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(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです


113 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 03:49:12.90 ID:q+X30un+O

8月下旬―

暦の上では秋となっているが、残暑が厳しいこの季節。

街中を一人の少年が歩く。

(;´・ω-`)「あっつー…」

額からは汗が滲む。
そして、汗は頬を伝い、焼けたアスファルトに垂れる。

まるでジュウ、と
音が聞こえてくるようだった。

(;´・ω・`)「これじゃ、意味無いや」

彼は、夏休みの宿題を仕上げる為に、涼しい図書館へ向かう。

だが、これなら家で進めれば良かったと、
少し後悔しているようだった。



114 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 03:49:57.10 ID:q+X30un+O

歩みを進めてしばらく、駅前で人集りが出来ている。

「―日本の未来は皆さん、国民の手にかかっているのです!」

(´・ω・`)「うるさいなあ…」

街頭演説。

選挙の近いこの日、
政治家は当選を果たす為に、躍起になっているのだろう。

(´・ω・`)(そういえば、死んだじいちゃんは、
政治家なんぞどれも一緒じゃ、って言ってたっけ―)

――――――



119 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 03:55:01.11 ID:q+X30un+O

――縁側――

J( '-`)し「スイカが冷えましたよ」

(´・ω・`)「わーいっ!」

スイカが運ばれて来るなり、がっつくショボン

白いTシャツがべちょべちょになる。

/ ,' 3「ホッホ、そんな慌てんでも、スイカは逃げんぞ」

スイカは、あっという間にショボンの胃袋へ消える。

J( 'ー`)し「あらあら、こんなにこぼして…」

お母さんはそう言うと、ショボンの口を拭う。

(´・ω・`)「んぐんぐ…」



120 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 03:56:28.76 ID:q+X30un+O

(´・ω・`)「プッー!」

ポポポポポポッ…!

庭へとバラまかれるスイカの種。

/ ,' 3「ほっほ。ワシも真似するかの」

シャクシャク

ボボボボボボボボボボッ…

(*´・ω・`)「わーっ、じいちゃんすげーっ!」

/ ,' 3「まだまだ若いもんには負けんぞい」

J( 'ー`)し「あらあら、二人してはしゃいじゃって」



/ ,' 3「おお、そうじゃ。
ショボン、見せたいモノがあるんじゃ」

(´・ω・`)「なーにー?」



121 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 03:58:24.35 ID:q+X30un+O

ゴソゴソ

/ ,' 3「これじゃ」

(´・ω・`)「あははは、変な絵」

/ ,' 3「ほっほ、でもバカにしたもんじゃないぞ。
ピカソという有名な画家の作品じゃ」

(´・ω・`)「ふーん…」

/ ,' 3「何が言いたいかと言うとじゃな、
お前に、このピカソのように、様々な角度から物事を見られる、
そんな男になって欲しいのじゃ」

(´・ω・`)「むつかしくて良く分かんないよ」

/ ,' 3「ほっほ、大人になれば分かる。
それまで覚えとるんじゃよ」

(´・ω・`)「うん!」
――――――



123 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 04:00:22.47 ID:q+X30un+O

(´・ω・`)「さて、着いたぞ」

図書館の自動ドアの前にたった、

その時

グララララララララララッ!

突如地震が襲った。

それも、かなり大きい。

(;´・ω・`)「うわぁーーーー!」

………………

(´-ω-`)「ううっ…」

目を開けると、
そこはスクランブル交差点の中心だった。

(;´・ω-`)「ここは…?」

周りには大きい建物が立ち並ぶ。

(´・ω・`)「誰もいないの?」

静か過ぎるその光景は異様だった。



125 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 04:04:11.00 ID:q+X30un+O

辺りをキョロキョロ見回していると、

パッ

突然、目の前の信号が青に点灯する。

(´・ω・`)「進めって事なのかな」

信号の示す通りに、歩むショボン。

道幅は段々狭くなり、周囲には霧がかかる。

(´・ω・`)「どこまで続いてるんだろう?」

更に歩くと、今度は十字路が現れた。

(´・ω・`)「こっちかな」

本能に従い、左に進む。

また分かれ道。

(´・ω・`)「今度は右かな」



127 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 04:05:46.81 ID:q+X30un+O

更に濃くなる霧。

そして、次々に現れる分かれ道を適当に進む。

しかし、それがあだとなり、
もう引き返す道さえ、分からなくなっていた。

(;´・ω・`)「困ったな、どうしようか」

すると、霧の奥から人影が見えた。

(;´・ω・`)「誰っ!?」

/ ,' 3

(´・ω・`)「じいちゃんっ!」

/ ,' 3「何故、お前がこんな所に居るのじゃ!?」

(´・ω・`)「そんなの、僕にも分かんないよ!」



128 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 04:06:51.01 ID:q+X30un+O

/ ,' 3「とにかく、これ以上進んではいかん!
今すぐ引き返すのじゃ!」

(´・ω・`)「どういう事なの?」

/ ,' 3「お前がいくにはまだ早すぎるのじゃ!」

(´・ω・`)「言ってる意味が分からないよ!」

/ ,' 3「いいから、早く帰れ!」

(`・ω・´)「嫌だっ!ずっとじいちゃんと居たい!」

/# ,' 3「…っ!」

パチーンッ!

(⊃ω・`)「…」

/ ,' 3「…」



129 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 04:07:34.98 ID:q+X30un+O

おじいさんは初めて、ショボンに手をあげる。

そして、悲しげな表情で言う。

/ ,' 3「ショボン、それが叶わぬ事は分かっておるな」

ショボンは何も言わない。

/ ,' 3「この老いぼれの、最後の願いと思って聞いておくれ。」

(´;ω;`)「……うん」

/ ,' 3「ほっほ、いい子に育ってくれて、わしゃ嬉しいよ」

下へ続く、光の階段が現れる。

/ ,' 3「ではショボンよ、この階段を降りて行くのじゃ」



130 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 04:08:47.87 ID:q+X30un+O

/ ,' 3「その時何があろうとも、前を向いてるんじゃよ」

(´;ω;`)「…うん」
/ ,' 3「では、達者での」

階段を降り始めるショボン。

(´;ω;`)「…ぐすっ」

/ ,' 3「わしは、いつでもお前のことを、見守っているからの」

パアアアァァァァ

―――病室―――

ピッ…ピッ…

J( ;ー;)し「ショボンや、起きておくれよー」

(´-ω-`)「…んんっ…」

J( 'ー`)し「ショボン!?」

(´・ω・`)「あれっ?僕は…」



131 :(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです[sage]:2009/08/30(日) 04:10:04.78 ID:q+X30un+O

ヒシッ

J( 'ー`)し「良かった…無事で良かった…良かった…」

(´・ω・`)「かーちゃん…」

(´・ω・`)(そっか、じいちゃんが僕を…)

真っ赤に燃える夕焼け空には、
ツクツクホウシの鳴き声が響いていた。

終わり







132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/08/30(日) 04:18:58.21 ID:q+X30un+O

以上

(´・ω・`)ショボンとじいちゃん/ ,' 3のようです

でした

安価は
>>113>>114>>119>>120
>>121>>123>>125>>127
>>128>>129>>130>>131
です

お題は
前スレ>>482 選挙、>>483 地震、>>484 迷う(´・ω・`)、
ついでに>>488 ピカソです

こんな時間にも関わらず、支援ありがとうございました。

感想と指摘があったらお願いします。



[ 2009/08/31 10:05 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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