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( ・∀・)欲望は果てしないようです


338 :( ・∀・)欲望は果てしないようです 1[]:2009/08/06(木) 19:59:51.59 ID:URUsUnDA0

ここはニューソク共和国――。
  _
( ゚∀゚)「お呼びですか?大統領」

大統領のモララーは、騎士団長のジョルジュを自室に呼びつけていました。

( ・∀・)「ジョルジュか…」

( ・∀・)「明日、あの計画を実行にうつすぞ」
  _
( ゚∀゚)「え?し、しかし…あの計画は…」

( ・∀・)「ああ、確かに学者の中には、危険だと反対する者も多い…」

( ・∀・)「だが、成功すれば間違いなく我々は『最強』の力を手に入れることができるんだ」

( ・∀・)「反対する学者は、そのあまりに強大なパワーを恐れているだけだ」

( ・∀・)「議会のほうは俺がなんとかするから、任せておけ」
  _
( ゚∀゚)「なるほど…『悪魔の頭脳』といわれた大統領がおっしゃるなら間違いないですね」
  _
( ゚∀゚)「明日、VIPに攻め込みます!」


~ ( ・∀・)欲望は果てしないようです ~



339 :( ・∀・)欲望は果てしないようです 2[]:2009/08/06(木) 20:01:26.33 ID:URUsUnDA0

翌日、VIP王国。

( ゚д゚ )「お、王様!大変です!ニューソク軍が攻めてきました!」

大臣のミルナが言います。

/ ,' 3「な、何じゃと…」

そう答えたのは、VIP王国のスカルチノフ王です。

( ゚д゚ )「ど、どうしたら…そうだ、会議!会議しましょう!」

( ゚д゚ )「会議するためには…議題が必要ですね!議題ください!」

/ ,' 3「落ち着け。会議といっても、ワシとお前しかいないではないか」

( ゚д゚ )「そ、そうでした…失礼いたしました」

( ゚д゚ )「しかし…我が国の戦力では、ニューソク軍に攻め込まれたら、ひとたまりもありませんよ」

/ ,' 3「うむ、確かにその通りじゃ…」



340 :( ・∀・)欲望は果てしないようです 3[]:2009/08/06(木) 20:02:45.97 ID:URUsUnDA0

( ゚д゚ )「こうなったら、降伏するということも視野に入れなければいけませんね…」

/ ,' 3「ならん!それはならんぞ!」

/ ,' 3「奴らの狙いはおそらく、この城に代々伝わる『どんな矛も貫けない盾』じゃ…」

/ ,' 3「この盾と、奴らの持つ『どんな盾も貫く矛』が揃ったら、大変なことになると言われておる」

/ ,' 3「なんとしても…なんとしても、この盾は守るのじゃ」

( ゚д゚ )「うーん…では、奴らにDHTTを渡さないために、石橋を叩いて渡るような慎重さで策を練らないといけませんね」

/ ,' 3「何じゃそのDHTTというのは…」

( ゚д゚ )「何を言っているんです王様、『どんな矛も貫けない盾』の略に決まってるじゃないですか」

/ ,' 3「妙な略し方をしおって…」

/ ,' 3「ともかく石橋を叩いて渡るように、じゃな」



342 :( ・∀・)欲望は果てしないようです 4[]:2009/08/06(木) 20:04:16.72 ID:URUsUnDA0

/ ,' 3「石橋…待てよ、そうじゃ!」

/ ,' 3「ミルナよ、城の堀に掛かる橋は1つだけじゃったな?」

( ゚д゚ )「はい」

/ ,' 3「では、その橋を壊してしまえば、奴らが城に攻め込んでくるまで時間を稼ぐことができるな」

( ゚д゚ )「なるほど、『石橋を叩いて壊して渡れなくする』作戦、略してITKW作戦ですね!」

/ ,' 3「いちいち略さんでよい…」

( ゚д゚ )「しかし、橋を壊してしまうと、我々も城を出ることができなくなりますが…」

/ ,' 3「その心配はいらん。この城には、外に通じる抜け道がある」

/ ,' 3「わしらは『盾』を持って、同盟を結んでいるキジョ帝国に助けを求めるのじゃ」

( ゚д゚ )「なるほど、キジョ帝国ならニューソクの軍にも対抗できますね!」



344 :( ・∀・)欲望は果てしないようです 5[]:2009/08/06(木) 20:05:49.23 ID:URUsUnDA0

ジョルジュ率いるニューソク軍がVIP城に着くと、既に橋は壊されていた後でした。
  _
( ゚∀゚)「…」
  _
( ゚∀゚)「なるほど、橋を壊すとは考えたな…」
  _
( ゚∀゚)「仕方ない、一度戻って大統領に報告しよう」


