スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

<_プー゚)フは星を見るようです


98 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:24:48.38 ID:ks4ri1R5O

ピー ピー

断続的に聞こえる警告音。おそらく内蔵電池が切れかかっているのだろう。無理もない。あんな距離を移動をした以上こうなるのは予想していた。
俺は、コクピット内で寝息を立てる少女を見つめる。おそらく、予備電源が無くなればエアは無くなる。無くなる前に彼女にはヘルメットをかぶせてやらねば。

<_プー゚)フ「計算だと、コクピット内のエアと宇宙服のエアを最低レベルで使えば艦隊が発見する確率は86%だな?」
『YES。サージェントエクスト。以後はバッテリーとエア消費力から考えて質問をする事、回答は不能となります。』
<_プー゚)フ「確認だよ。じゃあな。相棒…」
フゥゥゥゥン…
コクピットを静寂が包む。俺は…こんな馬鹿らしい事で死ぬのか…
悪くない。全く悪くないぜ。女の為に死ねるならな。


<_プー゚)フは星を見るようです。



99 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:26:40.81 ID:ks4ri1R5O

('、`*川「サージェントエクスト。聞いているの?」
<_プー゚)フ「聞いてるっつーの。だが納得は出来ねぇ。暴走の危険性のあるVIPにこんなガキを乗せられねぇよ!!」
从'ー'从「でも!シミュレーターでは6対2で私の勝ちだよぉ…」
<_プー゚)フ「それとこれは別だ!実戦はお前が思うほど甘くない!とにかく俺は反対だからな!」
俺の名はエクスト。エクストプラズマン。惑星2ちゃんを中心とした第四次統合戦争、その統合軍側の突撃機動部隊、通称フェアリーのエースパイロットだ。妖精と聞けば聞こえは良いが実際はただの捨て駒だ。
その理由は2つ。一つは常に最前線、最激戦区送りな点。もう一つはフェアリー部隊に配備された高性能単座戦闘機「VIP」だ。
このVIPは統合軍側の技術の粋を集めて作られた物で、疑似人格OSを標準装備。捕獲や撃墜の可能性が有る場合は勝手に自爆までしやがる人殺しのマシーンだ。
その上、VIPの制御には脳波を用いるがOSからのパイロットに対するパルス逆流の可能性も有る。
そんな物にこんな娘を乗せられる訳は無かった。



101 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:28:03.25 ID:ks4ri1R5O

( ゚∀゚)「エクスト。お前なぁ…確かにこの子はかわいい。おまけにおっぱいもデカくてやらかくて形も最高だ。だがな」
( ゚∀゚)「渡辺は補充パイロットとして正規の手続きで来てるんだ。しかたねぇだろ?」
コイツはジョルジュ。自称おっぱいマイスター ジョルジュ・F・長岡。本名じゃないのは部隊内の者全員が把握している。
( ФωФ)「ジョルジュの言うとおりである。どうしてもならプラズマン。お前が彼女をサポートしてやるのだな。」
この猫目はロマネスク。この隊の中では最古参であり、俺よりも歴が長い。
この二人に反対されてしまっては仕方がなかった。
<_プー゚)フ「分かったよ。…渡辺小尉。」
从'ー'从「はい。」
<_プー゚)フ「お前は訓練時及び、戦闘中は俺の機体から離れるな。後、出来る限り武器は使うな。敵の目に付くような動きも控えろ。これを必ず守れ。良いな?」从'ー'从「うぅ~了解しましたぁ~」
<_プー゚)フ「……頼むぜ…ったくよ。」



102 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:29:16.20 ID:ks4ri1R5O

<_プー゚)フ「…ブーステッドねぇ。どうして上の連中はこんな事ばかりしやがるか……」
俺が見ているのは渡辺の経歴書だ。先の悶着の後、解散となり俺は食堂でペニサスから貰った経歴書を見ている。
そこには渡辺の過去が乗っていた。

