※百合注意
177 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:53:20.44 ID:exUehtXC0
ζ(゚ー゚*ζ「………」
ζ(×ー×*ζ「ゲホッゲホッ……オゥエ、ガハッ……」
ζ(゚─゚*ζ「風邪ひいた……ズズッ」
ζ(>ー<*ζチーン
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです
178 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:54:06.95 ID:exUehtXC0
ζ(゚─゚*ζ「どーしよ。何もしたくない。レポートの期限近いのに……」
私ことデレは、現在風邪をひいて寝込んでいます。
それも結構重症です。先ほど熱を計ったら38度9分でした。
今日も本当は友達のクーちゃんと遊びに行く予定だったのに、それも行けませんでした。
凄く楽しみにしてたのに……ファック。
それにしても、本当にどうしよう。
風邪には栄養がある物って言うけど、正直食欲が無くてこの3日はウィダーインゼリーとポカリしか胃に入れていません。
ζ(゚ー゚*ζ「なんか、温かい物が食べたいよ」
とわ言え、寂しい独り身女の一人暮らし。食べたければ作るしかないのです。
しかし、正直料理を作る気力なんてのは何処からも沸いてきません。
そんな時でした。
ピンポーン。
ζ(゚─゚*ζ「うー、誰よこんな時に」
通販も頼んでないし、この部屋にはTVは無い事になっているので、今私の部屋を訪ねるのは大方セールスの方か新聞屋さんなので。
正直、居留守を決め込もうかとも思いましたが、それもどうかな、と思いカメラ付きのインターホンに出ました。
ζ(゚ー゚*ζ「どちら様ですかーゲホッ」
川 ゚ -゚)「私だ。どうやら、結構酷いみたいだな」
ζ(゚ー゚*ζ「クーちゃん! どうしたの?」
179 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:54:48.45 ID:exUehtXC0
なんと、画面の向こうに居たのはクーちゃんでした。居留守しなくてよかった。
川 ゚ -゚)「どうしたもこうしたも無いだろう。君が風邪をひいてるって言うから見舞いに来たんじゃないか」
ζ(゚ー゚*ζ「わー! ありがとう!」
川 ゚ -゚)「うん。有難いのは分かったから早く鍵を開けてくれないか。結構寒いんだよ」
今は一月。外は寒いに決まっています。
私は直ぐに鍵を開けました。
川 ゚ -゚)「いやー、寒い寒い。流石冬だな。外は雪だよ」
そういいながら、クーちゃんは大きなファーの付いた上着についた雪を玄関で落としました。
少し前に買ったヤツで「バズリクソンズだぞ! あの会社がミルスペックに無いブラックを出したんだぞ!」と凄く興奮しながら教えてくれた一品でした。
だけど、正直私は何を言っているのかサッパリでした。ミルスペックって、何?
そこで気づいたのですが、クーちゃんは手に近所のスーパーの袋を持っていました。
ζ(゚ー゚*ζ「あれ? その袋ってVIPスーパーのヤツだよね? 買い物?」
川 ゚ -゚)「買い物というか、手ぶらで見舞いもどうかと思ってな。いろいろと買って来たんだ黄桃とか」
ζ(゚ー゚*ζ「わー! ありがと!」
川 ゚ -゚)「なに、大したものは買ってないよ。黄桃とかだし。それに……」
クーちゃんは、私の部屋を見渡したあと、少し顔をしかめて言いました。
川 ゚ -゚)「この体たらくの君の事だからな。どうせまともな物は食べてないんだろう? 何か作るよ。黄桃とか」
180 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:55:37.61 ID:exUehtXC0
ζ(゚ー゚*ζ「確かにウィダーとポカリだけだけど! 部屋もちょっと散らかってるけど! 体たらくは酷いんじゃないかな!」
川 ゚ -゚)「はいはい。分かったから病人は寝てなさい。キッチン借りるぞ」
なんだか、適当にいなされた気がします。
だけど、お見舞いに来てくれたのは凄く嬉しかったし、病人なのは本当なので大人しくベッドに戻りました。
クーちゃんはキッチンで料理をしていて、たまに「何か嫌いな食べ物とか、アレルギーなんかあるか?」なんてきいてきます。
そして、30分ほどでクーちゃんが作ってくれたのは、お雑炊でした。あと黄桃。
川 ゚ -゚)「鶏雑炊だ。あと黄桃。しかし、冷蔵庫の中にビールとポカリとウィダーとカロリーメイトしかなかったぞ? いったいどんな生活してるんだ君は」
ζ(゚ー゚*ζ「うー」
お料理はあまり得意ではないので、しょうがないと思います。
VIPスーパーのお惣菜は安くて美味しいし。
むくれた私をよそに、クーちゃんは「バスペールなんてどこから買って来るんだ?」とか「大学で君の噂をしている男子を招待してやりたいよ」なんて言っています。
少し酷いと思ったけど、お雑炊を作って貰った手前反論できませんでした。
そうそうお雑炊です。せっかく作ってもらったので、食べる事にします。
ζ(゚ー゚*ζ「ほっといてよねー。とりあえず、いただきまーす」
ζ(>ー<*ζ「はちゃ!」
出来立てのお雑炊はとても熱々で、むしろ熱すぎるくらいで舌を火傷しそうなくらいでした。
