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( ・∀・)は平和な1日を過ごせないようです


221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:24:31.22 ID:m8ejMl8jO

春真っ盛りで過ごしやすいこの頃、モララーは今日も元気に仕事をしていた。

/ ,' 3「・・・はどこかの?」
( ・∀・)「えーと、あそこで曲がってその辺の人に聞いてください」

と言いめんどくさそうに軽くあしらう。
一昨日何食べたっけなあ、と自分の記憶力を確認しだす始末である。

/ ,' 3「警官のくせに何でそんなに適当なんじゃ・・・」
( ・∀・)「生まれつきこういう性格なもんでね」



224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:25:47.08 ID:m8ejMl8jO

/ ,' 3「まったく、最近の若いもんは・・・ぶつぶつ・・・」
( ・∀・)「あ! すいません私急用あったんです!」

と、話を遮るように言い走り出す。
桜の花が満開で鮮やかな景色が流れていく。
そういえば昔仲良しメンバーで花見をしたことをふと思い出す。
社会人になってからはすっかり疎遠になってしまった。
というのも、モララーが地元を離れたのである。
この適当な性格のモララーが警官になるなど、誰が予想しただろうか。

( ・∀・)「あとは任せたよ!」
/ ,' 3「こ、こら! まだ話の途中じゃ!」
(´ФωФ)「すいませんねえ。あの人自由なんですよ」



226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:27:19.59 ID:m8ejMl8jO

自由とかそういう問題ではない気がするが、どうやらロマネスクはモララーの奇行に慣れてしまっているらしい。

( ФωФ)「我輩が案内しますよ」

壁]∀・)三( ・∀・)サッ

( ・∀・)「どうやら優秀な後輩君が助けてくれたようだね」

ロマネスクと老人が向こうへ歩いて行っているのを確認し戻ってきたようだ。

( ・∀・)「いやーしかし実にいい天気だね。桜を見ながら酒でも飲みたいよ」

と、机の上に置いてあったビールを取ろうとしたその時。



228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:29:11.56 ID:m8ejMl8jO

ζ(゚ー゚;ζ「すいませーん!」

また訪問者がやって来てしまった。
相談されても解決出来る人はおらず、今いるのは役立たず一名のみである。

可愛らしいくりっとした瞳、金色の巻き髪、といった外見からある人物を思い浮かべる。
高校の頃付き合っていた彼女だ。
大学も一緒だったのだが、入学と同時に別れてしまった。
あいつは元気でやっているの―――――すいませーん!!

ζ(゚ー゚;ζ「あ、あのー?」
( ・∀・)「あぁ、ごめんごめん。ちょっと考え事をね」



230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:31:55.58 ID:m8ejMl8jO

( ・∀・)「どうしたんですか?話だけなら聞きますよ」
ζ(゚ー゚*ζ「うちの猫がいなくなったの!」

あぁ、これは真面目に相手しなくていいな、と安心するが、もちろん今までにそんなことをしたことはない。
こんなモララーが就職出来たのは親のコネである。
コネが無ければ今頃はニートだったであろう。

( ・∀・)「あーお嬢さん? そんな事で警官働かしちゃだめだよ?」
( ・∀・)「お兄さん今忙しいんだ」
ζ(゚ー゚;ζ「あなたさっきビール飲もうとしてたでしょ」

厳しく最もな突っ込みが帰ってきた。



232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:33:59.36 ID:m8ejMl8jO

また逃げるか、と思ったが今は誰もいないのでさすがに留守には出来ない。

( ФωФ)「ただいまー。あれ?どうかされました?」
( ・∀・)(・・・君に決めた!)
( ・∀・)「お嬢さんお嬢さん、猫ならこいつで我慢しません?」

と言ってロマネスクを指差す。
もちろん当人は何のことか分からず頭の上に疑問符を浮かべている。

σ(ФωФ )「我輩が何・・・?」
ζ(゚ー゚*ζ「嫌よこんな不細工な猫顔。もっと可愛かったら連れて帰ってあげてもいいけどw」
( ・∀・)「ですよねー。同意せざるを得ない」



233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:35:38.84 ID:m8ejMl8jO

(´Фω;)「え?何で我輩けなされてるわけ?ねえ?何で・・・」

落ち込むのも無理はないだろう。
理由も分からず赤の他人に不細工と言われ、先輩にまで同意されてしまった。
大の大人が既に涙目である。

( ・∀・)「あーあ、お嬢さんうちの可愛い後輩泣かしたね」
(´Фω;)「いやあんたも十分酷いよ・・・」
(・∀・ )
( ・∀・)「ほら、こいつもこう言ってるんだし大人しく帰りな」
ζ(゚ー゚;ζ「何よ。私だけが悪者みたいじゃない」
( ・∀・)「当たり前だ」
(´Фω;)「いやだからあんたも・・・」



235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:37:13.40 ID:m8ejMl8jO

( ・∀・)ノシ「帰りな帰りな」
ζ(゚ー゚;ζ「もういいよ。他の警官当たるから」

そう言って女は足早に去っていった。
やはり後ろ姿もあの人に似ているなぁ、と考えていると隣から鼻水をすする音が聞こえてきた。

(´Фω;)「あ゛のー」
( ・∀・)「ほんとあの女謝りもせず出て行きやがって」
( ・∀・)「いい加減お前も泣き止め」
(´Фω;)「もういいでず・・・」

ロマネスクは全く悪びれる様子を見せないモララーに諦めたのか泣き止んだ。
モララーは今度何かおごってやるか、と考えながら机に向かう。



236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:39:28.85 ID:m8ejMl8jO

( ・∀・)「さあ仕事仕事っと」
( ・∀・)「あ、ちょっとお前気晴らしに見回りでも行ってこいよ」
(´ФωФ)「そうします・・・」

肩をがっくりと落としとぼとぼと歩くその後ろ姿はリストラされた人そのものだ。
全身から黒いオーラが溢れ出ている。
そしてロマネスクを沈ませた犯人はと言うと、またさぼり始めている。
コネとはいえ、首が切られる日もそう遠くないかもしれない。

( ・∀・)「ふう、やっと酒が飲める」

――――どこだよここ!だからあんたに任せたくなかったのよ!ご、ごめんお・・・まあそこで聞こうモナ



238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/29(日) 01:43:18.44 ID:m8ejMl8jO

聞き覚えのある懐かしい声たち。

( ・∀・)「・・・また平和な時間が潰されるのか・・・」
( ・∀・)「まあたまにはこんなのもいいかな」

それは紛れもなく―――

( ゚∀゚)ξ゚⊿゚)ξ( ^ω^)( ´∀`)「えーーーー!?」

旧友たち、そしてあの人だった。

( ・∀・)「やあ久しぶりだね。よくも私の平和な時間を潰してくれたね。覚悟したまえ」



( ・∀・)は平和な1日を過ごせないようです

[ 2009/03/29 20:46 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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