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( ^ω^)無題


263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:35:19.13 ID:uNgJOVbl0




「ネバダカラキマシタ!!」






265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:36:16.85 ID:uNgJOVbl0

 まさに今、意識が覚醒した。
徐々に体の底から浮き上がってくる僕と言う自我。

 聞いているとこちらまで気分が良くなるような、やけに機嫌の良い声が耳に入ってきた。
 瞳を開く、瞬時に眩しさのあまり目を細めた。

 どういうことだろうか。まったくもってどういうことだろうか。
理解できない。今の僕じゃなくても理解できない。
きっと過去でも未来でも、僕が僕である限り理解できない。

「ネ、バ、ダ、カラ! キマシター!」

 ここまでの文章を読んだ君。 理解できないだろう?
当たり前だ、情景描写をしていないのだから。
ちょっと待ってろ、今からしてやる。 と、同時に僕が情景を理解するため部屋内を見渡す。

「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャー!!」

 声が上から降ってくること。
尻の下に冷たく硬い感覚を感じたこと。
自分の視点が、正面を向くと目の前の人間たちの腰辺りまでの高さまでしかないこと。

 等多数あるが、脳から与えられた情報を細かく詳しく文章にしてしまうとキリがないのでこれ位で打ち切ってしまおう。
つまり、上記三つぐらいの情報で僕が今現在座り込んでいる状態だと判断した。

 立ち上がろうとするが、動けない。
どうやら体を僕の力程度では引き千切れない物で押さえつけているらしい。
手首や足首に細く食い込む感触は縄だろうか。 間違いない。



268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:36:58.68 ID:uNgJOVbl0

「ネバダカラー! キマーシター!!」

 次に、目の前の五人の人間。
体勢は、下半身の付属品である、硬くいきり立った夜の暴君上手い棒を隠すかのような中腰。
両手は伸ばして、腰骨の位置辺りでふらふらと振る。 そして片足ずつ浮かして体を左右に揺らすのだ。

 全員が厳しい訓練の末、合格したかのようにタイミングがピタリと揃っている。
表情はかなりの笑顔で、やたらと上機嫌な声で。

 眠りから覚めたらいきなりこの状態だ。
何がなんだかわからない。

( ^ω^)(落ち着けお。 落ち着けお。 僕)

 おかしいぞ、おかしい。
なんだこの状況。 誰だって混乱する。 みんないい笑顔。

从 ゚∀从「ネバー! ダー!」

川 ゚ ∀゚)「ネバダー!」

('∀`)「カラー!」

( ^ω^)「キマシーター!」

( ∵)

 目の前の五人から発せられる愉快そうな声。
見たところ、顔も笑っているようで、どうやら僕の事をバカにしているらしい。



270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:38:00.51 ID:uNgJOVbl0

 あ、

( ∵)

 一人笑ってないや。


( ^ω^)(えぇー……明らかに乗り切れてない……)

 でも体だけはしっかりと左右に揺れ動いているのでそうでもないのか?

( ^ω^)「あれ……?」

从 ゚∀从「バーダ!」

( ^ω^)「僕が……もう一人?」

川 ゚ ∀゚)「バババーダ!」

( ^ω^)「あ、僕西川です」

( ^ω^)「そうかお、すいませんお」

('∀`)「イヤッホホホイ」

( ∵)

( ^ω^)(しっかし、なんだおコレは)



271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:39:42.21 ID:uNgJOVbl0

 僕の知りうる全ての事象の中で、一番現在の状況に近い言葉はなんだろうか。
この場を表すなら「混沌」が一番正しいのだろうけれど、状況だ。

 目が覚めたら見知らぬ部屋。
見知らぬ人々。 真っ白な部屋。
もしかしたらこれは――、

( ^ω^)「『監禁』……、かお?」

从 ゚∀从 ピタッ

川 ゚ ∀゚) ピタッ

('∀`) ピタッ

( ^ω^) ピタッ

( ∵)

 言葉にした瞬間、目の前の人間たちが動きを止めた。
そして僕の事を十つの眼でじっと見る。
こげ茶色に日焼けした肌が、健康的な人々だな、との感想を僕は抱いた。

 五人全員が着ている白Tシャツに青いジーパン。
胸が膨らんでいる様子を見ると、内二人がどうやら女性のようだ。
まっすぐ直毛の黒髪の女性と、外にはねた癖っ毛の赤毛の女性。どちらもなかなか美人である。



273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:42:11.67 ID:uNgJOVbl0

 で、その五人は、僕の監禁されたのかもしれないね、発言の後動きを止めて、輪になった。
両手を広げて、まるで甲子園を夢見て高校に入学し、高校三年生になりやっとのことで地区予選決勝まで上り詰めた。
さぁ、これに勝てばいよいよ甲子園みたいな輪だ。 正直寒い。

( ^ω^)(お)

('A`)「ネバダ、オバマ」

( ^ω^)「お?」

从 ゚∀从 クチャクチャ

('∀`) クチャクチャ

川 ゚ ∀゚) クチャクチャ

( ^ω^) クチャクチャ

( ∵) カサッカサッ

( ^ω^)「おぉ……」

 なんだろう、この状況。
 縛り付けられてる僕。 時々四人の口内に見えるガム。 なんで一人銀紙食べてるんだ汚いな。
そして、それらを音を立てて噛みながら、徐々に口を僕の耳に近づけて、吐息が当たるほど近くなると高速で腰と地面を垂直に。

 ああ、鬱陶しい。



274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:42:39.09 ID:uNgJOVbl0

('A`)「クー、愛してるよ」

( ∵) カサッカサッ

 不健康そうな顔の男が、愛の告白にもかかわらず何故か笑みを遥か遠くへと葬り去って、
能面のような、美しい黒髪を持つ、銀紙を食んでいる女性に話しかけた。

( ^ω^)(これが愛の誕生だお)

( ^ω^) ペッ

( ^ω^)「お?」

从 ゚∀从 ペッ 

( ^ω^)「おお?」

川 ゚ ∀゚) ペッ

( ^ω^)「おおお?」

('∀`) ペッ

( ^ω^)「おおおお?」

( ∵) ベチョ

( ^ω^)「……」

 僕に口内の物を吐きかけて、五人とも三輪さーんと叫んで何処かへ走っていった。



275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:42:59.35 ID:uNgJOVbl0

 僕は三日後に餓死して死んだ。



 このお話はノンフィクションです。







276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/07(水) 00:43:43.30 ID:uNgJOVbl0

お題
ほのぼの監禁
('A`)「クー愛してるよ」
ネバダカラキマシタ
ノンフィクション
三輪さん
クチャクチャ戦隊ガムレンジャー
もっと普段は面白いで
違うねん、僕ギャグ苦手やねん

でした


[ 2009/01/07 20:47 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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