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( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv


281 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:17:48.54 ID:m0hYzc/V0

お爺ちゃんの話はとても面白い。
妖精の国へ行ったり、魔法使いと友達になったり、魔物達と一緒に冒険をしたりとか。
そんな事があるとは思わないから、たぶん作り話だろうけどなぜか聞き入ってしまう。

( ^ω^)「……という訳で、ブーンは無事生還できたんだお!」

(*゚ー゚)「えー、嘘だあー」

( ^ω^)「おっおっ」

楽しそうに話してくれて、内容も今までの話と違う。
同じ話が出る事はなくて、私は毎日ワクワクしていた。


lw´‐ _‐ノv「やあ、魔法使いだよ」

いつものように散歩をしていると、いきなり黒い三角帽子に黒いローブをまとった女の子が現れた。

(;゚ー゚)「えっ、魔法使い? 本当?」

lw´‐ _‐ノv「……ごめん、今のなしで」

(;゚ー゚)「ど、どうして!?」

lw´‐ _‐ノv「だってばれるといけないし、そう、私は魔法使いじゃないよ」

(;゚ー゚)「もう初めに言っちゃったから!」

なんだかんだで私の家まで一緒に行く事になった。



282 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:20:27.57 ID:m0hYzc/V0

( ^ω^)「おっ? シュールじゃないかお?」

lw´‐ _‐ノv「いいえ、それは残像です」

(;^ω^)「質量のある残像だと……じゃないお、やっぱりシュールだお!」

お爺ちゃんと知り合いらしい。
どういう経緯で知り合ったんだろう、もしかしてロリコ……

lw´‐ _‐ノv「おう、ブーン久しぶりだなー50年ぐらいか?」

……50年?

(;゚ー゚)「えっ、50年って? シュールちゃんまだ子供だよ?」

( ^ω^)「おっおっ、前に話したはずだお。ブーンには魔法使いの友達がいるんだお!」

lw´‐ _‐ノv「どうもおはこんにちばんは。魔法使いです」

(;゚ー゚)「本当だったの?」

lw´‐ _‐ノv「こいつの言うことの半分は嘘だけどな」

( ^ω^)「おっおっ、半分は本当だお!」

(;゚ー゚)「どっちなのさ!」

お爺ちゃんとシュールちゃんは懐かしそうに話をしている。
まさか、本当だったのかな? でも、半分は嘘だって言っているし……



284 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:25:24.55 ID:m0hYzc/V0

(*゚ー゚)「そうだ、魔法使いなんだから何か魔法は使えるんでしょ?」

lw´‐ _‐ノv「ん? もちろん使えるぞ」

(*゚ー゚)「じゃあ何か見せて!」

lw´‐ _‐ノv「しょうがないな、大出血サービスだ……」

そう言うと、私に手をかざしてきた。
え、ちょっと待って。私!?

lw´‐ _‐ノv「そーれ、大好きなものが美味いと感じられる魔法だ!」

(;゚ー゚)「きゃあっ! ……えっ?」

(;゚ー゚)「って当たり前の事じゃない! 魔法いらないよねこれ!」

lw´‐ _‐ノv「ふははは、食事が楽しくなるぞー!」

(*^ω^)「おっおっ、シュールは相変わらずだおね」

お爺ちゃんが笑いながら言った。

( ^ω^)「昔、ブーンとシュールの二人で冒険に出たんだお」

lw´‐ _‐ノv「そう、出たのさ」



285 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:29:48.65 ID:m0hYzc/V0

本当にいろいろな場所を巡ってきたお。
天国から、地獄までそれはもう語りきれないほどだお。

从 ゚∀从「バーカ、お前はバカだな。本当に良いバカだよ」

愉快な妖精のハイン。
ちっこくて可愛かったんだお!
口は悪いけど、本当は優しくて、ブーンが危なくなった時に救ってくれたんだお。
この指輪は、ハインからもらったものだお!

( ФωФ)「このロマネスク、貴様がこの世界にいる限り貴様の為に力を尽くそう」

魔王のロマネスク。
とても体が大きくて、さすが魔王、っていう感じだったお。
見た目はすごく怖いけど、義を重んじる性格でブーンを助けてくれたんだお!
この腕輪は、ロマネスクからもらったものだお!

(*゚∀゚)「アヒャヒャ! お前、いい奴だな! これをやるよ!」

化け猫のつー。
昼間は人間の姿をしていて、夜になると猫になるんだお。
これもまたとても可愛くて、人間の姿なのに尻尾と猫耳があるんだお!
このペンダントは、つーからもらったものだお!