渡辺は孤児だった。第二次統合戦争時に家族を失い軍に収容されその後まだ幼い渡辺に試験的に実施されていたブーステッド(薬物投与による脳神経パルスの強化処理、並びにマインドコントロール)を行ったと示されていた。
その後第三次統合戦争中は戦争訓練、及び極秘任務を請け負い、そして統合軍に旗色の悪い第四次統合戦争。つまり今、最前線に送られたと締めくくられていた。
从'ー'从「それしか生きる手段が無かったから…かなぁ~」
いつの間にか彼女が俺の後ろに居た。思わず安いコーヒーを吹きそうになる。
<_プー゚)フ「げほっげほっ!いつからそこにいたんだよ!」
从'ー'从「え?だってエクスト中尉は俺から離れるなって……」
<_プー゚)フ「あのなぁ。ちょっとそこになおれ。」



105 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:30:30.32 ID:ks4ri1R5O

<_プー゚)フ「あ、…お前、なにかのみたい物あるか?」
从'ー'从「えへへ~お水で良いですよぉ~」
<_プー゚)フ「…クリームソーダ。こいつに頼むわ。」
从'ー'从「くりぃむソーダ?」
<_プー゚)フ「クリームソーダ!!」
そんなやりとりの最中だ。

ビー ビー
<_プー゚)フ「ッ!」
从'ー'从「あれれ…強襲だよぉ~」





「エクスト。敵は強襲型のブラクラが二機。高機動型と通常型がそれぞれ四機よ。」<_プー゚)フ「ちっ…多いじゃねえか。OK。ペニサス。行ってくるぜ!」
格納庫内を歩き出す白いVIP。エクスト専用の機体であり反統合連合からは白騎士と呼ばれている機体だ。それが発進用のターンテーブルへ乗り込む。

上昇するターンテーブル内でエクストは武装の選定をする。追加ブースターとロングランス。背面部に追加ブースターが取り付けられ、エクストが右手を軽く動かし射出されたランスを右手でつかむ。


108 :>>104ごめん人型ロボットす;;:2009/07/12(日) 23:32:26.37 ID:ks4ri1R5O

<_プー゚)フ「脳波パルス異常無し。シンクロ係数は40だな。手動を優先して…OS起動。」
『おはようございます。サージェントエクスト。』
コクピットに響く少しセクシーで電子的な女性の声。白騎士のOS「ジェイル」だ。
<_プー゚)フ「基本はいつもと同じだが、今回は渡辺の機体に注意してくれ。」
『了解(ラジャー)』
ゴゥゥウン
「カタパルト接続確認。出撃のタイミングは任せます。」
<_プー゚)フ「へへッ。エクスト・プラズマンVIP二号機。行くぜ!」

キィィィィィン

超電磁によりVIPが空中固定され、次の瞬間、レールガンの様に射出された。


<_プー゚)フ「イィィィャッホゥゥゥウイ!!」
超高速で突撃する白騎士。迎撃する通常型のマヴだが、おそらく白騎士を機体として捉えては居ないだろう。一秒かかるか否かの時間で白騎士は400の距離を詰める。
ズシャァン
すれ違い様の斬撃。横凪の一撃でマヴを一機撃破。機体をピポットターンさせ振り向くと赤い機体が撃ち漏らしの機体を撃破していた。渡辺だ。



111 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:33:39.78 ID:ks4ri1R5O

从'ー'从「エクスト中尉~おくれちゃいましたぁ…」
<_プー゚)フ「の割にはちゃっかりしてんな。良いか?離れるなよ。」
『敵機接近。ブラクラとマヴ2、残りは一号機と三号機が交戦しています。』
ジェイルが戦況を報告する。そこから、俺は接近して来る敵の撃破をチョイスする。
从'ー'从「エクスト中尉~進言します。マヴは四号機が抑えますので強襲機を任せてかまいませんかぁ?」
モニター端に渡辺が写り込む。確かにマヴなら二機でも十分に抑え込める。
<_プー゚)フ「先取防衛だ。分かったな?」
エクストは白騎士の推進装置をフルドライブに入れブラクラを迎撃する。

