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( ^ω^)季節を旅する文猫冒険記のようです 第四章 其の四

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ

諸注意 このお話には房津チックな表現、キャラ設定が使用されております





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見えたのは空だった。どこまでも続く大地をそよぐ風に、たなびく草葉がさざめきたつ心地よい風景。
次に見えたのは霧に包まれた森。
薄暗くも全てを包むような柔らかい空気と、優しげな木漏れ日がさしこんでいた。

そして最後に見えたのは、とても悲しい場所だった。何がそう思わせるのかは分からない。
だけどその空間はどこか狭くて、たくさんの誰かに囲まれているのに、とても寂しくてたまらない場所だった。

それに、太陽が隠れてしまったせいだろう。すごく寒くて、寂しさに見合うだけ暗い。


ぽこ、とシャボン玉がひとつ、左右にぶれながら登っていく。
ひとつ、またひとつ、ふわりふわり。

やがて空に届くと、しばらくその場に漂って、弾けて消えた。


目に映るあかい世界の全てが、その繰り返しだった。



でも変化が起きた、それは透明な壁にはりつく誰かの存在。
まるで希望の光そのものだった。手を伸ばしたいと初めて思う。



僕は誰かに向かって手を伸ばす。


誰かはきっと笑顔で、手を添えていた。




僕はきっと、そうやって生まれたのだろう。





         。。
        ゜●゜           
              。。
             ゜●゜

          。。
         ゜●゜

                。。
               ゜●゜



      第四章   凪がれる時に、忘れ者をサガシテ

           其の四 「鳴り止まぬ胸の音」

                。。
               ゜●゜

                      。。
                     ゜●゜

                  。。
                 ゜●゜

                        。。
                       ゜●゜




「起きませんねぇ」

「おい、よせよ」

「よーしこうなれば」

(  ω )「……?」

(;^ω^)「お?」

ふと目を覚ました僕だっが、なんだか視界はゼロで何も見えない。
とりあえず、眼の前をうごめく何かがふさいでいる。どうにかそれだけを理解した。
しかし理解するもまもなく、視界をふさぐ何かがそっと僕のほほにふれる。髭がこすれてくすぐったい。

とか考えてたら、こんどは激しい痛みが頬を襲った。
えい、なんて掛け声といっしょに髭を引っ張られたからだ。


(;゚ω゚)「いででででででっ!!」

(*゚ー゚)「あ、起きた」

何しやがるks、といった思いの丈をこめた視線を向けるが、しぃは嬉しそうによかったと反呼している。
何もよくない。

そうして若干なみだ目になりながら辺りを見回して、それでようやく見知らぬ部屋に居ることに気づいた。
はて、ここはどこだ。どうして僕はソファーに寝かされ髭を引っ張られなきゃいけないのだ。

(;*゚∀゚)「無茶すんなよ」

(*゚ー゚)「心配でつい」

部屋はやけに静まり返っていて、二人の声がやけにはっきり聞こえてくる。
ふと耳をすませば外から鳥のさえずりが聞こえてくる、目を向ければ窓から差しこみ壁へと反射するまばゆい光。
窓には水滴、うっすらと霧がかった空。それらの水色の空気がつくりだすのは早朝の気配だった。

そうか、今は朝だったのか。
そりゃ起きて当然だなと自分に言い聞かせ、もうちょっとソファに身を預ける事にした。

今節もどうやら清々しい朝のようだけど、なんだか妙に身体がだるいから仕様が無い。
おまけにお腹もぺこぺこだ。


( ^ω^)「……ふぅ」

知らずため息を吐いていた。


(*゚∀゚)「大丈夫か?」

すると、やけに心配そうに問いかけられた。

平気だお、なんでだお、なんて聞き返してみたら、何故かつーちゃんは僕を訝しげに睨む。

うう、なんか凄いマジな表情をしています、もしかして僕は何かしでかしたんだろうか。
と不安になっていると、やがてきょどる僕を見かねるように寄せた眉をとろんとさせた。


(;*゚∀゚)「お前、覚えてないのか?」

(;^ω^)「えーと、僕がなにか?」

(*゚ー゚)「ユー倒れちゃったんですよ? 甲板で、熱だしてばたんきゅーって」

( ^ω^)「船で……?」

ああ、そうだ、そういえば僕は山さんの船に乗って、それでしばらく船に揺られて。
それでそれで、えーと、うーむ、どうにも航海の途中から記憶があいまいだけど、
何となく、頭がふらふらしていたのを覚えている。

