FC2ブログ










('A`)と( ^ω^)の坂の上研究所のようです


37 :('A`)と( ^ω^)の坂の上研究所のようです:2009/03/16(月) 02:02:56.52 ID:riAxZTl60

('A`)と( ^ω^)の坂の上研究所のようです


薄暗い部屋の中、よく分からない装置が雑多な配線でごちゃごちゃとつなげられている、

カーテンは閉め切られており、窓のふちにはホコリが積もっている

部屋のまんなかの大きなテーブルの上ではオシロスコープは何かの波形を観測し、

時代遅れのブラウン管ディスプレイは数値を白と赤とのグラフを映し出していた、

部屋の隅には鉄のフレームで構成された装置があり、その真ん中には大きな円筒形の水槽が固定されている、

水槽の中は薄い青の液体で満たされており、中には人の形をしたものが浮かんでいる

深夜2時、その怪しげな装置の前で二人の男が肩を寄せ合い、目を輝かせ、水槽の中のものをじっと見つめている




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/16(月) 02:04:28.14 ID:riAxZTl60

('A`)「人工皮膚の定着完了・・・電解装置停止・・・」

('A`)「ついに・・・ついに完成だ・・・・」

( ^ω^)「やりましたお!ドクタードクオ!」

('A`)「ああ・・・ついに完成したぜブーン・・・」

( ゜A゜)「超スーパーリアルロリメイドロボ、クール166号がな!!!」

( ^ω^)「長かったお・・・失敗すること165回・・・足がもげたり、電源すら入らなかったり」

('A`)「その苦労も今報われる、ブーン君、培養液を排出してくれ」

ブーンが装置になにかしらの操作をすると、水槽のわきに据え付けられたポンプからブブブブ、と駆動音が響き、培養液がくみ上げられていく。

最後にバシュー!という音が排気管から出て、水槽内からすべての培養液がなくなったことをグリーンのランプが知らせる、

水槽の中では、浮力による支えを失ったクール166号が、底面にへたり込むようにしている

( ^ω^)「排出完了ですお、ドクタードク、はやく・・・」

('A`)「ああ・・・わかっている」

ドクオは白衣のポケットから鍵を取り出すと、それを装置に差し込み、セキュリティーを解除した



41 :('A`)と( ^ω^)の坂の上研究所のようです:2009/03/16(月) 02:05:59.34 ID:riAxZTl60

('A`)「行くぞ・・・」

ドクオは超スーパーリアルロリメイドロボ、クール166号の起動ボタンに指をかけ、つばをゴクリと飲み込んだ。

( ゜A゜)「クール166号、起動!!!!!!!!」

ぽちっ

川 - - -)   ゴゴゴゴゴゴ・・・!!

川 ゚ -゚) カッ!

('A`)「おぉお・・・・・やった・・・俺の嫁が・・・」

川 ゚ -゚)「・・・・・・・・」

( ^ω^)「ドク、おめでとうだお!」

(;A;)「ありがどうブーン・・! 俺、お前がいなかったら絶対無理だったよ・・・」

( ^ω^)「そんなことないお!ドクオは凄い奴だお!」

( ;^ω^)「お・・?」

('A`)「え?」

ドクオが後ろの水槽を振り返ったその瞬間、そこには拳を作り、腕を振りおろそうとしているクール166号の姿があった



43 :('A`)と( ^ω^)の坂の上研究所のようです:2009/03/16(月) 02:07:41.92 ID:riAxZTl60

ガシャーン!ガラスが方々に飛び散り、床に散乱する。

ブーンは頭を抱え、ドクオは腕で目をかばい立ち尽くしていた

(;'A`)「な・・・、何?」

(; ^ω^)「ドクオ、大丈夫かお?」

('A`)「ああ、俺は大丈夫なんだが」

川 ゚ -゚)「・・・・・・」

(;'A`)「・・・・・」

(; ^ω^)「・・・・・・」

川 ゚ -゚)「おはよう」

(;'A`)「おはよう・・・ございます・・・」

(; ^ω^)「おはようだお・・・」

川 ゚ -゚)「ここ、せまい、だから、でた」

('A`)「・・・・・」

('A`)「そうか・・・まだAIが・・・・」

( ^ω^)「でもすごいお!起動は成功だお!」


44 :('A`)と( ^ω^)の坂の上研究所のようです:2009/03/16(月) 02:09:02.93 ID:riAxZTl60

('∀`)「ああ、大成功だ!」

気がつくと、カーテンの隙間から、光がさしこんでいた。

ドクオはめったに開けないカーテンと窓を開け放した、ホコリが舞い、暁光にきらきらと輝いている。

ドクタードクオはクール166号をそばにつれてきて、外を見せた

('A`)「みろクール、外だ、広いぞ!狭くないぞ!」

川 ゚ -゚)「そと・・・ひろい・・・せまくない」



クール166号を一時休止させ、二人は祝杯を挙げていた、テーブルの端のグラスには琥珀色の液体がなみなみと注がれている。

( ^ω^)「ドクオ、ついに嫁ができた気分はどうだおwwwwww?」

('∀`)「超きもちいい!超きもちいい!」

( ^ω^)「ブーンも早く嫁を完成させたいお!明後日あたりブーンのツン124号のテスト手伝ってお!」

('A`)「ああブーン、もちろんいいぜ、おまえのツンの幼児体系は、俺とクールの子どもを作るのの参考になるしな」



46 :('A`)と( ^ω^)の坂の上研究所のようです:2009/03/16(月) 02:10:50.02 ID:riAxZTl60

( ^ω^)「べべべ、べつにブーンはロリk」

('A`)「ロリコン乙。」

二人はさんざん166号の成功を祝い、今までの苦労について語り明かした


('A`)「なぁブーン、やっぱり嫁とか子どもを”作る”ってのはおかしいきがするなぁ」

( ^ω^)「ドクオ・・・・・」

( ^ω^)「しょうがないお、ドクオもブーンも――」

ブーンの声をさえぎるように、外から8時を告げるサイレンが響いた、

坂の上の研究所から見える町並みのあちこちの排気管から蒸気や排煙があがり、町全体がいっせいに動き始め、人工の太陽がより輝きを増してきた。

( ^ω^)「しょうがないお、ドクオもブーンも機械でできているんだから―――」

('A`)「ああ、わかってるよ、ブーン」

二人はグラスに3分の1ほど残った、琥珀色のオイルをあおると、定時の作業をしに下の町に下りていった

ここは機械の町、機械の星、

そう、この町は皆機械で出来ているんだよ。勿論、僕もね


おわり







お題:
そう、この町は皆機械で出来ているんだよ。勿論、僕もね
電解炉
炉利
排気管
暁光

[ 2009/03/19 18:27 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/1484-0022c91a