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( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです


441 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:00:09.24 ID:aqoypxqdO

(゚、゚トソン「~であり今日は特別に戦技研の開発主任ちんぽっぽさんにおこしいただいております。」
(*‘ω‘ *)「よろしくだっぽ。」
付けっぱなしにしていたテレビがニュースを告げる。
ちんぽっぽさん…
今朝、彼は…「紅の翼」WKT-07-MSは墜ちただろう。
全ての人たちの為に…

( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです



442 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:00:51.14 ID:aqoypxqdO

( ><)「今日のフライトお疲れ様なんです。早速、機体状況を教えて欲しいんです!」
『右翼に若干のタイムラグが有り。グリスアップを要求します。』
『推進装置がうまく作動しない場合が有ります。エナジーフィンの再調整を要求します。』
次々にモニターへ吐き出される要求をワカンナインデスはさらさらと記帳してゆく。
VAF最新鋭機 WKTシリーズ。
従来の戦闘機に比べ約20%増の機体剛性を持ち推進系にエナジーフィン型特殊推進装置を積んだ無人戦闘機だ。
最新装備で固められた少数生産の機体だがその戦力は従来のGIKシリーズ15機に相当するVAFの切り札だ。
その中の一機、WKT-07-MS「紅の翼」
ワカンナインデスはそのソフトウェア担当の整備員だった。



443 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:01:43.65 ID:aqoypxqdO

紅の翼とは07が緋色の機体であることから由来している。
WKTシリーズは通常黒かグレー塗装を施されるが07は開発主任ちんぽっぽの意向により紅く塗装された。
その後、初出撃時に敵戦闘機12機、空母1という撃墜スコアをカウントし味方からの一言によりこの異名が付けられた。
「紅い…紅の悪魔だ。」と。
その後、VAF上層部のプロパカンダにより「紅の翼」と呼ばれる様になった。



444 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:02:35.65 ID:aqoypxqdO

( ><)「みなさん!整備お願いなんです!!」
ワカンナインデスの一言により整備班が一斉にWKTに作業を開始する。
07には自己診断機能もバッチリ付いてるため中途半端な整備ではすぐにワカンナインデスに分かってしまうので皆真剣だ。
(*‘ω‘ *)「ビロ!」
( ><)「はいなんです。」
(*‘ω‘ *)「ちょっと来てほしいっぽ。」ワカンナインデスはちんぽっぽの後を追い有る部屋に入る。
( ><)「ちんぽっぽ主任どうしたんですか?」
(*‘ω‘ *)「実は明朝、ラウンジ市の核ミサイル発射場から核弾頭が発射される事が分かったっぽ。」
( ><)「え?」
ラウンジ市…現在VAFと戦争状態にあるラウンジ国のミサイル発射場が有る町だ。



446 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:04:21.86 ID:aqoypxqdO

(;><)「対象はどこなんです!?」
(*‘ω‘ *)「ありゃしないっぽ。全世界に向けて同時多発的にバラまくらしいっぽ。」
ちんぽっぽ主任の言うことはつまり、ラウンジ国が全世界を核弾頭で焼き払うと言うこと。
(;><)「そんな…でもVAFも…いえ、他の国も黙って無いはずなんです!」
(*‘ω‘ *)「そうだっぽ。今夜中にVAFはラウンジ国首都に総攻撃をかけるっぽ。」
( ><)「ならワカッテマス君の修理も急がないと…」
(*‘ω‘ *)「その必要はないっぽ。」



447 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:05:10.15 ID:aqoypxqdO

(*‘ω‘ *)「07は現在、外装を外してFAST装備に変更中っぽ。07には万一の保険になってもらうっぽ。」
FAST装備。
WKTシリーズ用に開発された長距離攻撃並びに単独戦闘用の特殊外装だ。
( ><)「どういう…」
(*‘ω‘ *)「鈍いっぽね。07には単機でラウンジ市を強襲してもらうっぽ。」
ラウンジ市への単独強襲。それは無謀だ。
だがワカッテマスならば可能と判断されたのだろう。
( ><)「そんな…」
(*‘ω‘ *)「ビロ。命令するっぽ。お前は今何の役にも立たないっぽ。だから大人しく部屋にいるっぽ。」
命令された以上、ワカンナインデスはふらふらと自室に戻るしかなかった。



448 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:06:12.70 ID:aqoypxqdO

『了解しました。』
(*‘ω‘ *)「すまないっぽ。詫びのつもりにもならないっぽが弾薬は満タンまで積ませるっぽ。」
夕暮れ時。発着場でちんぽっぽは07と会話をしていた。
07…いやWKTシリーズ全機にはメインCPUに人間の脳髄を使用している。
パーツ扱いなのだ。故にWKTシリーズは公式では無人機と呼ばれる。
そして07に使用されているのはワカンナインデスの友人…いや…想い人だった人間の物だ。
だからちんぽっぽは彼女を部屋に閉じ込めた。
『行きの分だけで構いません。』
『ビロードに別れの言葉をお願いします。』
(*‘ω‘ *)「私は鬼だね。自分の弟の脳みそを戦闘機に組み込み、今度は死ねというんだ。」
『今の私は戦闘機だと言うことは分かってます。』



