンコーンカーンコーン

正直者は馬鹿を見るのか?
いや、今回は正直者じゃなかったから馬鹿を見たらしい。
今回の騒動でジョルジュは3日間の謹慎処分になった。


('A`)「さて、ジョルジュのウチに行くか。」


フルボッコにされた内藤が教師に言いつけたのだろう。
アイツは自分が何をしようとしたかイマイチわかってないらしい。
最低のクズ野郎だ。
ツンさんが先生に今回のことを訴えていなかったので、
ジョルジュはこのことを隠しておくために、処分を受け入れることにした。


ピーンポーン ガチャ


( ゚∀゚)「おぅ、ドクオか! あがってくれ!」

('A`)「うっす。どうだ、3日間の特別休暇は?」

( ゚∀゚)「まとまった時間があるのも良いもんだな。一日中エロゲしてたよ。」


ハハッとジョルジュは笑い、自分の部屋のある2階に上がっていく。
俺はその後に着いて行った。


( ゚∀゚)「じゃあ飲み物とって来っから、ちょっと待ってろ。」

('A`)「あぁ。」


ジョルジュの部屋には何回か来たことがある。
散らかった部屋だ。エロゲが産卵じゃない散乱している。
どうも奴は奴なりにこの謹慎を満喫しているらしい。


( ゚∀゚)「ほらよ、コーラでいいだろ?」


('A`)「あぁ、何でもいい。」


ジョルジュはこっちにコーラのボトルを放ってよこした。


('A`)「……ジョルジュ、これでいいのか?」


ジョルジュはコーラのボトルを置いて、こっちを見る。


( ゚∀゚)「いいんだよ。内藤がしたことを教員に言ったって、
     ツンさんを変に傷つけるだけさ。それがわかってて、
     しぃさんも教員には言ってないんだろ。」