一方、スカルチノフ王とミルナはキジョ帝国に助けを求めに来ていました。

/ ,' 3「というわけで、この『盾』をニューソクの奴らに渡すわけにはいかんのです」

/ ,' 3「どうかキジョ帝国に、この『盾』の保護をお願いしたいのです」

キジョ帝国の女帝・ペニサスが答えます。

('、`*川「わかりました…では、『盾』は責任を持って私たちが預かりましょう」

/ ,' 3「ありがとうございます」


( ゚д゚ )「これでひとまず安心ですね!」

/ ,' 3「うむ、ニューソクもキジョ帝国には手出しできんじゃろうからな…」



346 :( ・∀・)欲望は果てしないようです 6[]:2009/08/06(木) 20:06:57.79 ID:URUsUnDA0

その夜、ニューソク共和国――。
  _
( ゚∀゚)「というわけで大統領、どうやら奴らは『盾』を持って逃げたようです…」

( ・∀・)「ああ…これもシナリオ通りだ…」
  _
( ゚∀゚)「といいますと?」

( ・∀・)「そろそろ来る頃だ…」

('、`*川「モララー大統領、『盾』をお持ちしましたわ」
  _
( ゚∀゚)「あ、あなたはキジョ帝国のペニサス女帝ではないですか!」

( ・∀・)「ああ、ペニサスは俺の女だからな」

('、`*川「うふふ…」

( ・∀・)「VIPがキジョ帝国に助けを求めるのはわかっていた…」

( ・∀・)「これで、俺たちは『矛』と『盾』を手にした…」

( ・∀・)「始めるぞ、儀式を…」



348 :( ・∀・)欲望は果てしないようです 7[]:2009/08/06(木) 20:09:10.10 ID:URUsUnDA0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

川 ゚ -゚)「…古文書の記録はここで終わっている」

川 ゚ -゚)「他の資料などから考えても、かつてニューソク共和国とキジョ帝国という2つの国があったのは確かだ」

('A`)「しかし、ニューソク共和国は謎の消滅を遂げ、キジョ帝国も女帝を失って内乱に陥り滅びた…」

('A`)「この記録が本当だとすると、『矛』と『盾』を手にしたニューソク共和国で何が起こったんでしょうね?クー教授」

川 ゚ -゚)「鍵は『どんな矛も貫けない盾』と『どんな盾も貫く矛』というところだな」

川 ゚ -゚)「もちろん、そのような矛と盾が存在するはずはない…」

川 ゚ -゚)「その矛盾が世界のバランスを壊して、エネルギーの暴走を招いたのかも知れんな」

('A`)「なるほど、神の領域に手を出した人間の末路を現しているのかもしれませんね…」

川 ゚ -゚)「そうだな…しかし、人の欲望というのは尽きることはないのかもしれないよ、ドクオ君」

('A`)「…そうですね、我々人類の最大の敵は、自らに内包する『矛盾』なのかもしれませんね」

そんな会話をしながら、VIP国の考古学者クーと助手のドクオは資料室を後にした。


~ ( ・∀・)欲望は果てしないようです fin ~







351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/08/06(木) 20:12:15.24 ID:URUsUnDA0

>>338-340 >>342 >>344 >>346 >>348

以上です。
支援・お題ありがとうございました。

お題:
>>135 石橋を叩いて渡る
>>136 議題ください!
>>137 橋

あ、あと最後のタイトルの行は
~ ( ・∀・)欲望は果てしないようです fin ~
の間違いです…



[ 2009/08/06 20:57 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

なかなかいい。
[ 2009/08/07 22:17 ] [ 編集 ]

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