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( ・∀・)お宝を見つけるようです


196 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:31:02.50 ID:5JW+0Kth0







(;・∀・)「参った……」

僕は今、非常に恐ろしい現実を突きつけられようとしていた。

从;゚∀从「ああ……」

右を見ても、左を見ても、下を見ても、後ろを見ても、コンクリートの塊しかなかった。
上を見ると、まるで今からでも僕らを吸い込みそうな大きな闇が広がっていた。
そして、僕らはそこから吐き出されたのだ。つまり……

(;・∀・)「僕たちは……閉じ込められちゃったみたいだな。」




( ・∀・)お宝を見つけるようです



198 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:33:21.73 ID:5JW+0Kth0

何故、僕たちがこんなところに閉じ込められているのかというと―――


从*゚∀从「待ってろお宝!私たちが外の世界へつれてってやるぜ!」

( ・∀・)「ハハハ、気持ちは分かるけど、もっとクールにいこうぜ。」

少し前、トレジャーハンターの僕たちはお宝を求めて、古代の洞窟に侵入した。
そして……

( ゚д゚ )

僕たちは、変わった石像を見つけた。

从 ゚∀从「おお、変な石像!貰っておこうぜ!」

( ・∀・)「いくらで売れるやら。大して値は張らないだろうな。」

そんな事を話しながら僕の相棒がその石像に触れると、突如……

( ゚д゚ )「……残念ながら、ボッシュートです。」

( ・∀・)「へ?」



200 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:34:44.66 ID:5JW+0Kth0

石像がしゃべった?
そんな事を思った瞬間、床に大きな穴が開いた。

(;・∀・)「うわあああああああ!!!」

从;゚∀从「うわあああああああ!!!」

その大穴は、僕たちを奈落の底へと誘っていった―――


( ・∀・)「さて……」

幸い大した怪我も無く、落ちてからしばらく経つと、僕は大分落ち着いてきた。
いつでもクールでいることが、過酷なダンジョンを攻略するコツだ。

( ・∀・)「とりあえず、今持ってる物で、脱出できないかどうか考えてみよう。」

从 ゚∀从「ああ、そうだな……」

僕の相棒も大分落ち着いてきたようだ。



201 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:37:25.75 ID:5JW+0Kth0

僕たちは今もっているものを鞄やポケットから出して、コンクリート固めの床に並べた。

( ・∀・)「ダイナマイト、ナイフ、ロープ、ピッケル、蝋燭、羅針盤……」

从 ゚∀从「メガネ拭き、ライター、メモ帳、万年筆、水、乾パン……」

大方、色々なものが揃っている。
だが、この虚無の空間から脱出するには、少し力不足だった。

从 ゚∀从「なあ、ダイナマイトで壁をドカーンとぶち壊したらどうだ?」

( ・∀・)「そこからピッケルで穴を掘って地上まで出るのか?何日かかると思う?」

从;゚∀从「う……それもそうか」

僕の相棒はいつもこうだ。お馬鹿さんめ。




……あれ?
何か、違和感を感じる……

一つや二つ、いや、それだけじゃないが、その違和感の元が分からなかった。
……ただ、一つだけ、はっきりとした違和感があった。



203 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:39:24.92 ID:5JW+0Kth0




( ・∀・)「歌が聴こえる……」




从 ゚∀从「え?」

( ・∀・)「ここらへんから、かな……?」

僕は、コンクリートでできた壁を押してみた



204 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:41:14.29 ID:5JW+0Kth0

すると、そこから縦に切れ目が入り、自動ドアのような音を立てながら、コンクリートが左右に分かれた。
そこには、何もかも吸い込んでしまうかのような闇が広がっていた。

从 ゚∀从「うをっ、お前、どうして気がついたんだ?天才か?」

(;・∀・)「いや……なんとなく、押してみただけだよ。」

从 ゚∀从「いいさ、先に進もうぜ。」

( ・∀・)「あ、うん……」

なんか釈然としないが、折角希望が見えたんだ。先に進むことにしよう。
……そういえば、いつのまにやら歌が聞こえなくなっていた。
まあ、今はどうでもいい。脱出することに専念しよう。


