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( ・∀・)世界を終わらせるようです


184 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:44:47.04 ID:GhP/0wgZO

咆哮

人の身なれど、その叫びはまさしく獣のものであった。
人を呪い、世を呪い、全てを呪う。

( ;∀;)川#д%;川

見るも無残。
千々に引き裂かれた女と、その亡骸を抱えた男の絶望。

やがてその絶望は一人の女を呼び寄せた。
人には有り得ぬ程の美しさ。
一目で魔者と知れた。



185 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:45:34.47 ID:GhP/0wgZO

川 ゚ -゚)「望むか」

( ・∀・)「何を」

川 ゚ -゚)「この世の破滅を」

( ・∀・)「望む」

魔者は男の答えを聞き己の手を差し出した。

川 ゚ -゚)「ならば私と契約を。代償を払うならば、お前にその望みを叶える為の力をやろう」

亡骸を抱えた男は唇を歪めて笑みを作る。

( ・∀・)「良いのか。力を得れば俺はお前たちも殺すぞ」

彼の望みは、己が幸せを奪った者達への復讐。
この世全ての破滅。
その対象は魔物とて例外ではなかった。

川 ゚ -゚)「構わない」

しかし魔者はそれを受け入れる。



186 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:46:35.76 ID:GhP/0wgZO

川 ゚ -゚)「私の望みはお前と同じだ。用が済めば私も殺せば良い」

男の鋭き眼光が探るように女の上を滑る。
湿った風が頬をなぶっていくが、彼らは微動だにしない。
張り詰めた空気の中、男がぼそりと言葉を落とす。

( ・∀・)「代償は」

川 ゚ -゚)「人でなくなる事」

( ・∀・)「それだけか?」

川 ゚ -゚)「ああ」

( -∀-)

男は顔を伏せる。
迷っているのだろうか。
否、その口から漏れるは笑い声。

( ・∀・)「はは、はははははは」

心底おかしそうに男は笑う。
異様な程明るい月に照らされ、その狂気は夜に響く。



187 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:48:46.74 ID:GhP/0wgZO

( ・∀・)「いいだろう」

ひとしきり笑った後、男は魔者の手を掴んだ。
食い込む爪に黒い血が流れる。

( ・∀・)「魔力持ちの俺が、人である事にこだわり続けたのは彼女の為。その彼女すら失った今、最早人である必要なんて無い」

鉄面皮と呼ぶにふさわしかった女の口が緩やかな弧を描く。



190 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:49:48.36 ID:GhP/0wgZO

川 ゚ー゚)「我が名はクール。汝、我との契約を望むならば名を告げよ」

( ・∀・)「我が名はモララー。我、汝との契約を望むものなり」

川 ゚ー゚)「望みは」

( ・∀・)「世界の破滅」

川 ゚ー゚)「此処に契約は完了した。我、汝が為に力を尽くさん。汝、我が為に力を尽くせ」

( ・∀・)「了承した」

二人の鬼神の誕生を、ただ兵士達の骸だけが見ていた。



192 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:50:29.93 ID:GhP/0wgZO


( ・∀・)世界を終わらせるようです



193 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:51:18.05 ID:GhP/0wgZO

─────

契約したその時から、モララーとクーは殺戮の限りを尽くした。

男、女、大人、子供。
その全てを手に掛けて、その全ての悲鳴に涙した。
過去を想って涙した。

( ・∀・)「笑うな、反吐が出る」

川 ゚ -゚)「幸せそうにしてるんじゃない」

( ・∀・)「「彼(女)はもういないのに」」(゚- ゚ 川

他人の幸福が憎かった。
愛しき人は居ないのに、それでも世界は確かに回る。
その事が許せなかった。



195 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 13:52:05.12 ID:GhP/0wgZO

村を街を国を、滅ぼす彼等に敵は無い。
この世界においては思いこそ全て。
思う力が強ければ、手にした力も応えて膨らむ。
魔王と呼ばれた者でさえ、彼等の絶望には敵わなかった。

204 :( ・∀・)世界を終わらせるようです:2009/08/02(日) 14:06:47.73 ID:GhP/0wgZO
( ・∀・)「もうすぐ…もうすぐだよ貞子」

モララーは己の体を抱き締める。
否、己の血となり肉となった貞子を抱き締める。

( ・∀・)「もうすぐ世界は終わる。そうしたら君と二人きりだ。もう誰も僕らを引き裂けやしない」

川;д川『もうやめてモララー。お願い…』

彼の体に閉じ込められた、貞子の声は届かない。

川 ゚ -゚)「行くぞ」

( ・∀・)「ああ」

世界はもうじき終わりを告げる。
二人の鬼神の手によって。





[ 2009/08/03 20:24 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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