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( ・∀・)群雄割拠の天下のようです


517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/05(日) 02:00:09.53 ID:DmRrNNvA0

VIP暦312年

時代は戦国時代。
各地方で我が天下を取らんと英雄たちが割拠していた。

中でもν速国とVIP国の力は凄まじかった。
瞬く間に地方の勢力を外交・武力・謀略で支配していった。

もちろん政治も怠らない。
ν速民はν速での平和を、VIP民はVIPでの平和を掴んでいた。

しかし、戦いが起こるとその平和を楽しんでいた民は武器を取り立ち上がる。
訓練を受けた2国の精鋭は負けを知らず、戦えば勝ち、守れば敵を退けた。

しかし、凄まじい力とは言ってもまだ各地に英雄群雄は多く在る。
その中で一つリードしているだけに過ぎない。
一つ間違えばたちまちVIPとν速の2国は滅びるであろう。

果たしてどの国が天下を取る事になるのか?
その答えはまだ、誰も知らない。

天下を統一し、平和を築くのはどこの国となるのか────



519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/05(日) 02:01:42.08 ID:DmRrNNvA0

VIP国の大将はモララー( ・∀・)
VIPの建国時から共に立ち上がり各地方での戦に参戦した。

彼の知略はVIP国の中では誰もかなわぬ程の物だった。
武力においても凄まじかった。

突撃の号令を掛けるやいなや、マントを翻し、馬上にて敵を突き刺し、時に薙ぎ払う。
相手になった者は運が悪かったとしか言いようが無い。

その槍の錆になった者は数を知れない。
また、彼の配下である精鋭部隊はVIP国では兵士へと志願する者の憧れでもあった。

彼の才能を見抜いたのはVIP国の国王である荒巻/ ,' 3
年をとりながらも未だに政治の腕は衰えを知らない。

荒巻の側近がモララーである事は周知の事実だった。
VIP国内ではモララーを仲間に出来れば誰もが天下を取れると言われる程の評判だった。

モララーは当然の如く、周囲の国からの引抜を受けた。
しかし、その説客を味方につける事も多々あった。

ミイラ取りがミイラにとはまさにこの事であろう。

また一人の使者が説客として秘密裏にモララーと謁見をしていた。



520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/05(日) 02:02:31.07 ID:DmRrNNvA0

~VIP国VIP城内 モララーの部屋~

( ´ー`)「どうですか、モララー様。我が801国でその力、大いに活かしませぬか?」

801国とは男性よりも女性が多いと言われる国である。
しかし、地理には恵まれず、商業は発展するも農業に関しては壊滅的であった。
農作物がまったく育たない地、それが801国の特徴であった。

現在、801国は同様の国力を持つラウンジ国との激しい攻防戦を繰り広げていた。
801国はラウンジの農業の地を得んとするが為、ラウンジは商業の地を得んとする為に。
2国の対象的な地は、両方を得れば大国となる、故に801とラウンジは周辺諸国との小競り合いもしばしば。

その801国が勝利を我が物にせんとする為にモララーを引き抜きに掛かったのだ。

( ´ー`)「貴方の才能は我が国で持ってこそ大いに発揮できると言うもの」

( -∀-)「………」

( ´ー`)「待遇はVIP国以上の物ですぞ。将来は貴方が国王になっても良い」

( -∀-)「………」

( ´ー`)「あの荒巻はもう何時逝ってもおかしくは無い歳のはず。ならば、まだ先のある我が801国で───」

( -∀-)「もういい……」

( ´ー`)「もちろん───え?」

( -∀-)「もう良いと言ったのだ」



521 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/05(日) 02:03:19.79 ID:DmRrNNvA0