……一寸先は闇、とは、正にこのことだったのだろう。
僕たちは果てなく長いコンクリートのトンネルの中を道なりに歩いていた。

从 ゚∀从「……脱出できるのだろうか。」

( ・∀・)「……同感。」

長い、本当に長い。
蝋燭で光を確保してかなりまともにはなったものの、それでもものすごく暗く、注意しないと壁にぶつかりそうだ。

……そういえば。



205 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:42:50.45 ID:5JW+0Kth0

( ・∀・)「なあ、さっき……」

从 ゚∀从「おおっ!見てみろよ!光が見えた!きっと出口だぜ?」

相棒はそう言うと、光の方向を指差した。

( ・∀・)「お、本当だ!」

僕はその光を希望の光だと思い、その光の方向へと走っていった。





从;゚∀从「な、なんだここは……」

(;・∀・)「ああ……なんというか……」

広い床、4つのバスケットゴール、そして、一番奥には大きな段差があり、まるでステージのよう……

暗い洞窟を抜けると、まるで中学校の体育館のような所に出てしまった。



208 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 20:46:53.30 ID:5JW+0Kth0

「こんにちは。」

(;・∀・)「うをっ!!」

後ろから不意に、誰かが僕に話しかけてきた。

「いやですね、そこまで驚かなくても。」

振り返って確認すると、セーラー服を着て、顔に包帯を巻いている、これまた中学生くらいの少女だった。

( ・∀・)「だ、誰なんだい、君は?」




Ww/ー゚ノキ「私の名は……人生万事塞翁が馬。とでもしておきましょうか。」

从 ゚∀从「長ったらしい名前だな。ジャッキーでいいか?」

Ww/ー゚ノキ「ええ、かまいません。」

人生万……ジャッキーはそう言うと、すぐそばに立てかけてあったパイプイスに座った。



215 :( ・∀・)そうだ、僕がさるだ:2009/02/26(木) 21:00:16.08 ID:5JW+0Kth0

Ww/ー゚ノキ「驚いているでしょう。洞窟から出たら、体育館だなんて。」

( ・∀・)「ま、まあ、ね……」

Ww/ー゚ノキ「ハハッ。」

ジャッキーはいたずらっぽく笑った。





コンクリートの牢獄での違和感、あの歌声、洞窟を抜けた先には体育館。そして……ジャッキーという、この少女。


訳が分からないが……この子なら、ひょっとして。



217 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 21:01:32.16 ID:5JW+0Kth0

( ・∀・)「……ねえ、一体ここは何なんだ?」

Ww/ー゚ノキ「ん?」

( ・∀・)「俺たちは最初、洞窟に入って、トラップに引っかかり、コンクリートで固められた部屋に落ちたんだ。」

( ・∀・)「僕はそこで、妙な違和感に襲われた。」

从 ゚∀从「……なあ、何を言ってるんだ?私は違和感なんて感じなかったぞ?」

( ・∀・)「気がつかなかったか?あの部屋の違和感に……」

( ・∀・)「何故、古代の洞窟なのに、火をつけなくても四方がコンクリートだって分かったんだ?」

从 ゚∀从「……あ。」

( ・∀・)「何故、コンクリートの床に体をぶつけて、無傷でいられたんだ?」

从 ゚∀从「……あ。」

( ・∀・)「そもそも、何で古代の洞窟なのに、コンクリートが使われているんだ?」

从 ゚∀从「……あ。」

相棒は僕の説明に何度も「あ。」と返した。
……彼女は、体力はあるし、しっかりしてはいるんだけど、本当に抜けてるなあ。



218 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 21:03:22.56 ID:5JW+0Kth0

( ・∀・)「ジャッキー。一体、ここは……どこなんだ?」

Ww/ー゚ノキ「ここがどこか、ですって?それはですね……」


Ww/ー゚ノキ「新人類の集落。」

( ・∀・)「新人類の……集落?」

ジャッキーは僕の疑問に返答をするかのように、イスに座ったまま続けた。


Ww/ー゚ノキ「簡潔に話しましょう。100年ほど昔の話、ですかね。」

Ww/ー゚ノキ「ある人間が、突然変異を起こしたのです。」

Ww/ー゚ノキ「それも、一人や二人だけでなく、百人も。」

从 ゚∀从「……突然変異を起こした人間は、どうなったんだ?」

Ww/ー゚ノキ「……今から実践して見せます。」

そう言うとジャッキーは立ち上がってイスから離れた。

Ww/ー゚ノキ「……」

ジャッキーはイスを見て、何かを念じていた。



219 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 21:05:08.89 ID:5JW+0Kth0

