FC2ブログ










勘違いのようです


211 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 15:05:00.19 ID:vCwaECSl0

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「…かっこいい」



-----勘違いのようです-----



('A`)

川 ゚ -゚)「やばいかっこよすぎる。パネェwww」

ここはどこにでもあるような高校のどこにでもあるような授業中の教室。
ある少女、素直クールは一人の男子生徒を見ていた。
その男はどう見てもパッとしない、冴えない、なんか面持ちがはっきりとしない、という、いわゆる地味な奴だった。
そんな男の何がお気に召したのかはわからないが、校内トップレベルの知能と美貌と財力を持つクールお嬢様(笑)はこの男に夢中だ。

川 ゚ -゚)「こっち見てくれないかな~…。」

このせいで近頃は授業もまともに聞かず、いや聞けなくなり、成績は落ちる一方だ。
この間の中間テストでも、校内二位の生徒についに200点差まで迫られたのだ。ついこの間までは600点差だったのに。

川 ゚ -゚)「このままではダメなのはわかってるよ~でもね~でもね~」

普段ははっきりとした性格の彼女がうじうじしている。珍しい光景だ。




213 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 15:06:21.85 ID:vCwaECSl0

────お昼休み

('、`*川「飯だーーーーー!!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「うるさい」

('、`;川「はうっ」

仲の良い女友達で食べる楽しいお弁当タイム…の時も彼のことが頭から離れない。

川 ゚ -゚)「はああぁぁぁ………」

ξ゚⊿゚)ξ('、`*川「…」

('、`*川「元気ないね~どうしたの?」

ξ゚⊿゚)ξ「クー、授業聞いてなかったでしょ。ずっと上の空だったわよ。」

川 ゚ -゚)「いいんだ。どうせ知ってる範囲だし」

ξ#゚⊿゚)ξ('、`#川「ああ、そう」

川 ゚ -゚)「はああぁぁ…」

ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの?悩み?」

川 ゚ -゚)「う~ん、実はカクカクシガジカ」



215 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 15:08:32.22 ID:vCwaECSl0

ξ;゚⊿゚)ξ「なにいいいいい!?」

('、`;川「よりにもよって宇津見ドクオとは…」

彼女たちは衝撃を隠せない。それもそのはず。
才色兼備と道端にひっついている黒いガムのような存在感の男とではどう考えても釣り合わない。分銅がいくらあっても足りない。

川*゚ -゚)「付き合って~結婚して~幸せな家庭を築いて~」

ξ;゚⊿゚)ξ('、`;川「…」

妄想タイムに突入した彼女はもうどうにも止まらない。

──────
────
──

( ^ω^)「ドクオ~!飯だお飯」

('A`)「ん?ああ…はいはい」

(*^ω^)「そうそう、ドクオの言ってたerg、ついに手に入ったお!!」

(*'∀`)「GJ!」

男子生徒の中で使われる隠語、もとい淫語「ERG(erg)」。説明はいらないだろう。

(*^ω^)「物好きですな~、おっおっおっwww」



216 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 15:09:49.89 ID:vCwaECSl0

そういうとブーンは鞄から「よくわかる数Ⅱシリーズ:三角関数と指数対数関数の解き方・解説」と書かれた本を取り出した。
もちろんそれが目的ではない。

(*'A`)「股間のアームストロング砲が爆発しそうだ」

説明しよう。アームストロング砲とは、ウィリアム・ジョージ・アームストロングが1855年に開発した大砲の一種。
マーチン・ウォーレンドルフが発明した後装式(砲の後ろから弾を込める)ライフル砲を改良したもので、装填時間は従来の数分の一から、大型砲では十分の一にまで短縮された。
砲身は錬鉄製で、複数の筒を重ね合わせる層成砲身で鋳造砲に比べて軽量であった。
このような特徴から、同時代の火砲の中では優れた性能を持っていた。
1858年にイギリス軍の制式砲に採用され、その特許は全てイギリス政府の物とされ輸出禁止品に指定されるなど、イギリスが誇る新兵器として期待されていた。
しかし、薩英戦争の時に戦闘に参加した21門が合計で365発を発射したところ28回も『 発 射 不 能 』に陥り、
旗艦ユーリアラスに搭載されていた1門が爆発して砲術要員全員が死亡するという事故が起こったため、
その信頼性は急速に失われ、イギリスでは注文がキャンセルされ生産が打ち切られ過渡期の兵器として消えていった。
廃棄されたアームストロング砲は輸出禁止が解除され、南北戦争中のアメリカへ輸出され、南北戦争が終わると幕末の日本へ売却された。 BY wiki

