132 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 18:41:38.25 ID:IHTiGzzD0
チャラチャッチャッチャ~チャラチャッチャッチャ~チャラチャッチャッチャッチャッチャチャチャチャチャ♪
チャラチャッチャッチャ~チャラチャッチャッチャッチャッチャッチャッチャッラララララララ~♪
( ´_ゝ`) 「流石兄者と~」
(´<_` ) 「流石弟者の~」
( ´_ゝ`)「「流石家3分クッキング~」」(´<_` )
流石家3分クッキングのようです
( ´_ゝ`) 「はい、今日も無駄に軽快な音楽と共に始まりました、流石家3分クッキング。流石家長男、自動ブラクラゲッターこと流石兄者です」
(´<_` ) 「無駄に軽快な上にチャばっかりなのでいうのがたいへんです。流石家二男、弟者です」
( ´_ゝ`) 「おい、おまえも自己紹介に一言付け足せよ……って、お前特に特徴ないんだったな。悪い悪い」
(´<_` ) 「マイナスの特徴しか無いやつよりはましだろう」
(#´_ゝ`)ンダトコラ ヤンノカコラ(´<_`#)
( ´_ゝ`) 「……まあさておき、今日のゲストは流石妹者さんでーす。おなかがすいて眠れないと駄々をこねる彼女のために、とっておきの夜食を用意します」
l从・∀・ノ!リ人 「なのじゃー!兄者達遊んでないでさっさと作りやがれなのじゃー!」
(´<_` ) 「ゲストがご立腹のようなので、調理に取り掛かりたいとおもいまーす。……いつからこんなに口悪くなったんだ妹者……」
―――――nowloading―――――
133 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 18:45:24.05 ID:IHTiGzzD0
( ´_ゝ`) 「さて本日は夜食ということですが、なにを作りましょう弟者さん?」
(´<_` ) 「え~、夜食の基本は消化がよく、翌日胃にもたれないということです。材料もなるべく食品添加物などの入っていない自然食品を使うとよいでしょう」
( ´_ゝ`) 「はい。ちなみにただいま冷蔵庫の中を確認したところ、絹ごし豆腐・刻みのり・夕飯の余りを冷凍したご飯を発見しました」
(´<_` ) 「ああ、明日玉子買いにいかないと……よし、今日は豆腐と海苔を使って簡単な雑炊を作りましょう」
( ´_ゝ`) 「把握です。作るものが決まったところで、早速作っていきましょう」
(´<_` ) 「はい。まずは昆布でだしをとります。尚その際、昆布茶を使うと手軽にだしを取ることができます」
( ´_ゝ`) 「ちょうど昆布茶があるので、これを使うことにします。……時に弟者さん、本家3分クッキングって大抵3分以上かかると思いませんか?」
(´<_` ) 「そうですね。下ごしらえしてあるものや調理済みのものを出すという卑怯な手で視聴者を欺いています」
( ´_ゝ`) 「……まあ当然一般家庭でそんなことができるわけもないので、私たちは自分たちの力で3分以内に調理を終わらせなくてはならないわけですが」
(´<_` ) 「?3分クッキングというタイトルだからと言って無理に3分でつくる必要は無いと思うのですが……?」
( ´_ゝ`) 「ゲストの妹者さんがお怒りになられます」
(´<_` ) 「……ああ、そっか……だから3分クッキング……」
( ´_ゝ`) 「あいつ腹減ると周りの物見境なく壊しやがるからな……俺のFMVが何度危機にさらされたことか……」
(´<_` ) 「そんなこともあったな……お、っと。どうやら昆布茶が煮立ったようです」
134 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 18:48:01.21 ID:IHTiGzzD0
( ´_ゝ`) 「次は何をすればよいですか?」
(´<_` ) 「ご飯を軽く水洗いしてください」
( ´_ゝ`) 「なぜ水洗いをするのですか?」
(´<_` ) 「水洗いをすると米の表面のでんぷんが落とされてべたつきが無くなり、よりさらさらとした食感を味わうことができます」
( ´_ゝ`) 「なるほど。……よし。米、洗い終わりました」
(´<_` ) 「はい。では、鍋にご飯を加えて、程よく煮込んでください」
( ´_ゝ`) 「はい。ちなみにおよそ何分くらい煮込むと程よい頃合いになりますか?」
(´<_` ) 「その人の好みによって違いますが、私は2~3分前後をお勧めします。」
( ´_ゝ`) 「自分に合った硬さを見つけることが大切ですね」
