838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:44:43.35 ID:emDDi5MkP
地球から遠く離れた星M78星雲、そこにはウルトラの星がある
子供の頃の憧れ…ウルトラマン、そんな彼等にも問題児はいる
そんな問題児を更生するための施設に働いている彼
( ^ω^)だりぃお…
彼の名前は内藤ホライゾン、歳は2万8000歳、人は彼をブーンと呼ぶ
( ^ω^)「あいつが来るまでは平和だったのになぁ…」
更生施設とはいえこんなところに送られてくるウルトラマンは殆ど居ない
それなのにブーンを悩ませているウルトラマンとは…
lw´‐ _‐ノv「よっ」
( 'ω`)「お前今度はなにしたんだお…」
彼女の名前は素直シュール、歳は2万5000歳、ウルトラマン誕生して以来の超問題児
lw´‐ _‐ノv「なんだ、そんな暗い顔して、嫌なことでもあったのか?」
( 'ω`)「はぁ…」
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:46:07.12 ID:emDDi5MkP
地球にて
('A`)ガオー
怪獣のドクオが町で暴れていると聞きウルトラマンが派遣される
シュワッチ
どぎゃああああああああああああああん
lw´‐ _‐ノv「いって…また着地失敗」
けたたましい音をたててシュールが到着…したのだが…
('A`)うわぁ…
約1万5000トンの巨体が着地に失敗したのだ…
被害はドクオの暴れた比ではない
lw´‐ _‐ノv「町が…こんなに…よくもっ…よくもっ…」
(;'A`)「えっ…俺のせいなの?」
lw´‐ _‐ノv「うるさいっ!!くらえっ!!スペシウム光線!!」
ビーーーーーーーーーーーーー
lw´‐ _‐ノv「あっ、はずれた」
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:47:32.82 ID:emDDi5MkP
ウワー
タスケテー
オカーサーン
町はほぼ壊滅状態だ…
lw´‐ _‐ノv「許さん…許さんぞドクオオオオオオオオオオオオ!!!」
住人&('A`)「うわぁ…」
その後追加のウルトラマンが来ていなかったら被害はもっと酷かっただろう…
=================================
(;^ω^)「うわぁ…」
lw´‐ _‐ノv「ほんっと怪獣は許せないね」
(;^ω^)「お前ウルトラマン辞めろ」
lw´‐ _‐ノv「それは出来ない…私を必要とする人がいるかぎり」
( ^ω^)「ねーよwww」
ここまでして何故クビにならないのかというと
彼女の父がウルトラ星の大王だからだ…誰も逆らえない
( ^ω^)「ホントどうしよ…」
ブーンの悩みは尽きない
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:48:34.41 ID:emDDi5MkP
lw´‐ _‐ノv「一万年と二千年前からあーいーしーてーる」
( ^ω^)「お前は、そのもう1万年前からここに世話になってるお…」
lw´‐ _‐ノv「八千年過ぎたーころかーらもっといとしーくなーぁたー」
( ^ω^)「あん時かばうんじゃなかったお…100年の減俸処分くらったお」
lw´‐ _‐ノv「1億とーニ千年あーともあーいーしーてーるー」
( ^ω^)「頼む…もう来ないでくれお」
( ^ω^)「だいたいお前何度ここにきたか分かってるお?」
lw´‐ _‐ノv「貴様はっ!!今まで食べたパンの数をおぼえているのかっ!!11」
( ^ω^)「この星にパンなんてもんねーお」
lw´‐ _‐ノv「…」
lw#‐ 皿‐ノvノ メメタァ
(;^ω^)「い…痛いお、痛いお、分かったからやめるお!!」
lw´‐ _‐ノv
(;^ω^)「先が思いやられるお…」
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:51:51.97 ID:emDDi5MkP
( ^ω^)「さっ授業だお…」
lw´‐ _‐ノv 「めんどい…」
彼女はここに何百回と来ている…もはや勉強の必要などなかった
(;^ω^)「別に自慢出来ることじゃないお…」
lw´‐ _‐ノv グー
