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( ^ω^)は童話を読むそうです 第四幕


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ





20070822090758.jpg




深い森の中にある小屋。
そこに二人の女性が住んでいた。
ペニサスという綺麗な母親。ツンという可愛い子供。
二人は今日も仲良く暮らしている。

ξ ゚⊿゚)ξ「ママー!!ただいまぁ!!」

元気な声とともに扉が開かれる。

('、`*川「おかえりなさいツンちゃん」

ξ ゚⊿゚)ξ「ママ、今日のご飯は?」

('、`*川「木の実のクリームシチューよ」

ξ ゚⊿゚)ξ「その木の実って見晴らしの樹の木の実?」

('、`*川「そうよ。さぁ、手を洗ってきなさい」

ξ ゚⊿゚)ξ「やったー!」

喜びの声。
母、ペニサスはその声を聞き微笑む。
顔に広がるいっぱいの笑顔をふりまき走り回るツン。
幸せの絶頂であった。

('、`*川「ほら、はやく手を洗わないと冷めちゃわよ」

ξ ゚⊿゚)ξ「わかった!」

やっと落ち着きを取り戻したのかいそいそと蛇口へ向うツン。
石鹸を手の平にまんべんなく塗り、泡でいっぱいになる。

ξ ゚⊿‐)ξ「わぁー!目に泡が入っちゃった!」

('、`*川「そんなに慌てるからよ。ほら、爪の間もちゃんと洗うのよ」

ξ ゚⊿゚)ξ「うん!」

ようやく手洗いを終了したツンは手も拭かずに食卓に着く。
ツンが歩いた軌跡には水が滴り落ちていた。


('、`*川「まったくツンちゃんったら。手はちゃんと拭きなさい」

ξ ゚⊿゚)ξ「わかった!」

何度その言葉を聞いたのか。
しかしペニサスは可愛いツンをみるとついつい許してしまうのだった。

ξ ゚⊿゚)ξ「このシチュー美味しいよママ!!」

ボタボタとシチューをこぼしながら喋るツンに呆れながらペニサスは応える。

('、`*川「当たり前よ。ママ特性のシチューなんだから!」

ξ ゚⊿゚)ξ「おかわり!!」

('、`*川「もうおかわりはないからママのを食べなさい」

ξ ゚⊿゚)ξ「いいのー?」

('、`*川「もちろんよ。ツンちゃんに食べられるのならママは嬉しいわ」

ξ ゚⊿゚)ξ「じゃあもらうねー!」

喋りながら食べるツン。
いつもツンが食べ終わった後は戦争状態だ。
あちらこちらに食べ物のカスが散乱しているし服にもべっとりついている。
ため息をつきながら後片付けをするペニサスであった。

それから数年後。
幸せはいつまでも続かなかった。
永遠に続く幸せなどない。幸せとは不幸になって初めて気づくもの。
この家族も例外ではなかった。

('、`*川「ごほっごほっ」

今日も病で布団の中に入っているペニサス。
少ないお金も薬代で底に尽いていた。

ξ ゚⊿゚)ξ「ママ、お医者様からお薬もらってきたよ」

いつになく暗い表情のツン。
ペニサスはその理由がわかっていた。

ξ ゚⊿゚)ξ「この薬が…最後のお薬…」

('、`*川「そう…」

ξ ;⊿;)ξ「ママ…死なないで…」

ペニサスは窓から外を見る。


('、`*川「いいのよツンちゃん。いずれ人間は死ぬわ。私はちょっと他の人より早く死ぬだけ」

ξ ;⊿;)ξ「そんなこと言わないでよ…!!」

('、`*川「私も、ツンちゃんともうちょっと生きたかったわ」

ツンはその言葉を聞いたあと家から飛び出した。
あんなに優しい母が死ぬのが信じられなくて。
一種の現実逃避であった。

ξ ;⊿;)ξ(うそよ…ママが死ぬなんて…)

人通りの多い道で両足を抱え泣いているツン。
そんな彼女を見かねたのか一人の男性が話しかけてきた。

( ・∀・)「どうしたんだい?お譲ちゃん」

立派な服を着ていてたくましい髭が生えている。
ツンはその男性を人目でお金持ちだと思い、誘った。
人通りの少ない裏路地。
ツンは男性の手を自分の胸におき、喋った。

ξ ゚⊿゚)ξ「私と…いいことしない?」

( ・∀・)「…………」

二人はホテルへと消えていった。


ξ ゚⊿゚)ξ「ママ!!お薬買ってきたわよ!!」

相変わらず病で臥せている母にツンは嬉しそうな声で喋る。

('、`*川「そんなお金…どこで?」

ξ ゚⊿゚)ξ「いいのよそんなことは!!ささ、飲んで飲んで!!」

ツンはその日から一生懸命稼いだ。身体をつかって。
身体を使えば少ない時間でお金はたくさん入る。
そのお金でツンは薬を買うことができた。
しかし、その薬はもはや焼け石に水であった。
末期であった母の病は身体全体を既に蝕んでおり、助かる見込みはなかった。

('、`*川「………」

このごろ喋ることもできなく、ずっと外をみている。
外…、空をみている母の想いはツンはわかっていた。
喋れない母の最期のメッセージを。

ξ ゚⊿゚)ξ(死にたい…のね)

しかしツンは母を死なせなかった。
毎晩のように男と夜を供にし、お金を稼いだ。
ツンはそれほどまでに母を愛していたのだ。

ξ ゚⊿゚)ξ「死なないで…お母さん…」

('、`*川「………」

今日も窓から空をみている。
あんなに哀しい眼をしている母をみるのは初めてであった。

それから数日後。
母はついに死んでしまった。


ξ ;⊿;)ξ「……ママァ…」

その死体はあまりにも美しかった。
綺麗な顔立ち。腰まで伸びた長い黒髪。きめ細かな肌。
彼女は死んだのが信じられなかった。

ξ ゚⊿゚)ξ「………」

彼女はじっと母を見ていた。
朝も、昼も、夕も、晩も。
しかし母は動かなかった。

ξ ゚⊿゚)ξ「お腹減ったわ…」

今日は何にしようか。
久しぶりにシチューでも食べようかしら。
そんなことを考えていたら彼女は思い出した。
あの幸せな日々に食べたシチューのことを。





『もちろんよ。ツンちゃんに食べられるのならママは嬉しいわ』





そうだ。
母は確かに言った。
そうだ。
そうすれば母と一緒にいられる。私の身体の中で。
そうだ。
そうしよう。

ξ ^ー^)ξ「~~~~~♪~~~~~♪」

彼女は笑顔でシチューを作っている。
そのシチューには木の実じゃなく、肉が入っていた。





この小説は2007年3月25日から2007年3月26日にかけてニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:mX0W+3KF0 氏(初期ID)

続きはこちらです



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/27 19:10 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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