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( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ

※ξ゚?゚)ξ←は文字化けではなく仕様です





72 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ:2009/07/20(月) 19:04:17.24 ID:nZxytj+H0

僕はいつも思う。
どうしてツンはいつもマスクを着けてるのかなって。

ξ゚?゚)ξ

?と書かれている大きなマスク。
理由も聞いてみたけど、ただ茶を濁すばかりで全然話してくれなかった。
聞かれた時の顔が、とても悲しそうだったという事も覚えている。

( ^ω^)「ツンおはようだおー」

ξ゚?゚)ξ「…………」プイッ

学校で僕が声をかけると、いつも通りに無視された。
いつもの事だ、僕は気にしない。

ツンは今年から転校してきて、隣の席の女の子だ。
転校してからもう1ヶ月経つのだが、マスクは一時も外さない。
それに、喋らない。喋れないのかもしれない。少なくとも声は聞いた事がない。

栗色のツインテールの髪をしていて、マスクで目から下は見えないけどとてもかわいい。
マスクを着けるなんて勿体無い、といつも思っている。



76 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ:2009/07/20(月) 19:07:18.76 ID:nZxytj+H0

('∀`)「ドクオちゃんだょ☆ミちょりーっすwwwwww」

( ^ω^)「きめえwwwwwちょりーっすwwwwww」

ξ゚?゚)ξ「…………」

ドクオは外見に反して、よく笑わさせてくれる。
ツンは相変わらず、下らなさそうな目で見ていた。
しばらく会話が盛り上がった所で、担任が来たので一旦解散をした。


(;^ω^)「おー、疲れたおー」

('A`)「おう、今日もお疲れー」

( ^ω^)「おっおっ、また明日だお!」

ξ゚?゚)ξ「…………」

学校が終わり、いつものように帰り道が同じなツンと一緒に歩いて帰る。

( ^ω^)「今日もいけるかお? 今度こそ勝ってやるんだお!」

ξ゚?゚)ξ「…………」コクリ

負ける訳がないじゃない、と言いたげな目で頷いてきた。
今度こそ勝ってやる。
この決意をしたのは何回目だろうか、と思いながら僕達はある所へ赴いた。



79 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ:2009/07/20(月) 19:10:37.52 ID:nZxytj+H0

>ジョインジョインジョインジャギィ

(;^ω^)「うわあああああ! 魔法の数字27ああああああ!」

ξ*゚?゚)ξ「…………」

(*´・ω・`)「超ガソでフィニッシュ死んだああああああ!」

(;^ω^)「うわああああああ! いつの間に!?」

>ウィーンジャギィ

周りからはゲームの音が騒がしいここはバーボンハウス。
ショボン店長が運営しているゲームセンターだ。
僕はここの常連で、ツンとよく格闘ゲームで対決をしている。
一応中学生の時からそこそこやりこんでいる方だと思っているのだが、ツンには負けっぱなしだ。



80 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ:2009/07/20(月) 19:12:49.49 ID:nZxytj+H0

(´・ω・`)「やあ、ようこそバーボンハウスへ。
        このテキーラはサービスだからまず落ち着いて飲んでほしい」

(;^ω^)「いつもの事だけど学生にお酒勧めるってどうかと思うお……」

(´・ω・`)「テキーラという名のコーラだ、ぶち殺すぞ」

(;^ω^)「あ、はい。それとあそこのゲームって……」

(´・ω・`)「ああ……前作の評判がよかったから導入したけど……
        新システムのせいで即死コンボがあるなんて、ひどい改悪だねこれは……」

この人はショボン。さっきにも言ったが、このゲームセンターの店長だ。
ちなみに、ゲームセンターなのに何故かバーがある。
人望が非常に厚く、ゲームセンター運営をしている側らで人生相談などもされているらしい。

ξ゚?゚)ξ「…………」チョンチョン

後ろからツンが人差し指で肩を突っついてきた。

Σ(((;^ω^))「ん、あ、ああ、50敗目だおね……何でも言う事を聞きますお……」

突っつかれた僕は体をビクッと震わせ、恐る恐るツンの方に向きながら言った。
いつの間にか出来たものがある。
「50連敗したらなんでも言う事を聞く」という僕専用のルールが。

ツンからマスク越しに見える悪魔の表情が――



85 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ:2009/07/20(月) 19:16:19.98 ID:nZxytj+H0

