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(,,゚Д゚)迷い込んだようです


600 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです1/10:2009/07/25(土) 22:26:42.10 ID:8QIlVvkZ0

(,,゚Д゚)「……んぁ?」

山奥を歩いていたはずなのに、いつの間にか木造家屋の中にいた。誰かこの状況を三行で

lw´‐ _‐ノv「おお、起きたか行旅死亡人寸前の人」

(,,゚Д゚)「こうりょしぼ……え? あ?」

lw´‐ _‐ノv「上の姉がそう言ってたぞ」

(,,゚Д゚)「というか、ここは何処、漏れは誰的な展開は」

lw´‐ _‐ノv「姉二人を呼んでくるから待ってろ部外者」

ノパ⊿゚)「その必要はないぞ! シュール!」

lw´‐ _‐ノv「シュールではなくシューと呼んでくれたまえ、と何度も申したであろ。下の姉」

(,,‐Д‐)(展開が早くて着いていけんぞゴルァ……)
―――
(,,゚Д゚)「で、この状況を三行で説明しる」

川 ゚ -゚)「三行も必要ない。行旅死亡人になりかけてたそなたを家に運んだだけだ」

(,,゚Д゚)「その行旅死亡人ってのはなんなんだゴルァ」

川 ゚ -゚)「俗に言う、行き倒れだ」



601 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです2/10:2009/07/25(土) 22:27:41.86 ID:8QIlVvkZ0

(,,゚Д゚)「この家に男は」

川 ゚ -゚)「存在しているのはそなただけだ」

(,,‐Д‐)(……ハーレム状態なのに素直に喜べんぞゴルァ)

(,,‐Д‐)(いや、まあ、確かに綺麗な人たちなんだがな)

ノパ⊿゚)「まあ、この家に限らずこの辺には男が少ないんだけどな!」

lw´‐ _‐ノv「安心しろ、とって食おうというつもりはないぞ」

……グ~~

lw´‐ _‐ノv「おや、腹の虫」

川 ゚ -゚)「行旅死亡人になる原因の一つに空腹による餓死があったな、そういえば」
―――
(,,゚Д゚)「さてさて、パッと見質素な食事なのだが」

川 ゚ -゚)「失礼な」

(,,゚Д゚)「この茶碗に盛られている白い物は」

(,,゚Д゚)「ペロッ……これは白米」

lw´‐ _‐ノv「米は嫌いか。この人外め」



604 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです3/10:2009/07/25(土) 22:28:34.97 ID:8QIlVvkZ0

(;,,゚Д゚)「いやいや、そう意味ではなくてな。米は貴重な品のはずだろう」

川 ゚ -゚)「嫌か?」

(;,,゚Д゚)「むしろ好きです。ありがたくいただきます」

lw´‐ _‐ノv「それでよい」
―――
(,,‐Д‐)「展開が早いのはいつものことだが、いきなり夜は早すぎだゴルァ」

ギコの頭に、先程聞かされた『安心しろ、とって食おうというつもりはないぞ』という言
葉がよみがえる。

(;,,‐Д‐)「……やりかねん。特に最初の人。シュールさんだったか」

ギコに割り振られた部屋は、ここの家主の三人の寝室とは違うところにある。恐らくは彼
女らなりの最大限の防衛機構だろう。

(,,‐Д‐)(こっちは別に飢えちゃいない――あの意味で――んだが……ん?)

ひたひたと、誰かの歩く音がする。刹那、ギコのいる部屋の扉が開いた。

(;,,゚Д゚)「ま、待て、話し合おう! シュールさんだかヒートさんだかわからないが!」

影になって顔が見えない。誰であるかすら判別できない。

川 ゚ -゚)「……どちらでもないぞ」



607 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです3/10:2009/07/25(土) 22:30:14.75 ID:8QIlVvkZ0

(;,,゚Д゚)「え、何? まさかのダークホース?」

川 ゚ -゚)「……何の話だ?」

(;,,゚Д゚)「え、いや、だって……あれ?」

川 ゚ -゚)「とりあえず、外に出ろ」

(,,゚Д゚)「何故」

川 ゚ -゚)「……働かざるもの食うべからず。ということだ。
だが、そなたは働かずに食した。その分の労働はしてもらおう」
―――
(,,゚Д゚)「で、切り開けと」

