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ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです


488 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:21:40.34 ID:uPr1bvVO0

ξ゚⊿゚)ξ「デレー、何してるのー?」
白いワンピースを着た少女が聞く。

ζ(゚ー゚*ζ「おはじきよ。きれいね、おねえちゃん」
赤い着物を着た少女が答える。

('、`*川「あら、起きてたの?」

ξ゚⊿゚)ξ「お義母さまー」
ζ(゚ー゚*ζ「母さまー」
暗い赤の着物を着た女に二人は言う。

('、`*川「またずいぶん早いわね、もう着替えているなんて。お義父様に御挨拶なさい、お庭にいるわよ」
二人は走りだす。

ξ゚⊿゚)ξ「義父さまー」
ζ(゚ー゚*ζ「お義父さまー」
二つの足音はだんだんと間隔を空けそして途絶える。



491 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:23:46.68 ID:uPr1bvVO0



ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです





492 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:24:53.05 ID:uPr1bvVO0

(´・ω・`)「やぁ、おはよう。まだ朝ご飯はまだのはずだが」
腕時計を見つつ、男は返事をする。

ξ゚⊿゚)ξ「起きちゃったよぉ」
ζ(゚ー゚*ζ「起きちゃったのぉ」

(´・ω・`)「しかも今日は日曜日ときてる」

ξ゚⊿゚)ξ「学校ないねぇ」
ζ(゚ー゚*ζ「用事ないねぇ」

(´・ω・`)「おや、用事ならあっただろ?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうだっけ?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「なんだっけ?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんだっけねぇ」

(´・ω・`)「二人は朝から元気だな。どれ、いつもより早く作ってもらうように母さんに言うか」

ξ゚⊿゚)ξ「お義父さま、どっちの?」
ζ(゚ー゚*ζ「ねぇ、どっちの母さまに?」

(´・ω・`)「決まっているだろう?さぁ、早く手伝いに行きなさい。茶碗を運ぶのは誰の仕事だったかな?」

ξ゚⊿゚)ξ「デレーー」
ζ(゚ー゚*ζ「ツンー」
二人は足音をたて、駆け出した



493 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:26:21.89 ID:uPr1bvVO0

(´・ω・`)「食べ終わって一時間位したら出かけようか」
一足早く朝食を食べ終わった男は時計を見遣って言う。

(´・ω・`)「・・・楽しみかい?」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
ζ(゚ー゚*ζ「・・・・・・」

(´・ω・`)「フフ、相変わらず息がそろっているね」

障子は少し開いている。冷たい風はその間から入ってゆき、よそよそしく通り抜ける。
朝日は和紙に透け少しばかりの暖かさを与える。

(´・ω・`)「そうだ、なにか甘い物でも持っていこうか」

('、`*川「そうね、きっとお喜びになるわ」

(´・ω・`)「あと明日は月曜日だろう?学校があるから夕方には帰るとしよう」

彼は朝食が終わると時間を潰すため書斎で本を読んでいた。本の中の場面はひどく緊迫していた。何気なしに時計を見遣るとそこには自分が一時間前に告げた時間が刻まれていた。
少しばかりの荷物を持って玄関に向かう。履物の準備をする妻と後に続く子ら。乾いた血と白い肌と傷口の色をした服を纏う妻子を見る。

(´・ω・`)「今日に限って縁起が悪い」

('、`*川「あなた、決して鼻緒は切れてなくてよ」



494 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:28:05.14 ID:uPr1bvVO0


***********

しばらく歩けば着くのだが、子供の歩幅は小さい。ここまで景色が違えばきっと遠出のように感じるだろう。
山の中はやけに湿っている。優しかった日差しは少々不気味なものへと変わる。

ξ゚⊿゚)ξ「・・・ねぇ、どうして母さまはああなの?」

('、`*川「それは二人を守りたかったからよ」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・神様ってほんとにいるのかな?」

(´・ω・`)「デレ、そういうことは疑うんじゃないよ」

目的の家に着き、戸を空け履物を脱ぎ彼女の元へ

(´・ω・`)「やぁ、姉さん」

川 ゚ -゚)「こんにちは」

目は少し虚ろだが顔立ちの美しい女のようだった。
紫の着物を着ている、こっちを見た、近づいた、何かを確認しているのか、見知った顔とやっと認識した、彼女は落ち着いた。



