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川 ゚ -゚) は銃を発明したようです


335 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 1/9:2009/07/30(木) 02:48:19.73 ID:BCIzi8lu0

川 ゚ -゚)「世紀の大発明だ…」

彼女の名前はクー。

VIP王国軍の科学者だ。

彼女は、国王の命により、新しい武器を開発している。

川 ゚ -゚)「鉄の筒に鉛の玉を詰め、火薬の力で玉を飛ばす…」

川 ゚ -゚)「この武器はすごいぞ」

川 ゚ -゚)「さっそく国王に報告せねば!」


~ 川 ゚ -゚) は銃を発明したようです ~



337 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 2/9:2009/07/30(木) 02:50:29.89 ID:BCIzi8lu0

/ ,' 3「クー、よくやった!」

/ ,' 3「この武器を量産すれば、ニューソク共和国との戦争でも、大きな戦力になるだろう」

/ ,' 3「褒美と今後の待遇についても、期待しておるがよいぞ」

川 ゚ -゚)「は、ありがたき幸せ」

クーにとって褒美や待遇などはどうでもよかった。

彼女にとっては、自分の発明した武器が、我が国の戦力として活躍することが、科学者として何よりうれしかった。

やがて、彼女の発明した武器『銃』が実践投入されて、戦争で大きな戦果を挙げた。

('A`)「クー、やったな!今度、王国軍研究所の所長に就任するんだって?」

彼は、クーの婚約者で近衛兵のドクオ。

川 ゚ -゚)「ああ、だが地位や肩書きには興味はない。国のために新しい武器を開発できるだけで十分だ」

('A`)「はは、クーらしいな」



338 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 3/9:2009/07/30(木) 02:52:35.68 ID:BCIzi8lu0

それからさらに数年後。

川 ゚ -゚)「今日は研究所に新入りが来るという話だな…」

l从・∀・ノ!リ人「よろしくなのじゃ、妹者なのじゃ!」

川 ゚ -゚)「ああ、よろしく。期待しているよ」

l从・∀・ノ!リ人「これが、クー所長が発明した『銃』…」

l从・∀・ノ!リ人「すごい武器なのじゃ!」

川 ゚ -゚)「ああ、だがこれから改良して、もっとすごい武器を作るぞ!」

次の瞬間、クーの体を玉が貫いていた。

川;゚ -゚)「う…どうして…」

l从・∀・ノ!リ人「このために…このためにお前に近づいたのじゃ!」

l从#・∀・ノ!リ人「お前なんか嫌いじゃ!嫌いなのじゃ!!」

そして、クーの意識は遠のいていった――。



339 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 4/9:2009/07/30(木) 02:54:57.17 ID:BCIzi8lu0

川 ゚ -゚)「う…」

川 ゚ -゚)「ここは…」

('A`)「気づいたか、クー」

そこは、王宮の医務室のベッドの上だった。

側には、今はクーの夫となり、近衛兵長になったドクオがいた。

川 ゚ -゚)「そうか、私は妹者に撃たれて…」

('A`)「ああ、なんとか一命は取りとめたけど、一週間ずっと眠ってたよ」

川 ゚ -゚)「妹者は?」

('A`)「昨日、処刑されたよ」

川 ゚ -゚)「そうか…でもなんで私が撃たれたんだ…」

('A`)「それなんだけどな、クー」

('A`)「処刑の前の晩にさ、妹者に聞いたんだよ。なんでクーを撃ったんだよ、って」

('A`)「話の内容は、こんな感じだ」



340 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 5/9:2009/07/30(木) 02:57:51.94 ID:BCIzi8lu0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

時は遡って、銃が王国軍に投入されてすぐ後のこと。

場所は、ニューソク共和国に属する、とある田舎の農村――。

この村に、仲の良い3人兄弟が住んでいた。

一番上の兄は兄者、二番目の兄は弟者、そして一番下の妹は妹者。

3人の親は既に他界していたが、助け合って暮らしていた。

( ´_ゝ`)「雑草が生えすぎたな…」

( ´_ゝ`)「たまには、草むしりでもするか」

l从・∀・ノ!リ人「おっきい兄者、暇なのじゃ~。遊んでほしいのじゃ!」

( ´_ゝ`)「ああ妹者、ごめんな。弟者が戦争に駆り出されてから、忙しくてな」

VIP王国軍が銃を投入してから、ニューソク共和国軍は戦況が厳しく、農村からも兵を徴発していた。

兄者は幼い妹者を養わなければいけないので徴兵は免れたが、かわりに弟者が戦地に駆り出されていた。

l从・∀・ノ!リ人「ちっちゃい兄者、しばらく会ってないのじゃ…寂しいのじゃ」



341 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 6/9:2009/07/30(木) 02:59:35.89 ID:BCIzi8lu0

