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( ^ω^)ブーンたちは地を進む戦車のようです


605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 15:31:28.84 ID:HIrvenGv0








( ^ω^)ブーンたちは地を進む戦車のようです













606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 15:33:39.61 ID:HIrvenGv0

( ^ω^)「おっおー」

 今日もブーンは進む。
 地平線までの荒野を、戦場へ向けて、仲間と。

('A`)「こんどの敵は飛行隊だってよ」

( ^ω^)「マジかお、今度こそ終わったおね」

(´・ω・`)「まずここまで生き残れたこと自体が奇跡だよ」

川 ゚ -゚)「だからといって、諦めるの性に合わないがね」

 並んで進むのは、ドクオ、ショボン、クーの三人。
 VIP軍が敵地に放った第二先遣隊のメンバーだ。



607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 15:35:06.64 ID:HIrvenGv0

( ^ω^)「運転手さんも緊張してるみたいだお、なんかブルブルしてるお」

('A`)「軍人なのに、だっせーな」

(´・ω・`)「僕たちの中にいるのに、攻撃に直接晒される身にもなってよって感じだね」

川 ゚ -゚)「まぁ、私たちの体が優れすぎている、というのもあるが」

 ブーンたちの頭頂部には、旋回砲塔と、威圧感を放つ長い砲身。
 全身は金属の合板で覆われており、生半可な攻撃では傷ひとつつかない。
 足は前後の車輪を連動させるキャタピラによって安定している。

 第二先遣隊の四台は、全て同じ格好をしていた。



609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 15:37:30.24 ID:HIrvenGv0

( ^ω^)「戦場までは、あとどれくらいなんだお?」

('A`)「さぁなぁ、軍人さんたちが知ることですから」

(´・ω・`)「僕たちには何にもおりてこないよね」

川 ゚ -゚)「ま、だからこその信頼性だろう?」

 違いない。
 そう言って、全員が笑う。
 戦場が、死に場所が近いというのに、皆朗らかだ。



610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 15:39:40.89 ID:HIrvenGv0

( ^ω^)「今日まで色々あったおねー」

('A`)「ああ、死線も幾度と無く潜り抜けてきた」

(´・ω・`)「今回も、そのひとつだと思いたいよ」

川 ゚ -゚)「! ……どうやらそうはいかないみたいだ」

 クーのが捉えたのは、地平線から飛来する、敵機。

( ^ω^)「飛行隊かお……」

('A`)「ちっ、数は二十ってとこか?」

(´・ω・`)「うん。二十四だね」

川 ゚ -゚)「どうやら気づかれてるようだな」

 ブーンたちは、時代遅れの戦車が四台の部隊。
 敵は、空を駆ける最新鋭戦闘機が二十四機の部隊。
 物量差は、圧倒的だ。



613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 15:41:34.29 ID:HIrvenGv0

('A`)「いくかい?」

( ^ω^)「お、当たり前だお」

(´・ω・`)「射角調整……射程まであと三十秒」

川 ゚ -゚)「さぁ、仕事だ」

( ^ω^)「おっ! やったるお!!」

 今日もブーンたちは地を進む。
 果て無き地面を踏みしめ、人間のエゴに振り回されるように。



( ^ω^)ブーンたちは地を進む戦車のようです


           ――fin.


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[ 2009/01/12 16:02 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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