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ノハ#゚⊿゚)はルールを破るようです(ФωФ )


794 :ノハ ◆v/Znx2Sn8TX1 :2009/07/22(水) 22:00:46.21 ID:rccbFOXD0

「プール」「ループ」「プール」「ループ」

何度も繰り返される言葉。

ノハ#゚⊿゚)「プール」

またもや同じ言葉を返してきた。

( ФωФ)「……ヒート、いつまでプールをぐるぐると繰り返すつもりだ」

ノハ#゚⊿゚)「何だよおおおおおお! ロマネスクこそループばっかり言いやがってえええええ!」

( ФωФ)「プールを繰り返されたから、こちらも繰り返しただけだが」

ノハ#゚⊿゚)「があああああ! 屁理屈を言うんじゃねえええええ!」

傍から見ればどっちもどっちである。
しかし、何故こうなってしまったのか、ちょっと振り返ってみよう。


ノハ*゚⊿゚)「ロマネスクううううう! ちょっとゲームしてみようぜえええ!」

突然、ヒートがこんな事を言い出した。
確かに昼休みで暇だったが、言い出した動機がよくわからない。

( ФωФ)「急にどうした」

ノハ*゚⊿゚)「いいからやろうぜええええ!」

勢いに押され、我輩は渋々承諾をした。



795 :ノパ⊿゚)はルールを破るようです( ФωФ):2009/07/22(水) 22:02:01.07 ID:rccbFOXD0

( ФωФ)「それで、内容はなんだ?」

ノハ*゚⊿゚)「しりとりだああああああ! 負けたら勝った方の言う事を聞くんだぞおおおおお!」

しりとり。実に奥が深い遊びであり、我輩が最も得意とするものだ。
それを知っておきながら、我輩に挑むか。
しかも、そんな罰ゲーム付きとは――面白い。

( ФωФ)「ふむ……恨みっこは無しだぞ?」

しりとりは結構よい勝負だった。
普通に返しあいをしていたかと思うと、突然一つの文字を攻められたりとな。

( ФωФ)「ワクテカ文明」

ノパ⊿゚)「イカ飯」

( ФωФ)(そろそろ時間も無い。ここで決めるか)

( ФωФ)「シーフ」

ノパ⊿゚)「フリーター、たでいいぞ」

( ФωФ)「うむ、タイプ」

ノパ⊿゚)「プリースト」

( ФωФ)「トップ」



798 :ノハ ◆v/Znx2Sn8TX1 :2009/07/22(水) 22:04:18.95 ID:rccbFOXD0

ノパ⊿゚)「……ん?」

どうやら気づいたようだ。
我輩が、「プ」攻めをしている事に。
ちなみに、このしりとりで濁点と半濁点を除く事は許されない。

ノハ#゚⊿゚)「ぬー……プラント」

( ФωФ)「トランプ」

ノハ#゚⊿゚)「ぬううう!」

ヒートから唸る声が聞こえる。
ちなみに、プレートやプリーズなどはもう言わせている。
我輩が思いつくプから始まる言葉は、既に1つを除いて全部言わさせたはずだ。
そして、あの言葉さえ言ってくれば――
  _, ,_
ノパ⊿゚)「…………」

眉を寄せて悩んでいる。
さあ、言え。夏といえば? お前が大好きなものといえば?

ノハ*゚⊿゚)「プール( ФωФ)「ループ」

天啓が降りたような顔で言ってきたヒートに、即答で返してやった。
これによる精神的ダメージは計り知れないはずだ。
   _, ,_
ノハ#゚⊿゚)「…………」

顔を耳まで赤くしたヒートは、必死に次の言葉を考えている事だろう。



799 :ノパ⊿゚)はルールを破るようです(ФωФ )[全角]:2009/07/22(水) 22:05:57.84 ID:rccbFOXD0

だが、これ以上は我輩でも思いつく言葉は無い。
あったとしても、顔に真っ赤にするほど熱くなってしまったヒートには思いつけないだろう。
勝った――そう、思ったのだ。

ノハ#゚⊿゚)「……プール!」

( ФωФ)「……二度目は無いはずだが」

ノハ#゚⊿゚)「そんな事は言ってないだろうがッ!!」

なるほど、確かに「濁点と半濁点は除かない」としかルールは決めていなかった。
だが、しりとりには「二度と同じ言葉は言わない」という鉄壁のルールがある。
ルールを決め、これを言わなくても、これだけは変わらぬのだ。

……まあ、いい。これは後で言う事にしよう。
そして、我輩もこう返してやろう。

( ФωФ)「……ループ」

ノハ;゚⊿゚)「ッ!?」

( ФωФ)「さあ、どうした? お前の番だぞ?」

ヒートの事だ、三度目も飛んでくるだろう。

ノハ#゚⊿゚)「……プールだ」

( ФωФ)「ループ」



805 :ノハ*゚⊿゚)はルールを破るようです(ФωФ;):2009/07/22(水) 22:08:11.75 ID:rccbFOXD0

ノハ#゚⊿゚)「プール」

( ФωФ)「ループ」


……と、今に至る訳だ。

ノハ#゚⊿゚)「……プールッ!」

もはやヤケクソだ、と言いたげな顔で言ってきた。
少々可哀想かな、と思いながら我輩は相変わらずループ、と返そうと口を開いた。

( ФωФ)「ル「パーン!」

ノハ*゚⊿゚)「…………勝ったぞおおおおお!」

(;ФωФ)「な、なにぃ……?」

予想外だ。まさか我輩が負けるとは――いやいや、違う!
後ろからハインの声が聞こえてくる。
恐らく、「パーン!」はあやつだろう。
ハインが声を出して、たまたま重なってしまっただけだ!