(´<_` )「白騎士が突っ込んで来るか。ならば…」
ブラクラは推進剤の逆噴射をかけ後退、マヴ二機が白騎士の横を通り過ぎる。

(´<_` )「さぁこい。戦い方を教えてやる。」




バシィ
ブラクラのビーム砲が発射される。白騎士はそれをバレルロールしながらかわし更に直進。二機はデブリ帯に突っ込む。



112 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:34:42.35 ID:ks4ri1R5O

<_プー゚)フ「残念だったな。ここに誘い込んだつもりだろうが…」
白騎士がブラクラへ向け更に加速する。
『危険です。敵からのロックアラートが複数。』
<_プー゚)フ「チィ!」
白騎士に向けデブリ帯全域からミサイル攻撃が飛来する。エクストは更に加速、機体を振り回しデブリにミサイルをぶつけてゆく。
(´<_` )「甘い!」
上方からのロックアラート。ブラクラだ。マイクロホーミングミサイルが既に発射体勢に入っている。
基本的にデブリ帯ではミサイルは使わない。なぜならミサイル攻撃ではデブリにぶつかる可能性が高いからだ。しかしこのパイロットはそれを分かってしている。故にデブリ帯にミサイルを予め仕込んでいたのだ。
<_プー゚)フ「回避確率!」
『21%です。』
<_プー゚)フ「上等だ!」
白騎士が逆噴射をかける瞬時に減速したためミサイルの一部は目標を見失い回避できた。続いて後続をランスで斬り払う。更に全域から飛来するミサイルを近場のデブリを蹴り飛ばしそれを盾に回避。



116 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:36:41.07 ID:ks4ri1R5O

(´<_` )「発射する。」
デブリを盾にした白騎士に向けブラクラがホーミングミサイルを発射する。何発かがデブリに当たるが白い糸を吐きながらそれらは白騎士に飛来する。
<_プー゚)フ「オラァ!」
白騎士は盾にしたデブリを足場にするようにして方向転換真後ろから来ていたミサイルを真正面に見据えてかわしてゆく。ミサイルの雲の中を突っ切る。速度と視力での乱暴な回避方。
(´<_` )「ジャックポットだ。」
ミサイルをかわしきって敵を見据えたエクストの眼前にはビーム砲を構えたブラクラが映って居た。





从'ー'从「うわわぁ~来たよぉ。初心者マークをはっとけば良かったよぉ。」
マヴが二機。渡辺の駆る四号機に迫る。だが渡辺はそれを言葉とは裏腹に冷静に対処、二機をまとめたまま交戦を開始した。
( ゚∀゚)「渡辺!!逃げろ!」
瞬間、四号機の機動上に大出力ビーム砲が迫る。
从 ー 从「ッ…」



117 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:37:51.78 ID:ks4ri1R5O

直撃。VIPの装甲材はビーム実弾ともに高い防御力を誇るが無敵ではない。
( ´_ゝ`)「ふっ腐った連邦に組みさねば貴様も苦しむことは無かったろうに。」長距離からのブラクラからのビーム攻撃だった。衝撃で宇宙空間を回る四号機にマヴが容赦なく攻撃を叩き込む。
从 ー 从「イヤァァァァアア!うぁわあぁぁぁん!」
『パルス逆流。』
四号機の動きが変わる。渡辺ではなく四号機のOSが機体を操り始める。
( ´_ゝ`)「む…」
それが兄者の最後の言葉だった。




<_プー゚)フ「…やられ…」

ザシュウ!

(´<_` )「な…に?」
从 ー 从「目標、残機数一。」
ブラクラに背後から深々と刺さるビームソード。刺しているのは四号機だ。

爆散。

爆発の中から四号機が接近して来るがそれは明らかに戦闘機動。
<_プー゚)フ「まさか…ジョルジュ!ロマネスク!」
返事はない。つまり撃墜された。と言うことだ。
誰に?……
『四号機と思われます。』
そうこうする内に四号機は迫っていた。エクストは同じく戦闘機動で接近。



119 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:39:12.45 ID:ks4ri1R5O

すれ違いざまに斬撃を紡いだ。こちらを敵視している。そこから来る答えは…
<_プー゚)フ「暴走かよ。渡辺!!」
四号機につかみかかり説得を試みる。
从 ー 从「近接防御。」
四号機は対して至近距離用の機銃で振り払おうとする。弾丸で白騎士の装甲板が弾けとんでゆく。
<_プー゚)フ「渡辺!!負けんじゃねぇ!」从 ー 从「ッあああ!」
VIPの暴走。脳波制御型のインターフェースを用いるために脳波パルスが何らかの原因でOS側からパイロットへ流れ込むことがある。今の渡辺はまさにそれだった。
<_プー゚)フ「渡辺!!」
『衝撃を与えることをお勧めします。パイロットが気絶すれば機能を停止するはずです。』
ジェイルの指示に従いエクストは白騎士を加速させる。そのまま最大速度になった所で急制動。ブラックアウトさせる。