( ^ω^)「…ん」

そうやって思い返そうと頭をひねっていると、ふと、脳裏に何かの影がよぎる。
何故か血の気が引くような後ろめたさと、背中にチクリと痛みを感じた。

(;^ω^)「あれ……? 腕が…」

(;*゚∀゚)「どうした?」

(;^ω^)つ「ある」

(*゚ー゚)「あるのかよっ! 一本とられたよ!!」

しぃのノリだけは、未だによくわからない時がある。
まあ何にせよ、とにかく僕は寝てる間にオム大陸への上陸をすませてしまったらしい。
そして、倒れた僕をつれて港町の宿をおとずれ、夜をこえて今に至る。


(*゚∀゚)「単に風にあたり過ぎたんじゃないか、とは言ってたけどな」

(;^ω^)「言われてみれば……ずっと外で呆けてたような気がするお」

(*゚ー゚)「駄目ですよぉ、眠くなったからってそんな適当なとこで寝ちゃあ」

( ^ω^)「そうやって適当に思いついたことを言うのやめてくれお」ンナワケ アルカイ

(*゚∀゚)「…ま、熱も下がって、そんだけ元気そうならもう大丈夫だな」

窓辺に寄りかかって、つーちゃんは朝日に目を細めながら言った。
僕は返事のかわりにしっぽをひらりと振った。

と、そんなやりとりを目覚ましに、ドームを作った布団がもぞもぞとうごめき、
大きく伸びをしながら、フサとショボが顔を現した。


ミ,,゚Д-彡「ふぁ……ぁ、あ!」

ミ;゚Д゚彡「ブーン!! 目ぇさめたのか!!」

(;´・ω-`)「え、ブーン…?」

( ^ω^)「おいすー、なんか心配かけちゃったみたいでごめんだお」

言って、立ち上がったところで奇妙な違和感をおぼえた。具体的には身体がかたむくのだ。
何事かと見まわすけれど、足もちゃんとあるし、しっぽもおkだし、意識もはっきりしている。

だけど何故だろう、バランスがとりづらい、何かが足りない気がする。

前足をもちあげて、大きく肩をまわしては伸ばしてストレッチしていたら、
すぐにその変な感じはなくなった。代わりに背中がすこしだけ、むずむずした。


とそれから、ひとまず宿を出た僕らを迎えてくれたのは。
潮っけを含んだ風と、華やかな喧騒。

よく整備された歩道に立ちならぶ、どこか懐かしいレンガ調の家屋のむれ。
さんかく屋根のところどころにある煙突からは、白い煙のかたまりが人みたいな形になって手を振って。

……手を振って?


( ゚ω゚)「なんだおあれは!!?」

ミ;゚Д゚彡「ん? なんだ?」

(;゚ω゚)「ほらあれ! あそこの煙突の上! なんか変なのが手ぇ振って…!!」

(;^ω^)「って、あ、あれ…!?」

目の前で起きている異常をつたえるべく、必死にその位置をしめそうとするが、
ふと、目を離したその隙に、気づけば先の白い塊はもやになって風に消えてしまった。


ミ,,゚Д゚彡「ああ、あれかぁ」

(*゚ー゚)「いいですねぇ、初々しい反応」

(*゚∀゚)「まあ初見はな」


いや違う僕はまともだ、ほんとうに見たんだ、的な流れが予想されたけれど、
意外にも皆、苦笑しながらもどこか納得するように頷いていた。

なにこれ、なんかぼく、はぶられてるよ。

( ^ω^)「これも時代の流れかお……」

ミ,,゚∀゚彡「ふふふ、あれは精霊の一種なのだよブーン君」

(;^ω^)「精霊の?」

ミ,,゚Д゚彡「そうです、ここに住まう人々は機械などの技術を持たず、
      代わりに魔法、すなわち精霊の力を借りる事によって生活を得ているのですよ」

明らかに、誰かの台詞をそのまま朗読しているフサはともかく。
オモイだした、ここは僕らが目指した大陸の港街、名をセンゴ。
魔法使いたちが住むという、オムの出入り口のひとつだ。

(*゚∀゚)「それとな、ちょいと周りをよく見てみ?」

(;^ω^)「周りって……」

言われるままに見れば、あるのは広がる街なみと、活気づいた大通り。
さいぶは違うけど、基本的にはおなじ文化だからケンチクやマチのシソウにソウイは少ない。

今までに通ってきた場所と比べても、さほどおかしな点はないように思えた。
あえて言うなら、露店がなく、ほとんどが室内にて店を構えている事だろうか。

そして行き交う人々にも、おかしな様子は見当たらない。

せわしなく動き続けながらも、何処か落ち着いた雰囲気で気品さえも感じる気が……。

しかしそこで、ふと視界のなかに違和感。いくつもの人通りの中に、何だか見慣れない姿がある。

それを認識した途端、しっぽがピンと跳ねて、毛がいっきに逆立つのを感じた。
何も頭に浮かばず、どうにかこうにか「何だあれは」とだけ口にした。


(;^ω^)「……えーと」

ミ;-Д-彡「ああ、わかるわかるよその気持ち……」

(;*゚∀゚)「話には聞いてたが……実際見るとな」


普通の人たちに混ざって、人と似て非なる彼らは自然に街を歩いていた。
もう何と言っていいものか分からないが、とにかく異様な光景だ。

まず、あたまの上に耳が無い。そして肌の色がどこも同じで、鼻まで白っぽい色をしている。
更には体毛がうすく、頭にしかまともに毛が生えていない。
その代わりなのか、暑苦しいまでの布でこれまた華奢な手足以外をおおいかくしていた。

