FC2ブログ










('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚)


499 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 1/8:2009/07/16(木) 21:05:38.46 ID:Fxhlj69v0





「あなたの髪が必要なのです」


~('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚)~






501 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 2/8:2009/07/16(木) 21:07:55.95 ID:Fxhlj69v0

('A`)「先生…それは本当なんですか」

(;<●><●>)「残念ながら…今の医学では、どうすることもできません」

始まりは、恋人のクーが不治の病にかかったことだった。

その治療法は確立されておらず、クーは余命3ヶ月と宣告された。

せめて、残された時間を、2人で過ごそうと考えていた時…

その男が俺の前に現れて、こう切り出した。

(´・ω・`)「あなたの恋人の病気、治せるかもしれません」

俺は、にわかには信じられなかった。

(´・ω・`)「ですが、そのためにはあなたの髪の毛が必要なのです」

('A`)「クーの病気と俺の髪と、何の関係があるんだ?」



503 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 3/8:2009/07/16(木) 21:09:34.51 ID:Fxhlj69v0

男は、さらに話を続けた。

(´・ω・`)「我々は、あなたの恋人がかかっている病気の特効薬を研究しているのですが…」

(´・ω・`)「実は、現在開発中の新薬のために、足りないものがあるのです」

(´・ω・`)「それは、ある特殊なDNAを持った人の髪です」

(´・ω・`)「そのDNAは、100万人に1人持っているかというところなのですが…」

(´・ω・`)「あなたは、そのDNAを持っています」

('A`)「それで、俺の髪が必要なのか…」

俺は、その話に因縁的なものを感じた。

クーの病気を治す100万分の1のDNAを、クーの恋人である俺が持っているというのだから…

それに、このままでは俺は、クーの死を黙って待つことしかできない。

俺は、一縷の望みに賭け、俺の髪をこのショボ顔の男に託すことにした。



505 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 4/8:2009/07/16(木) 21:10:50.47 ID:Fxhlj69v0

川 ゚ -゚)「ドクオ…私はもう長くはないんだな」

('A`)「そ、そんなことはないぞ!望みを捨てるな!」

川 ゚ -゚)「隠さなくていい。おおかた、既に余命も宣告されているんだろう」

('A`)「…」

俺は、あの薬の話をするかどうか悩んだ。

正直、俺も未だ半信半疑で、不確定な期待を持たせることがいいのかどうかわからなかった。

でも、このままでは、クーは生きる気力を失ってしまうかもしれない。

俺は、意を決して切り出した。

('A`)「クーの病気、もしかしたら治るかもしれない」

川 ゚ -゚)「そんな取り繕ったような話しはしなくていい」

('A`)「もちろんこれは、雲をつかむような話かもしれない」

('A`)「でも…まだ、望みは捨てないでほしい」

川 ゚ -゚)「…」



506 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 5/8:2009/07/16(木) 21:12:09.83 ID:Fxhlj69v0

2ヵ月後、男は再び俺の前に現れた。

その頃、クーは既に意識はなく、寝たきりの状態だった。

(´・ω・`)「やあ、薬ができたよ」

(´・ω・`)「だけど、この薬を人間に使うのははじめてだから、どんな副作用が出るかはわからない」

(´・ω・`)「それでも…試してみるか?」

迷う余地はなかった。

('A`)「もちろん答えは、YESだ」



507 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 6/8:2009/07/16(木) 21:14:08.07 ID:Fxhlj69v0

(´・ω・`)「じゃあ、彼女は我々の施設でしばらく預からせてもらう」

(´・ω・`)「その間は面会もできない」

(´・ω・`)「だけど、1ヵ月後、必ず元気な姿になって君に返すことを約束しよう」

もし、彼女が助からなければ、これで最期の別れということになる。

でも、もうそんな悲観的な考えは持たないことにした。

俺は、この男に全てを託すことにした。

('A`)「…頼んだ」



508 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 7/8:2009/07/16(木) 21:15:17.23 ID:Fxhlj69v0

そして1ヵ月後、クーは戻ってきた。

川  )「ドクオ…」

('A`)「よかった、助かったんだな!」











川'A`)「ああ、私は生きてるぞ」



509 :('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) 8/8:2009/07/16(木) 21:17:09.68 ID:Fxhlj69v0

(´・ω・`)「すまない、薬の材料に君の髪を使ったため、副作用として彼女の顔は君そっくりになってしまった」

('A`)「…」

川'A`)「ドクオ…」

川'A`)「こんな私でも、愛してくれるか?」

('A`)「…当たり前じゃないか、クーはクーだ」

川'A`)「ドクオ…」


その後、俺たちは結婚した。

俺は、この俺と同じ顔をした妻を、ずっと愛し続けていくだろう。

死が二人を分かつ、その日まで…



~('A`) 新薬のようです 川 ゚ -゚) fin~







512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:20:50.07 ID:Fxhlj69v0

>>499 >>501 >>503 >>505-509

以上です。

お題:
>>464 俺の髪が
>>465 開発中

支援・お題ありがとうございました。

地の文って難しい…



[ 2009/07/16 21:58 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!クーにゃーんにゃーん
イイハナシダナー(;A;)
[ 2009/07/17 00:00 ] [ 編集 ]

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/2116-d4be5e80