FC2ブログ










悪魔が喉に住んでいるようです


625 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 17:55:06.63 ID:7kPppwI9O

青い空、白い雲、どこまでも広がる緑の草原にまぶしく輝くお城。
ここは夢に出てくるような魔法の国。誰もが誰も不思議で憧れてる魔法を使えることができます。
さあここでも誰かが朝早く魔法にいそいんでいますよ。


('A`)「漆黒の天使と潔白の悪魔よ、永遠なる幸福を銀の大地に降り注げ!」

( ^ω^)「ドクオ、何でご飯にごま塩ふりかけるだけの魔法がそんな長ったらしいんだお」

(´・ω・`)「黙って朝ごはん食べれなんのか」

( ・∀・)「食事が不味くなる」

('A`)「…」


悪魔が喉に住んでいるようです



628 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 17:56:18.99 ID:7kPppwI9O

('A`)「いいじゃねえか、人がどんな呪文つけるかなんて」

( ・∀・)「確かに呪文は好きにつける事が出来るけど、
     TPOをわきまえてつけられないのかねぇ」

('A`)「うるせー。せめて呪文くらいは格好良くしてえんだよ」

( ^ω^)「厨二病乙」

(´・ω・`)「あ…、醤油切れた」

( ^ω^)「おっ ブーンに任せるお」

そう言うとブーンは両手を高らかに挙げ、ごほん、と喉を鳴らして舌に意識を集中させます。
青白い光が顔の前に集まり、その光に言葉をのせるようにハッキリとした声で呪文を唱えます。

( ^ω^)「赤パジャマ黄パジャマ青パジャマ茶パンツ青パジャマ黄パジャマ赤パジャマ…」

(;゚ω゚)「アマミッ! キョアーオ!」

( ・∀・)「お、おい大丈夫かいブーン」

(;`ω´)「ひ…舌噛んらお」

('A`)「人の事言えねえじゃねーか、お前も」



629 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 17:57:24.24 ID:7kPppwI9O

( ・∀・)「それより魔法の方は大丈夫なのかい」

(;^ω^)「ひょっ、しょうだったお! ショボン、失敗してないおね?」

そうです、魔法で一番大切なのは呪文を間違えずに唱えること。
途中で噛むなんて、何が起きてもおかしくない状態なのですから。

(´・ω・`)「…モグモグ」

何事もなかったかのように焼き魚を食べているショボンをみてブーンは胸を撫で下ろしました。
程好い焦げを光らせるように、深い色が焼き魚を包んでいます。どうやらちゃんと醤油がかかったようです。

(´・ω・`)「…あ」

(;^ω^)「だ、大丈夫かお、何か変なことはないかお?」

(´・ω・`)「喉に魚の小骨が刺さった死にたい」



631 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 17:59:43.15 ID:7kPppwI9O

('A`)「なんだそれぐらい、ご飯丸飲みすれば取れるだろ」

(´・ω・`)「死にたい」

( ・∀・)「ほら、ご飯だ。小魚でよかったじゃないか」

(´・ω・`)「死にたいっていうか…」

( ^ω^)「お? 早く飲み込むお」

(´・ω・`)「むしろお前らを…」

(;^ω^)「ショボン?」

(`・ω・´)「お前らを呪い殺してやるぜええ! ヒャッハー!」

(;'A`)「う、うわっうあああああ!」

(;^ω^)「ドクオ!」

今までの冴えない顔の面影がありません。まるで深海魚のような恐ろしい形相でドクオの喉元に食らいついてきました。

(`・ω・´)「おらおらお前の喉にも小骨を差してやるぜーっ」

( ・∀・)「こりゃさっきの呪文で悪魔を呼び出してしまったようだねぇ」

(;'A`)「冷静に判断してないで助けてくれえー」



632 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 18:00:36.61 ID:7kPppwI9O

ショボンは泣き叫ぶドクオの喉を掴みながら、急に口が大きく開いたかと思うと、
中から小さな女の子が出てきました

川 ゚ -゚)「お邪魔させていただくぞ」

(;'A`)「へ? う、うわああ」

女の子はするりとショボンの口から素早くドクオの口の中に入っていきます。


(;´・ω・`)「ハッ、僕はいったい何を…」

( ^ω^)「ショボン大丈夫だったかお?」

(´・ω・`)「ああ…僕はなんとか。それよりドクオは…」

川 ゚ -゚)「えいえい」

('A`)「…何だか喉に小骨が刺さったような気が…」

( ・∀・)「ほら、ご飯だ」

川 ゚ -゚)「させるか」



634 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 18:02:49.24 ID:7kPppwI9O

彼女は手に持つ槍をしっかりと握り直し、そして一呼吸おいてドクオの喉の中から勢いよく突進します。

川 ゚ -゚)「突きいいいいいいい!」

(;'A`)「ごあああああああ!」

(;^ω^)「ドクオー!」

(´・ω・`)「大変だ、早く悪魔払いの魔法を唱えなくちゃ」

(´・ω・`)「素数だ、素数を数えるんだ、1…3…5…7…9…11…」

( ^ω^)「そりゃただの奇数だお」

川 ゚ -゚)「えいえい、参ったか、小骨が刺さって死んだ者の怨みだぞ」

('A`)「何で俺なんだよおおおガガガガ」

(;´・ω・`)「1…3…5…7…11…13…
     …ねえ15って割りきれたっけ?」

( ・∀・)「覚えてないならそんな呪文つけるなよ」

(;^ω^)「こうなったのもブーンのせいだお! ブーンの魔法で…
      隣の客はよくキャキャキュキ…アベシッ」

川 ゚ -゚)「お? 何だかパワーアップしたぞ、ほれほれ」

(;'A`)「ぎゃあああ悪化したぞテメェ!」



635 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 18:05:02.72 ID:7kPppwI9O

( ・∀・)「仕方ない、僕が何とかするか」

そういうと彼は片手をドクオの喉に優しく添え、目を閉じると辺りから突き刺すような光が差し込んできます。そして重々しく口を開きました。

( ・∀・)「止まれ!」

('A`)「お、痛みが引いた」

( ・∀・)「あっちいけ!」

川 ゚ -゚)「くそ…ここまでか…だが、私を倒しても第二第三の小骨が…」

('A`)「おお、消えていった」

( ^ω^)「さすがモララーだお! ブーンもモララー見たいに確実に魔法が出せるようになりたいお」

( ・∀・)「いや呪文を簡単にすればいい」

(;^ω^)「盲点だったお!」

こうして彼らの騒々しい一日が始まります。こんな出来事は彼らにとっては日常茶飯事。
はてさて今日はどんな事件が始まることやら。

(´・ω・`)「ま、一番の悪魔は言いにくい呪文だったってことだな」

('A`)「全然上手くねーよ」

悪魔が喉に住んでいるようです
おわり







638 :悪魔が喉に住んでいるようです:2009/03/15(日) 18:08:13.20 ID:7kPppwI9O

まとめ
>>625>>628>>629>>631>>632>>634>>636

お題>>417-419
・(´・ω・`)「喉に魚の小骨が刺さった死にたい」
・喉に住んでいるようです
・赤パジャマ黄パジャマ青パジャマ茶パンツ青パジャマ黄パジャマ赤パジャマ
・川 ゚ -゚)「突きいいいいいいい!」

です
ファンタジー物を書いてみたいと思って書いたのですが
無いものを有るように書くのは難しいですね。支援ありがとうございました
良ければ批評お願いします


[ 2009/03/19 17:36 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/1479-8b47d174