む、よく見れば……耳があたまの横らへんにあるっぽい。
それにしても、確かに全体像は人とよく似ているけど、姿そのものはまるで違う。


2_20091226234712.jpg


(;^ω^)「じゃあ……あれが、あさぴーの言ってた、この大陸特有の人種」

ミ,,゚Д゚彡「ニンゲン、ってやつだから」

(*゚ー゚)「ええ、でも元々は "擬人" って通称だったみたいなんですけどね
    流石に、そのくせものならぬ、偽者みたいな呼び方はアレだったんでしょう」

共にこの大地に生きるものでありながら、人でも獣でもない彼らはこう呼ばれる。
人と獣、その中間の存在である。『人間』と。

(*゚ー゚)「綺麗ですよねぇ」

(;´・ω・`)(そうかなぁ……)

それにしても、こうして実際に本物をまのあたりにすると、なんだか別の生き物みたいだ。
けどまあ、見つけたときこそ驚いたけど、見慣れてくれば不思議とこう、むしろ懐かしいような。

そういえば、山さんもここ出身だとか聞いたような気がする。
もっと詳しく色々と聞いておけば良かったかな。
でも、山さんの話って難しいから聞いてもよくわかんないんだよね。

そういえば、その山さんはどうしたんだ、ここまで運んでもらったのに僕は挨拶もしてないぞ。


ミ,,゚Д゚彡「ここの港は船を長期間とめておけないんだってさ」

(;^ω^)「それで、僕らを下ろして他所に行っちゃったのかお…」

ミ,,゚Д゚彡「宿までは一度ついてきてたんだけどな」

(;^ω^)「そうかお……」


また本当に会えるのかもわからないのに、何も言葉をかわせなかった。
そう思うとたまらなく寂しさが訪れる、起こしてくれてもよかったのに。
と、ながい航海の果てにちょっぴり後悔しながら目をふせた。

すると、フサは何か思い出したように呆けた声をあげて、僕の荷物入れをあさりはじめた。


( ^ω^)「何してるんだお?」

ミ,,゚Д゚彡「えーと…あぁ、あったあった」

やがて何かを取り出すと、僕の前につきだし、受け取るように手に乗せた何かを揺らした。

見ればそれは川原の石ころのようにひらべったくて、形はきれいな円状。
表面はガラス張り、内部には意味不明な文字が書かれており、その上を矢印がくるくる回っている。
そして裏には鏡のような銀色の装飾がなされ、僕の姿がちいさく映りこんでいた。

ミ,,゚Д゚彡「山さんがブーンにって、お別れのせんべつがどうとか言ってたな」

(;^ω^)「僕に? っていうか、なんだおこれ?」ワカレノ センベイ?

(*゚ー゚)「羅針盤ですねい」

ミ;゚Д゚彡「そう、それ、よくわからないけど……道に迷ったときにはこれを頼りに歩くといいってさ」

(*゚ー゚)「でも変わってますよねこれ、針が一つしかないし、方角も書いてないなんて」

(;^ω^)「ふむ…?」

とりあえず、自分の向いている方向を調べるための物だということはわかった。
確かにこれがあれば、道に迷いにくくなるだろう事はわかる。
実際、今までは当てもなく歩いていたから、道にはいつも迷っていた。

でも、これを使いこなそうとは思わない、不要かな、とさえ感じている。

なぜなら僕は、違う道をいく事がまちがっているなんて思わないから。
遠回りするたびに見えてくる物だってあるし。元よりこの旅は、早く着くことを目的にしていない。


さて、今や紅季も後半、ほのかに木枯らしが吹きはじめる肌寒い季節。


見上げた空はますます遠く感じて、小さな雲は流れることなく、ゆっくりとその形だけを変えていく。
その隙間を小さな羽虫たちが、短い命をつなぐために懸命に飛び回り、さらに上空では鳥が地平線をめざす。

今はまだ、世界にはこうして生き物の気配が絶えないが。
もうじき月も色鮮やかな赤さが薄れ、だんだんと月が見えなくなっていけばその先に、
とても暗い夜と、凍えるような空気がつづく、ながいながい透季がやってくる。


まったくもって、アンニュイな気分になる。

そんな事を思いながら見つめた窓の外。暗がりが広がる頃には閉められて、部屋に明かりが満ちる。
ひとまず、今宵はもう一夜をここで明かしてから、次の目的をめざす事になった。