449 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:07:40.86 ID:aqoypxqdO

太陽が沈むまで一人と一機はたわいもない会話をする。
そして太陽が沈んだと同時に07がコンディションチェックを始めた。
(*‘ω‘ *)「ワカッテマス!」
07はゆっくり滑走路へ向かう。
主翼が前方へせり出し、長距離飛行用の形態に変わる。
そのまま滑走路に乗る07。機体のエンジン音がだんだんと大きくなる。
『さよなら。ビロード。』
誰も見ることのないモニターに文字が表示される。
(*‘ω‘ *)「行きやがったか…」



451 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 02:11:00.23 ID:aqoypxqdO

FAST装備は素晴らしかった。
通常装備よりも機体が軽くなり加減速がよりスムーズになっている。
それ以外にも推力も上がったため最高速度もマッハ4付近まで上がっている。
『そろそろですね。』
07の目とも言えるパッシブソナーがミサイルの接近を感知。
それに対し07は正面から飛来するミサイル群を機銃とソニックブームで進路を切り開く。
『後方からミサイルの追撃が来るのは分かってます。』
07はさらに加速、地表スレスレを高速飛行し幾つかを地表へ叩きつける。
そのままラウンジ市へ向かう渓谷へ突入。
『迎撃が来ることも分かってます。』
渓谷内に設置されたミサイル、対空砲が一斉に火を噴く。



524 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:26:53.46 ID:aqoypxqdO

07はパッシブソナーで全てを見切り複雑な軌道を維持しつつ渓谷内を音速で進んでゆく。
バレルターンによる緊急回避並びにソニックブームでのミサイル撃墜。
続いてスライスターン。
高度を維持しつつ機体を傾け狭い渓谷内を駆け抜ける。
『ミサイルが振り切れない。』
『撃墜。』
執拗に追撃するミサイルに対し07はとんでもない動きを見せる。
機体にエアブレーキによる急制動をかけ次の瞬間…
『機銃掃射。』
ミサイル群の真下を通過し前方のミサイルを機銃で破壊続いて…



526 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:28:10.09 ID:aqoypxqdO

『撃破。』
進行方向、速度をそのままにラダーを使い機体の翼端を軸に高速ターン、真後ろのミサイルを背面飛びをしながら全て撃ち落とす。
その間にもバレルロールによる対空砲及び、壁面衝突を回避する。
『夜明けまで1時間を切ったのは分かってます。』
残り時間は1時間。ミサイル基地までは約40分で到着する。
ワカッテマスは速度を最高速度まで引き上げ渓谷から飛び出した。



527 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:29:29.48 ID:aqoypxqdO

上空に飛び出した07を待ち受けるのはヘリコプター等の混成空戦部隊。
パラララと間抜けな音を立てるヘリコプターでは07に対し壁にすらならない。
が…数が厄介である…一機二機ならば近くをスルーするが一度に20、30ではそれも叶わない。
『機銃…いえ、誘導弾。』
ワカッテマスは最も効率の良い軌道で飛行するため的確に小型ミサイルをバラまく。
パシュと小型ミサイルが数発吐き出されそれが最小限の爆発で07が通る道を確保する。
加えて連続急旋回(シザースだが相手方がいない)を行い後方からの攻撃を振り切る。



528 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:30:36.94 ID:aqoypxqdO

更に加速しつつブレイクターン。これで速度が稼げた。
最も危険の少ない位置取りをする。
続いてレッドアウトターンを行い再び超低空で荒野を突き進む。
レッドアウトターン。
07が最も得意とするアクロバット飛行だ。
急速降下しつつきりもみ回転およびループ機動をし機体を水平に戻すと言うものだ。
人間が乗っていたら死ぬか機体が空中分解する機動だが07は問題無く行えた。
その理由はエナジーフィン型特殊推進装置にある。
従来推進装置に比べエナジーフィン型は機体バランスが保ちやすい。
又、推進方向をある程度固定でき、先の車で言うバックしながらの機銃掃射もそのためだ。