( ^ω^)「長井産業で」

('A`)「俺
    包茎
    一門だけなら誤爆かもしれない。」

下らない冗談をかわしながら、二人は昼休みを終えた。

クーは自分の惚れた男がこんなことを言っているのに気付いているのだろうか。



227 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 15:40:51.54 ID:vCwaECSl0

川*゚ -゚)「…」

(*'A`)(早く帰ってergしてえな…)

眠気の襲う、第5,6限目。脱落者もちらほらと見えてきた。

ξ⊿)ξ「zzz」

( -ω-)「スー…スー…」

('、-*川「ウト…ウト…」

川*゚ -゚)(すごいな~みんな寝てるのにドクオは起きてる。やっぱ真面目なんだろうな~。好きな子とかいるのかな~)

(*'A`)(女教師もいいなぁ…フヒ)

ハハ;ロ -ロ)ハ「で、ここがwouldだから…(身の危険を感じる…)」

────キーンコーンカーン

(。^ω^)「ん~、よく寝たお~」

ξ;~⊿゚)ξ(不覚にも寝てしまった…黒板に書いてある暗号が読めない)

( ^ω^)「ドクオ~、今日は部活来るかお?」

('A`)「erg」

(*^ω^)「おk把握」



231 :勘違いのようです。>>228今折り返し地点です:2009/01/31(土) 15:47:11.44 ID:vCwaECSl0

────夜

川 - -)「…」

川;- -)「…」

川#゚ -゚)「だああああ!!眠れん!!!」

川# - )「気になって眠れんだろうがあああああああ!!!」

ノハ;゚⊿゚)「何事!!?」

川 ゚ -゚)そ「はっ!!いや、なんでもない」

騒ぎすぎて妹を起こしてしまったようだ。
彼女の代名詞でもある「冷静さ」を彼女からここまで失わせるとは、ドクオの存在は彼女の中では如何ほどなのか。

ノハ;゚⊿゚)「だ、大丈夫?」

川 ゚ -゚)「大丈夫だ、悪かった…ふう」

クーはため息をついた。
────そのころのドクオ

('A`)「…ふう」

彼もまた、ちがった意味で溜息をついていた。

('A`)「…虹とかただの絵だろjk」



233 :勘違いのようです。>>228今折り返し地点です:2009/01/31(土) 15:51:24.22 ID:vCwaECSl0

川*゚ -゚)(勉強とかしてるのかな…ふふ)

(*'A`)「『今日の三次画像スレ』っと」

彼女が現実に気づくのはいつだろうか…。

────翌日

川 ゚ -゚)「決めた!!告白する!!」

ξ;⊿;)ξ(;、;*川「帰ってきてー!!私たちのクー!!どこに行こうとしてるのー!!」

川;゚ -゚)「そ、そんな言い方はないだろう…。」

川 ゚ -゚)「それにもう決めたことだ。手紙も下駄箱に入れた。」

ξ;⊿;)ξ(;、;*川「古風すぎるよ~!!!時代は平成だよ~!!」

冷静沈着、有言実行、意志貫徹、この3つを柱に生きてきた彼女はもう先へ進むことしかできない。
さて手紙を見たドクオは一体どんな反応を示すのだろうか。

('A`)「ん?手紙?」

手紙「今日の放課後
       美府川の河原まで、『一人で』来い。
          いいか、必ず一人で、だ。
だれか連れてきたその暁には……だ。」

((( A )))「ガクガクブルブル」



236 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 15:55:43.72 ID:vCwaECSl0

────お昼ご飯

( ^ω^)「…」

((( A )))ガタガタガ(ry

( ^ω^)「どうしたお?」

(;'A`)「はっ…!いや、その、げ、げ、」

( ^ω^)「ゲゲゲのゲ~」

(#'A`)「真面目に聞けよ」

( メω^)「正直スマンカッタ」

(;'A`)「…で、実は下駄箱に、こんな手紙が…」

そう言ってブーンに手紙を見せる。

( ^ω^)「…ラブレターじゃないかお?ついにドクオも女かお…」

(;'A`)「違うに決まってんだろ!!どう見ても果たし状です。ほんとうに(ry」

( ^ω^)「しょうがないおね。一応ついてってやるお。」

(;'A`)「でも一人で来いって。そこだけどす黒い赤で何本もアンダーラインしてあるし。」

( ^ω^)「隠れながらついていくお。何か起きたら僕が警察にツーホーするお」



240 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 16:00:22.81 ID:vCwaECSl0

(;A;)「ありがとう、友よ!」

盛大な勘違いに盛大に涙を流すドクオ。当然その光景は…。

川#゚ -゚)(内藤のヤロー、ドクオ泣かしやがったな!!!!)