(´<_` ) 「はい。もちろんお茶漬けのように入れてすぐ食べてもよいですし、じっくり10分ほど煮込んで食べてもおkです」
( ´_ゝ`) 「なるほど。煮込む時間を変えることによって色々な食感が楽しめそうですね」
(´<_` ) 「そうですね。……そろそろよいでしょう。豆腐を加えてさっと煮込み、のりを加えて盛り付けてください」
( ´_ゝ`) 「はい。……それでは『豆腐とのりの簡単和風雑炊』……」
(*´_ゝ`)「「完成で~す!!!」」(´<_`*)
137 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 18:51:06.27 ID:IHTiGzzD0
(*´_ゝ`) 「いやー、この短時間で作った割には美味しそうにできましたねー」
(´<_`*) 「そうですね。ゲストの反応が楽しみです」
l从・∀・ノ!リ人 「兄者達ー!まーだーなーのーじゃー?」
( ´_ゝ`) 「妹者ー!今できたぞー!すぐ持って行くからなー!」
l从・∀・ノ!リ人 「把握なのじゃー!早く持ってくるのじゃー!」
(´<_` ) 「おーう!!」
―――――nowloading―――――
( ´_ゝ`) 「さて、いよいよお待ちかねの試食タイムです。妹者さん、どうぞ!」
l从・∀・ノ!リ人 「いただきまーすなのじゃー!……ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」
(´<_`;) 「……」
(;´_ゝ`) 「ドキドキ……」
(´<_` ) 「ドキドキって自分で言うな。キメェ」
(;´_ゝ`)そ 「否定はしないけど、言い方キツ過ぎるよ弟者……」
138 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 18:54:10.99 ID:IHTiGzzD0
l从・∀・*ノ!リ人 「おおおおおおお!」
(;´_ゝ`)「「!?」」(´<_`;)
(´<_`;) 「い、いきなりなんだ、妹者」
l从・∀・*ノ!リ人 「おいしいのじゃー!」
(*´_ゝ`)「「!い、よっしゃあああああ!!」」(´<_`*)
l从・∀・*ノ!リ人 「このあっさりとしただしの味と、それを引き立てるさらにあっさりとした豆腐の味とのマッチがたまらんのじゃー!ごちそうさまー!」
( ´_ゝ`) 「食うの早っ!……えー、それっぽいコメントありがとうございました。喜んでいただけて何よりです」
(´<_` ) 「右に同じく、です。本日はありがとうございました」
l从・∀・ノ!リ人 「こちらこそー、なのじゃ。またごちそうしてくれると嬉しいのじゃ!」
(*´_ゝ`)「「喜んで!」」(´<_`*)
139 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 18:56:40.98 ID:IHTiGzzD0
( ´_ゝ`) 「……では、程よく締まったところで終わりにしますか」
(´<_` ) 「そうですね。あ、あと、今回は入れることができませんでしたが、出来あがった雑炊に更に青葉や長ネギなどを加えると栄養価が上がり、その上美味しくいただく事ができます。」
( ´_ゝ`) 「ではみなさんー」
( ´_ゝ`)(´<_` )「「「まった今度ー」」」l从・∀・ノ!リ人
チャラチャッチャッチャ~チャラチャッチャッチャ~チャラチャッチャッチャッチャッチャチャチャチャチャ♪
チャラチャッチャッチャ~チャラチャッチャッチャッチャッチャッチャッチャッラララララララ~♪
141 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 18:59:11.79 ID:IHTiGzzD0
「さーて、約束通り夜食作ってやったんだから、早く寝ろよー」
「把握なのじゃ!歯磨いてくるのじゃー」
「いってらー。……ふぅ」
「なんか疲れたな……」
「まあ、あんだけ無駄に料理番組ごっこやってれば疲れるだろ……」
「最初にやるって言ったの兄者じゃないか……」
「いや、だってせっかく料理作るんならなんか盛り上げたいジャン……って」
『『ぐぅうううううう~~』』
「…………」
「…………」
142 :
流石家三分クッキングのようです:2009/03/03(火) 19:01:41.87 ID:IHTiGzzD0
「……なんか作るか?」
「ああ、そうしたいところだがな」
「?なんか不都合でも?」
「いや、だってさ、妹者の夜食で冷蔵庫の食料、使いきっちゃったじゃないか」
「あ」
「…………」
「…………」
「流石だよな、俺ら」
流石家三分クッキングのようです end