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('A`)が悪魔に願うようです


663 :1/9:2008/07/22(火) 21:57:27.24 ID:i4xdGoUY0

くぅーんそぉーんみぃーんそぉーん♪ みぃーんそぉーんくぅーんそぉーん♪

チャイムが鳴る。
昼休み、それは全ての高校生が待ち望ぶフリータイム。
のはずなのだが、友達のいない空気のような存在には苦痛の時間でしかない。
ましてや、いじめられっこなら尚更だ。

('A`)「アイツら今日も来るのかな・・・」

教室の後ろのドアが開き、3人のDQNが入ってくる。
彼の言う「アイツら」とは無論、彼らのことである。
  _
( ゚∀゚)「やっほぉードック~ん♪」

( 'A`)「長岡君・・・」

( ^Д^) 「鬱田、今日もよろしくなwwさっさと屋上行こうぜwwww」

<丶`∀´>「ホルホルホルホルwwwさっさと行くニダ、ミスターサンドバッグww」

3人に連れられて教室を出て行き、昼休みが終るころにはボロボロになって教室に戻ってくる。
クラスの人間は彼を自分たちと同じ人間だと認識しない。いや、彼の存在すら認識しない。
そんないつも通りの日常。



664 :2/9:2008/07/22(火) 21:59:50.18 ID:i4xdGoUY0

-------------------------
ドクオさんが入室しました

ドクオ:あ~、今日も学校つかれたわぁ。
しぃ :やっほー、お疲れ様ー。

('A`)「『数学とかワケワカンネ』っと」

そんな彼がチャットにはまってしまったのも無理はないのかもしれない。
チャットという逃げ場がなければ、追い詰められた彼の精神はとうの昔に限界を迎えていただろう。
例え顔も知らないような人間だろうと、彼らは自分を人間として尊重してくれる。

しぃ :そういえば今日ネットで面白そうなのみつけたんだぁー
しぃ :ドクオもやってみてー http://xxxxxxxxxxxxx/xxxxx.html

('A`)「どれどれ?」

よくある「○○の儀式をすれば願いがかなう」系サイト。

('A`)「マンドクセ。・・・まぁでも話の種くらいにはなるだろうしやってみっか」

            

             ('A`)が悪魔に願うようです



666 :3/9:2008/07/22(火) 22:03:43.96 ID:i4xdGoUY0

そして彼は儀式を始める。

腹筋100回、背筋66回、腕立て13回
(;'A`)「なんっだよっこのっ儀式っ」
66秒休憩、一回抜く
( 'A`)「ふう・・・。・・・ハァ、ハァ、うっ!・・・ふぅ」
スクワット32回、
(;'A`)「25!26!27!28!29!30!31!32!」
13秒休憩、一回抜く
('A`)「ふぃ~・・・。・・・ハァ、ハァ、うっ!・・・ふぅ」



667 :3/9 後半:2008/07/22(火) 22:04:23.54 ID:i4xdGoUY0

( ^ω^)「早漏乙w」

(;'A`)そ「うわぁっ!な、何だよお前、いつから見てた!?」

( ^ω^)「いいからパンツはけお」

(;'A`)「あ、ハイ。すみません」

( 'A`)「で、あなた誰なんですか?」

( ^ω^)「君の願いを叶えに来た悪魔だお。」

( 'A`)「ベタ展開ktkr」

( ^ω^)「うっさいお」

( ^ω^)「話がズレたお。それで、叶えてやれる願いにはある程度制約があるんだお。今から説明するからよく聞くお」



669 :3/9 後半:2008/07/22(火) 22:06:04.92 ID:i4xdGoUY0

( ^ω^)「まず、願いは今日1日何回でも聞くお。
      でも叶えるのは1日1個だけだお。
      叶える願いはランダムに1個選ばれるから多すぎると困るお」

( ^ω^)「それと、僕は悪魔だから君が死んだら魂をもらっていくお」

('A`)「じゃぁ最初の願いは不老不死で」

( ^ω^)「ちょwww
      それと、僕には複合的な願いは叶えられないんだお。
      やるなら不老と不死に分けて叶えるんだお。
      不老だけで言えば『テロメアが短くならなくなる』が一番近い願いだお」

('A`)「じゃぁまずそれで、あと・・・」

-------------------------

('A`)じゃぁ決定した願いは
  「・頭がよくなる
   ・クーさんが俺の事を好きになる
   ・トップアスリート並の運動神経
   ・臓器が機能停止しない
   ・脳は機能低下もしない
   ・切りつけられれば刃がすべる
   ・ある程度の勢いを持ってぶつかってきた物は触れられない。
   ・火傷しない。
   ・感電しない。
   ・テロメアが短くならなくなる
   くらいか?」



