201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:28:44.77 ID:K8B68oKR0
_,
( ^ω^) 「困ったお…」
( ´曲`) 「おっちゃんもな、困ってんだ…」
( ^ω^) 「おっさんが困ってんのは知らんお」
(;´曲`) 「…最近のガキは可愛くねェな…」
( ^ω^) 「しかし…」
_,
( ^ω^) 「困ったお」
(U*^ω^) わんわんお!
( ^ω^) 「うるせぇお」
( ^ω^)わんわん…うるせぇお!のようです
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:29:58.08 ID:K8B68oKR0
(U^ω^) わんわんお!
( ^ω^) 「わんわん鳴かれても困るお。ちょっと黙れ」
(U´ω`) クーン…お…
( ´曲`) 「最近のガキは容赦ねェなぁ…」
(U´ω`) …お… ビチャビチャ
( ^ω^) 「おっちゃんの商品も容赦ねぇお。おっちゃん、足、足」
( ´曲`) 「こんなんいつものことだよ…今日は新品じゃねぇだけマシだ…」
( ^ω^) 「そりゃあ、大変ですね、お」
( ´曲`) 「だろ?分かったら買ってくんねぇかな、コイツ」
( ^ω^) 「おっと、時間だお。さらばだお」 ダッ
( ´曲`) 「全力疾走たァ、容赦ねェな…」
(U´ω`) クーン…
( ´曲`) 「…懐いたか…」
(U´ω`) クーン… ビチッ
( ;曲;) 「…お前…ビチッはやめてって…」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:31:12.23 ID:K8B68oKR0
どうもですお!今全力疾走してるブーンはブーンですお!名前?ブーンですお!
変なおっちゃんとすぐ漏らす駄犬に絡まれて約束に遅れそうですお!
あの公園、不審者が出るって通報しとくお!
(;^ω^) 「ハァハァ…遅くなったお!スマンお!」
('A`) 「お、やっと来たか…ったく、おせぇぞ、ブーン」
ξ゚⊿゚)ξ 「遅刻10分だから…これで合計59分、次遅刻したらもぎるから」
( ^ω^) 「どうせならベッドの上でそっと握ってほしいもんだお」
ξ゚⊿゚)ξ 「…ブーン、ちょっと」
よっしゃこいやぁ!ワシも男や!かかってこギャアアア!!!
…
('A`) 「クー、遅いなぁ…まだかなぁ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「確かに、ちょっと遅いわね…っと、噂をすればなんとやら、ね」
川;゚ -゚) 「すまない、遅れたな…」ハァハァ
ξ゚⊿゚)ξ 「気にしなくていいわ。おかげで悪が一つ消えたから」
川 ゚ -゚) 「…?」
('A`) 「それより、それ、何連れてきたの?」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:32:53.06 ID:K8B68oKR0
川 ゚ -゚) 「む、そうだな、紹介しよう。私の愛犬だ」
ミ,,゚Д゚彡 チョリーッス ジャナイ、わんわん、っす
( ><) わんわんです!わかんないです!
('A`) 「へぇ、可愛いな…ツヤツヤ…」 ナデナデ
(*><) わん!です!わかんないです!
ξ゚⊿゚)ξ 「こっちの子はフッサフサね」 フサフサ
ミ*゚Д゚彡 わんわん!すっげぇテクニック…やべぇ…本能がやべぇ…わん… ハァハァ
ξ゚⊿゚)ξ 「ドクオ、交代。そっちのこも撫でさせて」
('A`) 「お、なら俺そっちのフサフサ…」
ξ゚⊿゚)ξ ナデナデ
(*><) えへへ…わん!
('A`) 「…」 スッ
ミ,,゚Д゚彡 サッ
('A`) 「…」
ミ,,゚Д゚彡 …
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:34:34.27 ID:K8B68oKR0
('A`) 「…よけんなよ…」 スッ
ミ,,゚Д゚彡 … サッ
(#'A`) 「…」 スッ
ミ#゚Д゚彡 サッ
(#'A`) 「なにコイツ、まじうぜぇ…」
ミ#゚Д゚彡 グルル…
(#'A`) 「…」
ミ#゚Д゚彡 …
ξ*゚⊿゚)ξ ナデナデ
(*><) …
川 ゚ -゚) 「飼い主の私無視されすぎワロタwwwざけんなwww」
はい、もっと出番のないブーンですお。そろそろ起き上がりたいけど、これ、ピンチですお。
犬が2匹だと…?「ざけんな」は僕のセリフだお、クー!
うつぶせだと距離感わかんねーお!やべぇお!
