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(,,゚Д゚)が深夜にナイトフィーバーするようです


178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 02:59:31.68 ID:XayiK5yBO

その日俺は、行きつけであるコンビニでパックのハヤシライスを買い、
店員のスマイルを受け取って幸せな気分で帰宅した。

(,,゚Д゚)「ちっ、もうこんな時間か」

自宅の玄関の扉を開けると、すぐに時計が見えるようになっている。


それは、太陽の光が煩わしい、夏の昼下がりのことだった。


『上』から指令が届いたのが昨日。
指令の内容は、『コードネーム、蝶々と雨蛙の二人組を見つけ出し殺せ』というものだった。
いい加減にも程がある。

コンビニでチンしてもらったハヤシライスを開封した。

(,,゚Д゚)「あちっ」

白い湯気がもわっと出て、顔を覆う。
二つの意味であつくなった俺は、エアコンを付けようと思った。
汗がダラダラ出て、それは大変なことになっている。

(,,゚Д゚)「……あれ? 電気止められてね?」

エアコンのリモコンのボタンは、俺がいくら必死な形相で汗を垂らそうとも、
まるで嘲笑うかのように反応しない。



179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:01:10.43 ID:XayiK5yBO

(,,゚Д゚)「……あっちい」

呟いてみても、暑さが変わるわけでもなし。
だが、呟かずにはいられなかった。

(,,゚Д゚)「そもそも、あのクソ店長のせいだよな、何もかもが」

レストランのバイトを首になったのが、つい先週のことだ。
なぜ。その旨をあのクソ店長に聞いたところ、

「イケメンムカつくんだよぉおおおお!!!!」

という反応が返ってきた。もちろん殴った。

この不景気に仕事を失うことは、ニートや引きこもりが母親を失うことと同義であり、俺は大いに悩んだ。

それからは簡単だ。
求人に電話をかけまくり、再三断られ、やっと見つかったのが今の仕事ってわけだ。

が。

いくら俺が中卒といっても。

多少は仕事を選ばせてくれてもいいんじゃないだろうか。



182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:03:22.52 ID:XayiK5yBO

「――じゃ、よろしく」

黒スーツを着て、変なモミアゲにグラサン。
面接官はそんな人だった。

(;゚Д゚)「よ、よろしくお願いしまっぶ!」

俺は緊張のあまり噛んだ。
暑さも手伝って顔が赤くなる。

<_プー゚)フ「そんなに緊張しなくていいって。かるーく行こうぜ? な?」

そいつは、馴れ馴れしく肩に手を回してきた。

胸に入ってるゴツゴツした物が当たって痛かったが気付かないフリをする。

<_プー゚)フ「えー、名前はギコ。ギコ! いー名前だな、おい!」

<_プー゚)フ「俺なんかエクストだぜ? エ・ク・ス・ト。」

<_プー゚)フ「エクスタシー!!! アンッアンッ!! 感じッるッ!!!」

<_プー゚)フ「なんつってなwwwwwwwww」

<_プー゚)フ「ふーん、中卒。あ? そんな心配そうな顔すんなって」

<_プー゚)フ「俺なんか算数の問題すら解けるか怪しいからwwwwwwwww」



183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:05:31.94 ID:XayiK5yBO

<_プー゚)フ「へぇー、レストランで働いてたの。何で辞めたの?」

<_プー゚)フ「辞めさせされた? おぉーwwwwwwwww何で?」

<_プー゚)フ「っwwwwwwwwwまぁな、確かにお前イケてんな」

<_プー゚)フ「で、ムカついたから殴った?」

<_プー゚)フ「っwwwwwwwwwおまっwwwwwwwww最高」

<_プー゚)フm9「お前、採用!!!!!!」

こんな感じで俺の就職先は決まった。

その後、やたらテンションの高いその男から渡された紙に書いてあったのが、蝶々となんたらかんたらというわけだ。

もう一度言おう、いい加減にも程がある。



185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:07:25.02 ID:XayiK5yBO

(,,゚Д゚)「どうすんべ」

いつの間にか最後の一口になっていたハヤシライスをかっ込む。
俺が座っている場所には、汗によってできた水溜まりができていた。
ションベン漏らしたと勘違いされたらマジどうすんべ。