しばらくすると、突如イスがどこかへと消えてしまったではないか。

从;゚∀从「な、なな、何が起こったんだ!?」

( ・∀・)「……テレポーテーション。」

僕の相棒は明らかに動揺していたが、僕はもう慣れてしまったので、もう何が起きても驚かないだろう。

Ww/ー゚ノキ「そうです、彼らは、生まれながらにして超能力が使えたのです。」

( ・∀・)「……そうか。大体分かった。それで世間から嫌われて、ここに逃げたんだな。」

Ww/ー゚ノキ「そのとおりです。元からあったこの洞窟を、暮らしやすいように改装して、それからずっと。」

なるほど、それならさっきの部屋の謎も、超能力の蛍光灯や、念力のクッションみたいなもので説明できるな。



……なあんだ。この洞窟は既に開発されていたのか。残念だ。



220 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 21:08:21.41 ID:5JW+0Kth0

从 ゚∀从「なあ、そんなことより、ここから出る方法を教えてくれないか?」

相棒は僕がど忘れしていた事をジャッキーに聞いてきた。
さっきは抜けてるとか思ってごめんね。

Ww/ー゚ノキ「……今のテレポーテーションを使用すれば、あなた方を外に出すのも容易です。」

从 ゚∀从「じゃ、今すぐ出してくれ!」

相棒の問いに、ジャッキーは少し間をおいた。そして……

Ww/ー゚ノキ「……私も、連れてってくれますか?」

それはあまりにも唐突な願いだったが、僕は確実に聞き取った。

( ・∀・)「……何でだい?」

Ww/ー゚ノキ「……いやなら、別にかまいません。」

ジャッキーはどこと無く、哀しい目をしていた。

……そうか、ジャッキーが僕らについていきたい理由が、大体分かった。



222 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 21:10:18.35 ID:5JW+0Kth0

( ・∀・)「ジャッキー、僕はね、歌を聞いたんだ。ひょっとして、君が……」

Ww/ー゚ノキ「……」

ジャッキーは、何も言わなかった。

( ・∀・)「……いいよ、ついておいで。」

从;゚∀从「ちょwwwwwwwwww別にいいけど、何でだ?」

まったく、こいつはもう……
さっきごめんとか思ったけど、撤回撤回。やっぱりお馬鹿。やっぱり抜けてる。

Ww/ー゚ノキ「ありがとうございます。それでは……」

ジャッキーの瞳が、まばゆく輝いた。


いつのまにやら、僕と相棒、そしてジャッキーは、洞窟の入り口に立っていた。

从;゚∀从「すげえ……リレミトって本当にあったんだな……」

お馬鹿が驚いているのを無視して、僕はジャッキーに話しかける。

( ・∀・)「ジャッキー。これから君はどうするつもりだい?」



223 :( ・∀・)お宝を見つけるようです:2009/02/26(木) 21:12:24.26 ID:5JW+0Kth0

Ww/ー゚ノキ「行く当てもありませんし、あなた方のトレジャーハンティングのお手伝いをしようかと。」

( ・∀・)「それはありがたい。ところで、何で僕たちがトレジャーハンターだと分かったんだい?」

Ww/ー゚ノキ「簡単なことです。あんな洞窟に好き好んで入るのは、トレジャーハンターぐらいのものです」

( ・∀・)「いや、でも、考古学者の可能性もあるんじゃない?」

Ww/ー゚ノキ「……フフ、本当はテレパシーです。」

( ・∀・)「やっぱりね。他にもいろいろできるのかい?」

Ww/ー゚ノキ「ええ。」

( ・∀・)「そうか、頼りになるな。」

僕たちがそんな事を話していると、突然相棒が声をかけてきた。

从 ゚∀从「おーい、二人とも!さっさと新しいお宝を探しにいこうぜ!」

Ww/ー゚ノキ「……はい!」

从 ゚∀从「この世にはまだまだお宝があるんだ!全部掘りつくしてやろうぜ!」

( ・∀・)「ああ!」

こうして、新しい仲間という宝を手に入れた僕たちは、新たなお宝を求めて更なる旅に出たのだった。

- 終 -







225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/26(木) 21:16:02.16 ID:5JW+0Kth0

お粗末さまでした。

邪気眼っぽいキャラを使いたかったが、そんなキャラががハインしかいない+ハインが相棒
ということでついうっかり新キャラつくっちゃったよ
ジャッキーは長編書くときにもう1回使おう

>>199
こちらこそごめんね
>>202
貴様新人類だな!!
>>214
どうすりゃいいかわからなかったから名前にしちゃった。ごめんね><


[ 2009/02/26 21:21 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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