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無題


502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:08:21.36 ID:GlVTJrQP0

きょうは がっこうで いのち について まなびました




('、`*川「いいですか」

('、`*川「私たちは、家族のようなものなのです」

('、`*川「地球という名前の家で、一緒に暮らしている家族」

('、`*川「海で泳ぐ魚も、空を飛ぶ鳥も、草原を駆ける獣も」

('、`*川「私たち人間も。みんな、同じ生き物なのです。命なのです」

('、`*川「どれも、同じ重さの命。ギコくん」

(,,゚Д゚)「おう」

('、`*川「君の家では、何か動物を飼っていますか?」

(,,゚Д゚)「猫を飼ってるぞ。しぃっていう名前だ。捨て猫だったのを、俺が拾ったんだぞ」



505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:11:25.81 ID:GlVTJrQP0

('、`*川「そう。素敵ね」

(,,゚Д゚)「へへ」

('、`*川「君はしぃが死んだら、悲しい?」

(,,゚Д゚)「そりゃあ悲しいよ。しぃは家族だからな」

('、`*川「そうでしょう。でも、あなたの知らない、どこか遠くにいる野良猫が死んだら?」

(,,゚Д゚)「え?」

('、`*川「あなたは悲しむかしら?しぃが死ぬ時と同じように、涙を流すかしら?」

(,,゚Д゚)「それは・・・」

('、`*川「自分の猫が生きていれば、他の猫が死んでもいいの?もしかしたら、その野良猫はしぃだったかもしれない。
     あなたが拾ったのが偶然しぃだっただけで、もしかしたら、遠くで死んだ野良猫だったかもしれない」

(,,゚Д゚)「・・・」



507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:13:13.85 ID:GlVTJrQP0

('、`*川「あなたを責めているわけじゃあないわ、ギコくん。でもね、先生は一つだけ覚えておいてほしいことがあるの」

('、`*川「あなたの好きな命。あなたの嫌いな命。あなたの知らない命。それらに、優劣をつけることはできないの」

('、`*川「みんな一生懸命生きているのです。いらない命など、この世界にはないのです」


ξ゚⊿゚)ξ「先生」

('、`*川「なに?ツンデレちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「わたしは、お肉を食べるのが好きです。でもそれは、牛さんや豚さんや鳥さんを食べているということです」

('、`*川「うん、そうね」

ξ゚⊿゚)ξ「それは、悪いことなんですか?だって、人間の命も、動物の命も、同じなのに・・・」

ξ゚⊿゚)ξ「わたしはわがままで、残酷で、じこちゅうなんですか?」



509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:14:35.36 ID:GlVTJrQP0

('、`*川「ツンデレちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「はい」

('、`*川「生き物というのはね、食べなければ生きていけないの。他の生き物を食べなければ、自分が死んでしまうの」

('、`*川「世の中には、本当にどうしようもないことがたくさんあるわ。どんなに頑張っても、解決することのできないこと」

('、`*川「あなたがお肉を食べることもその一つ。だからそれは、悪いことではないの」

ξ゚⊿゚)ξ「本当ですか?」

('、`*川「ええ。だけどもし、あなたがお肉を食べ残したり、『いただきます』と言わなかったら、それは悪いことなのよ」

('、`*川「あなたのために死んだ牛さんに、感謝をしなくてはいけないの。分かったかしら?」

ξ゚⊿゚)ξ「はい、先生」

('、`*川「ふふ」



510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:16:32.87 ID:GlVTJrQP0

('A`)「先生、いいですか?」

('、`*川「いいですよ、ドクオくん」

('A`)「このあいだ、テレビを見ました。保健所のはなしでした」

('A`)「野良猫や野良犬がトラックにつめこまれて、殺されていました」

('A`)「どうしてそんなことをするのか、僕には分かりませんでした。でも、お父さんは『仕方のないことだ』って言いました」

('A`)「先生はどう思いますか?仕方のないことだと思いますか?どうにかする方法はないんですか?」

('A`)「教えてください、先生」


('、`*川「・・・」

('、`*川「・・・そう、私もそのテレビ番組を見たわ。実に酷い話でした」

('、`*川「人間のせいで増えて行き場を失った動物たちが、人間に殺される」

('、`*川「野良猫や野良犬は、病気を持っていたり、躾がなっていないので、危険なのです。
     だから保健所の連れていかれて、殺されてしまうのです」



512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:18:57.52 ID:GlVTJrQP0

('、`*川「でも、先生は、これは『仕方のないことだ』とは思いません。いいですか?ドクオくん」

('A`)「はい」

('、`*川「一人ひとりの人間が、節度を持って行動すれば、この悲劇は食い止められるのです」

('、`*川「決して見て見ぬふりをしてはいけません。自分に関係のないことだと、問題から逃げてはいけないのです」

('、`*川「大丈夫。あなたたちのようないい子が増えてくれれば、きっと問題は解決します。そうでしょう?ギコくん」

(,,゚Д゚)「へへ・・・」

('、`*川「同じ星に住む家族。その自覚を持って・・・」



514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:19:58.20 ID:GlVTJrQP0

(´・ω・`)「先生、質問してもいいですか?」

('、`*川「なに?ショボンくん」

(´・ω・`)「先生の家に、ハエたたきはありますか?」

('、`*川「え?」

(´・ω・`)「先生の家に、ゴキブリホイホイはありますか?殺虫剤はありますか?ネズミ捕りはありますか?」

('、`*川「ショボンくん?」

(´・ω・`)「僕の家にはあります。たくさんあります。なにしろ家の裏がゴミ捨て場なので、虫がいっぱいいるんです」

(´・ω・`)「僕は毎日、虫を100匹は殺します。だってうっとおしいし、気持ち悪いんです」

(´・ω・`)「食べるために殺す。危険だから殺す」

('、`*川「・・・」

(´・ω・`)「うっとおしいから殺す。気持ち悪いから殺す」



517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 21:22:44.63 ID:GlVTJrQP0

('、`*川 「あのね、ショボンくん・・・」

(´・ω・`)「先生の家に、ハエたたきはありませんよね?ゴキブリホイホイはありませんよね?殺虫剤はありませんよね?」

(´・ω・`)「蟻を踏んだことなんて、あるわけがないですよね?」

(´・ω・`)「例え虫でも、命の重さは一緒だもの」




せんせいは ぼくのしつもんに こたえてくれませんでした

ずっと だまって うつむいていました


あしたは へいわについて まなぶそうです







へどが でそうです


[ 2009/05/30 23:36 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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