('A`)「へっ、お前みてえな人間は初めてだ。感謝するよ」

吸血鬼のドクオ。
本当に青白くて、いつぶっ倒れるか心配するほどだったお。
でも、いざとなれば本当にかっこよくて、いい人なんだお!
このマントは、ドクオからもらったものだお!



286 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:32:58.28 ID:m0hYzc/V0

――――

もちろん、半分は嘘らしいので話半分に聞いていた。
でも、やっぱりお爺ちゃんの話はとても面白い。

(*゚ー゚)「でも、嘘なんでしょ?」

lw´‐ _‐ノv「半分は本当さ(だお)!」(^ω^ )

(;゚ー゚)「えー……」

もう突っ込まないことにしよう。

lw´‐ _‐ノv「なんだね、なんだね、その顔は。
       よーし、これからの人生を楽しく、愉快に生きてゆける魔法だ!」

(;゚ー゚)「ええと……いまいち実感が湧かないね」

( ^ω^)「大丈夫だお、ブーンも昔その魔法をかけてもらったんだお」

⊂二二二( ^ω^)二⊃「ほら、このとおりだお! 愉快で楽しい人生だお!」

lw´‐ _‐ノv「わーい」

(*゚ー゚)「うふふ、じゃあ楽しみにしてるー」

この一日は夜までシュールちゃんとお爺ちゃんの話で、盛り上がった。



287 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:36:06.06 ID:m0hYzc/V0

――8年後、お爺ちゃんは亡くなった。
結構な年だったので、大往生と言ってもいいかもしれない。
お爺ちゃんのお葬式には、本当にいろんな人たちが来た。
ほとんどが人じゃなかったけど。


( ^ω^)

綺麗に輝く指輪。どこか威厳を感じさせる腕輪。猫の模様があるペンダント。とても赤いマント。
来てくれた人たちは、それを感慨深そうに見つめていた。

(*゚ー゚)「でも、どうして?」

私が見たこともない人たちに言った。

(*゚∀゚)「おっ? こいつはいい奴だったからな! それに……」

何だか頭に猫の耳が、後ろには尻尾が生えていて綺麗な女の人が。

( ФωФ)「む? こやつは我輩に心というものを教えてくれたからな。それに……」

見た目がすごく怖そうだけど、不思議と怖くないとても大きな人が。

从 ゚∀从「あん? こいつに救われたからだよ。それに……」

手のひらに乗るほど小さくて、とても可愛い妖精さんが。

('A`)「ん? こいつは俺に大切な事を教えてくれた。それに……」

顔色が青白くて、今にも倒れそうな人が。



288 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:40:14.61 ID:m0hYzc/V0




( ФωФ)从 ゚∀从「友達だからな」(゚∀゚*)('∀`)




その夜、シュールちゃんもやってきた。
夜中に、こっそりと。

lw´‐ _‐ノv「…………」

シュールちゃんはお爺ちゃんの顔にそっと触れると



           「元気でな」



と言った。


( ^ω^)


死人が元気な訳ねーお、とお爺ちゃんが笑ったような気がした。



289 :( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv[]:2009/08/15(土) 05:42:55.08 ID:m0hYzc/V0

――魔法使いは泣かなかった。
長い時間を生きる彼女にとって、別れなどよくあることだ。
いちいち、泣いてなんかいられない。

lw´; _;ノv「…………う、うわ、うわああああん」

誰もいない草原で、彼女はついに泣き出してしまった。
涙は止めどなくあふれだし、どこもかしこも水浸し。


(*゚ー゚)「――そうして、出来たのがこの湖って訳だよ」

ノパ⊿゚)「えー! 嘘だあああああ!」

(*゚ー゚)「うふふ、本当だよ。半分が嘘で半分が本当なんだよ」

ノハ;゚⊿゚)「ややこしいなあああ! どっちなんだあああ!」

(*^ー^)「あははは、たぶん楽しい方が本当だよ」
  _, ,_
ノパ⊿゚)「ええええええ! なんだよおおお!」

楽しそうに、話す老婆とその孫。
その上の空には、空を飛ぶ魔法使いがいたとさ。

lw´‐ _‐ノv「しっかりと魔法は効いてるようだな、うんうん」


( ^ω^)(*゚ー゚)お爺ちゃんと孫と魔法使いのようですlw´‐ _‐ノv
               お し ま い


[ 2009/08/16 21:01 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

童話にありそうな話でなんかほんわかとした気持ちになれた
[ 2009/08/17 15:25 ] [ 編集 ]

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