FC2ブログ










( ^ω^)は狂った嫌煙家のようです


305 :( ^ω^)は狂った嫌煙家のようです。:2008/07/13(日) 22:30:13.07 ID:rpbS7srg0

男は胸ポケットに忍ばせておいた一本の●●●を口にくわえ、火をつけた。

すぅっと吐いた空へ上るように漂う白煙はやがて周囲の色に溶け合うようにその色を失っていった・・。

彼のその痩せ細った顔は満足げなものに至り、その行為に浸り続ける。

どういうわけか、僕はそんな彼を見ているのが好きだった。



体にも良くはない、社会的にもあまり認められるものではないと知っていたけど、
・・・不思議と彼のその光景を見ていると別にそんなことなど気にもかけなかった。


ある日、彼が入院したと聞いたときに、僕は自分でもビックリするほど狼狽した。

知り合いの伝で、なんとか彼の入院先を探り当てた僕はすぐさま彼の病室に向かった。

病室で僕の顔を見かけた時の彼の慌て方は今でも思い出せるほど滑稽なものだった・・。


しかし、僕は彼との話す場が学校の屋上から病院の屋上に変わっただけで、僕たちはこれまでとほぼ同様の時間を過ごした。

学校であったことをふざけ半分で話す僕と、●●●を咥えながら聞き入る彼の姿。

日常生活の中でのどんなくだらないことだって僕達の間じゃ、いくらでも話題のもとになった。



306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/13(日) 22:33:39.73 ID:rpbS7srg0




('A`)y-~~



ドクオ・・・


僕の最初で一番大好きだった親友。



307 :( ^ω^)は狂った嫌煙家のようです。:2008/07/13(日) 22:36:18.07 ID:rpbS7srg0

ガチャ・・


( ^ω^)「それじゃ、行って来ますお」

ζ(゚ー゚*ζ「いってらっしゃい。アナタ」


ダダダダダ・・


(,,゚Д゚)ノシ(*゚ー゚)ノシ「おとーさんいってらっしゃーいっ!!」


( ^ω^)ノシ「ギコもしぃもいい子にしてろおーー」


刺すと表現しても良いくらいに強い日差しに当てられながら、
僕こと内藤ホライゾンはただひたすらに続くコンクリートの道を歩き続けていた。


サンサン・・ジワワワ・・・・


(;;^ω^)「あっついお・・・・・これはもう駄目かもしれんね」



308 :( ^ω^)は狂った嫌煙家のようです。:2008/07/13(日) 22:40:10.05 ID:rpbS7srg0

十年前、ドクオは肺を患って死んだ。


●●●が原因というわけではないが僕はずっと罪悪感に包まれていた。

あの楽しく過ごしていった一瞬一瞬が彼の死の原因だとも知らずに、生きていたのかと考えると死にたくなった。

彼を助けるどころか死に至るその一瞬まで黙って見ている愚かな傍観者・・。


それが自分だった・・・。


僕はそれ以来、●●●に関わる全てとの関係を断ち、

友人、職場、家庭・・・その全てに●●●が入ることを避け、全く新しい環境を作った。

そんな日々が10年。


気がつけば・・

         僕はかつて親友が一番大好きだったものが・・・

                                     一番嫌いになっていた・・・・・。


[ 2008/07/14 13:34 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
たばこは百害あって一利なし
[ 2009/09/07 19:35 ] [ 編集 ]

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/119-5987b04a