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(=゚ω゚)ノ無題


627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:00:26.32 ID:D252TMiQ0

戦国時代。人々が苦しみ助けを求めた時、その男は現れる。
そして人々を救い、名乗りもせずに去って行く。
やがて人々は、尊敬の念と男の風貌からこう呼ぶ事になる

ヒップホッパーと……



市場は活気で満ち溢れていた。
商人がなんとか客を獲得しようと声を張り上げ、人々の話し声がざわざわと聞こえてくる。

( ・∀・)「おらおら!てめーらどきな!」

馬に乗った男が、供の侍と共に人込みを掻き分ける。
数人が怒りの声をだすが、男の顔を見た途端に黙ってしまった。
何を隠そうこの男、領主の一人息子なのだ。

( ・∀・)「はっはっはー!愉快だな~」

子供の出来ない領主にようやく生まれた跡継ぎ。
こう聞くだけで、その子供がいかに甘やかされ育ってきたかがわかるだろう。
だが、「バカ息子」には違いないのだが、頭が悪いわけではないのが更に厄介なのだ。

( ・∀・)「おっ、この魚は旨そうだな。よこせ」

(;・∀・)「お、御代は……」

(供・∀・)「何だてめえ?モララー様が貰ってやるだけでもありがたく思いやがれ」

(魚;∀;)「そんな殺生な……」



629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:01:45.73 ID:D252TMiQ0

バカ息子モララーの力を笠に着て傍若無人の限りを尽くす侍たち。
周りの人々も、かわいそうだとは思いながらも口出しはしない。
過去に、モララーに逆らい打ち首にされた者を何人も知っているからだ。

(=゚ω゚)ノ「ちょっとお侍さん、これは酷すぎやしないかょぅ?」

周りにいる人全てが騒ぎ出す。
なんだあいつは?新参者か?中には連れ戻そうとする者もいた。
だが、モララーが群集を一睨みすると、声はピタリと止み、前に出てきた者も人込みの中に戻る。

( ・∀・)「誰だお前?俺を新巻領主の一人息子と知っての狼藉か?」

(供#・∀・)「舐めてるといてまうぞわれぇ!」

供の侍が威嚇する。
だが、男は気にすることなく続けた。

(=゚ω゚)ノ「狼藉だあ?一番狼藉を働いてるのは手前らじゃねえかょぅ」

(#・∀・)「……俺に楯突いたのは、お前で252番目だ……」

(#・∀・)「俺の思い通りにならないヤツは邪魔なんだよ!
殺されてえのか!」



630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:03:22.72 ID:D252TMiQ0

(=゚ω゚)ノ「御託はいいょぅ、俺はお前がむかつくから、ぶっ飛ばす。
これだけで十分だょぅ」

(#・∀・)「いいぜ、勝負だ……」

モララーが馬を下りる。
今までは手下だけに任せていたのに、だ。
周囲の人々は、モララー本人が戦う様を見逃すまいと、目を光らせる。


(;・∀・)「っ!?」

(=゚ω゚)ノ「ふっふっふ……」

不敵な笑みを漏らす男。
その手札は二枚。対してモララーの手札は1枚。
右を取るか、左を取るか。これで決着が付くと言っても過言ではない。
ここで上がらなければ、負ける。その想いだけがモララーの中に渦巻いていた。

(;・∀・)「こっちだ!」

勢いよくカードを引く。そしてそのカードには、あの文字が書いてあった。
「Hip hop」

(;・∀・)「ま、負けた・・・?この俺がhip抜きで負けただと!?」

(=゚ω゚)ノ「何早とちりしてるんだょぅ?俺はまだ上がっちゃいないょぅ」

男が喋りながらモララーからカードを引く。
そのカードに書かれた数字は、「5」



631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:04:39.40 ID:D252TMiQ0

(=゚ω゚)ノ「いや、やっぱり俺の勝ちだったみたいだょぅ」

モララーは魂が抜けたように倒れこむ。
負けた者に待っているのは死。
それがHip hop抜き。通称Hip抜きのルールだ。




三年後、モララーを倒した後男……イヨウは、アメリカにいた。
もっと強い相手と戦うためにアメリカに渡ったのだ。

(=゚ω゚)ノ「ヒップホップで世界を変えるんだょぅ」

イヨウが道行く通行人に自分の夢を語っていると、自分の真後ろにある建物から大きな音がしてきた。
その建物の名前は、「ハイテンションリズム」
今アメリカで最も大きいヒップホップの店だ