496 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:29:39.67 ID:uPr1bvVO0

(´・ω・`)「もう一年ですね、体はどう?」

少女に指をさす

川 ゚ -゚)「げんき?」

(´・ω・`)「うん、二人は元気だよ。やっと会話ができるようになったね。嬉しいよ」

川 ゚ -゚)「ちがうの。おまえはわたしの上じゃない。」

少しの間が空いた、考えを巡らせ適当な答えがわかった。

(´・ω・`)「・・・はい、嬉しいです」

子供のように拗ねている彼女に語りかけると

川 ∀)「うん」

無邪気に笑った

***********

(´・ω・`)「デレとツンはしばらくここで遊んでなさい。今日は夕方まで下女を呼んでないから僕たちで昼食の用意をするよ」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
ζ(゚ー゚*ζ「・・・・・・」

('、`*川「それでは、失礼しました」



497 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:31:19.48 ID:uPr1bvVO0

戸が閉まる。言い知れぬ不安が小さい体を押しやがて震えた声を出した。

ζ(゚ー゚*ζ「・・・母さん?」

川 ゚ -゚)「あそぶ!あそぶ!」

ζ(゚ー゚*ζ「おはじきなら持ってるよ。」

小さな巾着袋の口から覗かせる光の反射はとても美しく女の興味をそそった。

川 ゚ -゚)「きれい。名前は?」

ζ(゚ー゚*ζ「私は・・・」

川 ゚ -゚)「ちがうそれ!」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・おはじきよ」

川 ゚ -゚)「ちょうだい!」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・父さんからもらったの」

川 ゚ -゚)「くれないの?」

ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、遊ばないの?」



498 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:32:32.45 ID:uPr1bvVO0


川 ゚ -゚)「あそぶよ」

ζ(゚ー゚*ζ「おはじきの遊び方知ってる?」

川 ゚ -゚)「しらない」

ζ(゚ー゚*ζ「こうやって床に撒いて」

ξ゚⊿゚)ξ「当てようと思うおはじきの間に指を置いて」

ζ(゚ー゚*ζ「当たったら両方もらえるの」

川 ゚ -゚)「うん」



514 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 17:59:46.36 ID:uPr1bvVO0

女は聞くや、否や一人で始める。二人のことなど無視して

ξ゚⊿゚)ξ「順番でやろうよ」

川 ゚ -゚)「もらうの、わたしがもらうの、わたしのなの」

ζ(゚Δ゚*ζ「違うよ、デレのだよぉ」

川#゚ 皿゚)「くれるっていた」

ξ゚⊿゚)ξ「あれはそういう決まりなの、遊びのなかでの決まりなの!」

川 ゚ -゚)「くれないの?」

ζ(;、;*ζ「・・・」

川゚ -゚)「だってくれるって、これわたしのだって」

ξ ⊿ )ξ「・・・・・・」

ξ#゚⊿゚)ξ「・・・あぁ、もう!何でよ!遊びって言ってるじゃない!これはデレと私の大事なものなの!父さまがくれたものはもうこれしかないの!あんた母さまと父さま持っていってまだ盗るの!信じられない!
デレはあんなんでも母さんに会えるからって言って宝物を持ってきたの!もしかして覚えてくれてるかもって思ったから持ってきたの!それなのに・・・それなのに!この化け物!さっさと母さまの中から出て行け!お前なんてもう死んじゃえ!」

言い終わるか終わらないかのところで少女は両肩を掴まれた。

川 ゚ -゚)「・・・・・・なんでおこるの?ねぇなんで?なんでしんじゃえっていうの?ねぇ、どうして?ねぇ、しんじゃえなんていっちゃいけないんだよ。ねぇ?ねぇ?ねぇ?ねぇ?殺すよ?」

掴まれた両肩は恐怖で震えていた。



516 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 18:04:02.10 ID:uPr1bvVO0