川 ゚ -゚)「把握が早くて助かる」

ギコの手には、斧。

(,,゚Д゚)「どの辺りを切り開けばいいんだゴルァ」

川 ゚ -゚)「あそこにロープが見えるだろう」

クーが指差す先には……真っ暗闇が広がっている。

(,,゚Д゚)「……見えねえ」

川 ゚ -゚)「軟弱な目だ」



609 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです5/10:2009/07/25(土) 22:31:28.91 ID:8QIlVvkZ0

川 ゚ -゚)「ついて来い」

クーが先導し、ギコはそれについていく。しばらく歩いた後、黄色と黒のロープが見えた。

(,,゚Д゚)「さて、ロープが見えたが」

川 ゚ -゚)「このロープは、この森を一部囲うように張られている。
その内側の木を切り倒してくれるだけでいい」

(,,゚Д゚)「面積はざっとどんなもんだゴルァ」

川 ゚ -゚)「知らん」

(,,゚Д゚)「……木の本数は」

川 ゚ -゚)「知らん」

(;,,゚Д゚)「……かかる時間」

川 ゚ -゚)「知らん」

(;,,‐Д‐)「……危険な生物」

川 ゚ -゚)「いるかもしらん」

(;,,‐Д‐)「……つまり、未知の領域かゴルァ」

川 ゚ -゚)「そういうことだ」



611 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです6/10:2009/07/25(土) 22:32:51.08 ID:8QIlVvkZ0

―――
(,,゚Д゚)「……切れ味良過ぎだゴルァ」

ギコの言うとおり、斧を一回振るうだけでたちまち大木が地に伏した。

(,,゚Д゚)「それにしても広すぎだゴルァ」
―――
深夜からはじめたはずなのだが、いつの間にか空が薄明るくなり始めている。

(,,゚Д゚)「最後の一本!」

白銀の線が木の表面を通過する。悠然とそびえていた木々の姿は、なくなっていた。

lw´‐ _‐ノv「おお、良くぞやってくれた行旅死亡人」

いつの間にか、後ろにシューがいた。

(;,,゚Д゚)「いや、それだと死んでるから。漏れはゾンビか」

lw´‐ _‐ノv「というより、期待以上の働きだったぞ部外者」

lw´‐ _‐ノv「褒美として、朝食を食す権利を与えよう、ということだ」

(,,゚Д゚)「質問いいかゴルァ」

lw´‐ _‐ノv「朝食後にしてもらおう」
―――
(,,゚Д゚)「で、質問いいかゴルァ」

ノパ⊿゚)「答えられる事なら答えてやるぞ!」



612 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです7/10:2009/07/25(土) 22:34:21.70 ID:8QIlVvkZ0

(,,゚Д゚)「部外者に白米が出せる件について」

ノパ⊿゚)「よく聞いてくれた! この辺り一体はなあ、米の生育にこれ以上は無いほど適した土地なのだ!」

ノパ⊿゚)「そして、政府はここを保護しようとしている!
平たく言えば、反乱を起こさせぬように、優遇措置を取っているのだ!」

ノパ⊿゚)「具体的には、税金やそれに代わる年貢も軽いのだ!
年貢が軽くても、石高が多いから問題無し!」

(,,゚Д゚)(年貢……いつの時代だゴルァ)

(,,゚Д゚)「なら次、この斧について」

川 ゚ -゚)「それは私が答えよう。その斧は、基本的にY染色体を持つものでしか扱う事が出来ない」

川 ゚ -゚)「まあ、早い話が男にしか使用できないわけだが……、例外がある」

川 ゚ -゚)「ある特殊な染色体を所有していると、たとえ女でも扱う事が出来る」

川 ゚ -゚)「もう予想はついたと思うが、Y染色体とその特殊な染色体を所有していれば、
相乗効果で斧が扱いやすくなる」

川 ゚ -゚)「そなたは両方所有しているようだが……、失うのが惜しいな。労働力として」

(,,゚Д゚)(どんな非現実的な設定だゴルァ。って漏れ労働力扱いか!?)