中に入ると、豪華な椅子に一人の男が座っていた。
その男は、アメリカ。いや、世界で一番のヒップホッパー。

( ・∀・)「誰か俺とHip抜きする勇気のある奴はいねえのか?」

(*・∀・)「モララーさん素敵!」

モララーだった。
取り巻きに囲まれ、優越感に浸っている。



632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:05:57.24 ID:D252TMiQ0

(=゚ω゚)ノ「俺が相手になってやるょぅ!」

声を張り上げ、モララーに向かって叫ぶ。

( ・∀・)「いいぜ、相手になってやるよ」

モララーが椅子を立つ。
そしてトランプを手に持つが、そこでストップを掛けられる。

(=゚ω゚)ノ「おっと、今回勝負するのはHip抜きじゃねえょぅ」

( ・∀・)「なに?」

ここで初めてモララーに動揺の色が浮かぶ。
ヒップホッパー達はほとんどHip抜きでしか勝負をしない。
何故か?
出来ないわけではない。
ただ、あまりにも負けた場合のペナルティが重すぎるのだ。
死を超えるペナルティ。どんな物なのか知る物はいない。

(;・∀・)「いいぜ……それで、何をやるんだい?」

(=゚ω゚)ノ「Hip hop大富豪だ……!」

(;・∀・)「なっ!?正気か!?」

ヒップホッパーが最も恐れる勝負。それは、「大富豪」だ。
この名を聞くだけで震え、尻尾を巻いて逃げ出す者も少なくない。



633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:07:15.72 ID:D252TMiQ0

(=゚ω゚)ノ「いやならやめてもいいんだぜ?」

イヨウが挑発を掛ける。
ヒップホッパーにとって、勝負から逃げる事は死を意味する。
逃げた後に他のヒップホッパーに殺される事など、ザラにあるのだ。

(;・∀・)「やってやるよ!」

(=゚ω゚)ノ「それじゃあ、始めようか」



Hip豪が始まって1時間。イヨウは勝ちを確信していた。
相手は今頃、何が起こっているか分からないだろう。

(;・∀・)(なぜこんな事になる?ありえない。
相手がこっちの手の内を完璧に読んでいるとしか思えないぞ)

(=゚ω゚)ノ「ニヤニヤ」

(#・∀・)「貴様ッ!イカサマをしているなッッ!?」

モララーがイヨウに詰め寄る。
だが、モララーの体に激痛が走った。

(=゚ω゚)ノ「勝負中に席を立つことは、ルール違反だぜ?」

(;・∀・)「しまった、頭に血が上ってルールを忘れていた!」

(=゚ω゚)ノ「ルール違反で俺の勝ちだな」



637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:09:43.13 ID:D252TMiQ0

(;・∀・)「うわああああ!」

こうしてモララーは敗れた。
この一件で、イヨウの名は一気に知れ渡った。
その後も何人もの強力なヒップホッパーを倒し、ますます自分の強さにも磨きを掛けた。

そしてイヨウは、名実共に世界一となった。
だが、これからもイヨウは戦い続けるだろう。
何故なら彼は、「ヒップホッパー」なのだから……

終わり







640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/15(日) 14:12:28.14 ID:D252TMiQ0

お題

戦国時代

252番目の男

お前の笑顔、悪くない

(=゚ω゚)ノ「ヒップホップで世界を変えるんだょぅ」

俺の思い通りにならないヤツは邪魔なんだよ!

好きっていうのと今ここで死ぬのどっちがいい?

ハイテンションリズム


これで終わりです
最後の方はひどいと思います
お題いっぱいくれなんて欲張るもんじゃないですね
お題くれた人たちごめんなさい
批評感想くれたらうれしいです


[ 2009/02/16 19:13 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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