('A`)「確かにな。教師を混ぜて穿り返す必要はないわな。」

( ゚∀゚)「俺がこうしてエロゲしてるだけで納まるなら、
     それでいいんだよ。望むところさ。」

('A`)「それでも、ツンさんが気を遣うってことも考えられるぞ。
    自分のせいで…なんて思って教師に訴えるかもしれんね。」

( ゚∀゚)「そしたらよ、お前が止めてくれよ。」

('A`)「…わかったよ。」


キーンコーンカーンコーン


ξ ゚⊿゚)ξ「…ドクオ君、ちょっといい?」

('A`)「んぁ? あぁ、ツンさん。」


次の日、ツンさんが俺のとこに来た。
何のためかは俺もわかっているつもりだ。


ξ ゚⊿゚)ξ「ジョルジュ君は今、謹慎中って本当なの?」

('A`)「……あぁ。」

ツンさんはどうも今まで知らなかったみたいだ。
よくよく考えてみれば、教師はこの一件にツンさんが
絡んでいることを知らないのだから、意外なことではなかった。


ξ ゚⊿゚)ξ「それって、やっぱりこの間のせいなの?
       私を助けた時にブーンを殴ったから…」

('A`)「…あぁ。」

ξ ゚⊿゚)ξ「じゃあ私が本当のことを先生に話せば…」

('A`)「それは止めてくれ。」

ξ ゚⊿゚)ξ「…なんでよ?」

('A`)「なんでも、だ。」

ξ ゚⊿゚)ξ「それはジョルジュ君が?」

('A`)「そうだ。だからアイツのこと思うならそれだけはするな。」

ξ ゚⊿゚)ξ「…わかったわ。じゃあさ……」

('A`)「?」

ξ ゚⊿゚)ξ「ジョルジュ君のウチまで連れってってくれない?」


これは…面白いかもわからんね。
ジョルジュには『連れてくるな』とは言われてない。


('A`)「…わかった。」


     *     *     *


ヴヴヴヴヴヴ


( ゚∀゚)「ん? ドクオからか…」

('A`)【今すぐエロゲを片付けるんだスネーク】


なんだそれ? と思いながらも、謹慎2日目の部屋の様子をあらためて見ると酷い有様だった。
ドクオが何をしたいかはわからないが、とりあえず片付けることにした。


( ゚∀゚)「ほいほいっと。」


そこらに散らばっているエロゲを適当に引き出しの中に突っ込む。
AVも突っ込んでおく。
物は無くなったが、床が汚いのでついでに掃除機も掛ける事にした。

ブィィィ―――イイイン

ピーンポーン


( ゚∀゚)「ん? ドクオもう来たのか?」


俺は掃除機を止め、下に降りていった。


ガチャ


( ゚∀゚)「おう、ドクオ。早かっt…」

('A`)「ようジョルジュ、部屋片付いたか?」

ξ ゚⊿゚)ξ「…お邪魔します。」


2_20091227194703.jpg



     *     *     *


3人の前にはコーラが置かれ、昨日とはうってかわって綺麗になったジョルジュの部屋に円を描いて座る。


( ゚∀゚)「いやー、汚い部屋で済まねェな!」

('A`)「昨日よりは全然綺麗じゃねぇか。」


ジョルジュがテンションを上げている。
でもこれは、ツンさんが来てくれて嬉しいというより、沈黙を嫌って無理をしているようだった。


ξ ゚⊿゚)ξ「…ねぇジョルジュ君……」

( ゚∀゚)「ウヘッ!?」


急にツンさんが口を開き、不意を突かれたジョルジュは変な声を出した。


ξ ゚⊿゚)ξ「…ごめんなさい。私のせいで……」

( ゚∀゚)「…」

ξ ゚⊿゚)ξ「私を助けたせいで謹慎なんかに…」

( ゚∀゚)「何のことだ?」

ξ゚⊿゚)ξ「えッ?」

( ゚∀゚)「俺が謹慎になったのは…校長の頭叩いてカツラ落っことしたせいだぜ?
     何か校長が激怒して3日も謹慎だよ。結構楽しいけど。」

ξ ゚⊿゚)ξ「そ、そうなの?」


ツンさんが俺の方を見る。同時にジョルジュが俺を睨む。


('A`)「そ、そうだった、そうだった。」

( ゚∀゚)「だから、なんでツンさんがウチに来たかさっぱりわかんねェんだけど。」

( ゚∀゚)「あ、ゲームでもやりますか? 対戦出来るのはスマブラしかねェけど。」


そう言うとジョルジュはGCを引っ張り出し、テレビに繋ぐ。


ξ ゚⊿゚)ξ「……仕方無いわね、やってあげるわ。いい?仕方なくよ?」

( ゚∀゚)「よっしゃ、じゃあほらッ。」


ジョルジュがGCのコントローラーを俺とツンさんに放ってよこした。

カチャカチャ バシッ! ドーン!


( ゚∀゚)「あ、クソッ…」

('A`)「フヒヒ…」


バシッ … キラーン


ξ ゚⊿゚)ξ「あ、あーぁ…」


実際あまり格ゲーをやらない俺達とツンさんは、ほとんど似たような強さだった。
いや、もしかしたらツンさんの方が上手かったかもしれない。
しかし、3人ともCPUのLv.9リンクにフルボッコにされた。
気付けば一時間半程プレイしていた。


('A`)「あ、もうこんな時間か…ジョルジュ、俺もう帰るよ。」

ξ ゚⊿゚)ξ「あ、じゃあ私も帰るわ。」

( ゚∀゚)「おう、わかった。」


ジョルジュはGCの電源を切り、俺達に続いて階段を降りていった


('A`)「じゃあ、あと一日だな。」

( ゚∀゚)「あぁ、何かもう色々と飽きてきたから明日は何処か遊びに行くかな。
     もう教員からの電話とか無視してさ。」

ξ ゚⊿゚)ξ「そんなことしたら謹慎が伸びちゃうんじゃない? おとなしくしてなさいよ。
      あ、別に早く戻ってきて欲しいとかじゃないんだからね。」

('A`)「じゃあな。」

( ゚∀゚)「おう、じゃあな。」


そう言うと、俺とツンさんは帰路に着いた。


キーンコーンカーンコーン

ジョルジュのいない放課後も暇なものだ。
今日はジョルジュの家に行くつもりも無かったので、部室に篭ってラノベを読んでいた。
しかし、読むというよりは文字を眺めてページを捲っているだけだった。
内容がさっぱり頭に入らない。


