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牛乳のようです


390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 22:19:20.04 ID:c6MgBOmcO

賭けをした男が牛の体内に潜りこむ。


( ^ω^)「意外と居心地いいお」

( ^ω^)「あったかくて柔らかいし」

( ^ω^)「ちょっと暗いけど慣れれば大丈夫そうだお」

( ^ω^)「このままここで暮らしてみるのも良いかもわからんおね」



潜り込んでみて、結局そこに居座ることにする。



-牛乳のようです-



392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 22:21:12.09 ID:c6MgBOmcO

( ^ω^)「食べ物は問題ないお」


牛乳ならいくらでもあるのだ。


( ^ω^)「搾りたてよりなお新鮮だお」

( ^ω^)

( ^ω^)「我ながら上手いこと言ったお」

( ^ω^)ニヤニヤ


男は一人で笑いながら靴下を脱ぐ。

別に服なんか必要ないのだから。



394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 22:23:15.65 ID:c6MgBOmcO

脱いだ服は丸めてしかるべきへこみに押し込む。


( ^ω^)「この服どうなるんだおね」

( ^ω^)

( ^ω^)「まあどうでもいいお、そんなこと」


それから男は横になり、うとうとする。
もう落ち着きを取り戻した牛の動きは、ゆったりと眠りを誘う。


( うω-)



395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 22:25:28.04 ID:c6MgBOmcO

外では男の友人達が集まって半狂乱になっている。


(゚A゚)「あばばばばばばばばばばbーん牛のなkにばばばばばば」
  _
( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい!牛のおっぱい!!」

(;´・ω・`)「ブーン何やってんの?!もう分かったから早く出て来いってば!!」



彼らは時おり涸れた声で、一斉に抗議の叫びを上げる。

正気と現実の世界から発せられた抗議。

だがその声もますます涸れ、弱々しくなっていき
やがて男が両耳に流し込んだ乳状の胃液の中に消えてしまう。



396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 22:27:32.56 ID:c6MgBOmcO

( -ω-)スピー


ゆっくりと、満ち足りた赤ん坊の優美さをもって男はやがて深い眠りに落ちてゆく。



表では太陽がこそこそと立ち去り、月が牧場の上に昇る。

牛はゆっくりと、未だ慎重な足取りでもぐもぐと反芻しながら辺りをさまよう。



やがて牛は、仲間の群れからずっと離れたところで大儀そうに草の上に身を沈める。

牛の大きく繊細そうな目には不安の念があふれている。

己の新たな運命と責任を、牛は推しはかろうとしている。







398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 22:33:35.58 ID:c6MgBOmcO

牛乳のようです

>>390>>392>>394>>395>>396

あれ、5レスだった



元ネタ

バリー・ユアグロー著、柴田元幸訳
『一人の男が飛行機から飛び降りる』より
『牛乳』という話

この本元ネタにしていくつか書いてスレ立ててみようとか思ってたけど
途中で「これAA付けただけでそのままじゃねえか」と気づいたのでやめた
この投下で成仏してもらいたい


[ 2009/10/30 15:22 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
そらそうよ
[ 2009/10/30 21:02 ] [ 編集 ]

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