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川 ゚ -゚)クーは古武士のようです


424 :川 ゚ -゚)クーは古武士のようです:2009/03/27(金) 13:41:40.59 ID:yj65b/Op0

川 ゚ -゚)「ふむ・・・」

ここが日本の中心、東京。
政治、経済、情報、全ての発信地。
田舎から出てきた素直クールにとっては見るもの全てが珍しい。

( ゚∀゚)o彡「お婆さん、大丈夫? 持ってあげますよ」
('、`*川「ああ、ありがとうねぇ」

一人の若者が、転んだ老婆を助け起こす。
人から見ればただの親切、クーから見れば・・・

川 ゚ -゚)「そこの人」
( ゚∀゚)o彡「え、俺?」

老婆を助け、その場を去ろうとしていた若者に声を掛ける。
若者は、クーの着物姿を見て怪訝な顔をしていた。

川 ゚ -゚)「そなた、名のある侍とお見受けした どうか、弟子入りさせていただきたい」
(;゚∀゚)o彡「は、はぁ? 侍?」
川 ゚ -゚)「私は素直クールと申す古武士 そなたの老婆を助けるその心意気、しかと見届けた」
(;゚∀゚)o彡「いや、こぶし・・・?」

こぶし、拳、鼓舞し、古武士。
頭の中で脳内変換をしていく、おそらく古武士であろうと合点がいき、目の前の「侍」を見つめる。
背中には竹刀袋、だろうか? を背負っている。



425 :川 ゚ -゚)クーは古武士のようです:2009/03/27(金) 13:43:16.69 ID:yj65b/Op0

(;゚∀゚)o彡「いや、ただの親切でやったことで・・・」
川 ゚ -゚)「ただの親切ではない、そなたの親切には真の愛情が詰まっていた、今の日本人には無い、大和魂だ」

明らかに嫌な顔をする若者。
はたから見れば、頭のネジが取れた女が若者に絡んでいる・・・というところか。

(;゚∀゚)o彡「ちょ、マジでなんなんスか」
川 ゚ -゚)「だから大和魂・・・弟子入り・・・ちょ、逃げるな!」

必死で掴まれた腕を振りほどこうとする若者。
クーも必死でくらいつく。

( ・∀・)「おいおい、そこのお二人さん」

明らかにガラの悪い男たちが、道のど真ん中で騒いでいる二人を取り囲んだ。

( ・∀・)「あんまり店の前で騒がれるとさぁ・・・ねぇ?」

男はそういって、親指で店の看板を指差す。
明らかに如何わしい店。
男たちはニヤニヤしながら、指の骨をポキポキとならしている。

(;゚∀゚)o彡「あ、すいませ」
川 ゚ -゚)「黙れ」

若者の言葉をさえぎり、クーがそういった。
場の空気が凍りつく、明らかに男たちの顔がひきつっている。



426 :川 ゚ -゚)クーは古武士のようです:2009/03/27(金) 13:45:16.48 ID:yj65b/Op0

(#・∀・)「何君、痛い目に合いたいの? 女だからって容赦とか・・・」
川 ゚ -゚)「うるさいから黙れ、と言ったんだ 今私はこの男と話しているんだ」
(#・∀・)「・・・・・・」

男の顔に青筋が立った。
若者は半泣きでガタガタ震えている。

(;゚∀゚)o彡「ちょ、お前何言って・・・」
(#・∀・)「彼女の発言の責任は彼氏が取るんだよね」

男が拳を振り上げた、ヒイッと叫んで、手で顔を覆う若者。

川 ゚ -゚)「怒っているのは私に、ではなかったのか?」
(#・∀・)「ッ・・・」
(;゚∀゚)o彡「・・・!」

木刀で男の拳を受け止めている。
男の拳はピクリとも動かない。
竹刀袋に入っていたのは、木刀。


(#・∀・)「・・・やっちゃうか」

男の一声とともに、一斉に飛び掛ってくる男たち。
若者はまた顔を覆う、が。



427 :川 ゚ -゚)クーは古武士のようです:2009/03/27(金) 13:46:32.12 ID:yj65b/Op0

川 ゚ -゚)「めんどくさい」

木刀を振り上げ、後ろから殴りかかろうとしてきた男の拳を止める。
そのまま振り下ろして前から来た男を倒す。
怯む男達の鳩尾に、次々と木刀の柄の部分で突きを入れていく。
強い、それでいて華麗。
踊っているかのような動き。

辺りにはうめきながら男達が倒れている。
遠くからパトカーの音が聞こえる。

(;・∀・)「おま・・・え・・・何者・・・」
川 ゚ -゚)「武士、侍だよ」

倒れている男に向かって、木刀をしまいながらそう言った。
侍、現代にそんな古の産物があるはず無いのに。

(;゚∀゚)o彡「おいおい! パトカーが・・・」
川 ゚ -゚)「とりあえず、逃げるか」

若者の手をとって走り出す。
というより、半ば引きずって、だが。



429 :川 ゚ -゚)クーは古武士のようです:2009/03/27(金) 13:47:17.97 ID:yj65b/Op0

数分後、二人は路地裏にいた。

(;゚∀゚)o彡「はぁ・・・ビビった・・・何なんだよ、あんた・・・」
川 ゚ -゚)「だから古武士、分かりやすく言うと侍だと言っただろう。 そういえば君の名前は・・・」
(;゚∀゚)o彡「ジョルジュ、はぁ・・・なんか、疲れた」
川 ゚ -゚)「スタミナが足りないな、肉食え、肉」
(;゚∀゚)o彡「アホか!」

日本にも侍はまだいるんです。
困っている人を見捨てられない、古武士、侍が。
ほら、あなたの隣にも。


川 ゚ -゚)クーは古武士のようです END

[ 2009/03/27 20:14 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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