529 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:31:51.16 ID:aqoypxqdO

どうやら振り切ったらしい。敵はもう見えない。
そのため機体を急加速させる。
約30分の飛行の後ワカッテマスは目的地を補足する。
途中、散発的に迎撃が有ったが問題無く突破、予定よりも早く目的地に到着出来た。
『見えた。』
07のパッシブソナーがラウンジ国の戦闘機の接近を感知する。
<ヽ`∀´>「赤い…戦闘機!?」
( ^Д^)「間違いねぇ!ありゃあVAFの紅翼だ!」
<ヽ`∀´>「墜ちるニダ!」
パシュパシュとミサイルが07に発射されるが、それは意味をなさない。
07は華麗に空を舞い全てを速度でかわしてゆく。
ブレイクスルー、ラウンジ国側の戦闘機の包囲網の隙を付きミサイル基地上空へと向かう。



530 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:33:14.75 ID:aqoypxqdO

『もう、時間が無いのは分かってます。』
FAST装備内の大型ミサイルを全てロック解除。
発射。
滑走路が火の海に包まれた。これで新たに戦闘機は上がってこない。
『滑走路破壊。続いて発射台を破壊します。』
機体を旋回させながらミサイル発射台を探し、爆撃を行う。
『破壊。確認しました。』
次に管制塔を機銃で破壊する。
そして最後に基地全域に残りの弾丸を叩き込む。
戦闘機やミサイル類、基地施設は07により無力化される。
それを確認した時だソナーが敵の接近を告げる。
(#^Д^)「ナメんなー!」
後方から先の戦闘機群がやって来る。
バレルロールアタックでこちらに突っ込んでくる。
ブレイク。だがプギャー機は振り切れない。
そのままシザースに持ち込みプギャー機と07は互い交錯にしながらドッグファイトにもつれ込む。



533 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:36:02.08 ID:aqoypxqdO

ワカッテマスは機体を巧みにシザースに見せかけたオーバーシュートで追い詰める。機動自体は先のミサイル群を迎撃したのと同じだ。
(;^Д^)「この状態でオーバーシュート?化け物か!?」
<ヽ`∀´>「プギャー!今助けるニダ!」
ニダーはプギャーを助けるためミサイルを放つが…
『そう来るのは分かってます。』
機体を急速降下、07はクルクルときりもみしながら地面スレスレまで急速降下しニダー機を追う。
レッドアウトターンだ。
そしてニダー機から吐き出されたミサイルはプギャー機をロック。
<;`∀´>「あり得ないニダ!」
『さようなら。』
プギャー機の爆発の直後、ニダーは視界が真っ暗になる。
真横から07が太陽を遮ったからだ。
爆風。
07から発せられたソニックブームによりキャノピーが破壊されニダーはコクピットから放り出されてしまう。
全機撃破。基地までの…ビロードの待つ場所までの距離を算出し始める。
『まだ、飛べますね。』
だが燃料はほとんど残ってない。



535 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:36:59.09 ID:aqoypxqdO

私は生まれつき体が弱かった。
そのため姉さんやビロードにはずいぶんと迷惑をかけた。
ある日、私の体はもう持たないと医者から余命宣告を受けた。
姉さんが見舞いに来なくなった。代わりにビロードが私の見舞いに毎日来てくれた。
ある日、軍の人が見舞いに訪れた。
彼は私に鋼の体を新しく与えてやれる。と提案した。
私の体は無くなった。代わりに私は空を飛ぶ鋼鳥となった。
07-MSそれが今の私、「紅の翼」は何があろうと必ず帰還する。
それが、私にできる彼女への唯一の行動。
私はワカッテマス。鋼の戦闘妖精。
( <●><●>)「ビロード。今、帰ります。」
07は機体を空力だけで操作し基地へ向かう。



536 :( ><)ワカッテマスは紅の翼のようです:2009/07/19(日) 11:38:04.44 ID:aqoypxqdO

テレビに映る07の戦闘映像。お馴染みのプロパカンダだ。
うちの07は凄いですよ。と…
確かに07の戦闘機動は戦闘機とは呼べない次元の物である。
( ><)「僕は…」
「ワカンナインデスさん!!」ドンドン
( ><)「…待って欲しいんです。」
ワカンナインデスは近くにある軍服を着込む。
流石にバスローブで出るのははばかられた。
( ><)「どうしたんです?」
「早く滑走路へお願いします!07が帰投したんですよ!」
( ><)「え?」
ワカンナインデスは走った。
滑走路まで着くとそこには…
( <●><●>)『ただいま。ビロード。』
ぼろぼろの戦闘機が一機…ワカンナインデスを待っていた。

END







541 :投下終了後にさる…もう駄目かも分からんね。:2009/07/19(日) 12:00:28.17 ID:aqoypxqdO

まとめ

>>441>>442>>443>>444>>446>>447>>448>>449>>451
>>524>>526>>527>>528>>529>>530>>533>>535>>536

支援、乙ありがとうございました。

空戦シーンに特に重きを置いたつもりなんですが理解不能な機動になってないかがちょっと心配です。
深夜帯の恐ろしさを垣間見た…
ついでにギャグ系のお題下さい。



[ 2009/07/20 17:23 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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