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ブーンもフェイクのようです


374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ブーンもフェイクのようです]:2009/05/30(土) 01:18:18.91 ID:V1Cq/fMyO

>>354出来たー。
投下します。

使ったお題は
フェイク
ミス
怒りの鉄拳



375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ブーンもフェイクのようです]:2009/05/30(土) 01:19:55.19 ID:V1Cq/fMyO

君はこんな事を考えた事が有るかい?
この世界に本当の意味で生きているのは「自分」だけだって。

自分意外の人間はいわばRPGのNPC、村人Aみたいな物で、ただ、自分の人生っていう「物語」に登場する「登場人物」に過ぎないんだって。
主人公である「自分」を除いてね。

そんで「物語」が終幕を迎える時に、この世界は泡の様に消えてしまうんだって。

でも、多分殆どの人たちはそんな事バカバカしい話だって気付いて忘れてしまうんだ。
そうやって「物語」ではない、リアルな日常の中に埋もれてしまうんだ。

きっと、それが普通。



377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ブーンもフェイクのようです]:2009/05/30(土) 01:21:07.96 ID:V1Cq/fMyO

でも僕は気付いてしまった。
僕の世界がそんな泡沫の世界だって事。
何よりも、僕は主人公なんかじゃない。

作り物の側の人間だって事に―――。



―ブーンもフェイクのようですー




378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ブーンもフェイクのようです]:2009/05/30(土) 01:22:49.82 ID:V1Cq/fMyO

この世は嘘で出来ている。
比喩なんかじゃなくて嘘で形作られている。
そう気付いたのは君と初めて出会ったった時だった。



      ζ(゚ー゚*ζ



ああ、一目で解ったよ。
君だけがこの世界で一番嘘の様な存在だったから。

君だけがこの嘘で出来た世界で唯一の本物なんだって。



380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ブーンもフェイクのようです]:2009/05/30(土) 01:23:52.39 ID:V1Cq/fMyO

そりゃあそうだ。
何もかもが嘘で、その中で誰よりも嘘を望んでいるのは君なんだから。

僕は君に一目で恋をした。
それが、きっと僕に与えられた役割だったんだろう。

('A`)「おいブーン!!なに女子を見てボーッとしてんだよ」

友人のドクオが僕を茶化す。そう、それが彼の役割。

( ^ω^)「うるさいお。べ、別に見とれてなんかないお!!」
僕は怒った様にドクオを拳で小突く。
いや本当に怒っているんだろう。だって、それが僕の役割。



381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ブーンもフェイクのようです]:2009/05/30(土) 01:24:54.88 ID:V1Cq/fMyO


ここは胡蝶の夢。
彼女の世界。


じゃあ、僕がこの嘘を知ってしまったのは?

単なる彼女のミスだったのか。
それともこの嘘に気付くのも僕の役割だったんだろうか。

きっと君はこの嘘を知らないんだろう。
それが自らに負った嘘。自らが望んだ嘘。

ならば僕の役割は、嘘に気付いた僕の役割は?

君に嘘を教える事か?

嘘を吐き通す事か?

この苦悩すらも僕の役割?

僕は頭を抱える。
君の嘘の中で。
君の夢の中で。
ただ怯えながら。



[ 2009/05/30 20:15 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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