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( ^ω^)は童話を読むそうです 第二幕


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ





20070822091532.jpg



賑やかな城下町。
物の値下げの交渉している人もいれば昼から酒を飲んでいる人もいる。
その光景はまさに平和そのもの。人々の顔は笑顔で溢れている。
その城下町を見渡すように聳え立つ大きなお城。
これはそのお城に住んでいる王様のお話。

  _
( ゚∀゚)「今日もこの国は平和だぜ」

長身で顔が整っている、いわゆるイケ面に所属する男。
この男こそこのVIP国の王様、ジョルジュであった。

その王様がいる王室の扉がノックとともに開かれる。

(`・ω・´)「見回り終わりました。王様」

  _
( ゚∀゚)「ご苦労だ。シャキン」

シャキンは敬礼をしたあと、静かに王室を出て扉を閉める。
その姿を見届けた後、ジョルジュはまた窓から城下町をみた。


ジョルジュが治めるVIP国。
まさに平和象徴で民衆もジョルジュもこの国を愛し、互いを愛していた。
民衆に好かれるにはまずは王がそれ相応の行動をすること。
ジョルジュは貧しい人をみては服をあげたり、食料をあげたりした。
もちろん民衆の話も尊重し、それを叶えた。
そうしているうちに平和な国になったのだ。

  _
( ゚∀゚)「さぁ~て、今日も行くか」

ジョルジュは宝物庫に行き、宝物を持ち城下町に行った。

( ´∀`)「王様、お散歩ですかモナー」

ξ ゚⊿゚)ξ「今日もいい天気ですね」

( ・∀・)「王様、お酒一緒に飲みましょう!」

ジョルジュは話しかけてくる民衆を無視せず、一緒に談笑した。
昼から体格の良い豪快な男と酒の飲み比べもした。

  _
( ゚∀゚)「んじゃみんな、今日も元気にな」

それを告げ、この場を後にする。
次に行くのは裏路地。

('A`)「ジョ…ジョルジュ王様…」

今にも倒れそうで、顔が青白い少年。
その少年に宝物庫からとってきた宝物をあげる。

  _
( ゚∀゚)「これを売ればお金になる。そのお金で食べ物を買いな」

少年は泣きながらありがとうございます…と呟く。
ジョルジュは頭をなで、微笑んだ。

  _
( ゚∀゚)(そろそろ宝物が無くなってきたぜ)