そんな事を思いながら見つめた窓の外。暗がりが広がる頃には閉められて、部屋に明かりが満ちる。
ひとまず、今宵はもう一夜をここで明かしてから、次の目的をめざす事になった。

僕は物思いにふけりながら、もういちど紅色の月を目にやきつける事にした。
じっと見ていると、なんだか逆に見られているような気分になってくる。


そういえば、月という字と目という字はよく似ているけど、偶然だろうか。

とかなんとか、色々考えているうちにも夜は更けて、もうじき節も変わるだろう。



赤い目が見守る、そんな42節目の夜だった。





             ∧∧ 
            ミ*゚∀゚彡 トキハ ナガレレレ
             ミ,,,,,,,,,,ミ

           紅季 59節





『ゥゥゥ……』

牙を剥き、低いうなり声をあげる4つ足の獣が、はっきりとした敵意をこちらに向けている。

彼らは頭だけをこちらに向けたまま、僕らの周囲をゆっくりと歩き回っていた。
おそらく、距離と、こちらの様子をうかがっているのだろう。

ドクンドクンと心臓は、飛び出そうなくらいに僕の胸中をたたきまくる。
弱気になってはいけないと、毛を逆立てしっぽを立てるが、自分でも知らずに足が震えていた。

あれから僕らが目指したのは、大陸にいくつも走った公道のひとつ、ルート78から派生した道、ジムロード。

どこまでも続く平坦な道から、大きな湖にかかった橋、枯葉が積もる山道をぬけたその先で、
僕らは今、こうして大きな獣に襲われて身動きがとれなくなっていた。


(#^ω^)「……!!」

::(´;ω;`):::

その時、じり、と獣の一匹がこちらに向かって踏み出し、僕はすぐさまそいつに威嚇の姿勢を見せた。
するとうなりながらも、再び前足をひっこめ周回をはじめる。

別にはげしく動いたりもしていないが、やたら息が苦しい。
ショボに至ってはその場にうずくまって、あたまを抱えて震えていた。

ミ;゚Д゚彡「か、囲まれた!? ひぇぇ…」

(*゚∀゚)「おい! 何なんだこいつらは!」

(*゚ー゚)「ヨコガミウルフ……山奥で群れを作って生活する…まあ、山犬ってやつですね」

灰色の体毛がとげとげしく横に跳ねている事から、その名がつけられた。しぃがそう補足した。
さらに補足すれば、体長はどれも一メートルを越え、爪も見るからに痛そうだ。
自分のと見比べるとなんとも情けない想いに駆られる。

動物としてひどい敗北感。

そう、猫タイプとて、戦いの中でおのれの闘争本能を蘇らせるのだ。

( ^ω^)「まあ本能あっても肉体ついてこなきゃ意味ないけどNE!」

(*゚∀゚)「はあ……しかし、こんなのが居るなんて聞いてねえぞ」

(;*>ー<)「私だってわかんないです!」

(;*゚∀゚)「……それ、わかってやってんのか?」

(*゚ー゚)「何がです?」

(*-∀-)「いや何でもねえよ…ちょっと前の知ってる奴に似てたんでな」

(*゚ー゚)「わあ、どんな人ですそれ?」

ミ;゚Д゚彡「いやいや! そんな思い出話してる場合じゃないから!!」

たまらず突っ込んだフサの声に反応したのか、うちの一匹が高々に吼えた。

一同ビクッと身体をこわばらせる、ああびっくりした。ああ、ちなみに、
フサは「ごめん、もう黙るから!」とか言って更に吠えられていた。何をしているのやら。


(*゚ー゚)「なんだか楽しそうですね!」

ミ;゚Д゚彡「楽しくない!!」

その時だ。

とうとう痺れを切らしたのか、山犬の一匹がふと姿勢をひくく下げたかと思った瞬間。
一気に地を蹴り、こちらへの距離を詰めると大きく飛び上がり、襲い掛かってきた。

心臓が跳ね上がって、とっさに頭が白くなる。

震えていた足が言うことを聞かない。



こうして僕は、ギャンと悲鳴をあげて吹き飛ばされる姿をただ見ていることしか――――。



(;^ω^)「あ、あるぇーーーっ!!??」

(*゚∀゚)「まあ、なんでもいいや」

気づけば、今しがた飛び上がってきたはずの犬が反対方向に飛ばされていて、
やがて地面をなんどかバウンドしながら着地し、そのままピクピクしはじめた。

ついでに、気づけばつーちゃんが隣に立っていた。
よく見えなかったけど、どうやら、そういう事らしい。

そして最後に、つーちゃんは辺りをぐるっと見回してから、どこか影のある笑顔を浮かべた。

(*゚∀゚)「……晩飯にしてやる」

ミ;゚Д゚彡「なにそれこわい」



ちなみに、ミラクル上手に焼けました。



……。


それから、暗くなる前には小さな村に到着して、色々はなしを聞いてみたところ、
やはり近頃、あの山犬がたまにニンゲンの里へ現れるという事件がおきているらしい。

村の人間さんたちはそろって口にした、こんな事は異常だ、と。
あの獣たちがやってくるのは異常だと、口にしたのだ。
(;*゚ー゚)「つまり……異じゅ」それ以上、いけない。