とりあえず俺は、情報を集めることにした。


(,,゚Д゚)「情報といったら」

(,,゚Д゚)「おっぱいパブしかないだろ」



186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:09:18.14 ID:XayiK5yBO

というわけで、俺はおっぱいパブで受付の姉ちゃんと話し始めた。
受付の姉ちゃんは顔は見えないが、可愛い声をしていた。


(,,゚Д゚)「8000円はたけぇっぺよ。まけてけろ」

(,,゚Д゚)「え? いやいやそこをなんとか」

(,,゚Д゚)「マジ? よし、もう一声!」

(,,゚Д゚)「お姉ちゃんやっさしー! ありがとセンキュー!」

受付の姉ちゃんは2000円も値引きしてくれた。
俺は嬉しくて、その場で小躍りを始める。

<_プー゚)フ「ギコじゃねぇかwwwwwwwww何で踊ってんのwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「エ、エクストさん、何でここに」

<_プー゚)フ「そりゃーお前、おっぱいパブに行けば俺はいるだろ」

<_プー゚)フm9「常識的に考えて!」

よくわからないが、そういうことらしい。俺は納得した。



188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:11:50.21 ID:XayiK5yBO

しばらくエクストさんと話していると、さっきのお姉ちゃんと思われる子に呼ばれた。

<_プー゚)フ「みなぎってきたwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「おっぱいおっぱい」

何度か角を曲がり、それらしき店についた。

寿司屋、だった。
源氏名が寿司のネタになっているらしい。
ハッピを着ていて、胸のところに大きく「アワビ」と書いてあった。

回転寿司なので女の子は回転していく。
いっぱいいるため、スシネタが枯渇しているせいか到底スシネタとは思えない名前もあった。

店内は暗く、ブラックライトの照明がついている。
壁際に隙間なくグルグルとソファーが置かれ、そのソファーに一人ずつ客が座ることになっていた。

<_プー゚)フ「マジwwwwwwwwwマジwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「おっぱい! おっぱい!」

正面にアルコール類や氷のセットの乗ったテーブルがあった。
勝手に作って飲めということか。

o川*゚ー゚)o「こんばんはー」

――胸に「アワビ」と書かれた女の子がきた。



190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:15:02.21 ID:XayiK5yBO

アワビは左隣に座るや否や、すっと自分の脚を俺の脚に寄せ挨拶をした。

(,,゚Д゚)「フー、フー、フー、フー、フー」

この所作に、俺は完全にやられた。死ぬ。可愛い。

女の子が何か喋ってたが、自分は何と受け答えしたのか。混乱していた。


数分程経ったあと、音楽がイケイケな感じになった。
ミラーボールの光が踊りだし、店の雰囲気が変わる。

o川*゚ー゚)o「じゃ、脱ぎまーす、えい」

アワビが着ていたハッピをはだけた。
そのまま一気に腰のあたりまで下ろして上半身裸の状態になり、膝に正面からまたがってきた。

(,, Д )「おっぱい……おっぱい……」

(,,゚Д゚)「おっぱああああああああい!!!!」

思わず、抱きつく。

o川*゚ー゚)o「きゃっ。もう、お客さんったら、エッチ」

アワビのくせにしゃべんじゃねぇ。そ、それにしても、け、けしからんおっぱいだのう。

声を無視し、おっぱいを心ゆくまで堪能した。

生きててよかった。



192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:17:37.79 ID:XayiK5yBO

(,,゚Д゚)「ふぅ」

<_プー゚)フ「マジwwwwwwwwwマジwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「エクストさん、さっきからマジしか言ってないすよ」

<_プー゚)フ「マジ?wwwwwwwwwマジだwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「興奮しすぎっすよ、たかが胸じゃないすか」