川 ゚ -゚)「ああ、そういえば君は猫舌なんだったな。どれ、すこし冷ましてやろう」
182 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:56:34.50 ID:exUehtXC0
「口をあけておくんだ」と言って、クーちゃんはレンゲでお雑炊を掬って一口。
……自分で食べました。
そして
チュー川 ゚ -゚)ζ(>ー<*ζニャー
私の口に口を押し付けて、お雑炊を私の口の中に押し込んできました。
所謂、口移しというヤツです。
ζ(゚ー゚*ζ「び、びっくりするよ!」
川 ゚ -゚)「いや、フーフーするのが面倒だった。こっちの方が早いだろうと思って」
びっくりしている私をよそに、クーちゃんは本当にクールです。
そして、もう一口口に含みました。
ζ(゚ー゚*ζ「じ、自分で食べられるって!」
川 ゚ -゚)「いいひゃら、はひゃふふひほはへるんは(意:いいから、早く口をあけるんだ)」
結局、全部口移しで食べさせてもらってしまいました。
お雑炊も、ポカリも。あと黄桃。
ζ(゚ー゚*ζ「ごちそうさま……なんか、美味しいのかどうかわかんなかった……」
川 ゚ -゚)「お粗末様。所で、君、結構臭かったぞ」
ζ(゚ー゚*ζ「え゛?」
183 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:57:07.27 ID:exUehtXC0
た、たしかにシャワー浴びて無いからちょ~っと汗臭いかもしれないけど。
露骨に「臭い」なんていうのは酷いと思います。
川 ゚ -゚)「どうせ風呂もサボってるんだろう? どれ、体を拭いてやるよ」
そう言ってクーちゃんは、洗面所に行ってお湯で濡らしたタオルを持ってきました。
川 ゚ -゚)「ほら、早くパジャマを脱ぐんだ」
ζ(゚ー゚*ζ「は、恥ずかしいよ……」
川 ゚ -゚)「女同士だろ? 気にする事は無い。なんなら脱がせてやろうか?」
ζ(゚ー゚*ζ「脱ぎます!」
なにやらクーちゃんの目に危険な光が宿った気がしたので、率先して脱ぐ事にしました。
お気に入りのパジャマの上とズボンを脱いで、ショーツだけになります。
川 ゚ ー゚)「ほうほう。ピンクのリボンが付いた白のショーツか。なかなか可愛いじゃないか」
ζ(゚ー゚*ζ「は、恥ずかしい事言ってないで早く拭いてよ~」
川 ゚ ー゚)「はいはい。分かったよ」
クーちゃんは、体中を優しく拭いてくれました
途中で、「やっぱりデレは胸大きいよな」なんて言われたり、太ももとかを拭く時なにやら手つきがヤラしかったのは気にしない事にします。
そして
184 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:58:02.73 ID:exUehtXC0
川 ゚ -゚)「ほら、腕を上げて」
ヽζ(゚ー゚*ζ「はーい」
…川 ゚ -゚)ヽζ(゚ー゚*ζ……
ペロッ川 ゚ -゚)ヽζ(゚ー゚*ζッ!
ζ(゚ー゚*ζ「な、なんで脇舐めるの! き、汚いよ!」
川 ゚ ー゚)「ふふ……デレのなら、汚くなんか無いよ。それに、本当はもっと別なトコロも舐めてあげたい」
クーちゃんは、舌なめずりしながら言いました。そして。
川 - )「デレ、私はもう我慢できない」
そう言ったクーちゃんは、私に覆いかぶさって、私にキスしました。
私は抵抗したけれど、風邪を引いてるせいであまり力が出なくて。
その隙に、クーちゃんは私の体のいろんなトコロを舐めたり指で弄ったりしました。
乳房とか、乳首とか、耳とか、へそとか、ふとももとか、アソコとか。あと黄桃とか。
いつの間にかクーちゃんも服を脱いでいて、私にクーちゃんのいろんな所を舐めさせました。
乳房とか、乳首とか、耳とか、へそとか、ふとももとか、アソコとか。あと黄桃とか。
結局、私もソレが凄くヨクて。
クーちゃんのすることを全部受け止めて、されるがままでした。
そして、気づけば朝を迎えていたのです。
ζ(゚ー゚*ζ「ハァ……ハァ……クーちゃぁん」
川 ゚ ー゚)「デレ……可愛かったよ……」
186 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 00:58:37.33 ID:exUehtXC0
あんな事をした後なのに、クーちゃんはやっぱりクールでした。それがクーちゃんです。
だけど。
ζ(゚ー゚*ζ「…でも、拭いてもらったのにまた汗かいちゃった」
川 ゚ ー゚)「いいじゃないか。風邪の時は汗をかくといいって言うし」
クーちゃんはクスクスと笑っています。
そして。
私に、キスしてくれました。
唇が触れ合うだけの、優くて柔らかいキス。
そのあと、私をぎゅっと抱きしめてくれました。
なんだか、私は凄く幸せでした。
おわり
191 :
川 ゚ -゚)がζ(゚ー゚*ζをねっちょりと看病するようです:2009/01/10(土) 01:02:25.79 ID:exUehtXC0
おまけ
ζ(゚ー゚*ζ「クーちゃん! お見舞いに黄桃とか買ってきたよ!」
川 ×-×)「ゲホッゲホッ……オゥエ、ガハッ……」
翌々日! そこには見事に完治した私と私に風邪を移されたクーちゃんの姿が!
本当におわり。
お題:
口移し
激しい夜
友達の看病