(´・ω・`)「兄者、妹者、ちょっといいかな…」

( ´_ゝ`)「あ、ショボン村長。どうしました?」

(´・ω・`)「落ち着いて聞いてほしい。さっき知らせが入って…」

(´・ω・`)「弟者が戦場で銃に撃たれて、亡くなったそうだ」

l从;・∀・ノ!リ人「え…」

(;´_ゝ`)「そんな…」

l从;∀;ノ!リ人「嘘なのじゃ!ちっちゃい兄者が死んだなんて、嘘なのじゃ」

l从;∀;ノ!リ人「銃がちっちゃい兄者を殺したのじゃ…許せないのじゃ」

( ´_ゝ`)「OK、時に落ち着け妹者」

( ´_ゝ`)「これは戦争だ。弟者は兵士として戦地に行っていた」

( ´_ゝ`)「悲しいけど、これはしょうがないことなんだよ…」

l从;∀;ノ!リ人「嫌なのじゃ…絶対に許さないのじゃ」



342 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 7/9:2009/07/30(木) 03:01:25.04 ID:BCIzi8lu0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

('A`)「俺は、俺の大事なクーを撃った妹者が許せない」

('A`)「だいいち、兄貴が銃で殺されたからといって、銃を発明したクーを恨むなんてお門違いだ」

('A`)「だけど、その話を聞いて、ちょっとわからなくなってきたよ」

('A`)「クーが撃たれたことも、妹者のことも、妹者の兄貴のことも、全部戦争のせいだからな」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「私はずっと、国のために武器を開発することは正しいことだと思ってきた」

川 ゚ -゚)「でもその結果、多くの人を不幸にしていたんだな…」

('A`)「いや、クーが責任を感じることはないよ」

('A`)「クーは自分の仕事をしただけなんだから…」



343 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 8/9:2009/07/30(木) 03:03:23.58 ID:BCIzi8lu0

/ ,' 3「おおクー、元気になったか!」

/ ,' 3「今後も、新型の銃の開発に手を貸してくれよ」

川 ゚ -゚)「そのことなのですが…」

川 ゚ -゚)「王、戦争をやめることはできないのでしょうか?」

/ ,' 3「何を言っておるのじゃ、クー」

/ ,' 3「そなたの開発した銃のおかげで、我が国は豊かになるのじゃぞ?」

川 ゚ -゚)「しかし、その陰で多くの命が失われているのも事実です」

/ ,' 3「むむむ、研究者の分際で生意気な!」

/ ,' 3「銃を開発した功績に免じて死刑にはしないが、即刻城を出て行け!」

川 ゚ -゚)「…はい」

('A`)「…王、申し訳ございません。私も城を出ます」



344 :川 ゚ -゚) は銃を発明したようです 9/9:2009/07/30(木) 03:04:55.25 ID:BCIzi8lu0

川 ゚ -゚)「すまないなドクオ、私のわがままに付き合わせてしまって」

('A`)「なぁに、俺も同じ考えだよ」

('A`)「さて…2人揃って無職になっちまったな」

('A`)「これから、どうする?」

川 ゚ -゚)「私はやはり、私が発明した銃で命を落とした人たちのためにできることを、探したいと思う」

('A`)「そうか…お前はそう言うと思ったよ」

('A`)「なら俺は、そんなお前を支え続けるよ。それでいいか?」

川 ゚ -゚)「もちろんだ」

川 ゚ -゚)「…ありがとう、ドクオ」



~ 川 ゚ -゚) は銃を発明したようです fin ~







345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 03:07:13.97 ID:BCIzi8lu0

>>335 >>337-344

以上です。
支援・お題ありがとうございました。

お題:
>>237 l从#・∀・ノ!リ人「お前なんか嫌いじゃ!嫌いなのじゃ!!」
>>238 ( ´_ゝ`)「OK、時に落ち着け妹者」
>>239 川 ゚ -゚)「世紀の大発明だ…」
>>242 雑草が生えすぎた


[ 2009/07/30 21:44 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!クーにゃーんにゃーん
難しい問題だよな
[ 2009/07/30 23:38 ] [ 編集 ]

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