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ハッピーエンドには程遠いようです


576 :ハッピーエンドには程遠いようです:2009/01/30(金) 23:55:17.27 ID:ZAxHkVTPO

――四時限目の始まる予鈴。
二人だけの時間が終わり、またあのクラスへと戻る事になる。
学生には少し高い迷惑代をどう捻出するのか。
その解決策を考えながら、トイレを出ていつもの様に一緒に歩き出す。

( A )「……なぁ、ショボ」
(´・ω・`)「なあに?」
( A )「……いや、何でもない」

駄目だ。 こんなのは駄目なんだ。
そんな事をしたらアイツ等と同じ人間になってしまう。 でもどうしたら……
押し黙って歩き続けていると、葛藤に気が付いたのかショボが話し掛けてきた。

(´・ω・`)「ねぇ、迷惑代だけど、大丈夫? そんなにお小遣い貰ってないけどさ、少しなら……」

そう言って財布を取り出そうとするショボを見て、脳内に渦巻いてた汚い思考が吹き飛ぶ。

(;'∀`)「バーロー。 ダチに金をタカるかよ。 バイトの給料日も近いし、それで何とかするって」

虚勢を張って断ろうとしても、心配そうな目をして続けるショボ。

(´・ω・`)「そう? それなら良いんだけど」
(;'∀`)「それより自分の心配しろよ。 お前は優しすぎるんだよ」
(´・ω・`)「僕? 僕なら慣れてるから大丈夫だよ」
('A`)「鈍いのか、それとも頑丈なのか判らんね」
(*´・ω・`*)「ははは。 案外楽しんでるのかもよ?」
(;'A`)「うげっ。 Mの人かよ……俺はSだし、だから気が合ってるのかもな」



578 :ハッピーエンドには程遠いようです:2009/01/30(金) 23:56:49.16 ID:ZAxHkVTPO

くだらない冗談を飛ばし合い、教室棟へと続く渡り廊下まで来ると、出入口で談笑する男達。
それを避けようとすると、ショボの肩にぶつかる。
さっきまでの笑顔はなく、下を向いて何かを我慢する様に震えていた。

(,,゚Д゚)「よう! ショボクレ! また便所飯かゴルァ!」

回りの奴等もその言葉に下品な笑いをあげ、ぞろぞろと近寄ってくる。
手の届く範囲に来たら手を上げ、当たり前の様にへと降り下ろす。
バチンッ! ――ショボがうめき声を漏らしながら倒れた。
目の前で行われる暴力に対し、何もできずに固まってた俺へと目が向けられる。

(,,゚Д゚)「お前何なの? 人様のサンドバックを持ってくなよゴルァ」

取り囲まれ、威嚇する様な眼光に、ただ狼狽える。


(,,゚Д゚)「ゴルァ、こい! 食後の運動に付き合ってもらうぜゴルァ」
(´;ω;`)「あっ……ドクオ」

ショボのすがる様な目。 それが……俺の心にっ! 火を着けた!

(;'A`)「止めろ! その薄汚い手を離しやがれっ!」

言い放つと同時に上着を脱ぎ、それを投げつける。
相手の視界を塞ぎ、その隙に懐へと潜り込み、ズボンの裾をつかんで力一杯持ち上げた。
ろくに受け身も取れず不様に転んだところへ、蹴り蹴り蹴り蹴り蹴り――
数十発打ち込んで声も漏らさずに踞る相手の後頭部を踏みつけ、唖然としている残りへと咆哮を放つ。

(#゚A゚)「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!」



579 :ハッピーエンドには程遠いようです:2009/01/30(金) 23:58:14.64 ID:ZAxHkVTPO

――そこからはもう解らなかった。
世界が赤く染まり。 単純な暴力を感じ続けた。
後日、ショボから聞くには残りの奴等を殴り飛ばし、騒ぎを聞き付けてきた教師を殴り飛ばし、駆け
付けた警察官をも殴り飛ばし、事態を聞き付けてやってきたカーチャンが現れるまでの三時間を戦い
続けたらしい。
そして俺は、特別収容施設の面会室で、ショボと話をしていた。

(´・ω・`)「はい、お弁当。 作ってきたんだ。 看守さんに渡しておくから」
('A`)「ああ、ありがと」
(´・ω・`)「それと……はい、正露丸。 初めて作ったから、もしかして、ね」


  終わり







いただいたセリフお題「はい、正露丸」でした。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい



―――――以下補足レス―――――

580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 00:02:18.47 ID:HWpSjtVwO

えー・・・言い訳ですが、ドクオはサンドバック状態
ショボンは「これが僕の強さなんだよ」と悲しく微笑むし
作中のキャラ苛めを抜け出せず、バットエンドにしかならなかったので無理矢理やってみました('A`)
ホントごめんなさい


[ 2009/01/31 18:09 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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