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万年筆と黒飴


407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/06(水) 18:57:24.70 ID:9GfpzCjoO

【万年筆と黒飴】

\(^o^)/「おじいちゃん!次は何に乗るのー?」

\(^-^)/「そうじゃな、次は………うっ!!!」

\(^o^)/「おじいちゃん!」
/(^-^)\(返事がない。ただのしかばねのようだ)

/(^o^)\「おじいちゃむむえ!」

一人っ子だった僕を、寂しくさせないようにといつも遊んでくれていたおじいちゃん。
その日、僕と遊園地でお化け屋敷から出てきた時に、心筋梗塞で倒れてしまった。

それから3日後、おじいちゃんの机の中の整理をしていると、そこには一本の万年筆があった。



408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/06(水) 18:58:59.37 ID:9GfpzCjoO

【万年筆と黒飴】
(´・ω・)「それはいつもおじいちゃんが、あなたが成人したらプレゼントすると言って大事にとっていたものよ。」

と母さんが言った。


\(^o^)/「おじいちゃん…」



そうして僕は決意した。
その万年筆で小説家になろうと。
おじいちゃんがくれた最後のプレゼントだ。
見ててねおじいちゃん。
小説家で出世するっていう最高のプレゼントをいつかあげるからね。


それから20年後

僕は35歳、売れないポルノ小説家だ。
彼女も金も地位もない。
あるのは一本の万年筆だけ。

\(^o^)/「さぁ、今日も書くか…ん?」



409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/06(水) 18:59:54.22 ID:9GfpzCjoO

【万年筆と黒飴】
●「黒飴なめなめ黒飴なめなめ黒飴なめてみろ」

\(^o^)/「なんだこのCMは、竹○力が何やってんだ糞が。」

僕は頭をかきむしった。

ドンドン
激しいノックの音が響く
(´・ω・)「まだ家にいたの!昨日話したでしょ!そんな売れない小説ばっか書いてないで仕事を見つけるって!」
\(^o^)/「うっせー黙っててくれYO!」
(´・ω・)「今日もお父さんに怒ってもらいますからね!」
\(^o^)/「糞ばばぁシネ」

近くにあった消しゴムを投げつけた。

(´;ω;)「@*&£♀Kむ」



410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/06(水) 19:00:57.00 ID:9GfpzCjoO

【万年筆と黒飴】
母さんはドアをバタンと閉め、階段を降りていった。


/(^o^)\「ムシャクシャスルゼ」

そして僕は黒飴のCMで流れていた音楽を歌い続けながら、30センチぐらいの丸い円を塗りつぶしていった。
あぁ、そうだ、きっと僕は黒飴を描いていたんだ。

そして紙が破け、机が黒くなり、インクがなくなった。


\(^o^)/「すっきりし……ん?」

インクがなくなったのは、おじいちゃんがくれた万年筆だった。

/(^o^)\「おじいちゃむおいまた@;;#」


FIN

[ 2009/05/07 22:12 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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