とは言え、実際のところ、その原因はわかってはいるらしい。

何でもこの辺りの村では製鉄がさかんに行われており、その為には大量の精霊の力を借りる必要がある。
この場合は主に、木々や火の精霊たちだが、そういった精霊とはいわば自然そのものだ。
使えば使うほどに、目には見えずとも山は衰え、やがて枯れていく。

ヨコガミウルフ達は本来、やまおくの綺麗な地を好む。

だから、山の変化にいちはやく気づき、それの警告をしているのだろう。そう言った。

 _、_
( ,_ノ` )y━・~「かと言って、このたたら場が無くなれば、ワシ等の生活ができなくなる」

ミ,,゚Д゚彡「共に生きるってのは……やっぱできないのかな」
 _、_
( ,_ノ` )y━・~「当然、でき得る限りのことはしよう…だが、消費が大から中に代わる程度が限度じゃろうな」

今回はこっちの人たちもどうにかしようと考えている分、これ以上なにも言えなかった。
フサも同じなのか、そう、とだけ言って目を細めた、何かを思い出しているのだろうか。

けれど、ふと房津での暮らし方をこぼすと、村の人たちは興味深々でいろいろ訪ねられた。
そうして気づけば、互いの村自慢に会話はながれて、楽しい夜がくれていった。

けど、思えば、つー族での暮らし。
あれこそ人と動物たちとの共存、その一つの形であると信じて疑わなかったけれど、
よくよく考えてみれば結局は、人の都合で決められた物に過ぎないのではないかと気づかされた。

正しい形なんて、無いのかもしれない。

そういえば、最後に村の人間さんは僕らにこう言っていた。

 _、_
( ,_ノ` )y━・~「でも良かったな、タテガミに出くわさんで」

(*゚∀゚)「たてがみ?」
 _、_
( ,_ノ` )y━・~「タテガミウルフ……大地の王なんて異名をもつ、山犬どもの親玉じゃ」

(*゚ー゚)「あ、その名前は知ってますよ!」

ミ;゚Д゚彡「やっぱ、危ないやつなのか?」
 _、_
( ,_ノ` )y━・~「んむ、どうせあんたらも目的はあれじゃ、祠なんじゃろ?」

(*゚∀゚)「ああ、まあな」

そう、今の僕らの目的地は、この地に古くから伝わる遺跡、封印のほこら。
何でも話では、そこに伝説の包丁が眠っているらしく、はるばるやってきたという訳だ。

 _、_
( ,_ノ` )y━・~「じゃあ尚のこと、気をつけたほうがいい、奴はその祠の辺りで発見報告がされておるからの」

(*゚∀゚)「ふーん…」
 _、_
( ,_ノ` )y━・~「悪いことは言わん、もし見かけたらまず逃げる事を考えたほうがよい」
 _、_
( ,_ノ` )y━・~「もっとも、逃げ切れればの話じゃがな! HAHAHAHA!!」

(;^ω^)「……」

(*゚∀゚)「……ヨコガミの味を考えるに、やっぱ、そのぶん美味いのかねぇ、タテガミってのは」
 _、_
( ,_ノ` )y━・~「えっ」
(*゚∀゚)「えっ」


ちなみに遺跡といっても、ある種の観光地みたいなものであり、
時折、僕らのような物好きが足を運んでいるようだ。

じゃあ、もしあっても誰かが持っていっちゃったんじゃないかなぁ、とも思ったが、
今のところ、それらしき話はどこに行っても聞かないので、とにかく行って確かめることにした。


肝心の場所はと言うと、このジムロードを更に進み、長く、深い、深い、森をぬけた先にあるという。

ちなみに森は、ながいこと生き続ける魔女が居る、といういわくつきの怪しさ満点で、いわゆる迷いの森だが、
実際にはその公道の一本道がつづいているため、わざと森に入らなければそうそう迷う事はないらしい。


そうして、あの村を出てからは、特に何事もなく旅は順調にすすんで、
早くもその森の入り口にまでやってきた。紅季もいよいよ70節にさしかかろうという時節だった。

その場所はとても薄暗く、どこか湿った風が吹き抜ける、見ているだけで涼しくなるような不気味な場所だった。
何だか相対しているだけでやたら緊張する、胸がドキドキして落ち着かない気分になる。

