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( ^ω^)無題


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/11(金) 04:00:19.58 ID:NaUobpm2O

(;^ω^)「見つからないお…」

ここは深夜の公園。
公園の薄明かりの下、小太りの少年が、深刻な面持ちで何かを探していた。

彼はこんな時間に、いったいなにを探しているのだろうか。

こんな時間まで探しているのだ。よほど大事なものを探しているに違いない。

(;^ω^)「ブーンのマジカルミミたんのレアカード、いったいどこに落としてしまったんだお…」

…。

彼、ブーンにとっては大事なものなのだろう…。

ブーンはしばらく探し続けるが、カードは一向に見つからない。

ブーンは落胆した様子で、ブランコに腰かけた。

( ´ω`)「はぁ…。ミミたん…。」

彼の落ち込み様はすさまじく、彼の周りの暗闇は、よりいっそう濃く感じられた。

そんな失意の渦に飲まれた彼の視界に、なにかが入り込んできた。



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/11(金) 04:03:44.45 ID:NaUobpm2O

( ^ω^)「お?なんだお?犬…?」

そう、彼の視界に入り込んできたのは子犬だった。

子犬は警戒心を抱く様子もなく、ブーンのもとに駆け寄ってきた。

(;^ω^)「な、なんだおー?食べ物はブラックサンダーしか持ってないしあげられないおー…って、うん?」

ブーンは子犬がなにかをくわえているのに気が付いた。

(;^ω^)「き、貴殿がくわえていらっしゃるのはもしや…」

子犬がくわえていたもの。
それはまさしくブーンの探し求めていたもの。

(;^ω^)「ミミたんっ!!」

ブーンは叫んだと同時に子犬に駆け寄り、子犬を抱きかかえた。

(;^ω^)「ふひっふひひー!ありがとワンちゃんだおー!」

子犬はブーンに抱きかかえられ、嬉しそうに尻尾を振っていた。

(*^ω^)「それじゃあさっそくワンちゃんがくわえているブーンのお嫁さんを返してねーって…?え…?」



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/11(金) 04:09:11.91 ID:NaUobpm2O

子犬はブーンにカードを返した。



よだれというおまけもつけて。



( ;ω;)「おーん。おーん。ベトベトのふにゃふにゃだお…。ミミたんが汚されてしまったお…。」

ブーンは妙な声をあげて泣いてしまった。

ブーンの泣いている姿を見てなのか、子犬もくぅんとせつなげな声をだした。

( ´ω`)「おまえは悪くないおー。落としたブーンが悪いんだお。だから気にするなお。むしろ見つけてくれてありがとうだおー。」

そう言いながら、ブーンは子犬の頭を撫でてあげた。
子犬は気持よさそうに目を細めた。



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/11(金) 04:13:47.00 ID:NaUobpm2O

( ^ω^)「お前は一人なのかお?」

その問いに子犬はくぅんと一鳴きする。

見たところ、首輪もついていないようで、からだも少し汚れているようだ。どうやら野良犬らしい。

( ^ω^)「これもなにかの縁だお。うちに来るかお?」

子犬は知ってか知らずか、元気に、わん、と答えた。
(*^ω^)「決まりだお!今日からお前はブーンの家族だお!」

ブーンはそれを肯定と捉え、嬉しそうに子犬の頭を撫でた。

(*^ω^)「ミミたんとはお別れしてしまったけど、お前と出会えたお!今日からよろしくだお!」


こうしてブーンは、この一夜で、辛い別れと、新しい家族との出会いを果たしたのでした。



( ^ω^)「お前はオスなのかおー?ちょっとかくにんするおー。」


(;^ω^)「…」


(*^ω^)「これは失礼しました。」


(*^ω^)「お前の名前はミミたんで決まりだお!」


[ 2008/07/11 18:48 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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