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( ^ω^)特九のようです


926 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/23(木) 03:27:21.10 ID:sU8/caMUO

(;゚ω゚)「……」

不気味なほどの沈黙が、その場を支配していた。

川 ゚ -゚)「……」

僕の目前には、鬼の形相をした女性…もとい僕の上司、クーさんがいる。

(;゚ω゚)「……」

川 ゚ -゚)「……で?」

((;゚ω゚))「はいィィ!!」

いやだこわいこわいこわい。
発せられた低音ボイスに呼応して僕の身体から冷汗が噴き出す。

川 ゚ -゚)「この落し前はどう付けるつもりだ?内藤ホライゾン」

(;゚ω゚)「いえ、あの、その、えっと」

頭まっしろ。

川 ゚ -゚)「ああ?」



927 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 03:29:09.38 ID:sU8/caMUO

殺される。
僕の全身が全力で警報を鳴らしてる。

(;゚ω゚)「すいませんすいませんしんでわびますからゆるしてください」

川 ゚ -゚)「んなことよりも先ずは始末書書け、ビチクソが」

(;゚ω゚)「はいィィ!!」


何故、こうなったのか。
僕はそれを思い出す。

ああ、そうだ……今日は乙女座にとって最悪の一日だったな……。



~( ^ω^)特九のようです~



928 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 03:32:30.64 ID:sU8/caMUO

( ^ω^)「何だかなー」

ふう、と僕は溜息を吐きながら椅子にもたれ掛かった。
ギシ、と背もたれは浅く沈む。

( ^ω^)「いくらなんでもこの仕事量はないお」

目の前には、天井に届くが如く積まれた書類。
余りの量にデスクが悲鳴をあげている。

( ^ω^)「ったく、何で捜査一課の仕事を僕が……元々事務職だろうに」

僕の名前は、内藤ホライゾン。

川 ゚ -゚)「おい、ブーン」

またの名をブーン。

(;^ω^)「また仕事っすか?」

川 ゚ -゚)「特九に配属された自分を怨め」

警察庁、刑事部特殊捜査第九課……
通称『特九』所属の捜査官だ。



929 :( ^ω^)特九のようです[さるこわい]:2009/07/23(木) 03:38:12.31 ID:sU8/caMUO

( ^ω^)「……内容は?」

川 ゚ -゚)「ん」

どうせまた調書との睨めっこだろう。
そう思いながらクーさんから渡された書類に目を通す。

(;^ω^)「ク、クーさん…?こいつは…?」

内容は、殆どデスクワーカーである僕にとって些かショッキングなものだった。

川 ゚ -゚)「ま、特九の人間なら何時かは通らなければならん道だ」

川 ゚ -゚)「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」

(;^ω^)「んな…!」

その仕事内容は、日本に潜伏中のロシアンマフィアへの潜入捜査。
……理不尽な。



930 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 03:40:35.67 ID:sU8/caMUO

( ^ω^)「……で」

ξ゚⊿゚)ξ「なによ、私の顔に何か付いてる?」

( ^ω^)「いや、早く情報がほしいお」

ξ゚⊿゚)ξ「……わーってるわよ」

彼女はツン。
特九の情報捜査担当だ。

ξ゚⊿゚)ξ「今回あんたが潜入するのは中東への武器横流しを生業とするロシアンマフィアよ」

デスクのパソコンをカタカタと弄りながら僕に情報を提供する。

ξ゚⊿゚)ξ「今までの活動を見るに、それなりの規模はあるみたいね」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、構成員の武装も半端ないわ。流石武器専門マフィアね」

( ^ω^)「そらまたえらいこっちゃ」

ξ゚⊿゚)ξ「真面目に聞きなさい、死ぬわよ」

(;^ω^)「…………」



931 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 03:47:53.57 ID:sU8/caMUO

ξ゚⊿゚)ξ「で、捜査の目標だけど」

ツンがパソコンを弄る手を休めて僕に向き直る。
目を見た途端、脳に流れ込む、そっくりな二人の男のイメージ。

ξ゚⊿゚)ξ「マフィアのボス、流石兄弟よ」

成る程、つまりこいつらを。

ξ゚⊿゚)ξ「拘束、又は殺害。どっちでも構わないらしいわ」



932 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 03:51:35.10 ID:sU8/caMUO

( ^ω^)「なんつーかもう捜査っていえないお」

ξ゚⊿゚)ξ「それが特九の仕事なんだから、仕方ないわね」

特殊捜査第九課。
つまり、非公式で違法捜査を遂行する警察内の特殊組織。
そして、人間ならざる力の持ち主達。

( ^ω^)「……しかしまた何で僕なんだお」

僕は、今までこんな仕事はやらなかった。
と言うよりする必要もなかった。

ξ゚⊿゚)ξ「あんたの力が今回の仕事に最適。そう上は判断したんでしょ」

( ^ω^)「……マトモに銃も撃てない人間にそんな無茶な」

ξ゚⊿゚)ξ「取り敢えず情報は伝えたわ」

ξ゚⊿゚)ξ「後は武装して目的地までれっつごー」

( ^ω^)「うっわ最後テキトー」



933 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 03:56:16.98 ID:sU8/caMUO

