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【ようです】Van・Hellesing【('A`)】


600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 22:50:53.04 ID:AAe6EPzIO

ヴィプテラル北東――

o川* ー )o「あはは……!凍れ!恐怖しろ!」

o川* ー )o「そしてあたしに、恐怖の血を差し出せ!」

そう叫ぶと、女の立つ白樺を中心に、辺り一面の木がが樹氷となってゆく。

氷は木を、林を、森を食い、
そして、やがて森は、氷に覆われる。

o川* ー )o「あはは、あはははははは!あはははははははは!」

青白い月光の下、氷の森の上で、女はいつまでも高笑いを続けていた――



602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 22:51:37.42 ID:AAe6EPzIO





【ようです】Van・Hellesing【('A`)】







605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 22:53:00.17 ID:AAe6EPzIO

――ヴィプテラル北東、サニーニャの村

('A`)「……なるほど。」

('、`;川「はい……お願いしますです。」


ドクオは長椅子にどっかと座り込み、頬杖をついて話を聞いていた。

氷の森を作り、そこに人をおびき寄せる吸血鬼――

('A`)=3「リベラヒル家……か。」

(*゚ー゚)「氷なら、先日のハイゼンシュッツァー家ではないのですか?」

('A`)「リベラヒル家は……ハイゼンとこの従兄弟家系だ。つまり、解るな。」

そういうと立ち上がり、ドアをに手をかける。

('、`;川「あっ、あの!依頼の方は……」

(A` )「安心しろババァ。吸血鬼は皆殺しだ。」

(*゚ー゚)「報酬金の手続き等は、追ってご連絡します。」

(ー゚* )「ご安心ください。では、失礼します」



606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 22:54:02.26 ID:AAe6EPzIO

('、`;川「……」

彼女は、黙ってドアが閉じるのを見守ることしかできなかった。


('A`)「しかし……リベラヒルん所か。」

(*゚ー゚)「なにか、問題でも?」

ドクオはタバコを吹かし、二人は村の中を歩く。

('A`)「リベラヒルのジジイはかなりの高齢だ。戦えないとなると、来たのは……」

(*゚ー゚)「子……ですか?」

('A`)「あぁ。おそらく、リベラヒル家現当主、キュート・リベラヒルだ。」

いつのまにか村を抜け、森の入り口へと差し掛かっていた。
依頼人の話通り、森は氷に覆われ、曇天にぬらぬらと光っていた。

('A`)「リベラヒル家はかなり特殊だ。」

ぱきぱきと、霜柱を踏みながらドクオは話す。

('A`)「やつらは『恐怖』を吸って生きている。血の中に染み込んだ、恐怖を。」



608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 22:55:16.06 ID:AAe6EPzIO

見ているだけで凍りつきそうな、樹氷の森。
追うしぃは、ドクオに問う。

(*゚ー゚)「それが、何か問題になるのですか?」

('A`)「頭が弱いな。貴様は。」

申し訳ありません、と答えるしぃを尻目にドクオは述べる。

('A`)「それだけ特殊な条件だ。故に得られる力も比じゃない。
一介の吸血鬼に、森ひとつ凍らせる力があるか?」

空を見上げ、彼は踵を返す。

( 'A)「帰るぞ。夜に出直しだ。」

(*゚ー゚)「畏まりました。」


――夜

('A`)「……」

森の、ほぼ中心。あれだけ曇天だったのに、夜になると月が出るのはここの特徴だ。

ダイヤモンドダストが月光に煌めく。ヤツのお出ましだ――



609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 22:56:39.68 ID:AAe6EPzIO

