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ノパ⊿゚)無題(-@∀@)


642 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 13:26:44.17 ID:NqlQdArU0

麦色粒がひらりと舞う。
辺りは一面麦畑。遠く霞むは緑の樹木。
仰いだ空は心を掴み、雲は風の吹くまま泳いでいる。

やあ、鳥さん。今日も好い天気だ。とても好い天気だ。君たちもなんだか楽しそうだね。
だけど君たちの下にいる人間たちは、なんだか楽しくなさそうだ。

二人の人間は、君たちのように軽やかに踊りを続けている。
けれど何故だろう、彼らの顔はこの風景には似合わない。

女が舞う。

ノハ#゚⊿゚) 「おらあああ!!」

ひらり、麦が跳ぶ。

男が舞う。

(-@∀@) 「ふほほほッッ!!」

ひらり、麦が跳ぶ。

独特も独特、他では見られないような独特の民族衣装に身を包み、両手に携えた武器は鉄扇。
二人の男女が危険な踊りを舞っている。



643 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 13:28:04.94 ID:NqlQdArU0

紅い髪を激しく揺さぶる、青筋を立てた怖い顔の美女。
頬やら服やらそこかしこをすっぱり切られ、赤い筋から紅い水を垂らして痛々しい。

黒い眼鏡の奥で冷たい光を宿す、亀裂のような笑顔を造った中年の男。
ぼろぼろの衣は風化のためであって、彼女の舞いに魅せられたわけではなさそうだ。

ノハ#゚⊿゚) 「この、このッ、このおおぉぉお!!」

(-@∀@) 「ハッハッハッハハハハ!!」

ひらり、ひらり、またひらり。

踊る度に女は血に塗れ、男の頬に赤みが注す。
刈り倒された哀れな黄色は、紅い小雨に慄いている。

ノハ;゚⊿゚) 「あガッッ!?」

女がどうと地面に転がる。

(-@∀@) 「おやあ、もう終わりですか?」

男がにやりとほくそ笑む。

じりじりとにじり寄る男と、呆然と見上げる女。
彼女の瞳には白い、とても白い太陽が映っている。



644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 13:28:58.16 ID:NqlQdArU0

視界の端に黒い影。
どんどん大きく黒く濃くなり、ついには彼女の全てを覆う。

(-@∀@) 「もっと遊びたかったのですがねえ……」

黒の言葉は彼女の耳に入ったのだろうか?
ごろりと転がる生首は相変わらず白を映している。
ふっ、と男が笑って姿を消した。

どくどく流れる赤い水。
黄色を染める赤い水。

辺りは一面麦畑。遠く霞むは緑の樹木。
仰いだ空は心を掴み、雲は風の吹くまま泳いでいる。

やあ、鳥さん。今日も好い天気だ。







お題:武器は鉄扇、小麦畑、白い

短いけど突っ込みたいところあったら頼む




[ 2009/06/30 20:19 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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