それを至極当たり前なことであった。
前々から宝物を分け与えればいくら山ほどあった宝物も消える。
自然とジョルジュの足は宝物庫へと向っていた。

  _
( ゚∀゚)「全然ないな…」

棚を開け、宝物を確認する。
一番下の棚を漁っていると、そこには一つの小さな箱があった。

  _
( ゚∀゚)「なんだこれ」

みすぼらしい箱をを開ける。
そこにあったのは紙切れと緑色に輝くペンダント。

  _
( ゚∀゚)「綺麗だなー」

ペンダントの美しさを堪能したあと、紙に目を移す。
この紙はいったい何年前のなのか。ところどころかすれていて文字が滲んでいた。

  _
( ゚∀゚)「なんて書いてるんだこれ」

目を凝らす。
文字は滲んでいるがなんとか読める文字もある。
その文字を必死に解読する。

  _
( ゚∀゚)「願い事が…叶う、、、壊れる、、、、…つかう…な、、、、、、か」

しかしジョルジュの今の頭の中にある文字は『願い事が叶う』であった。
壊れる、使うなという文字は脳から消え去っていた。

  _
( ゚∀゚)「ほんとに叶うのかぁ~?」

ジョルジュはペンダントを持つ手を掲げ、叫んだ。

  _
( ゚∀゚)「この宝物庫を宝物でいっぱいにしてくれ!!!」

鈍い音とともに宝物が天井から降ってきた。
キラキラと美しく輝く宝石、金色のネックレス、王冠…。
それらが宝物庫をたちまちいっぱいにした。

  _
(;゚∀゚)「ま…まじかよ…」

まさか本当に願いが叶うとは…。
語らなくてもそう顔に出ていたジョルジュは必死に宝を掻き分け部屋を出た。

  _
( ゚∀゚)「こいつぁすげぇwwwwうはwwwwww」

これがあればなんでもできる。
ジョルジュはペンダントを持ち再び城下町へと行った。

( ><)「あ、王様!!!」

  _
( ゚∀゚)「なにか欲しいものはあるかい?」

( ><)「…?僕は念願のマイホームが欲しいんです!!」

  _
( ゚∀゚)「家よ出ろ!!」

途端レンガ造りの家が出る。
それをみていた民衆は驚き、そして歓喜した。

  _
( ゚∀゚)「皆俺について来い!!!されば必ず幸せになる!!!」

民衆の前に立ち、ペンダントを掲げた。
オーッ!!という声とともにジョルジュは再びこの国の王と認められ、歓迎された。


数日後。
ジョルジュはウィザードキングと呼ばれるようになっていた。

( ´_ゝ`)「ウィザードキング。最新型のパソコンをくれないか」

  _
( ゚∀゚)「あいよ」

(,,゚Д゚)「ウィザードキング、自分を守る剣をくれないか」

  _
( ゚∀゚)「あいよ」

(*゚ー゚)「ウィザードキング、子供達をお腹いっぱいにできる食べ物をください」

  _
( ゚∀゚)「あいよ」

次々に来る民衆にジョルジュは次々に望みをかなえていった。
中二病全快のジョルジュはその呼び名は嬉しかった。
疲れていてもウィザードキングと呼ばれるだけで元気が出て、がんばった。


そのジョルジュも、しばらくして気づく。

  _
( ゚∀゚)「俺利用されてね?」

今日も城門の前には朝だというのに人による行列ができていた。
その人の数だけ願いを叶わせると思うとうんざりした。

  _
( ゚∀゚)「なんであいつらに利用されなきゃいけねーんだバーロー」

その表情は怒りで満ちていた。
城門を開け、ジョルジュは皆の前に現れる。

「ウィザードキング!!!!俺に金を!!!」

「ありったけの酒をくれウィザードキング!!!」

「一生困らないほどの食料をウィザードキング!!!」

「ウィザードキング!!!ウィザードキング!!!」

その呼び名に顔がにやけているのに気づいたジョルジュは顔を叩き、叫んだ。

  _
( ゚∀゚)「てめーらうるせーんだよ!!欲があるからだめなんだな!?ならばとってやる!!」

ペンダントを天に掲げる。
日の光を浴び、ペンダントは眩しいくらい輝きを放っていた。

  _
( ゚∀゚)「こいつらの欲をなくせ!!!!!!!!!!」


瞬間、ペンダントは輝く。
目も開けれないほど眩い輝きを放った。
その数秒後、ペンダントは輝きを放つのをやめ、砕けた。
砂状に砕けたペンダントは風に吹かれ、彼方へ飛んでいった。

  _
( ゚∀゚)「………」

目の前にいる民衆。
全てが無表情になり、だらしがなく手を垂らしていた。

  _
( ゚∀゚)「お~い」

呼びかけにも応えない。
民衆は動くのをやめ、考えることをやめていた。

  _
(;゚∀゚)「ペ…ペンダント!!!!」

手をみる。
なにもない掌をみて、砕けたのを思いだした。

  _
(;゚∀゚)「ど…どうしよう…」

応える者はいない。
皆ただただその場に座っていて、生気を感じさせない顔であった。


ジョルジュはまだ気づいていない。
虫、動物、魚でさえも欲をなくしているのを。
そしてこの国だけではなく、全世界の生物が欲をなくしているのを。

ジョルジュはまだ気づいていない。
自分がいかにとんでもないことをしたことに。
ペンダントがなぜ目立たないところにひっそりと置いてあったことに。

その数十年後。
この世界から生物が消えた。
最後の生物の生き残り、ジョルジュ。
彼はこの世界を混沌の世界へと誘いだ。
もうこの世界に命が生まれることはないだろう。





この小説は2007年3月25日から2007年3月26日にかけてニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:mX0W+3KF0 氏(初期ID)

続きはこちらです



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/27 19:06 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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