人を不安にさせる光景、この森の外観はまさにそのものだった。

(*゚∀゚)「……そうか、なんかわかったぞ」

立ちすくんでいると、やがてつーちゃんが言った。この森はちょっとおかしいと。
何故ならば、木々がまったく枯れていないのだ、もう透季になるというのに緑が生い茂っている。

そして奥を見ようとすればするほど、影が濃くなり、何も見えなくなってしまう。
一歩でも踏み出せば最後、もう戻れないような気がする。と息を飲んでいると、
ふいに草むらが激しく揺れ、しぃが枝葉をつけながら飛び出してきた。

驚かせるなと一斉に突っ込んでみるが、あまり気にした様子もなく舌をだした。
するとショボが鼻息を荒くしていて気持ち悪かった。ついでにさっきまでの陰鬱な気配もどっかいった。


というわけで、どういう訳だか、僕らは森の中へと足を踏み入れた。

最初はもう、何が出てくるかわからない恐怖に緊張しっぱなしだったが、
しばらく歩けばそれにも慣れて、荘厳なまでの森の気配を楽しめるようになってきた。

樹齢数千年はありそうなほどの、おそろしく巨大な樹や、カラフルな鳥は見栄えがいいし。
風はなく、ざわめきもない静かな森では、足音でさえも大きく響くのも心地よい。

更に歩けば、いつのまにか霧が出て、もっと見晴らしが悪くなってきた。
だけど、上天からさしこむ光をその霧がとらえることで、いくつもの光帯が垂れ下がり、
局所的にてらす斑点模様の森の風景には、心を奪われるばかりなのだった。


(*゚ー゚)「……綺麗」ウットリ

(*゚∀゚)「確かになぁ」

ミ,,゚∀゚彡「なんかいいな、こういうふいんき」

(;´・ω・`)「ぼ、僕は……まだ、駄目かも……」

けれど僕にはそれ以上に、何かもっと別の、これとよく似た風景があたまのなかで重なっていた。
霧に包まれた森。良い香りがする小さな家。澄みきった泉にわきでる清水。
涙が出そうになるくらい綺麗な琴の音色。
それら全てを合わせて比べても、それでも足りないくらいに綺麗な               君が、そこに。













                                                 」






川 ゚ -゚)


3_20091226234711.jpg




(; ω )「っっっ!!!!!」



心臓がはねあがって、思わず叫びそうになったけど、言葉にはならずただ呻いた。
まだ果ての見えない道の途中、ふと向けた視界の中に立ちすくむ人間の姿がそこにあった。

ただその場で固まる事しかできない僕を、彼女の静かな瞳が射抜く。
青に近い銀色のながい髪は、なびくことなく四肢を映えさせ。
身じろぎ一つも取らずに見据えたまま、その特徴的に長くとがった耳を一度、ぴくりとさせた。

そんな彼女の姿に、ようやく冷静になってきた僕はこう言った。



(´;ω;`)「で、出たぁぁぁあああああああああああああああああああ!!! 魔女だぁあああ!!!!」

(;゚ω゚)「違う!!」

(´;ω;`)「ひ、ひぃいいいいいいい!!!」

(;^ω^)「あぁあ、空気が音を立てて崩れていく……」

ミ;゚Д゚彡「なにぃ!? マジョだと!? ていうかマジョって何!?」

(*゚ー゚)「こんなとこに人が居るなんて……かなり怪しいですね、ぜひとも森のお友達になりたいです」

(*゚∀゚)「お前はちょっと言葉に繋がりを持て」

ミ;゚Д゚彡(……人の名前…?)

とか何とかしてる間に、彼女がこちらへ近づいてきた。
そして、至って挙動不審な僕らに対し、とても自然なそぶりで口を開いた。


川 ゚ -゚)「やあ、初対面の相手に変態とは失礼な」

(;*゚∀゚)「変態とは言ってねえ」

川 ゚ -゚)「私は砂尾、ほうら見てのとおり、怪しいもんじゃないよ」

(*゚ー゚)「よかったです」

川 ゚ -゚)「ああよかった」

( ^ω^)「なんだこれ」

(;´・ω・`)(え…砂尾……?)

