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(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです


860 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 18:54:56.68 ID:UsRqKc9FO

彼が叫んだ。

自分の絶頂が近付くと、彼は大きな声で叫ぶ。
まるで獣の様に。

彼がさらに激しく腰を打ち付ける。
腰の骨が砕けるかと思うほどに。
でも、私は彼の求める体位でこらえ続ける。
そうしないとなにをされるか分かったもんじゃない。



862 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 18:56:05.64 ID:UsRqKc9FO

彼がまた叫んだ。

(; ∀ )「中にっ……出すぞ……っ」

(; ー )「……」

私は無言で答える。
彼はそれをYESととったのか、私の中に白濁液をぶちまけた。



863 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 18:57:16.07 ID:UsRqKc9FO

( ・∀・)「なかなか良かったよ?しぃ」

(*゚ー゚)「そうかな?」

私の横で添い寝をして、優しい言葉を掛けてくれるモララー君
性交中の野獣の様な姿とは、まるで正反対。

( ・∀・)「もちろんだとも。でも、しぃはイッて無いんじゃない?」

(*゚ー゚)「……そんな事無いよ。軽くだったから、気付かなかっただけだよ」

( ・∀・)「そうかな」

(*゚ー゚)「そうだよ」

そう言うと、モララー君はシャワーを浴びに行ってしまった。
嘘を吐いたことに心が痛んだが、彼を怒らせてしまうよりは、まだ良い判断だと思えた。



864 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 18:58:18.23 ID:UsRqKc9FO

モララー君は、普段本当に優しく、私を大切にしてくれる。
でも、怒った時にはまるで火山の噴火のように、私に手を上げる。

モララー君の事を、私は愛している。
殴られるのは痛いけど、噴火している彼も、モララー君なのには変わりはない。
結局、私は彼の事がどうしようもなく好きなのだった。

( ・∀・)「しぃもシャワー浴びなよ」

いつの間にかシャワーを終えていたモララー君が言った。

(*゚ー゚)「うん。ありがと」

そう言うと私は、浴室へと向かった。



865 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 18:59:05.31 ID:UsRqKc9FO

シャワーを浴び、部屋に戻ろうとすると、何やら話し声が聞こえて来た。
( ・∀・)「……った…6日……」

モララー君が電話をしている様だ。
そのまま部屋のドアに近付くと、先ほどよりもはっきりと声が聞こえるようになった。

( ・∀・)「じゃあね。……うん、好きだよ」

体の中を氷が通り抜けた様だった。


好き。スキ。すき。
誰を?私を?違う?電話の相手を?
有り得ない。それは有り得ない。私だ。私に決まってる。


思考がループを始める。



868 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 19:02:53.56 ID:UsRqKc9FO

そんな時、部屋のドアが開いてモララー君が出てきた。

( ・∀・)「……そんな所に立って、何してるの?」

(*゚ー゚)「……なんでも無いよ?」

なんとか嘘で繕う。

( ・∀・)「そっか。僕は帰るけど、風邪引かないようにね」

そのまま玄関に向かうと、軽く手を挙げて彼はアパートを去った。
心の中のわだかまりはそのままだった。



869 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 19:05:46.75 ID:UsRqKc9FO

私は興信所のソファに座っている。
あの後、興信所へと足を運んだのだ。

彼が話していたのは6日。今日は27日だから、まだ10日はある。
それまでに、モララー君をたぶらかした相手を突き止めて欲しい。

('A`)「わかりました」

依頼内容を伝えると興信所の人は、了承の意を示してくれた。

('A`)「1週間後に、またいらして下さい」



870 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 19:09:13.26 ID:UsRqKc9FO

1週間後。
私は興信所へと向かった。

('A`)「どうやら、この女性の様ですね」

テーブルの上に写真が出された。

   ζ(゚ー゚*ζ

(*゚ー゚)「……っ……この女」

こいつを知っている。

('A`)「顔見知りですか?」

私は、こいつを知っている。

(*゚ー゚)「……いえ。今回はお世話になりました」

('A`)「……まぁ、気を落とさないで下さい」



872 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 19:11:19.07 ID:UsRqKc9FO

興信所から出て、深呼吸をする。

あの写真の女には以前、モララー君のバイト先で会ったことがある。
確か、デレという名前だった。

私の思考は、自然と二人が逢うのを止めることに傾いていた。



874 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 19:14:02.78 ID:UsRqKc9FO

6月6日。
雨だった。
私は、車の中でモララー君のバイト先を見張っている。
実際に二人が出てきたらどうしようかなんて、考えていなかった。

3時間程たっただろうか。不意に、二人が出てきた。恋人の様に相合い傘なんてして。

その瞬間、私の中の火山が噴火した。

私が一番モララー君を好きなのに。私が一番モララー君を愛しているのに。



876 :(*゚ー゚)の噴火は治まらないようです:2009/05/27(水) 19:17:07.80 ID:UsRqKc9FO

二人は横断歩道を歩いている。

私はそこに

アクセルを限界まで踏み

突っ込んだ




愛しいモララー君が宙に舞う。
憎いデレが宙に舞う。

二人が地面に落ちてもバックしたり、 前進したりして、その死体をタイヤで何度も踏む。

それでも噴火は治まらない。

サイレンの音が近付く。

それでも噴火は治まらない。


おわり







880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 19:21:57.85 ID:UsRqKc9FO

以上で終わりとなります。
初めて書かせて頂きました、何か問題点ありましたらお願いします。

お題
サディスティック 火山 交通事故



[ 2009/05/27 22:32 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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