('A`)「…ふぅ。」


昨日のツンさんを見るに、ジョルジュを嫌っていることは無いと確信できた。
むしろ、少なからず好意を抱いているかもしれない。


('A`)「上手い具合にくっつけられないかねぇ…」


俺はラノベを置いて天井に視線を見上げた。
そのときだった。


コンコン ガチャ

ξ ゚⊿゚)ξ「ドクオ君いる?」

('A`)「んあれ、ツンさん。」


俺はラノベを閉じた。


('A`)「どうしたの?」

ξ ゚⊿゚)ξ「話したいことがあったの。」

('A`)「話したいこと?」

ξ ゚⊿゚)ξ「昨日のジョルジュ君が言ってたこと、校長のズラを~って話、アレって嘘よね?」

('A`)「まあ…そうだね。」


ツンさんは、ハァと溜息を吐いた。
俺はそんなツンさんが可愛いなとか思った。


ξ ゚⊿゚)ξ「…結局、アンタ達何がしたいの?」

('A`)「う~ん…俺がしたいこととジョルジュがしたいことが違うんだよなぁ。
    でも、ジョルジュが…」

( ゚∀゚)『ツンさんの為を想ってやったんです。』

('A`)「って言ってたのだけは信じて欲しいんだ。まあ信じられないとは思うけどね。」


喉が渇いたので俺は、箱買いしてあった缶コーヒーを2つ取った。


('A`)「はいよ。」


1つをツンさんに渡し、残ったコーヒーを開けて一口飲んだ。
そして、ふとツンさんの気持ちを探ってみようと思った。


('A`)「でも俺もジョルジュもツンさんにしてみれば最低だよな。
    元を辿れば今回の事件も、俺達がツンさんと内藤のこと邪魔しなければ
    起きなかったことだろうしね。」

ξ ゚⊿゚)ξ「……」

('A`)「本当に最低だよなぁ、俺とジョルジュは。
    特にジョルジュなんて気を付けたほうがいいぜ?
    あそこまでおかしな野郎もそうはいないぞ。本当に嫌な奴だよな。」

ξ ゚⊿゚)ξ「そこまで言うこと無いんじゃない? アンタ達友達でしょ?
      …それに、ジョルジュ君には助けて貰ったし……」


俺はそれを聞いて少しニヤけた。


('A`)「いや、アイツもいいとこは沢山あるんだけどね。
    あれ、ツンさんコーヒー飲まないの?」

ξ ゚⊿゚)ξ「…開けれないの。」

('A`)「?」

ξ ゚⊿゚)ξ「私、プルタブ開けれないの…」


……なんか凄ぇ萌えたぞ。
俺は缶コーヒーの蓋を開けてあげた。

ツンさんが帰った後、俺はまだ部室で考え込んでいた。
ツンさんがジョルジュに多少好意を持っていることはわかった。
だからといって今すぐに告白しても駄目だと思うが…
それよか、そんなことをするつもりが毛頭無いジョルジュの方が問題だ。


('A`)「…上手く焚きつけられないかな……」


誰かがまたツンさんに迫ればあるいは…
でも誰が居るだろう?


('A`)「…俺が……」


そうだ、それなら俺の思い通りに出来る。
それにジョルジュが引けば俺がツンさんと…いや…うん……


('A`)「何考えてんだ俺…」


キーンコーンカーンコーン


( ゚∀゚)「よう、ドクオ!」

('A`)「ようジョルジュ。どうだ? 久々の学校は?」

( ゚∀゚)「やっぱ学校も良いもんだね。勉強はしたくないけどな。」

('A`)「そうか…なぁ、ジョルジュ。」

( ゚∀゚)「ん? なんだ?」

('A`)「お前、俺とツンさんが付き合っても文句は言わないよな。」

( ゚∀゚)「!? 告白したのか?」

('A`)「いや、まだだけど。」

( ゚∀゚)「何だ、じゃあ心配無いな。確実にふられるから。」

('A`)「…本当にそう思うか?」

( ゚∀゚)「当たり前だろ? 俺等がしたこと考えれば。」

('A`)「俺等がしたことって、あれだよな。
    ツンさんを騙していた内藤とツンさんを別れさせて、
    内藤に襲われそうになったツンさんを助けたことだよな?」