ノハ*゚ー゚)


我輩がそう言おうとした時、ヒートのなんと嬉しそうな顔を見て、やめた。



807 :ノハ*゚⊿゚)はルールを破るようです(ФωФ;):2009/07/22(水) 22:10:07.24 ID:rccbFOXD0

嬉しそうなだけならば言ったのだが、言わなかったのは他にも「決意」が感じられたからだ。
そう、とても大きな壁に立ち向かうという決意を。

仕方あるまい、全力を尽くして協力してやろう。

( ФωФ)「……ふう、事故でも負けは負けだ。言う事を聞いてやろう」

ノハ*゚⊿゚)「よーし! 屋上に行くぞ!」

(;ФωФ)「うおっ!」

ヒートが急に手を掴んできて、走り始めた。
転びそうになるものの、何とかバランスを取り戻して共に走る。


ノハ*゚⊿゚)「つーいーたーぞーッ!」

(;ФωФ)「ひい……ひい……運動不足な我輩には辛い仕打ちである……」

肩で息をしながら、地面に倒れこむ。
太陽がまぶしいと思った時、ヒートが顔を覗き込んできた。

ノパ⊿゚)「よし、じゃあ言う事を聞いてもらうぞおおおおおおお!」

(;ФωФ)「ふう……ふう……こんな情けない格好のままでよいか?」

ノパ⊿゚)「駄目だッ! 立てええええええ!」

今度は肩をつかまれ、無理矢理立たされる。
ううむ、男である我輩の立場がない。



809 :ノハ ⊿ )はルールを破るようです(ФωФ ):2009/07/22(水) 22:12:39.89 ID:rccbFOXD0

ノハ*゚⊿゚)「よしッ! じゃあ、じゃあ、言うぞ――」

頬を赤らめたような気がするが、走ってきたから熱いせいだろう、と自分で納得した。

ヒートの前にはどんな大きな壁があるのだろうか。
どんな苦難があるのだろうか、あったとしても全力で壊してやるが。
さあ、覚悟は出来ておる。



ノハ///⊿///)「お前の事が好きだッ! 付き合ってくれえええええええ!」



( ФωФ)「…………えっ」

予想外過ぎて思わず呟いてしまった。
だが、すぐ冷静を取り戻し、我輩は言った。

( ФωФ)「……いかんな、それは出来ぬ」

ノパ⊿゚)「え……?」

( ФωФ)「しりとりでの二度と同じ事を言わぬというルール。
       ヒート、お前はそれを破りおったな。
       ならば、我輩も言う事は何でも聞くというルールを破ろう」

ノハ ⊿ )「…………」

ああ、そんなに辛い顔をせんでくれ。



811 :ノハ*゚⊿゚)(ФωФ*)はルールを破るようです 完:2009/07/22(水) 22:15:40.41 ID:rccbFOXD0

( ФωФ)「……承諾したとしても、それは偽りの関係としかならぬ。
       我輩は偽りではない、そういう関係を持ちたいのだ」

ノハ ⊿ )「……えっ?」

( ФωФ)「だから、あの時に言ったプールのようにもう一度言ってほしい。
       先程のルールは破って――我輩の意志で、決めたいのだ」

ノハ ⊿ )「…………」

返事が無い。
しまった、回りくどすぎたか。
突然こんな事を言われたのだ、ヒートは動揺するに決まっておる。
我輩が言ったことすら、理解も出来ないだろう。
それを考えなかった我輩が悪いのだ。ああ、こんな性格が憎い。
どうする、どうす




――お前の事が好きだああああああ! 付き合ってくれええええええええ!




(*ФωФ)「……ああ、我輩もだ。喜んで」

ああ、そうだったな。
ヒートは、こういう性格だった。







817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/22(水) 22:22:04.94 ID:rccbFOXD0

前の俺「タイトルのヒートとロマネスクに表情を付ければ面白くね? 俺天才じゃね?」
今の俺「#は半角でも全角でもトリップだった……もうだめぽ……」

なんというか本当にすまんかった

>>794と>>798のタイトルは「ノハ#゚⊿゚)はルールを破るようです(ФωФ )」です……

>>794 >>795 >>798 >>799 >>805 >>807 >>809 >>811
お題
>>688-691
ループ
プール
ぐるぐる
パーン!

支援ありがとうございました。




[ 2009/07/23 22:29 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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