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真夏日のようです


711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:32:10.24 ID:rwIBgLXYO

(;'A`) 「あっち……」

 寝起きに携帯を覗いた瞬間、絶望的な最高気温を知らされた真夏日の昼間。

 熱線でも出しそうな勢いで熱を反射する道路を三人の大学生が熱中症と戦いながら歩いていた。

(;^ω^) 「どうしてショボンはこんな日に遊びに誘うんだお?」

(´・ω・`) 「しらんがな。代わりにお前がなんでついてきたかでも考えてろ」

 訂正、一人はトラマナでもかけてるのかのように涼しげな表情で天然のサウナの中を歩いている。

(´・ω・`) 「それにしても暑いね」

(;'A`) (嘘つけ。汗一つながしてないくせに)

(;^ω^) 「で、どこ行くお?」

(;'A`) 「涼しい所に行きたい」



~真夏日のようです~



713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:35:03.26 ID:rwIBgLXYO

 目的も無く住宅街をさ迷う三人。

 この状況は涼しげな顔の男、ショボンが「暇だから集まれ」と二人に電話をかけたのが始まりで。

 それから早十分、今までただ駄弁りながら歩いていただけだった。

 そんな中見つけたのは大きな鉄の箱。

(;'A`) 「お、自販機ハケーン」

(;^ω^) 「なんか買っていくかお……って財布NEEEEEEE!!」

(´・ω・`) 「内藤はいつも準備が足りないね。で、叫んでて暑くないの?」

 それはまごうことなき自動販売機。それには冷たい清涼飲料から、
この時期需要のなさそうな暖かいおしるこまで幅広く品物が揃っていた。

 ただし、金の無い人間にとっては、ただの喉の渇きを促進させるオブジェクトでしかないが。

(;'A`) 「一つ位は奢るよ、コーラ辺りで良いか?」

(;´ω`) 「恩に切るお、ドクオ」

(´・ω・`) 「僕はスポドリ系で」

(;'A`) 「ショボンは財布持ってるだろ? って右ポケットを手で隠すな白々しい」

(´・ω・`)



714 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:38:02.25 ID:rwIBgLXYO

 がたん、と低い音が自販機から響き、コーラの缶が受取口に姿を現した。

 それをドクオと呼ばれた細身の男が取り上げ、内藤と呼ばれた少し太った男に渡した。

(;'A`)つ[] 「はい、コーラ」
[]⊂(^ω^;) 「かたじけないお……また金は返すお」

(;'A`) 「さてと、俺は何買うかな」

(´・ω・`) 「決めてないなら先何か買わせてもらうよ。
       まあホントならこんなに暑くなかったら買わなくても良いんだけどさ」

(;^ω^) 「ホントだおね。地球温暖化はなはだしいお」
 つ[]

(;'A`) 「もうCO2削減とかより飲み物配って
     冷房使わせないようにする方が環境に良いんじゃね?」

(´・ω・`) 「そもそも温暖化にCO2は関係ないよね。
       ぶっちゃけビルの建てすぎだよね。
       CO2ごときでグダグダ言っててどうすんのさ。
       炭酸ジュースからはCO2が出てるんだよ。
       それでもNEXのCMとかやって、全くTVってのh(ry」

(;'A`) (やべ、熱暴走してんな……てかホントに暑がってたのか)

(;^ω^) (おー、見た目かなり涼しげなのにお)
 つ[]



717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:41:04.10 ID:rwIBgLXYO

( ^ω^)ゲフ
 つ[]

(;'A`) (コーラを30秒で飲み干しただと!?)

(´・ω・`) 「もう少し付け加えれば彼のあのたくましい肉体に似合わない
       あの猫のような撫で声だからこそ……」

(;'A`) (ま、そんなことよりこっちをどうにかしなきゃな……
    ってショボン何の話してんだ!?)