( ゚∀゚)「…」

('A`)「あの内藤でさえ告白に成功したんだぞ? 俺にも可能性があると思わないか?」

( ゚∀゚)「…勝手にしろ。」

('A`)「それは文句は言わないってことでいいんだな?」

( ゚∀゚)「あぁ、俺が人の恋愛に文句言える権利なんて無いんだからな。」

('A`)「そうか、じゃあ俺頑張るぜ。もしツンさんと付き合えたらあのツンさんと…
    あんなこと…あの白い肌…フヒヒヒヒ。」


俺は怪しい笑い声を作ってその場を去った。
ジョルジュは気難しい顔をしていた。


( ゚∀゚)「…やっぱ駄目だ、アイツとツンさんが付き合うなんて。」




('A`)「ツーンさーん?」

ξ ゚⊿゚)ξ「何?」


俺はその足でツンさんのところに行った。


('A`)「ねぇツンさん、俺と付きあt」

(#゚∀゚)「オラァァァアアア!!」

(;'A`)「ギャアス!」


走って俺を追ってきたジョルジュに後ろから殴られた。
ツンさんはあっけにとられている。


('A`)「痛ェなオメェ、何すんだ!」

(#゚∀゚)「やっぱ駄目だ、お前がなんて。」

('A`)「そんなこと言っても俺が引くとでも?
    お前が告白する勇気が無いんなら俺が貰うぞ。」

(#゚∀゚)「そんなことさせるか!」

('A`)「それなら今すぐ告白しろ。それしか俺は止められねぇぞ?」

ξ ゚⊿゚)ξ「…さっきから何してんの? 告白がどうとかって何なの?」

('A`)「ツンさん、ジョルジュが大事な話があるみたいなんだ。」

(#゚∀゚)「おま……」

ξ ゚⊿゚)ξ「大事な話?」


ジョルジュは暫く固まっていたが、やがて決心したように話始めた。


( ゚∀゚)「…ツンさん、俺……」


これでいい。ジョルジュの告白が今回駄目でも次がある。
今のコイツに必要なのは告白出来る勇気だ。
はなから諦めるんじゃなくて、チャレンジすることだ。
これでいい。これが俺の望んでいたことだ。
これでいい。

なのに何だ? この気持ちは?


('A`)「やっぱりお前にはやらねぇぇぇえええ!!」


俺はまさに告白しようとしているジョルジュを後ろから蹴り飛ばした。


(;゚∀゚)「ギャアア! 何すんだテメェ!」

('A`)「気が変わった。もうお前がどうしようがツンさんは俺が頂く。」

(#゚∀゚)「何だとテメェ! テメェだけには絶対に渡さん!」

('A`)「なら力ずくで奪うまでだ。そもそもお前のモノじゃないが。」

(#゚∀゚)「俺に勝てるとでも?」

('A`)「やってみなけりゃわからんだろ?」


空気が冷える感じがする。
ドドドドドドドドという音が聞こえる気がする。
俺は無意識にとった可笑しなポーズを見て、
ジョルジュもジョジョ立ちのようなポーズを決める。
キモッ