盛大な勘違いとしてクーに伝わった。
────キーンコーンカーン

ξ゚⊿゚)ξ「どうしても…行くのね」

(;、;*川「今からでも遅くないわ!クー、帰ってきて!!!」

川 ゚ -゚)「すまない、もう引き返せないんだ。じゃあ、行ってくる」

ξ゚⊿゚)ξ(;、;*川「うぅ…がんばってね」

川 ゚ -゚)「ああ、絶対成功させてくるさ。そして…私は伝説に!!」

感動の別れを終え、クーはいざ、河原へと向かった。自らの理想を手に入れるために…。

川;゚ -゚)「まずい、遅れる!!」

自分で呼んでおきながら、遅れてやってくるのでは印象が悪くなるだろう。
クーは河原へ急いだ。

川 ゚ -゚)「しかし…来てくれているだろうか…」

一つの不安が彼女の中に芽生える。河原が近くなるたびに、その芽は成長していく。
そして……。



244 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 16:05:04.63 ID:vCwaECSl0

('A`)

川 ゚ -゚)「ホッ」
不在という不安の芽は一気に枯れたが、同時に振られるという不安が一気に出てきた。

川;゚ -゚)ノシ「や、やあ」

(;'A`)「え、え、あれ・・・?素直さん???」

川;゚ -゚)「す、すまんな。その、突然呼び出して…」

(;'A`)「え、いや、その、、、まあ、はい」

(;'A`)(やっべー、よりにもよって喧嘩相手が素直さんとは…おれの学園生活オワタ\(^o^)/)

ドクオは過去に自分が何の過失をクーにしたのかを懸命に思いだしている。
対するクーはなんと言えばいいのかを必死に考えている。
つまり、気まずさが漂っている。ただし、違う意味で。

(;'A`)(どう〆るか考えているんだろうな…逃げたい…)

川;゚ -゚)(なかなか切り出せない…気まずすぎる…逃げたい…)

(;'A`)川;゚ -゚)(逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げ(ry )

切り出したのはクーだ。

川 ゚ -゚)、「あの、さ」



249 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 16:10:04.97 ID:vCwaECSl0

('A`)「はぃ…」

川 ゚ -゚)「つきあって…くれないかな…?」

('A`)

('A`)(ツキアウ?殴りあうじゃなくて?蹴り合うでもなくて?ん?剣で突き合うのか?
でも素直さん剣持ってないし…?ツキアウ、つきあう、…付き合う?ん?え?あれ、喧嘩は?待てよ、確かあの手紙…)

川;゚ -゚)「だ…ダメか?」

(;'A`)「えええええええっぇぇぇぇぇぇぇうぇっうぇww」

川;゚ -゚)そ「!!」

突然ドクオが奇声を発した。当然だろう。自分は黒いガムなのだから、こんな状況は紙とディスプレイでしか見たことがない。

(;'A`)「な、なんで俺なんかに…」

川 ゚ -゚)「好きだから」

('A`)「でも、おれ、地味だし。」

川 ゚ -゚)「地味な所も好きだ。」

('A`)「あうぅ」

川 ゚ -゚)「だ、駄目……か?」



253 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 16:15:04.83 ID:vCwaECSl0

('A`)「…」

(*'A`)「まあ、こんなおれでよければ…」

川*゚ -゚)「ほ、本当か!!本当なんだな!!よっしゃあー!」

素直クールらしくない、ハイテンションな喜びようを見て、ドクオも照れくさそうに笑った。
そして二人は夕日が赤く照らす河原を、仲良く歩いた。
数日後、ドクオの現実を知って、クーは少し驚くが、これはまた別の話。








( ;ω;)「女か、って、女かって聞いたら……違うって言ったじゃないですかお!」





ヾ(*'A`)川*゚ -゚)ノシ

--------Fin--------







259 :勘違いのようです。:2009/01/31(土) 16:21:02.28 ID:vCwaECSl0

以上!>>211>>213>>215>>216>>227>>231>>233>>236>>240>>244>>249>>253「勘違いのようです」でした。
お題は
>>142
幸せな家庭
>>143
そして伝説へ
>>144
「違うって言ったじゃないですか!」
>>145
股間のアームストロング
>>146
川 ゚ -゚)「地味な所も好きだ」

猿による長時間の占領ごめんなさい。初投稿なもんでいろいろ不慣れで、不備があったかもしれません。
できれば批評をくださいな。


[ 2009/01/31 18:36 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/1206-2b84c885