(;^ω^)「いきなり寝んなお…まぁ来るだけましかお…」
彼女は更生所だけはちゃんと来ていた……ブーンが担当の日だけ
その内彼女の授業はブーンがすべて担当するようになった
( ^ω^)「まぁ楽でいいお」
こうして更生所の一日は過ぎていく…
(´゚ω゚`)「うるさいっ!!!地球の男とやって何が悪い!!!」
「お前は男だろ!!!!」
廊下から声がきこえてくる
( ^ω^)「ちょwwww」
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:54:29.89 ID:emDDi5MkP
こうして更生所での日々は過ぎて行った…
( ^ω^)「もう来るなおー」
lw´‐ _‐ノv 「うーい」
テストにも受かり更生所からシュールが去っていく、どこか寂しそうだ…
( ^ω^)「そんな顔すんなお…まぁがんばれお」
lw´‐ _‐ノv 「おい、ブーン」
( ^ω^)「なんだお?」
lw´‐ _‐ノv 「あたしと付き合え」
( ^ω^)
(^ω^)
lw´‐ _‐ノv 「断ったら権力使って潰す」
(;^ω^)「ちょwww待ってくれおww」ナントイウキュウナテンカイ
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:56:49.80 ID:emDDi5MkP
(;^ω^)「急にどうしたんだお?」
lw´‐ _‐ノv 「このままじゃ知らん奴と結婚する羽目になる」
lw´; _;ノv 「頼む…お願い…」
(;^ω^)「わかったお、わかったお、わかったから泣くなお」
lw´; _;ノv 「ありがと…」
(;^ω^)「でもお父さん達にはなんて言うんだお?」
lw´; _;ノv「気に入った奴連れてこいって…」
(;^ω^)「まぁいいお、今度挨拶に行くお」
lw´; _;ノv 「ありがと…ありがと…」
泣きながらシュールはかえっていった
(;^ω^)「大変なことになったお…」
一方そのころ…
lw´‐ _‐ノv 「計画どおり」
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 22:59:22.12 ID:emDDi5MkP
( ・∀・)「で、この男と結婚すると」
lw´‐ _‐ノv「うん」
( ^ω^)「ブーンといいますお」
二人は今謁見の間にきている、かなり豪華な造りだ
( ・∀・)「ブーンくんちょっとはなしが…シュー、ちょっとはずしてくれ」
lw´‐ _‐ノv「うーい」
シュールは部屋から出て行った…
( ・∀・)「ブーン君」
(;^ω^)「なんですかお?」
( ;∀;)「ありがとおおおおおおおおおおおお!!!」
(;^ω^)「お?お?」
( ;∀;)「いやー、結婚相手募集しても全くこないしさー…
とにかく結婚させないと大王としての示しがつかないじゃん」
(;^ω^)「お?」
( ;∀;)「シューのことよろしく頼むよ!!」
そう言うと泣きながら大王は奥の部屋に入って行った
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 23:01:00.67 ID:emDDi5MkP
lw´‐ _‐ノv「話おわったー?」
シューが入ってきた
(;^ω^)「だ…騙したおね!!」
lw´‐ _‐ノv「ナンノコトダカ」
(;^ω^)「えらいことになったお…」
lw´‐ _‐ノv「キャンセルしたら、この星に居られるとおもうなよ」
(;^ω^)「なんてこったい…」
lw´‐ _‐ノv「さっ結婚式場を決めに行こう」
そう言うとシュールはブーンの手を引いて走りだした…
( ^ω^)(まっ、いっかだお)
ブーンも満更ではないようだ
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/14(火) 23:02:49.08 ID:emDDi5MkP
数か月後…
ガラガラガラ
更生所のドアを開く音が聞こえる
(;^ω^)「また来たのかお…今度は何したお…」
lw´‐ _‐ノv「着地する時に30人程踏んじゃっただけよ、ア・ナ・タ」
(;^ω^)「ちょwwwwそれとその呼び方いい加減やめるおwww」」
ブーンはちょっぴり恥ずかしくそしてちょっぴり嬉しかった…
( ^ω^)更生所のようです
~fin~