614 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです8/10:2009/07/25(土) 22:35:19.74 ID:8QIlVvkZ0

(,,゚Д゚)「最後に、漏れを襲わなかった件について」

lw´‐ _‐ノv「なんだ、襲って欲しかったのか?」

(;,,゚Д゚)「断じてそういう意味ではない!」

lw´‐ _‐ノv「ジョークとかいう奴だ。あまり真に受けるな」

(;,,‐Д‐)(ジョークに聞こえなかったのが恐ろしい……。って、『あまり』?)

(,,゚Д゚)「明らかに労働力不足だろう」

lw´‐ _‐ノv「安心せい。昨日も言ったであろうが、とって食うつもりはない」

ノパ⊿゚)「まあ、そっちがやる気ならこっちも手加減しないけどな!」

(;,,゚Д゚)(何をっ!?)

(,,゚Д゚)「まあ、はっきり言えばやる気ではなかったから、襲ってくれなくてよかったのだがな」

lw´‐ _‐ノv「ということは、やる気になったら襲ってもいいと?」

(;,,゚Д゚)「何故そうなるっ!?」

川 ゚ -゚)「シュー、がっつきすぎだ。もう少し自重しろ。というより、
これからここを去るのだから言っても意味がないぞ」

(;,,゚Д゚)(いや、色々とツッコミどころ違うだろ!)



615 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです9/10:2009/07/25(土) 22:36:06.60 ID:8QIlVvkZ0

(,,゚Д゚)「……ん? ワリィ、さっき最後とか言ったが、もう一つ質問いいか?」

川 ゚ -゚)「言ってみろ」

(,,゚Д゚)「大体何メートルぐらいだ? 森を抜けるまで」

川 ゚ -゚)「一日で超えようものなら超えた直後に足が痙攣するほどの距離だ」

(;,,゚Д゚)「……え? なら、何故男がいないんだ?」

川 ゚ー゚)

ノパー゚)

lw´‐ _,‐ノv

(;,,゚Д゚)(激しく死の悪寒!!)
―――
川 ゚ -゚)「……うーむ、ジョークというものは難しい。気絶してしまったか」

ノパ⊿゚)「あれだ! 最後のニヤケ顔が効いたんだ!」

(,,‐Д‐)

(,,゚Д゚)「……あれ? 生きてるぞゴルァ」

lw´‐ _‐ノv「なんだ、死んでた方がよかったのか」

(;,,゚Д゚)「断じてそういう意味ではない! ってこのセリフさっきも言ったぞ」



619 :(,,゚Д゚)迷い込んだようです10/10:2009/07/25(土) 22:40:20.59 ID:8QIlVvkZ0

川 ゚ -゚)「うむ、まあ、ジョークの一種だ」

(,,゚Д゚)「結構ブラックだったぞゴルァ」

川 ゚ -゚)「だが、この時間からだと日の出ているうちに出て行くのは厳しいぞ」

まだ朝の結構早い時間なのであるが。

(,,゚Д゚)「……またジョークかゴルァ」

川 ゚ -゚)「いや、これは本当だ。そして、今回は助けたから何とかなったが、
行旅死亡人になる可能性が高くなるぞ」

(,,゚Д゚)「…………」

川 ゚ -゚)「何ならまた泊まっていくか? その分働いてもらうが」

(,,゚Д゚)「……何その永久ループ」

川 ゚ー゚)「……ばれたか。まあ、ばれたところで意味は無いのだがな」

(;,,‐Д‐)(どうやら出て行くのは無理そうだ……)


(,,゚Д゚)迷い込んだようです  終わる







624 :(,,゚Д゚)迷い込んだようですが何か?:2009/07/25(土) 22:43:19.20 ID:8QIlVvkZ0

>>600-601>>604>>607>>609>>611-612>>614-615>>619
(,,゚Д゚)迷い込んだようです

御題
>>464空腹
>>466行き倒れ

質問あればドゾー

[ 2009/07/27 19:21 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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