120 :書きためっす:2009/07/12(日) 23:40:14.69 ID:ks4ri1R5O

エクストが気がつくとそこは戦闘宙域からかなり、いや。とても離れていた。推力を間違えたのだ。
<_プー゚)フ「ジェイル…渡辺はどうなっている?」
『サージェントエクストが気絶してから約10分が経過しましたが動きは見られません。』
<_プー゚)フ「OK…ならハッチを開けて引きずりださねぇと。」
『了解(ラジャー)』
しばらくの空白、
『システムエラー。四号機のインターフェースが破損しています。』
<_プー゚)フ「なら手動だ。」
『警告します。本機の位置は本隊からかなり離れており、迂闊にハッチを開けることは出来ません。』
ジェイルの警告は白騎士の行動可能範囲が本隊の探査可能限界領域から離れている事を示唆していた。つまり、ビーコンが届かない距離まで離れておりハッチをうかつに開けてエアを使うなと警告しているのだ。
<_プー゚)フ「エアを全面カット。俺は宇宙服内のエアを使い渡辺を引きずりだしてくる。」
『最良かと。』



121 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:41:01.99 ID:ks4ri1R5O

シューとエアがコクピットから抜かれる。俺はヘルメットをつけエアが完全に抜けたのを確認しハッチを開けた。
<_プー゚)フ「っと。開けるぞ。」
もし、と思う。中の渡辺がヘルメットをしてなかったり、宇宙服が裂けていたら…俺は渡辺を殺すことになる…だが、このままでは二人とも死んでしまう。

エクストは意を決し、ハッチを開けた。

从- -从クー

渡辺は眠っていた。子供のように…
<_プー゚)フ「…このヤロウ…」





从ρー~从「ん?れぇ…」
<_プー゚)つ「気がついたか?これ、打っとけ。」
从'ー'从「これ、仮死剤…?」
『現在我々は本隊から約14万離れた距離にいます。渡辺小尉には仮死剤により最低レベルの活性状態になっていただきます。』
<_プー゚)フ「良いからおめーは寝てろ。直ぐに着くから…」
从'ー'从「中尉…くりぃむソーダ?…私食べたこと無いんですぅ…。だから…」
<_プー゚)フ「あぁ。好きなだけ食わせてやるよ。必ずな…」
パシュ



123 :<_プー゚)フは星を見るようです:2009/07/12(日) 23:41:45.95 ID:ks4ri1R5O

渡辺は再び眠りについた。







一体どれくらい流されたろうか?ジェイルが機能を停止してからかなりたつ。意識が保てなくなってきた…エアが…足りないんだろう。
どうやら死ぬらしい。俺は手元のレコーダーを引っ張り出す。
<_フー )フ「VIP二号機のパイロット…エクスト…ラズマンだ。もし、この機体を見つけた人物が居たなら頼みたい…事がある。もし、一緒にいた少女が…生きていたら…クリーム…」
<_フ;ー;)フ「クリームソーダを…食わせてやってくれないだろうか?俺は…出来ない…みたいだからな…頼んだ。ぜ。」
意識が薄れてゆく。…死ぬか…渡辺…すまねぇ…

ィィィィン



フィィィィン

『エア、充填完了。バッテリー充電完了。おはようございます。サージェントエクスト。サージェントエクスト?』
俺はまだ…
( ФωФ)「無事か!?プラズマン!!」
( ゚∀゚)「テメーまさか渡辺とちちくり合ってんじゃあねぇだろうな?」

<_フー )フ「生きてる。みたいだぜ?」

END







129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/12(日) 23:48:01.95 ID:ks4ri1R5O

<_プー゚)フは星を見るようです
>>98>>99>>101>>102>>105>>108>>111>>112>>116>>117>>119>>120>>121>>123


支援thx。

システムエラー=四号機のインターフェース
ミサイル=弟者の攻撃
充電=最後の救援
限界領域=探索可能限界領域

以上でお題消化です。


[ 2009/07/13 22:29 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/2082-bef1bddc


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。