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:35:49.64 ID:K8B68oKR0
( ^ω^) (流石に倒れっぱなしもそろそろキツいお…腕の位置くらい変えるお…) ピクッ
ミ,,゚Д゚彡 ! ダッ
( ><) ! ダッ
川;゚ -゚) 「あ、おい、コラ、急に引っ張るんじゃない!」
(;'A`) 「…!まずい、クー、抑えろ!ブーンがいる!ツン!」
ξ;゚⊿゚)ξ 「あのバカ倒れすぎよ!」 ダッ
川;゚ -゚) 「む、こら、止まりなさい!フサ!ビロード!」
ミ*゚Д゚彡 ハッハッ!
(*><) わかんないです!
あ、あ、あ!なんかすげぇ近づいてきてる気がするお!
…って。
( ^ω^) 「確かに僕はいつまで倒れてんだおwwwうはwww」 ドッコイショ
(;'A`) 「あっ!バカ、お前、タイミング考えろ!」
( ^ω^) 「…?」
ξ;゚⊿゚)ξ 「ちょっ、ブーン、急に起き上がんな!」
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:37:20.14 ID:K8B68oKR0
( ^ω^) 「?いや、倒れすぎって言ったのそっち…あ」
ξ;゚⊿゚)ξ 「くっ…!こうなれば!」 エェイ、ママヨッ!フンッ!
メコンッ!アッー!
どうも、またまたブーンですお!なんかすごいですお!
起き上がろうとして「orz」みたいな体勢になったとたん、ツンの足がクリーンヒットしましたお!
なんか河原が見えるお!誰か知らんけど石積んでますお!
(;'A`) 「おいコレやべーぞ!ブーン!しっかりしろ!」
ξ;゚⊿゚)ξ 「ブーン!起きなさい!早く!」
川;゚ -゚) 「ブーン!大丈夫か!そして愛犬、落ち着け!」
ミ*゚Д゚彡 フンフンフンフン!!
(*><) フンフン… ペロペロ
川;゚ -゚) 「ビロード、やめなさい!」
ミ*゚Д゚彡 フンフン… ビチャビチャ
川;゚ -゚) 「フサっ!?」
( ω ) 「おー…積んでも積んでも崩れるおー…」
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:39:36.70 ID:K8B68oKR0
どうも、何度も何度もブーンですお!
なんかおじいちゃん→( ФωФ)に出会いましたお!ゲートボールの試合行ってるはずなのに、ですお!
なんか石と石の隙間にいましたお!
そしたらなんか、
(#ФωФ) 「お前はまだ早いッ!」
とか怒られましたお!隙間から手が出てきて引っ張られましたお!石で頭ぶつけたお!
でもじいちゃん、「早い」ってなんだお?帰ったら聞くお!
気づいたら、目の前にフサフサの犬とツヤツヤの犬がいましたお!
足がなんか濡れてましたお!
…って、犬?ちょっと待てお。
(;^ω^) 「いいいいいいい、犬っ!犬っ!犬が!犬!犬!」
(;'A`) 「気がついたか、ブーン!」
ξ;゚⊿゚)ξ 「ほんとゴメン!やり過ぎたわ!」
川;゚ -゚) 「すまんな…だが選択すれば落ちるから、安心しろ、な?」
ミ*゚Д゚彡 わんわん!っす!
(*><) わかんないです!わかんないです!