川 ゚ -゚)「そして君らは……人、みたいだね」

川 ゚ -゚)「それもこんな所で見るなんて、珍しいな」

(*゚∀゚)「あんたこそ、こんな辺鄙な森ん中でなにしてんだい?」

川 ゚ -゚)「ん、それもそうか……うん、この辺りはいい薬草が採れるから、その調達だよ」

川 ゚ -゚)「……ていうかまあ、住んでるんだけどね、この森に」

(*゚ー゚)「なんと、住み心地はどうです?」

川 ゚ -゚)「悪くないよ」

(*゚ー゚)「それは悪くないですね」

(*゚∀゚)「お前ちょっと黙ってろ」

川 ゚ -゚)「…それで、君らはあれかい、この先の祠を目指しているのかい?」

(*゚∀゚)「まあな」

ミ,,゚Д゚彡「あとどれくらいで着きますかね? 何かぜんぜん終わりが見えないんだけど…」

川 ゚ -゚)「いや」

と、何故かそこで彼女は言葉をとめて、ふぅと一息、小さなため息を吐く。
そして再び顔をあげると、その途端、どこか空気が変わるのを感じた。

先ほどまでは、どこか柔らかさのある表情だったのが一転。
口を開くことさえ許さない、と言わんばかりの真剣な眼差しで僕らを見据えて言った。


川 ゚ -゚)「悪いことは言わない、引き返せ」


ミ;゚Д゚彡「は、ぇ、ええ!?」

(*゚∀゚)「…そりゃ、どういう意味だ?」

川 ゚ -゚)「どうもこうもないよ、さっさと帰れ」

(*゚∀゚)「理由は」

川 ゚ -゚)「ない」

(;*゚∀゚)「…な、なんだそりゃ……」

川 ゚ -゚)「駄目か?」

ミ;゚Д゚彡「駄目ってか、そりゃ、ここまで来て出戻りってのは嫌だから……」

(*゚ー゚)「そうですよ、せめてちゃんとした理由がないとー」

川 ゚ -゚)「理由か……しいて言えば……」

(*゚∀゚)「……」

川 ゚ -゚)「………」

ミ,,゚Д゚彡「……」

川 ゚ -゚)「そんな気分だから……?」

(*゚∀゚)「さ、先を行くとするか」

川 ゚ -゚)「ああん」

口ではああ言いながらも、特に行動には表さない彼女の横をぬけて、
僕らはまた、長い長い、森の道を歩き出した。

だけど、どうしても気になった僕は道を戻って、尋ねてみた。


(;^ω^)「あ、あの……砂尾、さん?」

川 ゚ -゚)「なにかな?」

(;^ω^)「その、もしかして、どこかで会った事ありませんかお?」

川 ゚ー゚)「いいや、君とは初対面だよ」

(;^ω^)「そ、そう、ですかお? あー…ちなみに、僕はブーンですお」

川 ゚ー゚)「ブーンか…文猫の、ブーン、ああ……いい名前だね」


何故か、その言葉に嘘は一つもないと感じた。

そのとき彼女の手がそっと僕の頭を撫でた。こそばゆい中に、こうしていたい欲求が生まれる。
だけど、その手はすぐに離れてしまって、余韻だけが名残惜しさになって残った。

やがて先を行くみんなからお呼びの声がかかった。
もう行ったほうがいい、彼女が言った。

後ろ髪引かれながら、僕は背を向けて歩き始めた。

さっきまであんなに無表情だったのに、やけに嬉しそうだった。
そして最後に聞いたあの言葉は、あの声は、森を抜けてからもしばらくは耳から離れなかった。



川* ー )「さようなら、ブーン」





           紅季 73節





遺跡、なんて聞いていたから。どれだけ凄い物があるのかと期待を膨らませていたけれど、
いざたどり着いてみれば、何とも拍子抜けするものだった。

何せ、噂のほこらとは、切り立った崖に建てられた小さな洞穴だったからだ。
しかも内部はせいぜい5メートルあるかどうか、という具合で。包丁どころか何も無い。

確かに非常に古臭いつくりだし、意味不明な文字列はあるけど、それも申し訳程度だ。
もしかして、砂尾さんが帰れと言ったのも、そういう事だったのかもしれない。


実はこれ違うんじゃないか。そうも考えたけど、近くの看板にでかでかと書かれていたから間違いない。
きっと、観光地という割にぜんぜん人が居ないのは、そういう事なんだと結論付けた。

ミ;゚Д゚彡「ま、まあさ! ほら、宝探しははずれもあるっていうかさ!」

(;*゚∀゚)「そ、ソウダナー、アヒャヒャー」

(*゚ー゚)「あれ、でもこれって……」

そこで、しぃが何かを見つけたのか、看板に書かれた文字をゆびさした。
と言っても、文字はすっかり色あせてしまい、もはや何が書いてあるのか分からないのだが。

かろうじて読めたのは、………る獣……ら…………印した……ある………………」ンビ=管理領。

しぃの指は、その最後のあたりを示しているようだった。


(*゚ー゚)「コンビニ管理領、だと思います、これとよく似たのを見たことありますし」

ミ,,゚Д゚彡「……」

(;´・ω・`)「それって……ここが私有地ってことなの?」

(*゚ー゚)「私有地というか、街ですね」

( ^ω^)「どういうことだお?」

(*゚ー゚)「コンビニっていうのは、最初に通ったルート78を進んだ先にある大きな街です」

ほら、ここからも見えます、としぃが指差す先には、山のふもとから続く広大な街並み。
じゃあ次はあそこに行けばいいのか、と問いかけるが、何故かしぃは微妙な笑顔で首をかしげた。