( ^ω^)「武装……って」

なんだこれ。

从 ゚∀从「また特九がうちの武装借りにきたのか」

( ^ω^)「兵器対策部とか」

从 ゚∀从「専用装備庫ぐらい作ってもらえよな」

( ^ω^)「はあ……」

从 ゚∀从「シャキッとしねーなー……気をつけ!そこに直れ!」

(;^ω^)「ハイっ!!」

从 ゚∀从「所属部署と名を言え!!」

(;^ω^)「刑事部特殊捜査第九課所属、内藤ホライゾンでありますっ!!」

从 ゚∀从「よし、俺はハイン。よろしくな」

(;^ω^)「は、はい」

クーさんとはベクトルが違うがどこか怖い女性だ。

从 ゚∀从「特九の事だ、どうせまた派手などんぱちすんだろ」

(;^ω^)「え?」



934 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 04:01:08.66 ID:sU8/caMUO

从 ゚∀从「あれ?違うのか?」

(;^ω^)「……違わないと思います」

从 ゚∀从「だよな。じゃあほら、こいつら持ってけ」

がしゃり、と派手な音とともに沢山の武器が……。

从 ゚∀从「MP5にサブウェポンのS&W36、後は……」

(;^ω^)(なんかとにかくヤバいことになってる…!)

そう、実際、とてもヤバい仕事だった。
そりゃあ、もう。
死ぬかと思ったさ。

ていうか警察の仕事じゃねーよこれ。



936 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 04:06:45.09 ID:sU8/caMUO

( ^ω^)「で結局潜入したわけだが」

( ´_ゝ`)「……」(´<_` )

(;^ω^)「いきなりピンチすぎないか」

既に敵に捕縛されてしまっている僕。

(´<_` )「こいつどうするんだ兄者」

( ´_ゝ`)「勿論消すしかないだろう」

(´<_` )「そりゃそうだな」

そういって男は僕の額に銃を突き付ける。
何でこうなったかは全く覚えていない。
いや、もうやだ。
だから特九なんて入りたくなかったんだちくしょー。



938 :( ^ω^)特九のようです[支援がありがたい]:2009/07/23(木) 04:12:15.01 ID:sU8/caMUO

(;^ω^)「こんな所で人生終わりかお」

やり残した事は、まだいっぱいあるのに。
まだ録っておいたBSけいおん!見終わってないのに…。

( ω)「……」

まだ…。

( ´_ゝ`)「じゃあな」

まだ……。

(#゚ω゚)「童貞のまま死ねるかこんちくしょーーーーー!!!!」



940 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 04:14:55.21 ID:sU8/caMUO

(;´_ゝ`)「うお!」

(´<_`;)「なんだこいつ!?」

もういい。こうなりゃ自棄だ。

(#゚ω゚)「てめーら全員ぶっ倒してやるかかってこいやゴルァ!!!!」

(;´_ゝ`)「身体縛られてんのに何言ってんだ」

(´<_`;)「いいや、撃っちまおう」

乾いた銃声。
刹那には地面に横たわる男が居た。

(;´_ゝ`)「!?…弟者?」

(#゚ω゚)「ふー…ふー…」

僕の力は、

(;´_ゝ`)「銃の速度に反応したのか!?」

(;´_ゝ`)「ば、化け物!?」

この世界の総てを見通す、千里眼。



942 :( ^ω^)特九のようです:2009/07/23(木) 04:16:55.80 ID:sU8/caMUO

――――――――――

( ^ω^)「あのあと…こけて片方捕り逃したりさえしなければ…」

川 ゚ -゚)「 言 い 訳 か 」

川 ゚ -゚)「いい度胸だ。辞世の句は遺したいか?」

(;゚ω゚)「え…?」

川 ゚ -゚)「覚悟しろ…かなり、やる」

(;゚ω゚)「いえ、あの、すいませ…あ、いや、やめて、しんじゃうしんj


「ぎゃーーーーーーーー!!!!!!」


( ^ω^)特九のようです~おわり~







944 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/23(木) 04:29:40.51 ID:sU8/caMUO

>>926-934、>>936、>>938、>>940、>>942

以上( ^ω^)特九のようですでした。
お題、支援ありがとうございます。

投下した後に色々と反省。
伏線張りすぎて短編として回収しきれてないとか、
後半集中力欠落しすぎとか。

とにかく

閲覧有難うございました。

お題
>>823千里眼
>>824あきらめたら、そこで試合終了ですよ。
>>825かなり、やる。
>>826違法捜査


[ 2009/07/23 23:01 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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