(;^ω^) 「いいから犬っ!犬を!犬を遠くに!」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:40:58.08 ID:K8B68oKR0
―――。
ミ,,-Д-彡 グゥグゥ… ←ベンチ繋がれて暇だから寝た
( ><) スゥスゥ… ←遊び疲れて寝た
('A`) 「で、なんで遅れたんだ?ブーン、それとクー」
( ^ω^) 「おっ、来る途中でVIP公園で変なおっさんに絡まれたんだお!」
ξ゚⊿゚)ξ 「変なおっさん…?」
( ^ω^) 「おっ、そうだお!犬売ってたお!そんで、なんか犬に鳴かれて、強面のおっさんに絡まれて…」
('A`) 「犬苦手なのになんで遅れるほど構ってたんだよ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「下手な言い訳ね…」
(:^ω^) 「おっ、ほんとだお!信じてくれお!あのおっちゃんがしつこかったんだお!話上手いし!」
川 ゚ -゚) 「ふむ…」
('A`) 「怪しいなぁ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「怪しいわね…」
(:^ω^) 「…おっ…」
川 ゚ -゚) (犬を売ってる、話し上手で強面のしつこいおっちゃん…)
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:48:18.34 ID:K8B68oKR0
川 ゚ -゚) 「…ドクオ、ツン、たぶん嘘じゃない。そのおっさんは実在するから、たぶん本当だ」
('A`) 「え?」
ξ゚⊿゚)ξ 「なに、クー、知ってんの?」
川 ゚ -゚) 「知ってるも何も、私の叔父だ。そしてこの子たちはその叔父さんから貰った」
('A`) 「へぇ…そういえばいつから飼ってんの?」
川 ゚ -゚) 「先週だ。まだ子供でな…ちょっとやんちゃでな、特にフサの方。ドクオ、すまんな」
('A`) 「え?」
川 ゚ -゚) 「調子乗ってたろ?フサ。あいつ、女性にしか懐かんのだよ」
('A`) 「あぁ、そういえば…そんな細かいこと、よく覚えてたな…」
川 ゚ -゚) 「ドクオの事はなんだって覚えてるさ…」
('A`) 「え?」
川 * - ) 「…///」
(*'A`) 「…」
ξ゚⊿゚)ξ 「ようしてめぇらちょっと待て。そんなん後にしろ、後」
( ^ω^) 「おっ、ほうら、ブーンのが影薄いお…ざけんな」
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:50:32.84 ID:K8B68oKR0
川 ゚ -゚) 「さて、その犬も覚えがある。ブーン、特徴言ってみてくれ」
( ^ω^) 「おっ…鳴き方が変だったお!『わんわんお!』って、最後に『お』ってついてたおwww馬鹿犬www」
川 ゚ -゚)
ξ゚⊿゚)ξ 「…」
('A`)
(;^ω^) 「…おっ?」
川 ゚ -゚) 「馬鹿はほっといて、これでブーンの話が嘘ではないと分かった」
ξ゚⊿゚)ξ 「やっぱり、クーの知ってるのと一緒?」
川 ゚ -゚) 「あぁ。しかし、叔父は人を見る目があるのかないのか…」
('A`) 「いや、完全にないでしょ…悪いけど…」
川 ゚ -゚) 「そうでもない。確かにブーンは犬が苦手だ、だがな、フサが自分から寄って行っただろ?」
ξ゚⊿゚)ξ 「それで?」
川 ゚ -゚) 「さっきも言ったがな、フサは女性にしか懐かない。それどころか、ロクに近寄らないんだ」
('A`) 「それなのにブーンに寄って行った…?」
川 ゚ -゚) 「考えられるのは3つ。ブーンが肉に見えたか、女性の匂いがしたか、ブーンの体質か、だ」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:52:17.36 ID:K8B68oKR0
体質、そう、体質ですお!ブーンが犬嫌いなのは、そこですお!
昔は嫌いじゃなかったんですお、でも―――
( ^ω^) 「…確かにブーンは犬に好かれる体質だお」
('A`) 「マジで?犬嫌いなのに?」
( ^ω^) 「それも体質のせいだお」
ξ゚⊿゚)ξ 「…?」
川 ゚ -゚) 「kwsk」
( ^ω^) 「あれは、僕がちっちゃかった頃…」
あれはいくつだったか…今が14だから…9年前くらいかお?まぁ、そのくらいの頃だお!ある日ブーンは―――
川 ゚ -゚) 「む、長くなるのか?」
( ^ω^) 「お?」
('A`) 「長いのパスな。おーおー五月蠅いから」
(;^ω^) 「おっ…」
川 ゚ -゚) 「3行以上は認めない。それ以上は耳障りなんだ、『お』が、な。」
( ´ω`) 「…おー…」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:54:35.54 ID:K8B68oKR0
( ´ω`) 「なんかもう…やっぱりいいお…ブーンは犬が苦手なんだお…それでいいお…」
川;゚ -゚) (露骨にすねたな…)
(;'A`) (やりすぎたか…)
ξ゚⊿゚)ξ 「…いいわ、話しなさい。きちんと聞くわよ」
( ^ω^) 「おっ!?」
ξ゚⊿゚)ξ 「べ、別にアンタが可哀想だからじゃないんだからね!気になっただけよ!」
( ^ω^) 「…語尾の『お』、うるさくないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「それもアンタの大事な個性じゃない」
(*^ω^) 「おっありがとうだお!ツン!」
ξ*゚⊿゚)ξ 「べ、別にお礼なんか言われる必要ないわよ!」
(*^ω^) 「おっおっおwww」
川 ゚ -゚) 「なにこの下手なツンデレ。ちょーウケるんですけど」
('A`) 「露骨すぎてむしろ笑えたわ。『嘲笑う』と書いて『わらう』と読めたわ」
( ^ω^) 「それじゃ話すお!」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:55:56.87 ID:K8B68oKR0
( ´曲`) 「…さて。お前は売れねーなぁ…」
(U^ω^) ?