ミ,, Д 彡「………」

(;*゚ー゚)「うーん、でもあそこはー…ですねぇ…」

(*゚∀゚)「なんだ? 問題あんのか?」

(;*゚ー゚)「ええ……ちょーっとばかり、良くない噂がいろいろありまして……」

(*゚ー゚)「魔法科学ってあるじゃないですか」

ミ,,゚Д゚彡「魔法と、機械技術を合わせたやつ、だろ!」

(*゚ー゚)「それもここ、コンビニ発祥なんですけどね」

ミ,,゚∀゚彡「凄いじゃん! それで何の問題があるんだ!?」

(;*゚ -゚)「ええ、さっきも言いましたが、良くない噂が絶えないんです…
     あそこには大きな研究所があるのですが、何でもそこで人殺しの道具を作っているとか、
     あと人の体をいじったり、くろーんとか言う怪しい実験をしたりと…」

(;*゚ -゚)「実際に、あそこに行って二度と戻らなかった人もいっぱい居る、って」

(*゚∀゚)「よく分からんが……殺しの道具って、包丁とかの凶器のことか?」

(;*゚ -゚)「いえ、もっと危ないものみたいです、すごく遠くの獲物だって狙えるとか、なんとか……」

(*゚∀゚)「ほう……もしやそれが伝説の…」

ミ;゚Д゚彡「…違うと思うよ」サスガニ

( ^ω^)「んで、どうするんだお?」

僕としてはどちらでもいいのだが、とりあえず、しぃはあまり気が進まないようだった。
ならやめとこうか、とも思うが、そうすればつーちゃんの探し物についてを調べることができなくなる。
何せこの祠にある、なんて噂が流れたのだ、ならば何かしらの手がかりはあってもおかしくないのだ。

(*゚∀-)「ま、俺もどっちでもいいぜ?」

(;´・ω・`)「ぼ、僕は怖い……かも」

ミ;゚Д゚彡「うーん……じゃあ、戻ろうか?」

なんとなく、流れは行かない方向で決まったようだ。
実は少しだけ興味はあったけど、まあ危ないところにわざわざ行く事もないだろう。




そう思って、僕らが来た道を戻るべくふりむいた時だった。



『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!』



あまりに突然の出来事だった。


どこからか、遠吠えと言うには威圧感がありすぎる、獣の咆哮がひびきわたる。
鳥は一斉に羽ばたきこの場から逃げ出した。そして風が吹いた。

木々が揺れ、葉が落ち、草むらは薙ぎ倒され、砂煙をまきあげて、そいつは現れた。

牛か何かを思わせるような巨躯。
血のように赤い二つの眼。
研ぎ澄まされた牙。

そして、青と白のたてがみをなびかせる大きな狼。

睨まれただけで血の気が引いて、体がまったく動かなくなった。


(;*゚∀゚)「こいつ!!」

『…!!』

つーちゃんが咄嗟に獲物を構えるが、それよりも先に狼が動いた。
その先に居るのはショボだった、明らかに弱そうな部分を狙っての事だ。

だがそれも。

(´;ω;`)「ひっ!?」


狼はショボの前でひらりと身をひるがえし、反転。


(;*゚∀゚)「ん何ぃ!?」


そして飛び込んできたつーちゃんに向けて体当たりしながら、むき出しの爪で殴りつける。
狙いは、最初からショボを庇おうと動いた、つーちゃんだった。

(;* ∀ )「がっ……!!」

(;* ∀ )(し……しまっ……)

吹き飛ばされた勢いで、祠の壁にしこたま背中を叩きつけられたつーちゃんは、
そのままゆっくりと倒れ込み、ぴくりともしなくなった。

ミ,, Д 彡

ショボは腰が抜けたのか、涙をぽろぽろこぼしながらへたりこんだ。
フサが怒声をあげて狼に向かって地を蹴ったのは、そのすぐ後だった。

しぃはつーちゃんの側に駆け寄った。一方から鮮血が舞うのが見えた。
もはや敵は居ないと判断したのか、狼はゆっくりとしぃに近づいていく。


それからみんながじめんにたおれこむのに、そうじかんはかからなかった。

むねのおとが、やけにおおきくきこえていた。

からだがはねあがるくらいに、おおきく、おおきく、きこえていた。


どくん、どくん、どくん。


と。


気づけば。





(  ω )「……ぼく、わ………」


『………』





ぐちゃぐちゃになった狼の、内臓と肉片のうえに座り込み、ただ呆然と、空を眺めていた。




                             其の四 → 終章へつづく





この小説は2009年5月17日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:taPRhqZq0 氏

終結章、其の一はこちらへどうぞ



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[ 2009/12/26 23:49 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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