 このままではショボンが放送禁止どころか思考禁止と言いたくなるような言葉を放ちそうだったため、
ドクオは慌てて蓋付き缶のスポーツドリンクを買い、ショボンに渡した。

 ついでに自分もと、ペットボトルのサイダーを買う。

(´・ω・`)
 つ[]

(;^ω^)
 つ[]←空

('A`)「さて、そろそろ移動しようぜ」
.つ{}

(´・ω・`)「もう最初から家でだれてた方が良かったね」

(;^ω^)「今頃その案がでるかお……」

('A`)「じゃあショボン家行こうぜ」



719 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:44:04.77 ID:rwIBgLXYO

 やっと出た意見でショボンの家へ向かう三人。

 その間も相変わらず太陽は三人の体力を削り続けるが、
そんなことを気にしてはいけないと思っているのか、三人は会話を絶えず続けていた。

 そんな中、公園の前を通る時。

('A`) 「そういや、ショボン家何かゲーム増えてないの?」

( ^ω^) 「マリオカートがあれば十分だお……ん、ショボンどこ見てるお?」

(´・ω・`) 「あ、ヒートだ」

ノパ⊿゚) 「ん? おぉショボン達いよおぉぉぉおおおっす!」

 公園に居たヒートと呼ばれた彼らの同世代の友達である女性が大声で彼らを呼んだ。

ノパ⊿゚)ノシ

 二人が彼女の方を向くと、彼女は公園の中央で大きく手を振っていた。
ついでに彼女の後に視線を移すと、彼女の友達である二人の見知った女性がベンチでバテていた。

 三人は一度目を合わせると、彼女の方に気だるそうに歩いていった。



722 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:47:10.20 ID:rwIBgLXYO

('A`) 「よぉ、全くお前よくこんな日に叫んでられるな」

ノパ⊿゚) 「お前らが体力無いだけだあぁぁぁああ!」

(;^ω^) 「一緒にするなお……ツン達も災難だおね」

ξ;-⊿-)ξ 「全くよ……」

ミセ;-д-)リ 「突然家に押し掛けてきたと思ったら強制連行」

(´・ω・`) 「暑いのはキツいよねー。汗とか色々」

(;'A`) (なんかツッコミ入れたいけど、どこ入れればいいのやら)

ノパ⊿゚) 「お前ら体力無さすぎだあぁぁぁああ!! 代わりに男共遊びに付き合えぇぇぇええ!」

(´・ω・`) 「えー」

(;^ω^) 「暑いおー」

ξ;-⊿-)ξ 「家にー」

ミセ;-д-)リ 「帰せー」



725 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:50:18.24 ID:rwIBgLXYO

 ヒートの二人の友達、ツンとミセリがしんどそうに目をつぶって呻いていたが、
ヒートは全く気にせず話を進める。

 そして男性陣は、これは逃げられないなと観念し、仕方なく同じく話を進めることにした。


('A`) 「遊ぶっていっても何するんだよ、暑いのに」

ミセ;-д-)リ 「動きたくないからいい歳だけどかくれんぼが良いー」

ξ;-⊿-)ξ 「暑いから日陰に隠れてたいー」

(´・ω・`) 「どんなーに遠くに離れても、どんなーに隠れてもー」

(;'A`) 「ショボン、そんな太い声で懐かしいの歌わないで。思い出が崩れるから」

(´・ω・`) 「ぴかちゅうのどきどきかくれんぼー」

ノパ⊿゚) 「で、何をするんだっ!?」

ξ;-⊿-)ξ 「私らの意見は当然無視ですか」

(;^ω^) 「そこは最初から諦めるお」

ミセ;-д-)リ 「ヒーちゃん昔から人の話聞かないからねー」



726 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:53:14.05 ID:rwIBgLXYO

 何をするか真剣に考え込むヒート。女性陣は呆れたような目線で彼女を見ていた。

(;^ω^) 「あんまり暑いし動きたくないお」

ノパ⊿゚) 「体力付けろだらしないっ!
      お、そうだ内藤! その右手にある物を寄越せえぇぇぇええ!!」

(;^ω^) 「お、おお!?」

 そういって彼女は内藤から右手に持ってた物を奪い取る。

(´・ω・`) 「決定だね」

ミセ;-д-)リ 「えー、やだー」

 それは先ほど買ったコーラの空き缶。なぜそれを奪い取ったかは言うまでもなく――

ノパ⊿゚) 「缶けりするぞおぉぉぉおお!! お前ら立てえぇぇぇええ!!」

ξ;-⊿-)ξ (もうここまできたら止められないわね)

ミセ;-ー-)リ 「アイアイサー」



730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:06:46.50 ID:rwIBgLXYO

 大学生になってまでと皆が思いつつも、そんな流れで始まった缶けり。

 最初の鬼であるヒートがドクオの蹴った缶を往復六秒で回収しいきなり全滅させたり、
別の回で途中でめまいを起こし倒れかけたたツンとそれに大慌てしていたブーンが容赦なく捕まったり、
ショボンがまた熱暴走したりとノリ良く遊んでいたら太陽の熱なんて忘れて。