( ´曲`) 「なんでだろうなぁ…高いかなぁ…血統書つきだぜ?それを3万だぜ?」
(U^ω^) わんわんお?
( ´曲`) 「鳴き声かな…お前、ちょっと普通に鳴いてみ?普通に」
U^ω^) ?…わんわんお!
( ´曲`) 「その『お』が邪魔なんだよなぁ…」
(U;^ω^) わ、わんわん……お!
( ´曲`) 「…」
(U;^ω^) …
( ´曲`) 「…血統書…偽物…?」
(U;^ω^) …!
( ´曲`) 「…」
(U;^ω^) …
( ´曲`) 「…暇だな…」
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 21:58:17.49 ID:K8B68oKR0
( ^ω^) 「―――というわけだお」
('A`) 「ふむ。まとめると、
・生まれつき懐かれやすい体質で
・ペットショップのお触り自由の犬コーナーで
・1対10くらいでこれ→ωを狙われた、と」
川 ゚ -゚) 「ドクオ、なんか言い方が卑猥だ…」
('A`) 「…なんか…ごめん…」
ξ゚⊿゚)ξ 「まぁどうでもいいわ、そんなこと。さて、それじゃ…その犬、見に行きましょうか」
( ^ω^) 「…今の流れでどうやったらそうなるお?」
('A`) 「なんとなく、お前と同じで語尾に『お』がつく犬が見たくなった」
川 ゚ -゚) 「もうアレだよ、動機なんてどうでもいいんだよ。結果こそ全て、だ」
(;^ω^) 「…」
ξ゚⊿゚)ξ 「それじゃ、行きましょうか」
川 ゚ -゚) 「フサ、ビロード、行くぞ、っと」
ミ,,゚Д゚彡 わん! ドッコラショ
( ><) わかんないです!
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:00:06.49 ID:K8B68oKR0
( ・∀・) 「…」
( ´曲`) 「お、いらっしゃい」
(U^ω^) わん、お!
( ・∀・) 「…」 ナデナデ
( ´曲`) 「なんだ、坊ちゃん、気に入ったか?買うか?ん?」
( ・∀・) 「…いや、そうでもない…いや、どうなんだろ。いくらですか?」
( ´曲`) 「3万」
(;・∀・) 「高っ!」
( ´曲`) 「血統書…のはずだけど…書類つきだぜ?お得だろ?」
( ・∀・) 「…鳴き声変だし」
(;´曲`) 「ぐっ…」
(U´ω`) おっ…
( ・∀・) 「まーいいや。じゃーね、おっさん!そして俺の出番こんだけwww」 ダッ
( ´曲`) 「…ンだよ、冷やかしかよ…」
(U^ω^) わんわんお!
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:02:00.99 ID:K8B68oKR0
―――だお!―――いや、それはねぇだろ…jk…―――
―――お?―――ん?―――お、いた―――
( ´曲`) 「…ん?」
( ^ω^) 「おっさん、また来てやったお!」
(;´曲`) 「態度でけぇな、オイ…」
(U^ω^) !
(U*^ω^) わんわんお!わんわんお!わんわんお!おっおっお!
_,
( ^ω^) 「…寄るなお…」
('A`) 「お、こいつがその犬…か…なんか…」
ξ゚⊿゚)ξ 「似てるわね…すごく…」
川 ゚ -゚) 「確かに…あ、叔父さん、お久しぶりです」
( ´曲`) 「お、クーちゃんか、どした?」
川 ゚ -゚) 「友人が自分に変な鳴き方の犬がいると言っていたので、それを見に」
( ´曲`) 「…変な鳴き声、か…」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:03:27.95 ID:K8B68oKR0
(U*^ω^) わんわんお!
(;^ω^) 「あー、もう、鬱陶しいお!」
ξ゚⊿゚)ξ 「そんなこと言わないの。結構いいコじゃない」
('A`) 「だな。なんかコロコロしてていいな…」
(U*^ω^) わんわんお!わんわんお!
(;^ω^) 「あー、あー、あー!」
川 ゚ -゚) 「…」
( ´曲`) 「…」
川 ゚ -゚) 「…見事に懐いてますね…」
( ´曲`) 「…だろ?」
川 ゚ -゚) 「…」
( ´曲`) 「…あのボウズ、買ってくんねぇかな…」
川 ゚ -゚) 「…」
( ´曲`) 「…」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:05:34.53 ID:K8B68oKR0
(U*^ω^) わんわんお!わんわんお!