('A`)「よぉ、キュート。いや、リベラヒル家当主様、の方がいいか?」

o川* ー )o「久しぶりね、ドクオちゃん。
いいえ、リヒャルトシュタイン家の最後の一人の方が良いかしら?」

('A`)、「ぺっ、似合わねぇよ。そんな家名はよ。」

タバコを吐き捨て、じゃり、と踏み消す。
敵に背を向けたまま。

o川* ー )o「私を殺しに来たのね?」

('A`)「あぁ。吸血鬼は、皆殺しだからな。」

樹氷の枝が、自重で砕ける。
それが砕けたときが――

――パーティーの始まりだ。

o川*゚ー゚)o「そんなこと言うドクオちゃんは……死んじゃえ!」

背中から、キュートの手中で作られた氷弾が迫る。
それをドクオは、荊の蔓ではたき落とす。

o川*゚ー゚)o「あはははっ!ドクオちゃん、避けてばっかり!」

('A`)「……。」



612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 22:58:21.53 ID:AAe6EPzIO

己の血の力、荊を駆使して防御、回避に徹する。
彼が攻撃しない理由は――


o川*゚ー゚)o「あー、ドクオちゃんもしかして、まだエセフェミニスト気取りー?」

('A`)「生憎、エセじゃねぇがな。」

o川*゚ー゚)o「フェミニストが許されるのは小学生までだよねー!」

o川*゚ー゚)o「あははははは!」


('A`)「ああ、そうだな。」


突如、キュートの背後から荊が伸びる。

o川*゚ー゚)o「それで捕まえたつもり……」

('A`)「いや、」

眼前まで迫ったドクオが放つ、サマーソルト。
今までとは違うスピード、そして蔦に気をとられたキュートは対応できない。

o川* ー )o「がっ……」

蹴りあげられ、落下し、倒れ付したキュートの頭を踏み付け、彼は言う。



613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[こっからちょっと閲覧注意かも]:2009/10/08(木) 22:59:22.58 ID:AAe6EPzIO

('A`)「俺のフェミニズムはな、」

('A`)「てめぇら吸血鬼には、無効だ。今決めた。」

o川#゚ー゚)o「貴……様ぁぁっ!」

怒りに燃えるキュートの手から冷気が発せられる。

('A`)「ほざけ。」

それを全く意に介さず、ドクオは彼女の頭を足蹴にし、なじる。

('A`)「怒れ。喚け。そして己の無力さを痛感するんだな。」

o川# ー )o「く……なめるなぁ!」

('A`)「なめてねぇ。事実だから言っているんだ。カスが。」

そう言うと、彼はキュートを高く蹴りあげる。
上空で荊に絡めとられた彼女は、そのまま荊の棺桶に包まれる。

('A`)「吸血鬼。てめぇらには死んでも死にきれない苦痛をやるよ。」



614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 23:00:24.18 ID:AAe6EPzIO

彼の手には、幾本もの銀のナイフ。

それをまとめて、立てに立つ棺桶へと――


('A`)「祝詞の時間は済んだかい?」


突き刺した。まんべんなく。

「あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!」

吸血鬼に銀は、毒だ。まるで焼けた鉄を押し当てられたかのような痛みを感じる。

中で暴れれば暴れるほど、その刃は食い込み、荊は絡み付く。
その姿はまさに、鉄の処女(アイアンメイデン)

('A`)「吸血鬼。覚えておきな。」

棺桶の、頭の部分。叫び声に混じって謝罪や悲鳴が聞こえてくる。



615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/08(木) 23:01:10.26 ID:AAe6EPzIO

('A`)「俺の名前はドクオ。
ドクオルテッド・ボン・リヒャルトシュタイン。またの名を、ヴァン・ヘルシング。」

棺桶の、顔の部分に口づけをし、手の中の白木の杭を突き刺した。

('A`)「吸血鬼。お前が覚えた、最後の名前だ。」

響き渡る断末魔の悲鳴の中、彼はぽつりと、棺桶に向かって呟いた。


あと、23家――





――続けたい



[ 2009/10/10 21:47 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
続いてほしい
[ 2009/10/10 23:29 ] [ 編集 ]

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