671 :5/9 ↑4/9:2008/07/22(火) 22:09:04.62 ID:i4xdGoUY0

( ^ω^)「不老不死は暇すぎて気が狂うって正義のヒーローで言ってたお?」

('A`)「『じゃぁ気が狂わなくなる』追加。それと、無敵人間は盲腸オワタ多いから『虫垂炎にならない』も追加」

( ^ω^)「おっおっおっおっおww願いはそんなもんかお?」

('A`)「あぁ、そんなもんだ」

( ^ω^)つ(目^ω^)「把握したお。それで、これを枕元においといてくれお」

('A`)「何だ?お前そっくりな目覚まし時計?」

( ^ω^)「これが毎朝その日の願いを教えてくれるお。普通の目覚ましにも使えるスグレモノなんだお!」

('A`)「しかしこの顔は趣味悪ぃだろ。」

そう言って顔を上げると、悪魔は姿を消していた。

-------------------------



673 :6/9:2008/07/22(火) 22:12:14.66 ID:i4xdGoUY0

(目^ω^)「グッモーニお!グッモーニお!今日は『ある程度の勢いを持ってぶつかってきた物は触れられな』くなったお!おめでとうだお!」

('A`)「なかなかこれは寝覚め悪いな」

-------何だかんだで昼休み--------
  _
( ゚∀゚)「おーいドクオー、呼びに来たぞーww」

<丶`∀´>「早く来るニダ!」

ニダーがドクオの腕を掴み、屋上に引っ張っていく。

('A`) (なるほど、勢いがついてないから普通に触れられるんだな)
  _
( ゚∀゚)「うっし、一発目!」

屋上につくなりジョルジュが振りかぶって放った必殺の拳は

ドクオの腹をズボッと一気に通り抜けた。
(  ∀) ゚ ゚「・・・・・・」(゚A゚)

(  ∀) ゚ ゚「えーと・・・なんか・・・ゴメンね?」

(゚A゚)「え、うん・・・こっちこそゴメン。
   えっとさ、今日は帰らせてもらってもいいかな?」
  _
(  ∀) ゚ ゚「あ、はーい。お大事にねー。」



675 :6/9:2008/07/22(火) 22:13:08.18 ID:i4xdGoUY0

腹が痛いわけではない。そもそも触れられた感覚すらないのだ。
だが、自分を殴ったときの飛び出したジョルジュの目が忘れられなかった。
∀) ゚ ゚    そりゃ忘れられんわな。

(;A;)「クソッ、何でだよ。もっと軌道がズレるとかノーマルなのがあるだろ?なんであんなグロい避け方・・・」

ドクオは泣いた。

-------------------------
(目^ω^)「グッモーニお!グッモーニお!今日は『テロメアが短くならなく』なったお!おめでとうだお!」

('A`)「っていっても目に見える変化はないわけだしなぁ」
-------------------------
(目^ω^)「グッモーニお!グッモーニお!今日は『感電しなく』なったお!おめでとうだお!」

('A`)「コンセントにシャー芯指したときのバチッてのがなくなりました」
-------------------------
(目^ω^)「グッモーニお!グッモーニお!今日は『頭がよく』なったお!おめでとうだお!」
   /\
   | |
   ('A`)「頭の形がよくなってもねぇ・・・」
-------------------------
(目^ω^)「グッモーニお!グッモーニお!今日は『刃物で切りつけられれば刃がすべる』なったお!おめでとうだお!」

('A`)「今回はグロい避け方にはなりませんでした」



679 :↑7/9 頭の形よくねぇ!:2008/07/22(火) 22:16:19.81 ID:i4xdGoUY0

-------------------------
(目^ω^)「グッモーニお!グッモーニお!今日は『クーさんがドクオを好きに』なったお!おめでとうだお!」

('∀`)「やっと・・・、やっと来たか本命。」

-放課後-
川///)「なぁ、ドクオ。よ、良かったら私と付き合ってくれないか?」

(゚∀゚)「ktkr!」←注:ドクオです
-------------------------
(目^ω^)「グッモーニお!グッモーニお!今日は『運動神経がチップアスリート並に』なったお!おめでとうだお!それと、多少のおまけもついてくるお!おめでとうだお!」

('A`)「何だ?おまけって」

-朝礼前-

从 ゚∀从「なぁ、ドクオ。髪形変えてみたんだが似合うか?」
↑注:クーです

(゚A゚)


-放課後-

('A`)「クー、帰ろうぜ」

从 ゚∀从「すまん、杉浦先生の呼び出しだ。先に帰っておいてくれ」



680 :ラスト:2008/07/22(火) 22:17:03.81 ID:i4xdGoUY0

-------------------------
从 ゚∀从「やれやれ、杉浦先生も話が長い。」

从 ゚∀从そ     (  )( 'A`) ) 横断歩道
             アオシンゴウマダカナ

    Σ==从*゚∀从 ('A` )?横断歩道
      ドクオーー♪

               ズボッ
      「く、クー?」('A` )Σ从*゚∀从道

___________________
クーは、直後に走ってきたトラックに轢かれた。
即死・・・だったらしい。苦しまないで逝けたハズだと医者が言っていた。

クーの親父さんは「お前のせいで・・・!」と言いながら俺に殴りかかってきたがズボッして殴れなかった。
俺はと言えば、クーが茶髪にした直後の事故だったので、茶髪のDQNを見つけるたびに我慢できずにトップアスリート並の運動神経でフルボッコにばかりしている。
そして1年後には「VIP高校のゴースト」と呼ばれるまで名前が売れていた。
こんなことクーが望んでいるとは思わない。だが、誰かから一発もらえるまではやめる事は出来ない。これはクーの親父さんに対するけじめであり、俺のエゴでもある。

誰か俺を殴ることが出来る人間が現れるまで、俺は殴り続けるだろう。
例え死ぬまで殴り続けるとしても。

( ^ω^)「まぁアンタ絶対死なないんですけどねww」

            完



[ 2008/07/22 22:21 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
こうしてドックンがダークヒーローになったわけですね
[ 2009/09/09 18:57 ] [ 編集 ]

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