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【ようです】('A`)ヴァン・ヘルシング=ドクオ


354 :【ようです】('A`)ヴァン・ヘルシング=ドクオ[]:2009/09/16(水) 23:37:05.42 ID:QnZ+VjePO

じゃりっ、と言う、土を踏む音がする。
本来、足音はあまり起てない方がいいのだが、今は別だ。

木立の真ん中、月光の下、白黒の服の男が立ち止まる。
その男の喉笛に、斬りかからんとする影が迫る。

('A`)「……バカめが」

だがしかし、斬ることは能わない。
地面から伸びた幾本もの蔓薔薇が、攻撃者に絡み付く。
不意を突かれた攻撃者は、木立の間に磔にされた。

川 ゚ -゚)「……不覚。気づかれるとはな。」

('A`)「気づくよ。吸血鬼様をなめんなよ。」

じゃりっ、じゃりっと、男は女に近づいていく。
磔の女は脱しようともがくが、その度に蔓薔薇の棘が食い込んでいくだけである。



355 :【ようです】('A`)ヴァン・ヘルシング=ドクオ[]:2009/09/16(水) 23:42:26.45 ID:QnZ+VjePO

('A`)「『教会』の刺客、『聖兵』かな?しかし、女性とはなぁ。」

俺はフェミニストなものでね。と言い、くい、と顎に手をかける。

川 ゚ -゚)「……何時から気づいていた?私の存在に」

('A`)「最初から。この林に立ち入ったあたりかな?殺気丸出しだもの。」

ぎりぎりと鳴る歯軋りを無視して、男はまるで品定めをするように女を見る。

('A`)「いい女だ。惜しいほどに。」

川 ゚ -゚)「化け物に誉められても嬉しくない。」

('A`)「はは。」

いい女だよ、本当に。と、再度男は呟いた。

('A`)「どうする?俺を殺しにかかるか?それとも生を懇願するか?」

川 ゚ -゚)「聞くまでも……ないわっ!」



357 :【ようです】('A`)ヴァン・ヘルシング=ドクオ[]:2009/09/16(水) 23:45:09.87 ID:QnZ+VjePO

力任せに蔓を引きちぎり、右腕の剣を振るう。

('A`)「怖い怖い。」

すんでのところで剣を避ける。前髪が数ミリ持っていかれる。

川 ゚ -゚)「せいっ!はぁっ!」

突き、斬り、薙ぎ。あらゆる型の剣技が迫る。
しかし男には掠りもしない。ひらりひらりと身をかわしている。

('A`)「そういえばマドモアゼル、お名前を聞いてないな。」

木の枝にふんわりと着地した男が、女に問う。

川 ゚ -゚)「……聖兵“クーリヒャルト・デファン”、貴様が覚える最後の名前だ!」

そう言うと、女、クーは持っていた剣で中に十字を切り、

川 ゚ -゚)「召されよ!」

降り下ろした。縦と前に巨大な力が生まれ、全てを薙いでゆく。
後にはただ、更地だけが残っていた。

川 - _-)「神の御下へ逝け……」



358 :【ようです】('A`)ヴァン・ヘルシング=ドクオ[]:2009/09/16(水) 23:49:46.77 ID:QnZ+VjePO

「祝詞の時間は済んだかい?」

川;゚ -゚)「!」

はっ、と我に帰る。全身に巻きついた、蔓薔薇と、そして黒い影。
端から見てもとれるくらい、クーに動揺が走る。

('A:゚, 「焦った焦った。いやぁ、お見事な『聖技』だよ。」

ぱちぱちと、拍手をしながら男は歩む
影と灰が固まり、その姿を形作ってゆく。

川;゚ -゚)「な、何故」

('A`:, 「あ、知らない?吸血鬼ってさ、死に方ワンパターンしかないの。」

('A`)「それでないかぎり、いくらでも復活するよ。夜間はね。」

知識不足だったね、残念賞。そう言って、頭上の月を指差す。

('A`)「俺の名前は、ドクオ。ドクオルテッド=ボン=リヒャルドシュタインⅣ世。またの名を、『ヴァン・ヘルシング』」

ぱちん、と指をならす。蔓薔薇と影が、四肢を割く。

('A`)「マドモアゼル、貴女が覚えた最後の名前ですよ。」

薄れゆく意識のなか、クーはしかし、確かにその名を心に刻んだ。


end


[ 2009/09/18 22:45 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
おにやっこのネタを思い出した
[ 2009/09/19 15:22 ] [ 編集 ]

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