川 ゚ -゚) 「…」
( ´曲`) 「…しゃーねぇ、なぁ…おい、ボウズ」
( ^ω^) 「…おっ?」
( ´曲`) 「値下げしてやる、買え」
( ^ω^) 「やですお。おっさんが困っててもブーンには関係ないですお」
( ´曲`) 「そいつも、えらくボウズを気に入ってるんだがな」
(U^ω^) わんわんお!
( ^ω^) 「知らんですお」
( ´曲`) 「…」
川 ゚ -゚) 「…む」
ξ゚⊿゚)ξ 「どうしたの?クー?」
川 ゚ -゚) 「コレ」
ξ゚⊿゚)ξ 「500円玉、ね」
( ´曲`) 「…クー、ちょっとそれこっちへ、な」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:08:27.27 ID:K8B68oKR0
川 ゚ -゚) 「はい、どうぞ」
( ´曲`) 「…うし、確かに。よっしゃ、オイ、ボウズ!」
(;^ω^) 「おっ?」
( ´曲`) 「この500円でお前にソイツ売った!返品不可!」
(;^ω^) 「おおっ?いや、でもブーンは犬が嫌いで」
( ´曲`) 「知らん!好きになれ!よっしゃ、売れた!クーちゃん、おっちゃんは帰るからな!兄貴によろしく!」 ダッ
(;^ω^) 「おっ、ちょっ、まつお、おっさん!おっさん!オイ!」
川 ゚ -゚)
ξ゚⊿゚)ξ 「…」
('A`)
(;^ω^) 「どうしろってんだお…ブーンは…」
('A`) 「飼うしかないんじゃね?」
(;^ω^) 「嫌だお…そうだ!ドクオが代わりに」
('A`) 「ざけんな。俺ん家はペット禁止のマンションだぞ」
(;^ω^) 「おっ…」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:10:45.55 ID:K8B68oKR0
(;^ω^) 「…ツン」
ξ゚⊿゚)ξ 「ごめんなさい、ウチは猫飼ってるから」
(;^ω^) 「クー…」
川 ゚ -゚) 「既に2匹いるからな」
(;^ω^) 「困ったお…」
('A`) 「だからお前が飼えばいいじゃん」
(;^ω^) 「だからブーンは…」
('A`) 「じゃ、捨てるか?」
(;^ω^) 「おっ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「そんなことしたら…ね?」
川 ゚ -゚) 「ウチのフサはやんちゃでな…」
(;^ω^) 「…」
(U^ω^) わんわんお!
(;^ω^) 「…」
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:12:09.81 ID:K8B68oKR0
(;^ω^) 「…」
川 ゚ -゚)
ξ゚⊿゚)ξ 「…」
('A`)
(U^ω^) わんわんお!
(;^ω^) 「…」
困りましたお!困ったお!どうすればいいんだお!
ブーンは犬が嫌いで、でも今は飼わないと捨てなきゃで!困りましたお!
―――あー、もう!ですお!
( ω ) 「…分か……お…」
('A`) 「ん?」
川 ゚ -゚) 「どうするんだ?」
(#^ω^) 「あああ!!!飼うお!飼えばいいんだお!!!」
('A`) 「おぉ!」
ξ゚⊿゚)ξ 「良く言ったわ!」
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:13:55.89 ID:K8B68oKR0
(#^ω^) 「飼うお!飼ってやるお!飼えばいいんだお!犬を好きになればいいんだお!なるお!」
(U*^ω^) わんわんお!
(#^ω^) 「よっしゃ濃いやぁ!オラァ!なでまわしてやんよォ!」
(U*^ω^) わんわんお!
ミ,,゚Д゚彡 スゲェ…
( ><) タノシソウナンデス…
川 ゚ -゚) 「…フサ、ビロード、行ってよし」
ミ*゚Д゚彡 ! ダッ
(*><) ! ダッ
(#^ω^) 「オラァ!何匹でも来いやぁ!」
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:15:33.20 ID:K8B68oKR0
皆さん、ブーンはこの子を飼いますお!犬を飼うんですお!
犬嫌いのブーンが、犬を飼うんですお!
犬を好きになって見せますお!愛して見せますお!
どうか応援してくださいおー!
(U^ω^) …
( ^ω^) おっ?
(U^ω^) … ビチャビチャ
( ^ω^) …最後の最後で…お前は…!
やっぱり、犬は、まだまだ嫌いですお!
( ^ω^)わんわん…うるせぇお!のようです おわり
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 22:17:35.29 ID:K8B68oKR0
>>201->>248 (支援含ム)
お題:
・公園
・隙間
・500円玉
タイトル:( ^ω^)わんわん…うるせぇお!のようです
支援ありがとうございました!以上です!