ゆっくりと目を開くモララー。
その瞳は何処か相手を怯ませる様な力強い視線を感じさせる。

( ・∀・)「お主…私が消えたVIP国がどうなると思う?」

( ´ー`)「そんな事はシラネーヨ」

( ・∀・)「立ち去れ。命だけは助けてやる。ラウンジ国王に伝えろ。次の説客は殺すとな」

その力強い一言に説客は続きの言葉を失った。
額からは汗が浮かぶ。
一つ笑みを浮かべ、その説客はゆっくりと言葉を発した。

( ;´ー`)「これはお戯れを…私は801国の使者ですぞ?」

( ・∀・)「ならば、その801国の使者に問おう」

使者はごくりと生唾を飲み込んだ。

( ・∀・)「801国の使者シラネーヨ殿。お主は確かに801国の者であった」

( ・∀・)「しかし、私の情報によると貴方はここへ来る途中にラウンジの刺客に襲われましたな?」

( ;´ー`)「な…なぜ、その事を…」

( ・∀・)「そして、お主の乗って来た馬は明らかにラウンジで育った馬の特徴があった」

( ・∀・)「貴方はラウンジ国の刺客に襲われた際。馬を失い、命の危険にまで晒された」

( ・∀・)「そこで貴方は命乞いをした。そしてこう言ったはずだ」



524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/05(日) 02:04:26.39 ID:DmRrNNvA0

( ・∀・)「『私はモララーを引き抜く為に801国から来た使者です』」

( ・∀・)「『必ずや彼を引き抜き、味方につけ、ラウンジへ投降する故、命だけはお救いください』とな」

( ;´ー`)「ぐっ…」

( ・∀・)「そこで貴方はラウンジの馬を借り、このVIP国まで来た」

( ・∀・)「貴方の力は私も認めている。しかし、貴方の家は代々801国に仕えてきた筈」

( ;´ー`)「………」

( ・∀・)「それが刺客の一人に襲われたぐらいでラウンジへと鞍替えとは虫がいいと思いませぬか?」

椅子からゆっくりと立ち上がるモララー。
そして部屋の扉へと向かい、扉を開ける。

( ・∀・)「ラウンジへと鞍替えするのは止めませぬが、貴方の先代は嘆かれるでしょうな」

( ;´ー`)「!」

( ・∀・)「貴方の力を持ってすればラウンジを退けるのは容易いはず」

( ・∀・)「己が才能を知りながらも活かさず禄だけを食らうは愚者と同様ですぞ。シラネーヨ殿」

( ・∀・)「それでは失礼する……」



527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/05(日) 02:05:15.24 ID:DmRrNNvA0

カツカツカツ…と部屋から遠ざかっていく足音。
部屋に残るはシラネーヨただ一人。

( ;´ー`)「………」

( ;´ー`)「私の…才能で…ラウンジを…?」

( ;´ー`)「………」

( ´ー`)「………」

しばらくして、シラネーヨは静かに部屋を出て、VIP城を後にする。
その姿を月光が照らしていた。

それを密かに見ていたのはモララーだった。

( ・∀・)「自身の過ちに気づいたか……」

???「モララー様…」

( ・∀・)「誰じゃ、姿を見せい」

物陰からゆっくりと細身の男が姿を現す。

/ ゚、。 /「……」

( ・∀・)「ダイオードか…」



528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/05(日) 02:06:10.68 ID:DmRrNNvA0

/ ゚、。 /「良かったのですか?奴を今殺しておけば801は手に入るも当然でしたのに」

( ・∀・)「今801が消えるは不味いでな…」

/ ゚、。 /「801の商業地が目的ですか?」

( ・∀・)「そんな物はどうでも良い。今の801にはシラネーヨの他に良い人材がおる」

/ ゚、。 /「なるほど…それを味方につけると言うことですね?」

( ・∀・)「そうじゃ。あの国は人材が豊かじゃ。我が国の人材は今一つだからの」

今一つと言う言葉にダイオードは少し顔を顰めた。
自分はモララーの配下では大事にされていると言う自覚があったからだ。

( ・∀・)「お主の才能を認めぬ訳ではない。その身軽さと良い諜報には持って来いだからの」

( ・∀・)「しかし、もっと人材を集めなければ天下は取れん」

( ・∀・)「このVIPこそが天下に一番相応しい国なのだからな」

モララーは力強くそう言い放った。月と星の光がモララーを照らす。
天下を取るは何処の国か?心の中でモララーは天に問う。

しかし、その答えは帰ってくるはずも無く、満天の星空がVIP城を照らし続けていた───

[ 2009/04/05 19:46 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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