 お開きになった三時には最早ただのかくれんぼになっていた。

ξ;゚⊿゚)ξ 「あー、疲れた」

(;^ω^) 「あんな調子だったけど意外と楽しんでたおね」

(;'A`) 「汗またかいたな。早くシャワー浴びたい」

(´・ω・`) 「同意ー。とりあえず疲れたからそろそろ帰るよー」

ミセ;゚ー゚)リ 「じゃあお開き? ツン帰り喫茶店でも寄る?」

ξ;゚⊿゚)ξ 「そうしましょ、それじゃ皆また」

ノパ⊿゚)ノシ 「おうよまたなっ!」

(;'A`) 「じゃあ俺らも汗すげぇし帰るか……ってショボンもう居ねぇ」

(;^ω^) 「帰るおー」



732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:09:15.18 ID:rwIBgLXYO

 結局また三人になった帰り道。今度はショボンの代わりとしてヒートが居るが。

ノパ⊿゚) 「お前らお疲れえぇぇぇええ!!」

(;'A`) 「至近距離で叫ぶな耳痛い暑苦しい」

(;^ω^) 「それにしても疲れたお」

ノパー゚) 「だが久々の缶けりは良かっただろ?
     何でも時間置いてやるのが一番だぞ!」

(;^ω^) 「時と場合を考えろお……」

(;'A`) 「まあそれは正しいだろうがな」



733 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:14:14.97 ID:rwIBgLXYO

ノパ⊿゚) 「っとドクオ、次の角でお別れだな」

(;'A`) 「ああ。さて、さっさと帰って汗流したい」

(;^ω^) 「お? ヒートはドクオの家知ってるのかお?」

ノパ⊿゚) 「ああ! ちなみにドクオの家は真っ直ぐ、私は右の道だ!」

(;^ω^) 「お? ヒートも僕と同じ方向だったのかお?」

(;'A`) 「ああ、確か意外と近かったはずだよな」

ノパ⊿゚) 「ちなみにドクオはこの前家に来たぞおぉぉぉおお!!」

(;^ω^) 「へえ、ちなみに何しに行ったんだお?」

(;'A`)

(;^ω^)

A`)ノシ≡

(;^ω^) 「ちょ、ドクオ!?」

⊿゚)ノシ≡

(;゚ω゚) 「お!? ヒートも逃げるなお!」



736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:19:03.06 ID:rwIBgLXYO

 馬鹿らしい別れ方でドクオ一人になった帰路。
 少し前まで馬鹿騒ぎしてたため、妙に静かに感じる住宅街を歩いた。

(;-A-) 「それにしても疲れたな……まあ久々にはしゃいだから仕方ないが」

(;'A`) 「しかし久々に、ねぇ。久々にって体力的にキツいっての
    高校大学と進んでも昔から自分だけ体力変らず低いままだしな」

(;'A`)

(;'∀`) 「まあ楽しかったし、忘れたころにまたヒートに誘って貰うかな」

 ホントに昔した事を久々にやるのは楽しいからな、
また忘れたころにやろうか、とまあ次に遊ぶ時にはだいぶ体力が下がってるだろうが。
 もちろん、それより楽しめることが重要だろうが、とドクオは思った。

(;'∀`) (ん……あれ、忘れたころに……忘れた?)

(;'∀`)

(;'A`) 「あ、ショボンの飲み物代の回収するの忘れてた」



おしまい







738 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:25:20.17 ID:rwIBgLXYO

( <●><●>)オチが弱いのはワカッテマス

>>711>>713>>714>>717>>719>>722
>>725>>726>>730>>732>>733>>736

最後の方ビクビクして五分間隔に。

お題は
(;'A`) 「涼しい所に行きたい」
(´・ω・`) 「そもそも温暖化にCO2は関係ないよね。
       ぶっちゃけビルの建てすぎだよね。
       CO2ごときでグダグダ言っててどうすんのさ。
       炭酸ジュースからはCO2が出てるんだよ。
       それでもNEXのCMとかやって、全くTVってのh(ry」
忘れたころに

でした。お題をくれた方々や支援してくれた皆様、ありがとうございました。

それにしても最初の支援ってホントに嬉しいんだな。リアルに跳び跳ねたよ。



さて、改善すべき点があったらぜひとも教えて下さい。上手くなりたいので。


[ 2009/06/30 20:21 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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