3_20091227194703.jpg



('A`)「キモッwww」

(#゚∀゚)「キメェのはテメェだ! 来い!」

('A`)「ぶっ殺す!」


その時だった。

ξ ゚∀゚)ξ「アハハハハハハハハハハハハハハハハ」

( ゚∀゚)('A`)「「!?」」

ξ ゚⊿゚)ξ「アンタ達って本当に馬鹿ね…何か笑えてきたわ。」


今度は俺達があっけにとられる番だった。


ξ ゚⊿゚)ξ「おかしいわ。何だかアンタ達見てたらどうでも良くなってきちゃった。
      色々あって悩んでたのに…」

ξ ゚⊿゚)ξ「アンタ達がしたかったことって、私を励ますことだったの?」

( ゚∀゚)「そうです!」


ジョルジュが即答する。

ξ ゚⊿゚)ξ「べ、別に感謝なんかしてないんだからねッ!
      で、さっきから私に何が言いたかったの?」

( ゚∀゚)「それは…」

('A`)「俺達と友達になってくれ。色々あったけどさ、
    それでも良かったら俺達はツンさんと友達になりたい。」


今度は俺が答えた。


ξ ゚⊿゚)ξ「…ど、どうしてもって言うんなら友達になってあげてもいいわよ。」
( ゚∀゚)「どうしても友達になりたい。」



ツンさんが少し顔を赤くした。



それから、俺達とツンさんは友達になった。

ツンさんの親友のしぃさんとも仲良くなり、友達が少ない俺達は、
よくツンさんとしぃさんを誘って遊びに行った。

学校でもよく一緒に居るようになった。

そして、世間知らずなところがあるツンさんが
おおよそ行ったことのないだろうところへ連れて行ったり、
知らないだろう余計なことを教え込んだりした。

で、よく行き過ぎてしぃさんに怒られた。

こういう風にツンさんと付き合えるようになったのは、
ジョルジュや俺にとって良いことだと思った。
特にジョルジュにとっては、大きな変化だっただろう。


キーンコーンカーンコーン


( ゚∀゚)「なあ、ドクオ?」


校舎の片隅にある『写真部』と扉に掲げられた、暗くて狭い部屋。
写真部とは名ばかりで、全校生徒が何かしらの部活に所属することが
強制されているこの高校では、帰宅部の連中が名前だけ登録するために存在していた。
何時でも、この教室にいるのは机を挟んだ向こうの椅子に座り、
気難しい顔していて腕組みしているこいつと、俺だけだった。


('A`)「何だ?」

( ゚∀゚)「結局、お前は何がしたかったんだ?」

('A`)「うーん、初めはお前とツンさんをくっつけようと思ってたんだよ。
    でもツンさん見てたら、なんかお前にくれるのが急に勿体無くなってな。」

( ゚∀゚)「今もツンさん狙ってんのか?」

('A`)「あぁ、狙ってるよ。そしてお前には絶対にやらない。」

( ゚∀゚)「そう言いながら性懲りも無く今朝またクーさんに告白したのは何処のどいつだ?」

('A`)「あ、バレてた? いいんだよ、俺はおkしてくれた人を全力で愛すから。」

( ゚∀゚)「なんだそれwwwお前『最低』だなwww」

('A`)「で、お前はどうなんだ?」

( ゚∀゚)「お前のおかげで考えが変わったよ。今すぐじゃなくても、ツンさんは必ず俺の者にする。
     他の誰にも絶対に渡さない。お前にも内藤にもな。」

('A`)「それはそれで『最低』なんじゃないのか?」

( ゚∀゚)「だろうね。」


そう言って、俺等は大笑いした。


     *     *     *


キーンコーンカーンコーン


昼休み、私とツンちゃんはいつものように教室でお昼を食べていた。
教室でお弁当を食べる人はあまり居なくて、今も私達以外に3人しか居なかった。


(*゚ー゚)「ねえ、ツンちゃん?」

ξ ゚⊿゚)ξ「なに?」

(*゚ー゚)「どうしてジョルジュ君とドクオ君と友達になろうと思ったの?」

ξ ゚⊿゚)ξ「うーん、よくわかんないわ…でもあの2人、
      実は付き合ってみると凄くいい人だったし。」

(*゚ー゚)「そうね…あの2人、おかしいところもあるけど。」

(*゚ー゚)「ねぇツンちゃん…」

ξ ゚⊿゚)ξ「なに?」

(*゚ー゚)「私、ジョルジュ君のこと好きになっちゃった。」

ξ;゚⊿゚)ξ「えッ!?」


あーあ、言っちゃった。
ジョルジュ君がツンちゃんのこと好きだって知ってるのに。
でも、そんな一途なジョルジュ君が好きになっちゃったんだもの。


(*゚ー゚)「私『最低』ね…」

ξ ゚⊿゚)ξ「え…」


急に私がそんなことを言ったので、ツンちゃんが困ったような顔をした。
そして、ツンさんは口を開いた。



ξ ゚⊿゚)ξ「しぃちゃんは最低なんかじゃないわ。私は応援するわ。
       しぃちゃん…ジョルジュ君も、ドクオ君も皆……

            『最高』よ






          ――('A`)と( ゚∀゚)は最低なようです・完――







この小説は2007年5月26日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者は◆AP.EK6HqUs 氏
前編、後編の2部構成です

この作品の続編はこちら



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/27 19:49 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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