<_プー゚)フ「っwwwwwwwwwwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「ふぅ、情報は完璧だ」

(,,゚Д゚)「帰るか」

エクストさんとバイバイし、俺は家に帰って寝た。
が、なかなか寝付けなかった。なぜだ。



194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:21:27.87 ID:XayiK5yBO

次の日。

俺は昨日アワビと天ぷらから教えてもらった電話番号に非通知でかけ、呼び出した。
非通知でかけたのに俺がギコだとバレた。なぜだ。

まぁいい、作戦はこうだ。

1、呼び出す。
2、気絶させる。
3、おっぱい。

だ。
天才かもわからん。

さっそく自宅を出た。
呼び出した場所は、行きつけのコンビニの裏だ。

朝にも関わらず、そんなこと関係ないと言わんばかりに太陽は活動している。
気温は30度を超え、真夏の風情を感じさせた。

(,,゚Д゚)「あっちいな」

コンビニに行くには多少複雑な道を通らなければ行けなかった。
それも、日向の道ばかりで俺は完全に参ってしまう。

――だが少し待ってほしい。

おっぱいが俺を待っている。
そう思うと、自然と足が前に進んだ。



196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:25:04.50 ID:XayiK5yBO

コンビニに着いた。
裏を覗き見るが、まだ誰も来ていない。

まぁいいか、とコンビニの中に入るとそこは天国だった。
クーラーがガンガンに効いていて、もう外に出させないと言わんばかりだ。

入り口付近のアイスに目を惹かれた。
横にスライドさせて開けるタイプの物で、それを開けるとクーラーの涼しさとはまた違う、ひんやりとした感覚が心地よかった。

開けたら、買う。それが最大の礼儀であり、冷気を楽しんだ感謝でもあるのだ。
アイスを一つ手に取り、名残惜しく閉めた。

お次は雑誌のコーナーだ。

(,,゚Д゚)「お、ジャンプ出てるじゃん。そういや今日月曜か」

立ち読みはしない。買って家で読むのがマナーだ。
あとは特に用もないので、さっさと会計を済ませた。

外に出てもう一度裏を覗き見ると、

o川*゚ー゚)oζ(゚ー゚*ζ

――いた。

香水の匂いが少しきつかった。

(,,゚Д゚)「フヒヒ」

思わず、笑いが漏れる。あれが、あの二人が、ターゲットだ。



198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:28:05.62 ID:XayiK5yBO

袋からジャンプを取り出す。
そのまま忍び足で、二人の元に近づいていった。

o川*゚ー゚)o「あ、ギコ君! 昨日ぶり!」

ζ(゚ー゚*ζ「こんにちはー」

バレた。なぜだ。

(,,゚Д゚)「こんにちはー、いやー、あっついっすねー」

o川*゚ー゚)o「ねー。お? それはアイスかね?」

ζ(゚ー゚*ζ「アイスいいですねー」

(,,゚Д゚)「はは、さっき買ってきたんすよ」

こうなったら仕方ない。作戦変更だ。

o川*゚ー゚)o「む、その手に持ってるのはジャンプじゃないかね!?」

ζ(゚ー゚*ζ「ぴょんっ」

(,,゚Д゚)「ジャンプっす。読んでるんですか?」

o川*゚ー゚)o「おうともよ! 何だかんだ言っても面白いしね!」

ζ(゚ー゚*ζ「ぴょんっぴょんっ!」



201 :バイバイさるさん♪:2009/05/04(月) 03:37:11.07 ID:XayiK5yBO

o川*゚ー゚)o「よし、決めた! 今日はギコ君ちでそこら辺について、語り合おうじゃないかね!」

ζ(゚ー゚*ζ「ぴょんっ! ぴょんっ! ぴょんっぴょんっぴょんっ!」

(,,゚Д゚)「俺んちすかー。じゃ、行っちゃいますかwww」

o川*゚ー゚)o「そうと決まれば! アイス買ってくるね!」

ζ(゚ー゚*ζ「……ぴょんっ」


――今しかない。

(,,゚Д゚)「ジャンープギガクラッシュ!!!!!!!」

俺はジャンプを振り上げ跳躍し、そして、

叩き落とした。

o川* ー )o「ぱふぁ……!」

ζ( ー *ζ「ぴょ……んっ……」

(,,゚Д゚)「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ、」