ξ゚?゚)ξ「…………」

――なかった。とても、真剣な雰囲気だった。
それを察したらしいショボンは、じゃあ僕はこれで、と行ってしまった。
僕達はとりあえず、という風にバーボンハウスから出た。

( ^ω^)「……どうしたんだお?」

家への帰り道を歩きながら、僕は言った。

ξ゚?゚)ξ「…………」

ツンは何も喋らない。喋れないから当然といえばそうなのだが。
でも、僕はずっとツンが喋れると信じている。
ただ何となくなだけで、確信は無いのだが、何故か喋れると思っている。

( ^ω^)「…………」

ξ゚?゚)ξ「…………」

相変わらず何の反応も示さず、無言が続く。


――ねえ


突然、聞きなれない声がその沈黙を破った。
それはとてもきれいな声で、すぐその声が誰なのかが分かった。

( ^ω^)「……ツン?」



90 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ:2009/07/20(月) 19:20:09.67 ID:nZxytj+H0

ξ゚?゚)ξ「どうして、私なんかと一緒にいるの?」

初めて聞いた声、言葉がこれなのは、ややショックだった。

ξ゚?゚)ξ「私はね、前の学校にいた時にこの口で人を殺してしまったのよ。
     思っている事と違って、きつい事を言ったせいでね。
     だから、こんなお口にチャックをすればいい、と思ったの。
     そして、人と関わらないように……そう思っていたのに、何であんたは――」

( ^ω^)「…………」

話している内に、だんだんとマスク越しに泣き顔になっていくのが分かり、ツンの目から涙がこぼれた。

ξ;?;)ξ「こんな事を考えている私って、最低よね……」

( ^ω^)「……そんな事ないお」

ξ;?;)ξ「じゃあ、あんたはなんでこんな、きつい性格の私なんかと一緒にいるのよ!?」

そう言い放ったツンを、僕は抱きしめた。
そっと、壊れないように優しく。

( ^ω^)「……好きだからに決まってるお」

ξ;?;)ξ「え……?」

( ^ω^)「確かにツンはきつい性格だと思うお。
       でも、本当は優しくて、いい人だと思うんだお。
       もし、本当にきつい性格だったら、まともに付き合ってくれなかったと思うお」



94 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ 完:2009/07/20(月) 19:23:50.32 ID:nZxytj+H0

ξ;?;)ξ「…………」

( ^ω^)「だから、そんなに自分を責めなくてもいいと思うお」

僕が言い終える前に、ツンは顔を胸にうずめ、まるで僕を放さないのかように強く抱きしめ返された。
しばらくすると落ち着いたようで、やっと抱きしめる手を緩めてくれた。
そっとツンの顔を覗いてみると、目が赤く腫れていた。

ξ゚?゚)ξ「…………」

( ^ω^)「……大丈夫かお?」

ξ゚?゚)ξ「……ええ」

一瞬、ツンが喋った事が夢ではないのだろうかと思ってしまった。
でも、本当にツンは声を出して話している。

( ^ω^)「それならよかったお……そのマスク、外していいかお?」

ξ゚?゚)ξ「……駄目」

(;^ω^)「……えっ」

ツンの心の扉を、僕は開けなかったのか。
僕は突然、底の無い落とし穴に落ちたような感覚に襲われた。
めのまえが まっしろに なった!



95 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ 完:2009/07/20(月) 19:24:56.22 ID:nZxytj+H0


――これだけは、自分の手で外したいから


その時、ツンのきれいな声が聞こえた。
真っ白になった視界が戻る。



ξ*゚⊿゚)ξ



そこには目は赤いけど、とても嬉しそうで、とてもかわいいツンの顔があった。
その後ろには、風に舞う?マークのマスクが見えた。







96 :( ^ω^)は心のマスクを外すようですξ゚?゚)ξ 完:2009/07/20(月) 19:26:41.13 ID:nZxytj+H0

うわあああああ>>94で間違えて完と書いちゃった恥ずかしくてしぬうううううう


>>72>>76>>79>>80>>85>>90>>94>>95
支援ありがとうございました。
お題
ξ゚?゚)ξ
お口にチャック
改悪



[ 2009/07/20 21:39 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん

イイハナシダナー(´;ω;`)
[ 2009/07/20 23:07 ] [ 編集 ]

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