*****************

('、`*川「ねぇ、あなた。なんであの子たちを会わすんです?少し可哀想じゃありませんか?」

(´・ω・`)「しょうがないだろ、最近は3人だけで会わせてくれって言うんだから」

('、`*川「嫌がらせのようですね、まるで」

(´・ω・`)「これが嫌がらせじゃなくてなにさ、どこまで付きまとえば気が済むんだろうね。・・・僕も姉さんもデレもツンも知ったことじゃないのに」

(´・ω・`)「君なんかもはや関係すらないのに・・・巻き込んでしまってすまない」

('、`*川「私は・・・私は、あなたとならどこへでも付いて行きますよ。」

(´・ω・`)「・・・・・・」

('、`*川「かわいい娘もできたことですし」

(´・ω・`)「・・・でも、言っちゃあ悪いが君にとって二人に血のつながりはないんだよ?君もまだ若いだろうに、他へ嫁ぐなら今のうちなんだ。」

('、`*川「・・・・・・・」

('、`*川「あなた、ごめんなさい。私結婚する時一つ黙っていたことがあります」

('、`*川「私は、一度嫁いだことがあります。」

(;、;*川「でも、捨てられたんです。子供ができないから、子供ができない穀潰しはいらないって」

(;、;*川「ごめんなさい、嘘をついてしまって。ごめんなさい、実家でも嫁ぎ先でも居場所がなかったんです。居場所が欲しかったんです。許してください、あなた。」



518 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 18:07:15.04 ID:uPr1bvVO0

(´・ω・`)「僕もこんな大事なこと黙っていたんだ。こんな結婚して戻れないところまできてから明かすような形をとってしまった。本当にすまない」

(´・ω・`)「それに、子供ができようとできまいと君と結婚しようと思っていたしこれからも思っているよ。信じてくれるかい?」

女が涙を拭いながらも必死で頷いた時に、それは聞こえた。


うぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ

二人は娘達の元へと向かった


***********



520 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 18:09:52.70 ID:uPr1bvVO0

川 ; -;)「あ、あ、ああ、もういやだいやだいやだいやだいやだいやだぁあぶったよいじめだよぶったようひどいようこわいよぅひどいよひどいってば
どうしてねぇどうしていやだいやだゆるしてあげないよもうゆるしてげないよだってねしってるもんねぶったからだもんねこわいよどうしてそんなこと
するのまたなのねぇまたなのないてるよいたいよいたいよいたいってばきいてるんでしょどうしてそんなにこわいかおするのわたしわることしてないよ
いいこにしてたもんねぇゆるしてどうしてゆるしてくれないのねぇじゃあゆるさないよこわいよたすけてよどうしてやさしくしてくれないのわたしこわいよぉ」


(´・ω・`)「どうした!」

ζ(;Δ;*ζ「だっ、ツンがっ、ツンが殺されちゃうからっ、わっ、わたし突き飛ばしたらっ、怒ってっ、泣いててぇ」


父は床に座り込んでいる娘と母は泣きじゃくる娘、それぞれ抱き寄せ状況の理解に努める

川 ; ∀;)「わたしいらないの?なんでだれもわたしのことしんぱいしてくれない?みんないじめる?いやだよぅ、たすけてよぅ、かまってねぇかまって
ってばきいてるんでしょ、うそつきみんなだいきらいもうちかづかないでよきらいだってばゆるしてないよもうぜったいゆるさない、のろわれろみぃんな
呪われろお前の子供ができたら子供についてやる子供ができないようならお前にだ。子供がお前を捨てれば子供につくし、子供を捨てればお前につく。許
してあげないよ絶対にだよ、ねぇ?だって・・・・・・なんでだっけ?ねぇなんでだっけ?あれ?みんなないてるねなかないでよ。え?さっきのおまえってどっ
ちだって?うーん、ふたりともそっくりだからこまるなぁみわけがつかないからどっちかわからないよぉ、あっそうだあそぼうよ。わたしおはじきもって
るのわたしのだってばわたしの・・・どうしてだれもしんじてくれないの、いやだぁああああああああああああああああああああああああああああ」


夫婦は娘達の未来を絶望した。娘達は泣くばかりでこれから続く長い苦痛などには考えが回っていない。
悲しみと苦痛は連鎖する。絶えることのない血の繋がりは幸せへと届かないように付けられた鎖のようだった。







526 :ξ゚⊿゚)ξ「末代ってなぁに?」ζ(゚ー゚*ζなようです:2009/04/22(水) 18:18:52.41 ID:uPr1bvVO0

お題

・腕時計
・お義父様に御挨拶
・明日は月曜日

>>488>>491>>492>>493>>494>>496>>497>>498>>514>>516>>518>>520


初めてお題もらって、初めてブーン小説書くぞ!とがんばって考えてツンと兄者がドクオパパに結婚の挨拶をするやつ
考えてたら先日近い内容のスレが立ち、作品の面白さに腹抱えて笑ったため急遽こんな作品になって猿2回くらいました。
訳の分からん文でしたが支援してくださった方ありがとうございます
[ 2009/04/22 22:48 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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