自然と、息が荒くなった。
ジャンプを振ることによって付着した血を落とす。
そんな冷静な自分に驚き、自分がようやく人を殺したのだと理解できた。



204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:48:14.08 ID:XayiK5yBO

携帯を取りだし、履歴からエクストさんに電話をかけた。


<_プー゚)フ「チョリッスwwwwwwwwwユキナでぇすwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「あ、エクストさんすか? 今、蝶々と雨蛙を殺りました」

<_プー゚)フ「ひょーwwwwwwwww」

<_プー゚)フ「……www……え? 何?」

(,,゚Д゚)「今からそっち行きますんで」

<_プー゚)フ「え、マジで殺ったの、」

携帯を閉じる。

死体を二体抱え、俺は夏空の下を汗だくになりながら歩いていった。



206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:52:20.41 ID:XayiK5yBO

<_プー゚)フ「ふーん。アワビちゃんと天ぷらちゃんがねぇ」

(,,゚Д゚)「はい」

<_プー゚)フ「何でこいつらだと思った?」

(,,゚Д゚)「始めに気付いたのはおっぱいの匂いです。
      蝶々……アワビの方には蝶の羽の匂いがしました。
      雨蛙……天ぷらの方は蛙のゲップの匂いがほのかに」

<_プー゚)フ「……大したやつだ……」

<_プー゚)フ「けど――」


<_プー゚)フm9「これ全部嘘ですからーwwwwwwwww」

(,,゚Д゚)「…………………………は?」

<_プー゚)フ「この仕事も、」

<_プー゚)フ「あの指令も、」

<_プー゚)フ「もちろん面接も、」

<_プー゚)フm9「全部嘘っぱちなんだよおおんwwwwwwwwwwwwwwwwww」



209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 03:56:47.69 ID:XayiK5yBO

<_プー゚)フ「俺の仕事はおっぱいパブの店長!!」

<_プー゚)フ「だから昨日偶然にもギコ君と会ったわけ」

<_プー゚)フ「ギコ君がまさかおっぱいパブに来るとは思わなかったからなwwwwwwwww」

<_プー゚)フ「ってか何だよおっぱいの匂いってwwwwwwwww牛乳とかじゃねーの!!!!!?wwwwwwwww」

<_プー゚)フ「蝶の羽のにほひwwwwwwwww」

<_プー゚)フ「蛙のwwwげwっwwwぷwwwww」

<_プー゚)フ「っwwwwwwwwwwwwwwwwww」

<_プー゚)フ「げほっwwwwwwwwwwwwwwwwww」

<_プー゚)フ「ってことで、」

<_プー゚)フm9「お前、牢屋行き!」



210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 04:00:03.55 ID:XayiK5yBO

 こうして、俺の人生は幕を閉じることとなった。

俺は死刑判決が下され、今はただ死を待つ日々だ。

死刑囚は刑を実行される前に一つだけ。

たった一つだけ願いを聞いてくれるらしい。

そんときはまた、


そんときはまた、おっぱいパブに行きてぇなぁ……


おわり







213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 04:06:56.14 ID:XayiK5yBO

>>178>>179>>182>>183>>185>>186>>188>>190>>192>>194>>196>>198>>201>>204>>206>>209>>210

でした。

お題は
・ハヤシライス
・香水
・蝶々
・雨蛙
・ぱふぁ……です

一応のタイトルは

(,,゚Д゚)が深夜にナイトフィーバーするようです

>>212
まぁ、ギコとエクストを使ってみたかったんだ
[ 2009/05/04 23:46 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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