FC2ブログ










( ´_ゝ`)あの夏おれは風になった


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:00:05.18 ID:o8qvO4Ko0

( ´_ゝ`)あの夏おれは風になった



( ´_ゝ`)「あの夏、おれは風になったんだ・・・」

( ゚∋゚)「あっそ。」

( ´_ゝ`)「・・・」

( ´_ゝ`)「ちゃんと聞いてくれよ。」

( ´_ゝ`)「木々に生い茂るたくさんの葉の隙間から、強い太陽の光が射し込んでいた。」

( ´_ゝ`)「そう・・・確かあれは、よく晴れた日の昼間のことだった。」



93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:02:00.25 ID:o8qvO4Ko0

-あの夏の昼-


( ´_ゝ`)「今日も暑いな。」

( "ゞ)「そうだな。」

( ´_ゝ`)「こう暑いと何もやる気がしない。」

( "ゞ)「そのとおりだ。」

( ´_ゝ`)「しかし、暑いこんな日だからこそ、逆にハードな運動でもしてみないか。」

( ´_ゝ`)「汗をかけば放熱作用で涼しくなるだろ?」

( "ゞ)「そうかな・・・」



94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:03:17.03 ID:o8qvO4Ko0

( ´_ゝ`)「あそこに一際太い、1本の大きな木がある。」

( "ゞ)「ああ。」

( ´_ゝ`)「そして、今おれ達のいる日陰を作っているこの木がある。」

( "ゞ)「ああ。」

( "ゞ)「あのでかい木までは、ここから50メートルってとこか。」

( ´_ゝ`)「まあ、そんなもんだな。」

( ´_ゝ`)「その間に、3本ほど中くらいの木が立ってるだろう。」

( ´_ゝ`)「この木から、あの3本の木をジグザグに走りぬけ、あの大きな木を2週回り、まっすぐこの木まで走ってくる。」

( ´_ゝ`)「この木までついたら、今度はこの木を4周回り、後は繰り返し。これを3回やる。」

( ´_ゝ`)「3回目に戻ってきて、先にこの木に触れた方が勝ちだ。」

( "ゞ)「だるいだろ、それは・・・」

( ´_ゝ`)「・・・」



97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:04:45.45 ID:o8qvO4Ko0

( ´_ゝ`)「・・・」

( "ゞ)「落ち込むなよ・・・」

( ´_ゝ`)「やろうよ・・・ね?」

( "ゞ)「わかったよ・・・やるよ。」

( ´_ゝ`)「競争だよ!どっちが先にこのミッションをクリアできるかのねっ!」

( "ゞ)「張り切りすぎだろ・・・」

( ´_ゝ`)「それじゃ行くよ!」

( ´_ゝ`)「よーい、スタァーッ!!!」



98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:05:46.21 ID:o8qvO4Ko0

そして二人は、かんかん照りの太陽の下、全力でこのミッションを完遂するべ(ry


( ´_ゝ`)「どらどらどらぁああ!!」

( "ゞ)「くそっ、速ぇな!あいつ!」

( ´_ゝ`)「もうゴールしちゃうよー!うひょひょひょーww」

最終周、( "ゞ)も、( ´_ゝ`)に体3つ分くらい遅れ、大きな木の回りを回り終えた。

( "ゞ)「ハァ、ハァ、こうなったら本気を出すしかねぇようだな。」

( "ゞ)「ダァッーーー!!!」


この瞬間、( "ゞ)の体は音速を超えた。
( ´_ゝ`)を横から追い越し、一直線にゴールの木に向かっていった。


ドガバキバキーッ!!!!


二人が最初にいた、スタート地点でありゴール地点でもある木は、
( "ゞ)のタッチによってものすごい音を立てて折れ曲がり、無残な姿になった。



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:06:43.40 ID:o8qvO4Ko0

( ´_ゝ`)「ちょ、どういうこと・・・」

( "ゞ)に遅れ、( ´_ゝ`)もゴールの無残な姿になった木の前に着いた。

( "ゞ)「ハァ、おれに本気を出させるとは、お前、なかなかやるな。」

( ´_ゝ`)「・・・」

( ´_ゝ`)「認めん、私が貴様に負けるなど認めん、認めんぞーッ!」

( ´_ゝ`)「もう一回・・・、もう一回だぁーッ!!」

( ´_ゝ`)「ここに似たようなとこ探しにいくぞ!」



102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:08:34.29 ID:o8qvO4Ko0

-似たようなとこに着いた。-


( ´_ゝ`)「ルールはさっきと同じだ。分かってるな?」

( "ゞ)「ああ。」

( ´_ゝ`)「ハンデ頂戴。」

( "ゞ)「じゃあ、お前がスタートし・・」

( ´_ゝ`)「うるせぇ!ハンデなんかいらねえよ!」

( "ゞ)「お前がハンデいるって言ったんじゃ・・・」

( ´_ゝ`)「次はおれも本気を出す。」


そう言うと、( ´_ゝ`)は両足についている重りをはずした。
どすっ、どすっ。



103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:09:42.86 ID:o8qvO4Ko0

( ´_ゝ`)「両方合わせて150kgある。」

( "ゞ)「お前なんでそんなもんつけてんだよ・・・」

( ´_ゝ`)「さあ!勝負だ!」

( ´_ゝ`)「よーい、スタァーッ!!!」


( "ゞ)「ダァッーーー!!!」

( "ゞ)「始めから本気で行かせてもらうぞ!」


( ´_ゝ`)「グガァッーーーー!!!」


( "ゞ)(何!?その形態は!?)





104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:10:19.26 ID:o8qvO4Ko0





( ´_ゝ`)「そしておれは風になったのさ・・・」

( ゚∋゚)「なにそれ・・・」







           完


[ 2009/01/17 19:46 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/1110-e3876efc